【インタビュー】「僕と藤田くんは仲良しなこといっぱいします(笑)」7.13後楽園で“親友”藤田晃生とタッグを組む正田壮史インタビュー！

　DDTプロレスｘ「誰かのヒーローになれる服」ユキヒーロープロレスが渋谷スクランブルスクエアでコラボイベント開催！そこに正田選手がやってくるということで、どっちも大好きな私、お話を聞きに行ってまいりました！（収録日6/13　聞き手：スレンダー川口　https://x.com/slender_kg）

――出身は大阪、堺っこなんですよね。
「はい、泉北高校でした。」

――僕は浪速高校だったので堺っ子がいっぱい通ってましたよ。
「あ、浪速も受験しましたよ。」

――受験されたときって共学でしたよね？僕らの時は男子校だったんですよ。
「え？男女比半々ぐらいの共学でした。」

・・・この後地元話が着いたところで二人で抹茶ラテを飲みつつ・・・
――少林寺拳法でインターハイ団体演武3位、なかなかハードな高校生活だったと思います。
「いやいや、バスケとか他のスポーツに比べたら競技人口が少ないからですよ（恐縮しながらまた抹茶ラテを飲む）」

――組手はされなかったんですか？
「練習ではやってたんですけど、高校生のうちは大会では組手禁止で。大学生になってからやりなさいみたいな感じだったんです。少林寺はほぼサミングみたいな技もありますし、金的蹴りもありますし、なかなか大会だと難しいですよね。」

――その後、関西外国語大学に進学されましたが、一説にはプロレスの海外挑戦の際に役立てたいからと聞いたことがあります。
「確かに英語しゃべれるようにしておきたいなと思いましたね。まあ一番はあの～、文系やったっていうか、算数がマジで出来なくて(笑)」

――数学じゃなく算数！失礼ながらそんな感じがします(笑)。英語は身についた感じですか。
「そうですね、喋るぐらいは。DDTに入った最初の頃、練習生の頃は外国人選手のお迎えとかしてたんです。会話はだいぶ楽でしたね。ほおっておくとみんな喋れなくて無言の空間になっちゃったりするんですよ。」

――お互い困ってうつむいちゃうみたいな。
「でも習った英語と会話で使う英語って違うし、特にプロレスラーなんてスラングとか含めて、発音が難しいとき多いんですよ。僕が日本語英語みたいな感じで言う分には、向こうは分かってくれたりするんですけど、向こうから凄い砕けた感じで発音されると分かんなかったりしますね。」

――クリス選手との会話は英語ですか？
「最初の頃は日本語で、途中は英語で、今ごっちゃ混ぜですね。ルー大柴みたいな(笑)」

――トゥギャザーなんですね(笑)。まだ23歳、海外挑戦しても十分お釣りがくる年齢です。
「海外で試合したいですね～。ずっと言ってたんですけどね。最近WWE見はじめて、「めっちゃおもろいやん！」って思ってたんで、今年は絶対レッスルマニア観に行こうって思ってたのに試合組んでもらえず、日本でお留守番やったんですよ(笑)」

――以前は海外大会の出場権を獲得してました（2023年 D GENERATIONS CUP優勝、DDTハリウッドツアー出場権獲得）
「そんなこともあったりしたのに、今回は普通に組まれなかったですね、ふふふ。」

――海外でも見たいですけどね～。組まれてないからって乱入したりとか。
「そん時はそん時でオドオドしちゃうかも知れないですよ。これ言いたいのにあれ言いたいのに『なんやったっけ…』って単語が出てこないとか(笑)」

――少林寺拳法なんて海外で受けそうです。
「確かにそれはありました。武道っぽい動きすると受けますね、やっぱり。でもまだまだDDTの中でやんなきゃいけないこといっぱいありますから。まだ3年目ですから、まだまだです。」

――変なこと言いますけど、若手のガムシャラ感っていうより、ちょっと落ち着いてる感じがします。
「僕ね、ガムシャラ感が苦手っていうか、昔っからがっつくのが苦手なんです。入場の時も叫びがちじゃないですか？あれも苦手で。早々に止めましたね、叫ぶのは(笑)」

――3年には見えないですよね。試合運びも俯瞰して見てるような時があるというか。
「それ嬉しいですね～。前まで焦って焦って戦ってたんですけど、最近は落ち着いてできるようになってきました。でもプロレス界全体的にそうなってきてるのかも知れないですね。NOAHのOZAWA選手も僕とキャリアおんなじぐらいですし、新日本でも藤田くんはいっこ違い（1年違い）ぐらいで」

――その藤田晃生選手と7.13後楽園ホール大会でタッグを組みます。藤田選手は親友とのことですが。
「もちろん（にっこり）」

――「友達いない」を公言してる中で親友だと。きっかけは？
「クリスがやってる『BAKA GAIJIN + FRIENDS』で木曽さんがレフェリーをしてて、クリスの友達のザック（ザック・セイバーJr.）さん繋がりで藤田くんも来て、木曽さんが「仲良くしちゃってくれよ」って引き合わせてくれて。」

――ちょうどええわ、ですね(笑)。藤田選手はバイク乗りますから正田選手も実はバイクを？
「あ、バイクの免許持ってないです。そもそもバイクは難しそうですよね、操作が。原付乗った時に難しくてやめました。さっと乗れる車がいい、あとオートマじゃないと。（藤田選手から）ご飯誘ってくれて、行ったら楽しかったんです。」

――大学生みたいなことを(笑)
「“年下先輩”ですね。藤田くんはキャリアはいっこ上で歳は僕のいっこ下です。」

――MAO選手も活躍した『BEST OF THE SUPER Jr.32』覇者として藤田選手が参戦する、実績の面は意識しますか？
「「おめでとう」って思いましたね。僕は今ジュニアかヘビーかわかんない立ち位置にいますけど、でも確かに今回は組みますけど戦ってもみたいですよね。」

――ファンとしてやっぱり戦ってほしいですよ。
「戦うとなったらみんなからするとバチバチして欲しいですよね？本当は(笑)」

――親友であるが故に全力出せるみたいなところもあるんじゃないかと。
「確かにそういうのは多分あると思います。でも戦うとなった場合、全力で競い合うのはありですけど、怖い感じの対抗戦みたいなのにはならないかな～。」

――対抗戦より交流戦ですかね。
「そうそうそうです、交流戦の方が全然良い！本当に苦手なんです、そういう怖い感じのやつは(笑)」

――その雰囲気、以前平田選手にインタビューした時の「練習イヤなんですよね～」に似てます(笑)。そんなこと言いながら身体は仕上がってましたけど。
「平田さん、しっかりトレーニングしてますからね。それって「テスト勉強してない！」って言っといてなんか良い点数取るみたいな感じじゃないですか。テスト終わったあと「実はしてたんかい！」って。なんか許せないですね、平田さんのこと(笑)」

――友達も多いし(笑)。藤田選手とタッグ組むよって聞かされた時はどんな感じでした？
「「あ、そうなんや！やったー！」って、えへへへ。やっぱ楽しみですよね！」

――『“THE RAMPAGE”武知海青DDT入団』『鈴木みのるvs青木真也のUNIVERSAL選手権』と共に今大会のみどころになると思います。
「あと、桜庭大翔さんも特別参戦です。」

――KANON選手に震えて寝てろって煽ってましたね。いや～、盛りだくさんです。
「めっちゃ見所ありますよね。多分、鈴木さんと青木さんの試合は、もう僕らとは毛色が全く違う試合になると思うんで、逆に勝負にならないなと思うんです。ここはやっぱ武知さんのところだなって、僕たちで食っていこうかなって考えたりしてますね（ニヤリ）」

――身体能力対決ですよ。コーナーでの三角蹴りもバランスが凄く良いしいろんな角度で蹴れるし。
「でも三角蹴りは最初のころちょっと怖かったですね。着地に気を付けて何回もやって慣れましたね。あと、蹴り合いは超しんどいです。何回も蹴らされた少林寺の練習を思い出すんでほんとはやりたくないんですよ(笑)」

――最近のプロレス界は流れが速いですから、このタッグ戦だけで終わらないことを願ってます。
「そうっすよね。他団体の選手と絡むってあまりないから新鮮でいいですよね。」

――他団体に乗り込みたい、とかは？
「なんかきっかけがあれば良いんですけど、ただ行くだけなら行くだけになっちゃうんで。目的をちゃんと明確化してから行かないといけないなあと思いますね。さっきも言いましたけどまずはDDTで頑張らないと！」

――チケット完売・キャンセル待ちの7.13後楽園、最後に意気込みをお願いします。
「ちょっと心配なのはLDHさんのファンの方、多分プロレス初めての方も多いと思うんで、鈴木さんと青木さんの試合は怖いと思われちゃうんじゃないかと。なので僕らは仲良く、楽しく、激しいプロレスしますよ(笑)」

『ROCK IN RING 2025 〜奏でろ打撃、叫べ歓声〜』
日程：2025年7月13日(日)　
開始：11:30
会場：東京・後楽園ホール
チケット
https://www.ticketpay.jp/search/?keyword=DDT

＜対戦カード＞

▼スペシャルタッグマッチ
藤田晃生／正田壮史
vs
To-y／高鹿佑也

■プロフィール
正田壮史（TAKESHI MASADA）
高校時代少林寺拳法でインターハイ3位という実績を残し、若干20歳でDDTに入門。入門からわずか3カ月という団体史上最速でのデビュー戦が決定した期待の新星。2022年8月14日後楽園でのHARASHIMAとのデビュー戦では、少林寺拳法をベースとした蹴りを中心とした闘いぶりで高い評価を受けた。今後の飛躍が大いに期待される若手の有望株。
Twitter：https://x.com/ddtpromasada
instagram：https://www.instagram.com/ddt_masada/

■ユキヒーロープロレス
「誰かのヒーローになれる服」プロレスとヒーローの魅力をファッションに落とし込み、デザイナーが「ヒーロー」と称する日本の職人たちの手で一つ一つ丁寧に作られています。
HP：https://yukihe-ro.jp/
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