「あくまでOLですから」アクトリングにブラック企業で務める新たなユニットが登場!阿川祐未が約5年間のアクトレスガールズを終える最後の出演へ

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 1日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTRING 剣編03~信念の矛~』(株)サタン・ザ・ワークスvs花月夜-KAGUYA-が行われた。

 『アクトリング』とは、女優や声優からバレエダンサーやプロコンカフェ嬢まで幅広く所属するエンターテイメント集団『アクトレスガールズ』から飛び出した2.5次元舞台。総合監修に元オリンピックスノーボーダーの成田童夢氏が就任し、スポーツ界のノウハウを舞台へと活かし、アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女子プロレスラーと女優たちによるミクスドメディア作品として2021年にスタートした。
 プロレスの試合を行っている『アクトレスリング』と対を成す大会であり、元々アクトリングで舞台をやるためにアクトレスガールズになった選手の方が多く、コロナ禍でも新宿FACEを超満員札止めにした人気舞台だ。
 選手たちが宇宙海賊、怪盗シスターズ、魔法少女などのコンセプトを身にまとい、それぞれに脚本・演出がついて演じる姿は、普段の試合の時とは違う魅力を発揮する。

 今回新しく生まれた(株)サタン・ザ・ワークスは、脚本を殺陣芝居ユニット『流星揚羽』主宰の松尾美香、演出をアクトレスガールズの荒幡寧々が務めるユニット。
 メンバーはライザ(MARU)、シルヴィア(トギナナミ)、ベル(永井絵梨沙)、エミリア(石塚美帆)、コルネ(ゴンベ)、フォール(紫野えりこ)の6人となり、ベースは元JDスターのMARUが主催する劇団『水色革命』に出演しているアクトレスガールズたちとなっている。


 ブラック企業に務めるサタン・ザ・ワークスのあくまでOLの面々が、労働環境改善のためにアクトリングのストーリーの中心となっている願いを叶える三種の神器を集めることに。
 今回対するは緋扇(惡斗)率いる“滅びた里を救うため鬼の力を借りタイムスリップを繰り返す娘たち”花月夜だが、サタン・ザ・ワークスは相手の情報収集をしっかりしたうえで花月夜にプレゼンを行うも、「パワハラやセクハラなどによる労働環境改善は三種の神器に頼らず相談する場所がある」と一蹴される。
 なんだかんだ社畜が染み付いているサタンは花月夜との闘いに前向きに挑み、この日を最後にアクトレスガールズを卒業する阿川祐未が桔梗(ききょう)役で普段のリングアナ姿とは違うしっかりとした闘いを見せた。

 昼夜興行ともに満席となったアクトリング。前日には安納サオリ&なつぽい10周年記念興行にアクトレスガールズたちは出場し、元アクトレスガールズである安納となつぽいも女優としてのシーンを数多く作り込んでいた。
 プロレスを闘いの要素として取り入れたアクトリングは、プロレス界から初めて演劇を見る人、演劇界から初めてプロレスを見る人、そして初めてプロレスを演る人を0から生み出すことができる新たなエンターテイメントとしてこれからも発展していきそうだ。

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