ジョン・シナをビビらせてしまった(?)薄毛のチャンピオンが涙の土下座謝罪!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 17日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『PROGRESS 4』が開催。大家健&ツトム・オースギ&バナナ千賀がインディー統一6人タッグ王座の奪還に成功した。

 『格闘探偵団』は、バトラーツに魅せられてプロレスラーを志した阿部史典と、【アストロノーツ】のパートナーであり阿部の影響でバトラーツにハマった野村卓矢の手によって創設。
 2人は“バトラーツの復興”を掲げるわけではなく自らの手で“最新型のB”を創り上げるという理想を胸に立ち上がり、石川雄規や日高郁人など元バトラーツの面々が全面バックアップ。バトラーツの名前・技術・人脈ではなく『格闘探偵団バトラーツ』の“イズム” そのものを受け継いでいると言える2人は世界で評価されており、野村も大日本プロレスを退団して格闘探偵団の所属になるなど本気で取り組む姿勢を見せている。

 この2人に2011年に引退した一般人・澤宗紀が合流し、今年2月に大家健&ツトム・オースギ&バナナ千賀の持つインディー統一6人タッグ王座に挑戦。
阿部&野村は【アストロノーツ】としてタッグ戦線で数多の結果を残す強豪だが、澤は一般人。かつてバトラーツで石川雄規と並び立った歴戦の猛者であっても、トンパチを極めて次の世代に多大な影響を残した偉大なスターであっても、なぜか引退した後もコンスタントに試合に出続ける売れっ子であっても、なぜか現役時代よりマッシヴな肉体を作ってあっても、一般人は一般人。現役プロレスラーに敵うわけもなくアッサリやられてしまうと思われていたが、うっかり澤が勝利して王座戴冠を果たしてしまった。

 そんな結果が悔しかったのか、大家&オースギ&千賀はゴネにゴネまくってリマッチを要求。特に王座挑戦を認めさせるような実績も無かったが、大の大人がみっともなく駄々をこねる姿を見かねたTTT首脳陣は渋々3人の挑戦を認めた。


 大家らは王者組をリングに上がらせることなく奇襲し、場外乱闘となる中でゴング。
 長い長いお祭り騒ぎの乱闘を終えると、阿部が大家にドラゴンスクリューを決め「今のがドラゴンスクリューだァッ!」と絶叫。
 阿部が「ドラゴンスックッリューッ!ドラゴンスックッリューッ!」と世界一語呂が悪いコールを煽って行くと、皆が順番にドラゴンスクリューを放っていく流れに。敵味方全員で足を取り合い6人でぴょんぴょんする展開となるが、大家と野村はドラゴンスクリューをやったことがないため技のかけ方が分からないことが発覚。
 すると澤がおもむろにレフェリーの足を取り、「簡単だから。右手入れるだけだから。こういうふうにさ!右手をヒザに入れればさ!」と指導。結局澤の指示によって選手5人+レフェリーがドラゴンスクリューに巻き込まれる大惨事に。
 澤が千賀へフラッシングエルボーで追撃し、シャイニング・ウィザード。これを2で返されるとムーンサルト・プレスを狙ってコーナーに上るが、案の定ヒザが痛んで転落しロープに股間を痛打。
 千賀が澤を羽交い締めにする中、大家が炎のスピアーを発射。いつものように誤爆するかと思いきや、千賀がリープフロッグで飛び越えて回避し、炎のスピアーが澤に命中。すかさず千賀がジャックナイフ式エビ固めで押さえ込んで3カウント。前王者の大家&オースギ&千賀が王座奪還を果たした。

 試合後にマイクを取った千賀は、謝罪しなければならないことがあると告白。
 以前から薄毛に悩む千賀は本場・トルコへ植毛手術を受けに行くためにファンにカンパを募っており「業界初の植毛手術を受けたプロレスラーになる」という目標を掲げていた。

 そのことを観衆に改めて説明した千賀は「すみません、先を越されてしまいました。多分僕にビビったんだと思います。WWEのジョン・シナが先に発表してしまいました。僕にビビったジョン・シナに業界初を取られてしまい、申し訳ございませんでした!」と泣きながら土下座謝罪。
 世界のジョン・シナをビビらせてしまったという千賀だが、いつか植毛手術を受けて心無い野次から解放される日が来ることを願いたい。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年5月
« 4月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別

ページ上部へ戻る