鈴木みのるが男色ディーノを退け、UNIVERSAL王座V2…7・13後楽園で青木真也と禁断のタイトルマッチへ

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 DDTプロレスが5月25日、東京・後楽園ホールで『KING OF DDT 2025 FINAL!!』を開催した。“プロレス王”鈴木みのるが男色ディーノを退け、DDT UNIVERSAL王座2度目の防衛に成功。7月13日、後楽園で総合格闘技の世界で頂点を極めた“バカサバイバー”青木真也と禁断のタイトルマッチに臨むことが決まった。

 4・6後楽園で鈴木とのシングル戦を希望したディーノは男色殺法封印を宣言。この日まで、ほぼストロングスタイルで貫き通してきた。王者の鈴木は4月18日(現地時間)、米ラスベガスでヨシヒコを下して、初Vを果たし、次期挑戦者にディーノを指名し、タイトルが懸けられることになった。

 ディーノは入場時のパフォーマンスを封印し、ストロングスタイルの象徴である黒のショートタイツで登場。序盤、アキレス腱固めで極め合いし、鈴木がチョップを放てば、ディーノはパンチを叩き込む。場外戦になると、鈴木が容赦なくイス攻撃。ディーノはイスを手にするも、もちゅうちょして使用せず。だが、リングに戻ると、異変が起きる。鈴木がコブラツイストを決めると、ディーノはリップロックの封印を解く。そして、黒のショートタイツを脱ぐと、秋山準から渡されたふだんのタイツに履き替えて、男色殺法全開。ナイトメアーから、長~いリップロックで鈴木は失神寸前。トップロープでの攻防で鈴木がスリーパーを仕掛けるも、ディーノはリップロックで阻止。さらに、ディーノはファイト一発から男色ドライバーを狙う。踏ん張った鈴木は我慢できず、ディーノのタイツに頭を突っ込むが、ゴッチ式男色ドライバーにはいけず。鈴木が張り手連発も、これまたリップロックで反撃。鈴木は顔面へのヘッドバットからスリーパーへ移行。ディーノは男色クローで脱出を試みるも、耐えた鈴木はゴッチ式パイルドライバーを決めて3カウントを奪取した。

 鈴木は「ちょっとふざけてたけど、貴様のストロングスタイル受け取ったよ。プロレスは腕取ったり、足取ったり、殴り合ったりだけじゃねぇもんな。でも勝ったのは俺だ。さっさと帰れ」とマイク。引き揚げようとするディーノに鈴木は「もう一つだけ言わせてくれ。またやろうな」と発言。

 ここで、青木が現れ、ディーノと抱擁を交わすと、「俺は、いや俺たちはいつまでも鈴木みのるに強い顔させてられねぇんだよ。鈴木みのるとやらせてください」と挑戦表明。鈴木は「次、誰が来るかと思ったら、とんでもねぇのが来たな。おまえ、まさか実は人形でしたとか言うんじゃねぇだろうな? そのときになったら、ゲイレスラーでしたとかじゃねぇだろうな? ネタに走って逃げんじゃねぇのか?」とすごむ。

 今林久弥GMが「鈴木さん、そこにいるのは正真正銘、世界の青木真也選手です。挑戦受けてもらえますか?」と問うと、鈴木は「やるに決まってんだろ」と受諾。決戦の場は7・13後楽園に決定した。リングに上がった青木と視殺戦を展開し、青木が求めた握手に鈴木が応じた。鈴木は「てめえらが見たことないヤツ、見せてやる」と言い放ってリングを降りた。

 バックステージで「男色ディーノ、ムダに20数年生きて来たわけじゃなさそうだな。プロレスは何でもありだ。腕を取り合うのも、足を取り合うのも、モノを使うのも、性癖を使うのも、何を使ったっていいんだ。ただ勘違いするな。俺たちは見せ物を出してるわけじゃない。そのなかで勝負をしてんだ。そして勝ったのは鈴木みのるだ。最後に青木が来たな。鈴木みのるのプロレス、おまえの人生のなかでなかっただろ。心の底から鈴木みのるを楽しめ。ぶち込んでやる。いいねぇ、新しい刺激。次から次へと。いるじゃねぇか、スゲーのが、DDT。てめえらまとめてかかってこい!」とニヤリ。

 王座奪取ならなかったディーノは「私の名前は男色ディーノ。それ以上、この試合で私に残っているものはない。DDTで22年、23年生きて来た怪奇派レスラー。私の名前は男色ディーノ、以上です」とコメント。

 初のUNIVERSAL王座挑戦となる青木は「いつまでも鈴木みのるにセンター座らせてられない。いつまでも強い顔させてられない。今センターに座り続けていられるのは我々のふがいなさだと。鈴木みのるに勝ちたいですね。クセの強さ、それと同じく柔軟さ、悪さもあって。つかみどころがない相手。だからこそ、自分の一番強いところをぶつければ勝てると思う」と力を込めた。

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