プリプリ王者・瑞希がシングルトーナメント『東京プリンセスカップ』優勝を宣言!「プリンセス・オブ・プリンセスがプリンセスカップを優勝したら、姫」

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 東京女子プロレスが7月17日、都内で真夏のシングルトーナメント『第12回東京プリンセスカップ』の組み合わせ抽選会を開催し、プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希が優勝を宣言した。

 同トーナメントには全16選手が参加し、7・27新宿FACE、8・3アクトシティ浜松で1回戦、8・9品川ザ・グランドホールで準々決勝、8・17エディオンアリーナ大阪第2競技場で準決勝、8・23後楽園で決勝戦を実施。準々決勝後に準決勝の組み合わせ抽選を行う。

 抽選会は1~16までの数字が記載された紙が入った封筒を、1月からの誕生日順に引いていき、1回戦の組み合わせを決した。

 プリプリ王者の瑞希は1回戦(7・27新宿)で昨年の準優勝者・愛野ユキと対戦。突破すれば、準々決勝で中島翔子vs辰巳リカの勝者と当たることになり、強豪揃いのブロックでの出陣となった。瑞希は7・21大田区総合体育館では荒井優希との防衛戦を控えている。


 瑞希は「まず大田区まだなんですよ。私は必ずベルトを持ってこのトーナメントに挑みたいと思ってて。なんでかって言ったら、私、プリンセス・オブ・プリンセスなんですよ。これプリンセスカップじゃないですか。これはプリンセス・オブ・プリンセスがプリンセスカップを優勝したら、とんでもないと思うですよ。もう、ただの姫! だから、絶対に優勝したいと思っていたんですけど、このメンバーを見て、グッと固まりました。もう絶対に優勝したいです! このブロックを勝ち上がったら、苦しいのは分かっているけど…。戦いたい相手がここにたくさんいるから、私はちょっとみんなと戦えるように勝ち上がります」と5年ぶりの優勝をキッパリ口にした。

 1回戦で対戦する愛野は「“最初からクライマックスだぜ”ということで、こんな山ね、がぜん盛り上がっております。めちゃくちゃに燃えてきた。さすがにメンバーがヤバすぎると思うので、まず私はチャンピオンとの初戦に全集中でいきたいと思います。なんですけど、大田区があるんで、そのときにベルトを持っているのか分かんないんですけど、私はチャンピオンベルトを持った瑞希と戦いたい。そして、もっと大きな舞台でも戦いたい。だから、優勝します。プリンセスとか姫とか言ってたけど、夏のプリンセスは私です!」と対抗心をメラメラと燃やした。

 同じブロックとなった中島は「この山、勝てるの私しかいないでしょ。私も今、米国のMLWの女子のシングルのチャンピオンなんです。つまり、このブロックには東京女子のシングルのチャンピオンと、MLWの女子のチャンピオンと、チャンピオンが2人いるわけです。しかも、私はプリンセスタッグのベルトも巻いてます。私はシングルのベルトを巻いているうちに、同じくシングルのベルトを巻いている瑞希と試合がしたいなと思ってました。このブロックで当たってもいいし、私は優勝する気満々なので、その先で当たっても楽しいんじゃないかと思います。その前に初戦はリカなので、ドラゴンもまたいで通る“ドラマタの大怪獣”になってやろうと思います」と力を込めた。

 中島と1回戦(8・2浜松)で激突する辰巳は「私は最近、夏が四季のなかで一番好きだなって自覚をしたんですよ。楽しみが夏フェスとかサマプリとか、このトーナメントも含め楽しみがいっぱいだから好きだったのに、なんかいきなり険しすぎる山が出てきてしまって。あと山下実優とかいう変な人に目を付けられて嫌いになりそうです。初戦は翔子ということで、何かと因縁がある相手だし、去年の年末にファンの人の抽選で決まったシングルでドローだったんですよね。そこから私はモヤついていたので、ここで完全決着つけたいと思ってます。もちろん勝利して、初テッペンを目指したいと思います。そして反対側には愛しのみずぴょんがいるんですが、テッペンを獲った先で、チャンピオンのみずぴょんとシングルがしたいと思っているので、今回はユキとシングルしたいなと思って。全然やってないし。だからユキに頑張ってほしいと思っちゃってます」と初制覇を期した。

 また、3月いっぱいで名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48を卒業し、4月からプロレスに専念している荒井優希は1回戦(8・2浜松)で、一昨年の準優勝者・上福ゆきとの対戦が決定した。荒井は一昨年、昨年とベスト4まで食い込んだが、決勝に進出したことはまだない。


 荒井は「私はデビューしてから、毎年このトーナメントに出場させていただいているんですけど…。少しずつ一歩ずつ上に進んできた、そんな自分の成長を結果として残せた、自分を強くしてくれたトーナメントだと思ってます。今年はアイドルを卒業して、プロレスラー一本になって初めてのトーナメントになります。初戦から上福さんということで、とっても読めなくて手強い相手なんですけど、ありがたいことに戦いたいと言ってくれる選手もいますので、そんな戦いたいと思ってくれる気持ちを、今年の“最強の荒井優希”が簡単に超えていきたい。頑張ります!」と気合を入れた。

 対戦する上福は「“ちゃん荒井”はどんどんすごくプロレスでたくましい、強い人になっていって。アイドルからプロレス一本になって、もうすぐ瑞希さんのベルトにも挑戦するし、めちゃめちゃ頑張ってて。一方、私は最近フワッと好きなアジアの国を回ってみたりとか、楽しげな試合をしたりとか…。アジアのベルトを落として、ちょっとやべえなと思うんですけど、最近ヒューストンに行ったら、床に転がってるライフスタイルを楽しんでいる路上の人たちが結構いて。虫にも動じないし、暑さも気にしないし、こういう人が最強なんじゃねぇって。私は東京女子を明日クビになっても、今日クビになっても別にワンチャン生きていける。だから無敵な人が一番怖いんだよというのを見せたいし…。2人(鈴芽、上原わかな)は、特に鈴芽は荒井ちゃんと試合がしたい、上原も目立ちたがり屋なので、話題になる荒井ちゃんときっと試合がしたい。だけど私は意地悪なのでさせません。さようなら」と上福節で荒井戦での勝利を誓った。

 荒井と同じブロックになった、インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽は1回戦(7・27新宿)で上原と激突する。鈴芽は「わかなとちょうど米国遠征で、最近シングルしてないねと話していたところだったので、まさかここで当たることになるとは。久しぶりのシングルだし、『ねくじぇね(トーナメント)』の勢いはずっとすごいなと思っていて。さらに予選を突破してきたということで、その勢いも実力も侮れないなと思ってます。そして反対側には、かみーゆ(上福)さんとも、しばらくシングルは戦えてないのでもちろん戦いんですけど…。去年の夏、私は荒井優希に敗れてベスト4に入れなかったから、今年は優希ちゃんに勝った上でベスト4、それ以上を狙っていきたいと思います。熱い夏にします!」と語った。

 鈴芽と1回戦で対戦する上原は「先ほども、鈴芽さんがおっしゃっていたんですけど、ついこの間のテキサスツアーのダラスで、私は鈴芽さんから直接3カウントを獲られてしまったので、難しいなというところもあると思うんですけど…。逆にこの経験を生かして、プリンセスカップで今回は私が勝ちたいなと思います。そして、もし初戦を突破できたら、待っているのは前回私がこのプリンセスカップで敗退してしまった荒井さん、そしてOber Eatsでタッグを組んでいる上福さん。どちらが上がってくるか分からないですが、私はどちらとも戦いたい選手だなと思っていたので、絶対に初戦は突破して、私が勝ち進みます」と話した。

☆トーナメント組み合わせ及び、その他のエントリー選手のコメント


▼シングルマッチ 1回戦(7・27新宿)
(1)
らく 
vs 
渡辺未詩

らく「未詩ちゃん? 新宿FACEでは、一番楽しかった試合があるんですよ。それが未詩ちゃんと私と猫はるなの3WAY。私が勝ちました。だから勝てる気がしてます。頑張ります」

渡辺「本当にらくちゃんですか? らくちゃんとのシングルマッチは、たぶん5年ぐらいぶりになりそう。イヤかも。(らくが頭の上で三角のポーズを作っているのを見て)たぶんこれはカラーコーンを表してると思うんですけど、とっても怖いです! 私も今年の初めに急に試合が真っ黄色になって、とっても怖い思いをしたので、いろいろ対策を練りつつ、でも真っ向勝負でこの夏駆け抜けたいと思います」

▼シングルマッチ1回戦(8・2浜松)
(5)
HIMAWARI
vs
風城ハル

HIMAWARI「ハルは『ねくじぇねトーナメント』で優勝したり、去年もこのトーナメントに出ているので手強いなって思うんですけど…。予選で頑張って勝ち取ったトーナメント初出場なので、このまま勢いで優勝目指して頑張ります」

風城「相手はHIMAWARIさんということで、本当にプリンセスカップの抽選はついているなとつくづく思うんですけど。最初の『ねくじぇねトーナメント』で負けて以来、私はHIMAWARIさんにだけ勝ててないので、このタイミングでHIMAWARIさんと初戦で当たれることは、すごく大きいし、高校生最後の夏、私が絶対つかみ取ります」


▼シングルマッチ1回戦(7・27新宿)
(2)
宮本もか
vs
山下実優

宮本「1回戦から山下さん。すごい大きな壁なんですけど、私は予選で2回も倒してきているので、今年の夏は長くなります。頑張ります」

山下「初戦がもかということで、今まで何回もシングルマッチをやってきましたけど、シングルマッチを重ねる度に、もかはすごく成長しているし、強くなっているなと思うんですけど…。今、もかから“大きい壁”と言われたんですけど、今までの試合ですごい良いもかを見れているけど、もう一歩突き抜ける力はまだ感じられないので。今回のシングルで感覚の問題なんですけど、大和撫子でおしとやかじゃないですか。もっとガッと、私をもちろん倒しにきていると思うけど、突き抜けてほしいよね。じゃないと私を倒せないと思うし、これから先、東京女子でファイターとして、強さをもっともっと見せていってほしいなと思いますね。初戦とか関係なく、大きい壁と感じているのであれば、ガッと突き抜けて、私を倒しに来てほしいなと思いますけど。
それを上回って私が倒しにいって、ほかの山も倒すべき人がいっぱいいますけど、個人的に今回トーナメントで一番戦いたい人がいるんですよ。辰巳リカ! おまえだ! ちゃんと理由があるんですよ。私と辰巳リカのシングル、最後、2021年の5月なんですよ。実は4年ぐらいやってなくて、2021年と言えばコロナ禍で無観客でやったんですよ。そのなかでも、私は今までの辰巳リカの試合で、リカとの試合はいつも特別なんです。最近の辰巳リカ、クレイジー度合いがアップしてますし、私もこの4年間の間で海外に行ったり、東京女子のなかでもいろんな経験を積んでいるので。私はそんなにクレイジーじゃないと思うんですけど、たまに言われることもあるので、どっちがクレイジーか決めましょうよっていう話で、やっていきたいと思っているんで。狙うは辰巳リカって感じです」

▼シングルマッチ1回戦(8・2浜松)
(6)
遠藤有栖
vs
ハイパーミサヲ

遠藤「(山下は)こっち見てない。初戦、ミサヲさん。一時期、戦ってたときがあって、そのときはずるい人だなって、めちゃめちゃ思ってたけど、今はめっちゃかっこいいヒーローだなって思ってます。なので正々堂々戦ってください。私も今まで通り正々堂々戦います」

ミサヲ「有栖とのシングルは最後にいつやったか思い出せないぐらい、すごい久々だと思うんですけど。有栖も言っていた通り、そのときの有栖とは何倍も何百倍もパワーアップした状態になっていると思うので。その有栖と今戦えるのはすごく楽しみでもあり、ちょっと怖くもあり。だけどここでは負けられないんですね。なぜなら私、最近はいろんな経験を経て、米国遠征もありましたけど、もう一度、東京女子プロレスで私が何がしたいのかというか、プロレスラーとしてハイパーミサヲは何がしたいのかという核の部分をすごく再確認した最近だったんですよ。私はやっぱり東京女子プロレスの愛と平和を守るヒーローなので、東京女子プロレスの愛と平和を守るためには莫大な権力が必要なんですね。私に莫大な権力を引き寄せるためには、選手として最強にならないといけないんです。そのための近道としてこのトーナメント、この夏、私が優勝するしかない。そう思っております。最終的には東京女子を私のものにしたいと思っているので、なんか経営できるもの、株とかよく分かんないけど、それとかも全部私のものにしたいと思っています。莫大な権力のためにこの夏、トーナメントを絶対に優勝します。だから初戦、有栖、すまんけど勝ちます、あなたに」

▼第12回東京プリンセスカップ1回戦 (7・27新宿)
(1)らく vs 渡辺未詩
(2)宮本もか vs 山下実優
(3)瑞希 vs 愛野ユキ
(4)鈴芽 vs 上原わかな

▼第12回東京プリンセスカップ1回戦(8・2浜松)
(5)HIMAWARI vs 風城ハル
(6)遠藤有栖 vs ハイパーミサヲ
(7)中島翔子 vs 辰巳リカ
(8)上福ゆき vs 荒井優希

▼第12回東京プリンセスカップ1回戦準々決勝(8・9品川)
(1)勝者 vs (5)勝者
(2)勝者 vs (6)勝者
(3)勝者 vs (7)勝者
(4)勝者 vs (8)勝者

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