初代タイガーマスクの兄弟弟子が初タッグ!引退発表した4代目タイガーマスクへ佐山サトルが「僕にはすぎた弟子。こんな惜しいことはありません」

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 10日、新宿FACEにて『新宿FACE 20th Anniversary 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.35 “第2回リムファインスピリッツ 虎の祭典”』が開催。メインイベントではスーパー・タイガー&タイガーマスク(4代目/新日本プロレス)vsブラック・タイガー(5代目)&リムファインブラック・タイガーが行われた。

 約6年ぶりに師匠・“初代タイガーマスク”佐山サトルの団体に出場した4代目タイガーマスクだが、先日の新日本プロレス後楽園ホール大会で行われたデビュー30周年記念試合後に来年7月での引退を発表。スーパーとの兄弟弟子タッグは今回で最初で最後になるかもしれず、並々ならぬ覚悟でこの試合に挑んだ。

 4代目はデビュー直後にみちのくプロレスに入団しており、もう一人の師匠であるザ・グレート・サスケがこの試合の特別レフェリーへ。さらに謎のリムファインは試合開始早々にマスクを投げ捨て、正体がWWF参戦時にともに戦っていたTAKAみちのくであることが発覚。
 ブラックとTAKAはサミングを巧みに使ったラフファイトを展開していくが、スーパーは容赦ない蹴りを叩き込んで機動力を削いでいく。タイガーマスクもTAKAにコンビネーションキックからダブルアームスープレックスで叩きつけ、アームロックで捕らえる。
 スーパーがブラックに、タイガーマスクがTAKAみちのくにタイガーネックチャンスリーからチキンウィングフェイスロックの共演を見せ、逃れたTAKAが場外に転がるとタイガーマスクはトペ・スイシーダで追撃。スーパーがブラックにソバットからハイキックを叩き込み、必殺の牙山(=ブレーンバスターの体勢から顔面への膝蹴り)を叩き込み3カウントを奪った。


 “初代タイガーマスク”佐山サトルは4代目の引退について「こんな惜しいことはありません。タイガーマスクが引退したあと僕が8月にカムバックできるように、これからもドーパミン治療をして皆さんの前に立つ約束をさせていただきます。僕にはすぎた弟子だと思います。思い入れも強いです。奴のプロレス人生の先にちゃんとした人生、家庭とかそういう方の心配してあげないと。そのくらい心配になるような選手です」とコメント。

 これにタイガーマスクは「佐山先生は師匠であり父親的存在。初代タイガーマスク、あれだけ一斉を風靡して、もちろん師匠ではありますけどね、そういう方にそういう言葉をいただけるだけでもほんとにありがたいですし、僕はこのスポーツ界で、もちろん佐山先生もそうなんですけども、猪木さんもそうですし、(読売ジャイアンツ)原監督にも引退するむねを伝えた時に素晴らしい言葉をかけていただいてね、ほんとにそういう一世を風靡した大スターの方からそういう言葉をいただけるっていうのは、ほんとにありがたいですよね。やっててよかったなと思います」と感謝。
 試合に関しては「何年ぶりだろうサスケさんにも会ったのも。僕はサスケさんといる時も、佐山先生と同じで常に笑顔しかなかったですね。楽しかったし、本当に僕の兄貴分ですし、プロレスの先生でもありますし。あとはTAKAみちのくっていう、ほんとに彼がいたから僕はタイガーマスクができた。ほんとに彼の存在をものすごくありがたいと思いますし、先輩ですけども彼がいたから僕はあると思ってます。それぐらいの選手に対戦相手来ていただいたということは、もうほんとに今日のこの大会に出れてよかったなと思ってます」と感慨深い様子でコメントした。

 タイガーマスクは今後もストロングスタイルプロレスに参戦を希望し、スーパー・タイガーに引退後を託したいと思いを語った。

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