HARASHIMAがKO-D無差別級王者・樋口和貞との最初で最後の前哨戦で絶好調ぶりアピール! 「7・27、地元・青梅では一番強いベルトを持って入場したい」

DDTプロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで『ヨコハマ・ナイトスプラッシュ』を開催した。13日の後楽園ホールで、KO-D無差別級王者・樋口和貞に挑戦するHARASHIMAが絶好調ぶりをアピールした。
大会開始前に同王座戦の公開調印式が行われ、両者調印書にサインした後、意気込みを語った。挑戦者のHARASHIMAは「強さへのこだわりは持ち続けていて、一番強いチャンピオン樋口和貞に挑戦できることをうれしく思います。7月27日、地元青梅では凱旋大会もあるんで、そこで一番強いベルトを持って入場したいと思います」とキッパリ。
王者・樋口は「ちょうど10年前、DNAでデビューして半年で、KO-Dに挑戦しました。札幌テイセンホール。そこで自分は当時のチャンピオンHARASHIMAさんに完膚なきまで叩きのめされました。それこそ強さを見せられた。そんな感じがありました。その後もKO-D戦、もう1回後楽園でやりましたが負け。自分はKO-D無差別級戦でHARASHIMAさんに勝ったことがないんです。その後は何回か勝ったことがありますけど、このベルトを懸けたとき、最後勝ち名乗りを受けたのはHARASHIMAさんでした。自分としてはリベンジだと思ってます。全力でいかしていただきます」とチャレンジャーの姿勢で臨む意向を示した。
この日のセミファイナルで樋口は納谷幸男と組み、HARASHIMA、高尾蒼馬組と最初で最後の前哨戦で激突。HARASHIMAが雪崩式ブレーンバスター、ミドルキック連打を見舞えば、樋口はチョップ連打。そして、樋口のチョップとHARASHIMAのミドルキックの壮絶な応酬へ。樋口がアバランシュホールドを繰り出せば、HARASHIMAはジャンピング・ハイキックで応戦。樋口が場外に転落すると、HARASHIMAがエプロンを走って強烈な蒼魔刀を叩き込む。リング上では高尾が納谷にエルボーバットを叩き込むも、納谷がランニング・ニーリフトから世界一のバックドロップで高尾を仕留めた。
結果の上では敗戦となったHARASHIMAはバックステージで「今日は最初で最後の前哨戦。樋口の強さを警戒するところがあって、触れ合って、チャンピオンとしての強さも改めて感じた。フィジカルの強さはもちろんだし、ケガを乗り越えた心、芯の強さも改めて感じたので、13日はガッチリやるだけです」とコメント。
樋口は「錆びてないっすね。笑いながら人のことボコスカ蹴って。あれこそHARASHIMAだと思う。7・13後楽園、気を引き締めて向かいますよ。リベンジさせてもらいます」と王者ながらも、“不動のエース”HARASHIMAへの雪辱を期した。