プロレス界の人間国宝相手に互角の勝負!神取忍&井上貴子の弟子・NØRIが「日本に限らず世界に向けて上を目指していく」

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 13日、神田明神ホールにて『神田明神文化交流館presents LLPW-X祭~変革せよ、進化せよ、未来を掴め!~』が開催。メインイベントでは“プロレス界の人間国宝”高橋奈七永vs“二刀流ファイター”NØRIが行われた。

 NØRIはインドの王族武術『マハーラージャカルーリカ』を操るTeam DATEの武術4姉妹の一員としてプロレス界に上陸し、法DATEの名で2017年4月にアイスリボンでプロレスラーデビュー。
 同年11月に負傷による欠場でプロレス界からフェードアウトし、2019年12月に総合格闘技界で復帰。2021年にはTeam DATEから脱退し、リングネームを現在のNØRIに改名した。

 PANCRASEやDEEP JEWELSを主戦場としたNØRIは、現在PANCRASEでは女子フライ級6位に位置。フライ級QOPにも2度挑戦歴がある。
 完全にプロレスとは一区切り付けたと思われていたNØRIだが、2023年9月にLLPW-X所属となり井上貴子デビュー35周年イベントにて約6年ぶりにプロレスラーとして復帰。LLPW-Xの一員として闘い続けている。

 そんな中、昨年両国国技館で行われたマリーゴールドvsLLPW-X対抗戦『高橋奈七永&桜井麻衣&石川奈青vs神取忍&井上貴子&NØRI』で石川から勝利し、その後の『DREAM✴STAR GP』にも参戦。人気実力ともに結果を残したNØRIは、5月に引退する奈七永とのシングルマッチを要求し「私がこれから人間国宝を破ってLLPW-Xの新しい顔として名乗り出る!その踏み台になってもらう!」と啖呵を切っていた。

 試合が始まるとNØRIが攻め立てていき、胴締めスリーパーで一気に決めにかかる。これを抜けた奈七永もスリーパーやキャメルクラッチで捕らえ、エルボー合戦やビンタの打ち合いでは互角の勝負に。
 奈七永のバックドロップやジャーマンを受けきったNØRIが必殺のエアースーリヤ(=旋回式ジャンピングハイキック)を放つも、これを避けた奈七永がクインビーボムでNØRIを仕留めた。


 奈七永は「最後のLLP-Xさん参戦、眼中になかったNØRIがめちゃくちゃいい蹴りとともにパッションを感じたし、1対1で真っ向勝負できて良かったなと思いました。以前LLPWさんのコーチをやらせてもらったことが実はあってNØRIやキャサリンの練習を見ていました。1回でも(練習)見た人は気になるし、もっともっと成長してほしいなと思うし、今日はLLPW-X、そしてNØRIにパッションを注入したつもりなんでもっともっと熱く燃え上がっていってもらいたいと思います!」とエール。

 試合を終えて号泣したNØRIは奈七永と抱き合い握手。「メインを任せていただいたのにすいません。負けてしまったけど、最後高橋奈七永の技を惜しみなく出してもらえたってことは、自分がそれほどの選手だって認めてもらえたって事だと思って、LLPW-Xには神取忍さんと井上貴子さんだけじゃなくて、NØRIもいるんだってことを今日の試合で高橋奈七永に伝えられたんじゃないかと思います!日本に限らず世界にも向けてこれからどんどん上を目指していきたいと思います」と宣言。

 最後の涙については「悔しさと、奈七永さんが5月に引退されるので、もうほんとに引退されちゃうと闘いたいですって言っても闘えない。自分がもっと成長してまた闘ってくださいって言えないんだって思ったら思いが込み上げてきました」と思いを語った。

 強さと若さとパッションを持つNØRIがプロレス界に旋風を巻き起こす日もそう遠くないと感じさせる闘いを見せた。

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