【会見全文】平本蓮vs朝倉未来の『THE MATCH 2』中止の代わりに『RIZIN男祭り』開催へ!クレベルvsシェイドラエフのフェザー級王座戦実施!篠塚がMMAデビュー戦でヒロヤと代理戦争へ!

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 7日、都内某所にてRIZINが記者会見を実施。朝倉未来vs平本蓮の中止を踏まえ、5月4日の東京ドーム大会を『RIZIN男祭り』とすることを発表した。

 まずは榊原信行CEOが登場し、挨拶を行った。


榊原信行CEO
「こんちは!もう3月7日。2ヶ月後。RIZIN10周年の中で風雲急を告げている状況ですけど、まあホントに色んなことを考えて色んな人と会って、じたばたここまで今日この発表までさせてもらいました。マスコミの皆さんへのリリースがギリギリになった(前日19:00)のも、まさに昨日まで直前までいろんなことを積み上げる準備をして今日の発表となっています。去年の大晦日に、5月4日に東京ドームを押さえて『THE MATCH 2』をやると。朝倉未来、平本蓮の再戦をメインとして発表した5月4日ですけど、1回THE MATCHは忘れて下さい。ガラっとコンセプトを変えて東京ドーム、5月4日。東京ドームは数多のエンターテインメントが東京ドームでイベントやりたいっていう、国内海外含めてオファーがある中で、我々RIZINに、そしてもちろん未来と蓮の再戦というカードが有ることが1つの大きな理由ではあるんですけど、チャンスをくれた。この東京ドームを格闘技の力で、5万人以上の沢山の観客に入ってもらって熱狂を創り出したい。その中でTHE MATCHのコンセプトを1回全部忘れて、最高の格闘技の祭りを創り出したい。そう思ってます。そのためには、多くの志高き選手たちの理解と協力、そしてRIZINを支えてくれる、ここまで応援してくれた、10年ともにこの熱を創り出してくれたファンの力を借りて、最高の、最上級の熱狂を東京ドームに、祭りをぶち上げる。そんな思いで、全く違うコンセプトで進みたいと、そう思ってます。その祭りに、この決断をする覚悟を僕が決める、その一歩に、とっても大きなマスターピースになったのが、この男の決断です。このあと呼びたいと思います」

 榊原CEOが登場を促すと、朝倉未来が登場。今回の出場に向けたコメントを求められる。


朝倉未来
「コメントですか?試合、出ますよ。はい。それだけです。僕は職業・格闘家なんで。相手は誰でもいいです」

榊原CEO「この……ホントにさらっとしたことしか言わないのね(笑)今日この話に至るまで色んな紆余曲折がありましたけど、未来としては5月4日の照準を絞って、当然対戦相手は平本蓮ということで準備を進めてきてくれたわけですけど、2ヶ月前のタイミングで相手が変わる。それでも未来は5月4日、東京ドームのリングに戻る。立つということを決めてくれました。まあ未来の覚悟、決断を以て、RIZINは今年10周年です。未来の復活祭っていうのを前回のネットの配信の中でも言いましたけど、ホントにデカい祭りにしたいと。未来の復活祭であり、RIZIN10周年の記念のお祭り。タイトルなににしようかなと思ったんですけど、『THE MATCH 2』という次元を超えて、RIZINとしては新しいタイトルをぶち上げます。『RIZIN男祭り』でいきます。色んな封印してきたものをオールインして、タイトルマッチもやります。グランプリも5月4日から、階級まで決めてませんが久しぶりのグランプリ。封印を解いて5月4日から2025年、スタートします。すべて今出せる、持てる力、この祭りに俺も乗りたいよと言ってくれる選手・ファン、そういう力を使って、5月4日に東京ドームで熱狂を創る。その覚悟を決めて全力で走っていきたいと思いますので、どうぞご期待下さい」


――未来選手の対戦相手については
未来「対戦相手はまだわかんないみたいで。誰でもいいですけどね。色々名乗りを上げるんじゃないですか?俺と試合したら金も稼げるし、知名度もつくし、注目されるし。色んな人、手を挙げて下さい」
榊原CEO「ホントにこの2ヶ月前に“この選手”っていうのが、このあと試合控えてる選手もいれば、『我こそは』って思う選手もいると思うんで。ホントに祭りに相応しいド派手なインパクトのある相手を、未来とも相談して。みんなの、色んな選手たちの声、思いも聞きながら、ファンの声にも耳を傾けながら最終、決めていきたいと、そう思ってます」

――平本戦が流れた中で復帰を決めた一番の理由は
未来「う~ん、そうですねえ。平本と再戦するっていうので戻ってきたんで、違う相手とやるってなると色々話が変わって。筋が違うのかなとも思ったんですけど、やっぱり俺が出るなら応援するってファンの声も多かったし、もちろん榊原さんからも熱烈なオファーをいただいたし。あとは、客観的に見て、東京ドーム、俺がいなくて埋まるのかなという話。いろんなことを考えたときに、まあここは出るべきでしょうと思いました」

――この復帰は自分のための試合なのか、RIZINないしは格闘技界のための試合なのか
未来「格闘技界のためでもあるし、自分のためでもある。いいバランスで臨めるかなって感じですね」

――今回の試合を終えてもなお、平本戦は望むか
未来「もちろんやりたいですね」

――榊原CEO、対戦相手は運営側が選ぶのか、未来選手が選ぶのか
榊原CEO「RIZINが決めます。もちろん未来にオファーをして、未来がそれを了解するってことが必要になりますけど、我々から『この選手で行こう』っていうのは提案したいと思いますし、今日この場に来るまでの中に、ホントに5月4日、誰とでもやるって思いで出てきてくれてるんで。しっかり状況を見定めて提案したいと思ってます」

――未来選手、平本選手との再戦が決まって引退を覆されたわけだが、それが無くなった中でモチベーションはどうか
未来「まあ、う~ん……でもやる気ありますよ、メッチャ。ただ対戦相手がまだわかんないんで。燃える相手が来てくれたら嬉しいなって感じですね。相手が決まればメッチャ燃えると思うんで」

――YA-MAN選手、ダウトベック選手、鈴木千裕選手の名前が出ているが、今の段階での3人の順位付けは
未来「ダウトベックはそんなに無くて。自分が勝って終わってるっていうのと、東京ドーム的に盛り上がんないんじゃないかって。格闘技ファンは盛り上がるかもしれないけど、普通の一般層に対して盛り上がらないんじゃないかって。今回平本にリベンジで戻ってきたって意味で言えばYA-MANとかが一番いいのかなと思いますけど。でも、鈴木千裕とも闘いたいですね」

――YA-MAN選手、千裕選手とも試合を控えているが、注目するか
未来「そうですね。流石に見ると思います」

――SNSでは平本選手側からの謝罪が無いことがやり玉に挙がっているが、どう思っているか
未来「いいんじゃないですか、そういう人間なんで」

――改めて謝罪を求めるか
未来「別に大丈夫です。俺も肩怪我しちゃうかもしれないんで、この先。やめときます」

――未来選手、今回の復帰は、今後継続的な本格復帰と受け取ってよいのか
未来「継続的なとかは考えてないですね。毎回最後だと思ってやってるんで」

――対戦相手は、場合によっては結果待ちになるが、そこは問題ないか
未来「平本戦が決まってから準備期間はずっとあって。毎日ずっとキツい練習をしてきたので自分自身は仕上がってるんですけど、1ヶ月前とかに決まるっていうので対戦相手の分析とか対策の練習が中々出来ないかなと思ってくらいですけど、まあ、大丈夫っす」

――榊原CEO、興行上、相手を決めるデッドラインがあると思うが、いつまでに決めたいか
榊原CEO「まあ、試合が5月4日なんで。何が怒るかわかんないですからね、格闘技は。3日前、4日前に決まることもあるし。でも、未来の復活・復帰のタイミングなんで、さっき未来が言ったように対策とか準備が、それでも出来るようなタイミングでは決めたいなと。そういうふうに思ってます」

――決定までの期限を決めるわけではないと
榊原CEO「ファンの今の声を聞くと、29日のYA-MAN(※『RISE ELDORADO 2025』ミゲール・トリンダーデ戦)、30日の千裕(※『RIZIN.50』カルシャガ・ダウトベック戦)の試合。それ以外にもいろんな選手がこのあと手を挙げてくれるんじゃないかと。そういうところの決着を見ながら最終は、今年度中に。新年度始まったくらいには決めて、1ヶ月くらいは最低準備の期間を、対策を、未来が取れるようなタイミングに、と思ってます」

――平本選手対策としてストライカー対策をやっていたと思うが、今回の試合はストライカーとやりたいか、柔術練習の成果を見せるべくグラップラーとやりたいか
未来「誰でもいいですけどね。でも、グラップラーとかのほうが得意だと思いますけどね。僕は」

――今回の復帰にあたって弟の海選手からのメッセージはあったか
未来「なんも話してないですね」

――試合に向けて一緒に練習はしているのか
未来「彼がまだあんま練習してないんで、あんま会わないですけどね」

――試合に近い仕上がりになっていると感じるが、現段階で体重を絞っているか
未来「そうなんすよ。毎日3部練してるんすよ。鈴木千裕も言ってましたけど、夜中何回も起きるんですよ。痛くて。今73kgくらいですね、もう」

――榊原CEO、未来選手が復帰戦で勝った場合、今後のタイトル戦も意識するか
榊原CEO「未来本人もさっき行ったように、その先も決めて、というよりはまず5月4日の復活祭、復帰戦。ここが、ホントに僕らからすると東京ドームで5万人以上の観衆に集まってもらう。その中で未来の相手が誰になって、その先のうんぬんかんぬんっていうことよりは、この日にド派手に盛り上げられる相手が誰なのかを考えたいですね。タイトル戦線とかRIZINのナンバーシリーズの中で繰り広げられるベルト争奪の、そこに復活するかどうか、復帰していくかどうかは5月4日の結果如何じゃないかなと。僕はそう思ってますけど、未来が最終的にどう考えるかって話です」

未来「いいっすか?なんか、今YA-MANが手ェ挙げてくれてたじゃないですか。対戦相手。他、なんか挙がってる人いるんですか?選手?」
榊原CEO「どうなんだ?他は?まあこれからじゃないですか。未来が復帰するかどうかってところに、今日のぶち上げを聞いて一斉に手が挙がるんじゃないかと思うけどね」

――今回復活祭ということで応援シートを作るなど復帰を盛り上げる準備は考えているか
榊原CEO「さっきも言いましたけど、タイトルは、未来の復活祭でもあり、RIZINとしては10周年記念の祭りを創ろうと。その中で『RIZIN男祭り』ってタイトルにしてタイトルマッチもやるしグランプリもやるし。今までの我々のRIZINの中で持ってるネットワーク、
国内・海外含めて、志高く、そしてファンのみんなが求める選手たちのカードをしっかりと組みたいと思って。もちろん、未来がその主役ではあるけど、脇を固める選手たち、内容も相当気合を入れていきたいと思ってるんで。これから今日券売のスケジュールもこのあとお伝えしますけど、金額をいくらにするとか詳細を落とし込めてないっていうのが現状なので、未来の応援シートを作るかどうかも調整・協議して最終判断したいと思います」

――未来選手、ファンの声が復帰の後押しとなったと思うが、ファンへのアピール・思いは
未来「やっぱり平本が欠場したときに、『もう飛行機を取ってる』とか『ホテルを予約してる』とかのDMがすごい届いて。こんな前から行くことを決めてくれてたファンの方に強い姿を見せたいと思うんで。今回負けることを恐れずに、ちょっと昔みたいに狂気的に、ケンカファイトで行こうかなと思ってます。あと、僕別にメインじゃなくてもいいと思ってて。1試合目でもいいですけどね?」
榊原CEO「……いや、いいんじゃないですか?1試合目とメイン、両方出るとかね?まあ、いろんなことをこれから相談したいと思います」

 未来が退席し、会見は他のカードについての話題に移行。


榊原CEO「RIZIN男祭りってタイトルはさっき控室で決まったとこなんで(※マスコミ向け配布資料には『超RIZIN.4』と記載)。今日この会場に来て未来と最後に色々詰めて。未来とはここまで話をしてきましたけど、未来vs平本蓮という強い再戦のカード、それがあったからTHE MATCHというタイトルで、武尊天心戦で東京ドームを大観衆の皆さんに創り出してもらえたあのイベントを彷彿とさせる、そしてそれを超えられるものを創れれば。決して我々だけの力じゃなくて、日本の格闘技界みんなの力が結集する日になればと思って。そんな思いの中でタイトル付けたんですけど……まあまあいろんな団体の人も冷たい感じでですね。『なんだよ』って感じだったんですよね(苦笑)そこもあって、格闘技界って、話がそれるかもしれませんけど、バラバラになるんじゃなくて、それぞれのプロモーションもありながら、僕らはフェデレーションなんで、みんなのホントに潤滑油になったり、我々が扇の要になって。別にウチが目立ちたいわけじゃないんです。みんな、格闘技界がホントにスポットライトが当たる。東京ドームって本当に特別な場所だから、ファンのみんなもドームでやるってだけでワクワクするとこあると思うんですよ。それは選手たちだって、5万人の大観衆、大海原の前に立って闘ってみたいじゃないですか。そういう中で色々と忸怩たる思いもあり、蓮の怪我でこの強い再戦というカードが無くなった中で、ガラっと真っ白な形で頭を切り替えて。プロモーターとするとピンチな状況ではあるんですね。でもまあ、『チャンスはピンチの姿をして現れる』って言葉を自分にリマインドさせて、未来ともしっかり話して、未来も復活することを覚悟を決めてくれた。だったら、RIZIN全力でこの日に祭りを創るために選手に声掛けようと、そう思って。『超RIZIN.4』ってタイトルにしたらどうかなってアイディアもあったんですけど、なんか今までの超RIZINを引き継ぎたくないなって中で、すべてここまでの僕のプロモーター人生をかけてこの日に勝負をかける。5月5日、男の子の日、こどもの日。その前に、ずっとRIZINになってからも一部ちょっと使いましたけど、『男祭り』復活ということで。RIZIN男祭りというタイトルで5月4日、東京ドームで開催する覚悟を決めましたので。この流れ、2ヶ月しか無いんで券売がどうなるんだとかチケットいくらになるんだろうとか色々皆さん思うところあると思いますけど、企画がガラっと変わった中で、一応この日程に向けて金額帯も含めて早急に決めて皆さんにご案内したいと思います」

 あらゆることが未定ながらもチケット販売のスケジュールを読み上げ、第1弾のカード発表へ。
 ヒロヤ、クレベル・コイケ、篠塚辰樹が登壇し、下記2試合が発表。

▼フェザー級タイトルマッチ 5分3R 66.0kg
【王者】クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
vs
【挑戦者】ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(Ihlas)

▼RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)
vs
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)


篠塚辰樹
「今回のテーマはBig things!俺の格闘家人生第3章、始まります。ボクシングやってキックやって、MMA。自分はこれで最強を目指します。自分は今回の試合、俺がMMAデビューするってだけの話で、その相手に選ばれたおチビちゃんなんで。それだけ。以上です」

ヒロヤ
「どーもヒロヤです。RIZIN男祭り、僕の試合はケンカ祭りになると思ってるんで。MMAで思うような試合になると彼は思ってると思うんですけど、まあ僕はただひたすらに完膚なきまでにボコボコにするだけなんで楽しみにしといて下さい」

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(映像)
「タイトルマッチが決まったとき、とても嬉しかった。この半年で3試合を闘い、全試合2R以内でフィニッシュしてきた。チャンピオンのクレベル戦でも速攻フィニッシュしてみせる。クレベルは非常に経験豊富なファイターだ。柔術とグラップリングを駆使したハイレベルな試合を見てきた。彼が現在チャンピオンなのは当然のことだ。私は彼より速くて強い。自分の圧倒的な実力を示し、ベルトを獲得するべき時が訪れた。これまで13試合を闘い、すべて2R以内でフィニッシュしてきた。プロキャリアの中で弱い相手と闘ったことは1度もない。最高の試合をしてキルギスにベルトを持ち帰る。日本のファンのみんな、いつも応援ありがとう。SNSで『タイトルマッチ楽しみにしてるよ!』とか『チャンピオンになってくれ!』というコメントはちゃんと見ているよ。今回チャンピオンになったあと、日本でファンミーティングを開きたいと思う。すべてのMMAファンの皆に、5月4日は最高の試合を届けるよ。是非応援よろしく。5月4日にお会いしましょう」

クレベル・コイケ
「皆さんこんにちは、クレベルです。私も次の試合でもう1回タイトルマッチ、それは守るしたいけど、もう、榊原さんにありがとうございましたとか、私ホントは5月したくないで、7月だけ試合したい。もう榊原さんの話で、『お願いします』で、自分やろうか。なんで自分がチャンピオンだったら、自分のベルト守るしたい、日本に守るしたい。もう間違いない。絶対。私も試合する。極まる。絶対勝つ」

榊原CEO「クレベルも言ったように、クレベルは本来であれば7月くらいのタイミングで、シェイドラエフは問題ないと。ただ本当に強い相手だし準備の時間が欲しいというのがクレベルの本音だったと思います。でもまあ、ファンには『また榊原がクレベルに無理させやがって』って言われるかもしれませんけど、無茶苦茶無理してもらって、5月4日に東京ドームで。『分かった』と。RIZIN10周年だし、祭りをやるならその思いに応えるということで、クレベルは最高の、最強の挑戦者だと思いますけど、それを迎え撃って5月4日にベルトをかけるという覚悟を決めてくれました。ファンとしては待ち望んでいたというか、待ってましたってカードではあると思うんで、5月4日、この2人の闘いが見られる。楽しみにしていて下さい」

――クレベル選手、シェイドラエフ選手の強さ、自分のほうが優れていると思う点は
クレベル「シェイドラエフ、当たり前に強いけど、でも、彼は3試合、まだ。相手がトップ選手まだ闘ってない。私あまり彼を気にしない。彼が1番の上手だったら、寝技。でも寝技だったら私もっと強くなってる。彼はフィジカルで強い。でも私心配しない。私もう、見る、彼の試合で彼の力とか、本気のポジションで、スクランブルとかバリエーションあんまりない。でもそれは私持ってる。私それが全然怖くないです。絶対私彼を極める」

――本当はもっと準備期間が欲しかった?
クレベル「そう。なんで、今試合、12月試合終わって、自分メッチャいそがしかった。まだ、本気の練習まで戻らないとか、色々やってくれてる自分のスポンサー、家族、自分の子供、近いでいたい。それは榊原さん言ってた。誰相手が、私が倒したい。シェイドラエフ、ケラモフ誰でも私ボコボコしたいけど、でも一番の大事で、私の一番は、家族したい。私の子ども、4ヶ月。私もっと子どもの遊びしたい。でも出来なかったね。しょうがない。私試合やる」

――鈴木千裕選手と練習をしているが、どういう収穫があったか
クレベル「私いっぱいの勉強したし、千裕はストライクめっちゃ上手いで。色々教えてるとか、私と彼と闘うんだったら、彼がずっと強くなって、貴方もっと強くなって。自分の教えだけじゃなくて、交換でやってるけど、私もっと自信あった」

――朝倉未来選手の復帰について思うことは
クレベル「まあ次の試合なので、メイン狙ってるかな。それじゃない?うん、まあそれはいいな。素晴らしい。彼は試合やるか?どうですか?それでも素晴らしい。私おんなじのイベントで、朝倉と闘う。面白いです」


――また未来選手と闘いたいか
クレベル「私も、朝倉で話ししたいけど、彼がまっさきにバックステージだったから。でも、もう、私、本物のチャンピオン。ニセモノじゃなくて。蓮がニセモノになってるけど。(※隣の篠塚がクレベルをガン見)朝倉も、私も出たい、次の試合勝って、次の試合勝って、また次の試合、朝倉、出るか分かんない、いつか分かんないけど、私、大晦日、朝倉で待ってます。もう1回で、朝倉もチャンス出して、もうニセモノのベルトじゃなくて、本物のベルトやるか?分かった?もうやりたい。私大晦日で朝倉待ってます」

――篠塚選手、ヒロヤ選手。お互いのMMAファイターとしての印象は
篠塚「まず打撃はハナクソみたいな弱さ」
ヒロヤ「(※遮って)ちょっと欲しがりすぎでしょ」
篠塚「うるせぇ。で、あとコイツレスリングも対戦できないし、やっぱビデオ見ると弱いんで全然大丈夫っすね」
ヒロヤ「こういうこと言うんですよ、デビュー戦で」
篠塚「うるせぇうるせぇ」
ヒロヤ「それで俺にボコボコにされるんだからな」
篠塚「分かった、ザコ!」

――MMAデビュー戦に向けて準備・練習は出来ているか
篠塚「出来てますね。大塚さんとやってます。デビュー戦、ちょうどいいですね。ちょうど弱いし、ちょうどいいっす」
ヒロヤ「楽しみっすね。吠えるだけ吠えといて?」
篠塚「はい!」
ヒロヤ「ボコボコにしてやるから」

――平本選手の欠場について思うことは
篠塚「しょうがないんじゃないですか?肩ちぎれてるし。しょうがないんじゃないですか?別にそこまでやる必要のない試合だったし」

――平本選手のファンもがっかりしていると思うが、その分自分の試合で盛り上げたいという思いはあるか
篠塚「そうですね。その分俺が盛り上げます。あのザコぶっ飛ばして」

――ヒロヤ選手、未来選手の復活はメンタル的にプラスになったか
ヒロヤ「そうっすねぇ。未来さんが復活してくれることで日本の格闘技が盛り上がるんだろうなあと思うし、その大会に一緒に出れて、この男祭り、自分、本来ならファンの方に対しても、やんなくていい試合ではあると思うんですけど、俺はRIZIN盛り上げたい、この格闘技界を盛り上げたいと思ってるんで。俺がここで一肌脱ぐのも大事かなと思って、ちょっとやらしてもらいたいですね」

――クレベル選手、東京ドームでの試合には特別な思いはあるか
クレベル「日本の格闘技のストーリーあるから。昔のPRIDEやってる、前に私朝倉と闘って、私もう1回ね、ここで闘うのメッチャ嬉しいです。ホントにありがとうございます。榊原さん。チャンスくれて」

――クレベル選手、フェザー級タイトルマッチはメインイベントにしてほしいか
クレベル「間違いないです(笑)今、朝倉と蓮いなかった。私絶対それメインイベントだから。社長、おねがいします!」
榊原CEO「RIZINにタイトルを変更した中で、RIZINに変更することの1つ大きなポイントは、コンセプトを全部変えられるってことと、RIZINとしてワールドグランプリが開催できる。RIZINとして最大の権威であるチャンピオンベルトをかけた闘い。タイトルマッチを組めるということでう。このあとのタイトルマッチがどうなるか分かりませんが、メインはクレベルとシェイドラエフになることは間違いないです」

――ワールドグランプリの階級は
榊原CEO「いま最終調整してますけど、ヘビーで行きたいというふうに思ってます」

 最後に榊原CEOが今後の展望について語った。

榊原CEO「今シーズンの開幕戦、3月30日。ここの試合結果も未来の対戦相手を決めていくうえでは。3月30日まで見たうえで最終、ファンの声を聞いて決めたいと思ってます。補足説明すると、未来にこの話をして、蓮が怪我をしてって言ったときに、クレベルとはそのタイミングと同時タイミングでシェイドラエフのオファーをしてた。2月下旬の話ですけど。未来は『一番やりたいのはクレベルだ』とそのときは言ってましたね。『クレベルはシェイドラエフとタイトルマッチだから』って話をして、『そうですか。だったら相手は盛り上がる相手で行きましょうよ』っていうのが回答なんで。それぞれ決まってる試合もある、候補選手の中で。決まってる試合をしなきゃいけない選手もいると思うんで、そういう結果も見て最終調整をしていきますが、いずれにしても3月30日の香川大会、RIZINの記念すべき50回目の大会ですので、是非注目をしていただけたらと、そう思います」

<榊原信行CEO総括>


――今日の配布資料には『超RIZIN.4』とあったが、本当に直前に決まったのだなと
「今日の朝、これアングルでもなんでも無く(笑)ホントに、どうすると、THE MATCH 2ってタイトル……THE MATCHって重たいタイトルなんで、それをみんなに1回ホントに忘れてもらってガラっと変えるには、わかりやすいタイトルがいるよなと思い悩んだ末に決まったのが今日の朝って感じです」

――『男祭り』というタイトルは2006年以来、19年ぶり
「そうですねえ」

――平本戦が中止になったうえで未来選手を復帰させるための交渉はタフなものだったか
「まあ、タフっていうか、未来もこの東京ドームを盛り上げるためにも、今日の発言は少ないですけど、彼が言ってる通りで。自分がマスターピースとして必要だっていうのは分かってるし、ここまで5月4日に向けて積み上げて練習してきてる状況で、もちろん平本との再戦が復帰戦でってことではあったんだけど、平本って要素をなくしても復帰したいって思いも、5月4日に東京ドームで、って思いも未来の中にもあったので。残念ながら、じゃあ平本に代わって『この相手で行きましょう』って相手で、未来とすると盛り上がる相手。当然ですよね。平本なきあとに復帰するにあたってインパクトのある相手。東京ドームで熱狂を生み出せる相手っていうのが……声が上がってたYA-MANなんかが僕らの中では候補ではあるんですね。でも3月29日に試合が決まってる。で、もちろん鈴木千裕。今までの流れからすると、千裕と未来って絡んだこと無いんですね。あるとしたら、千裕とかかなと。でも千裕もダウトベックとやるし。YA-MANも強い相手じゃないですか。ここを無傷で両選手が終わってくるのか。勝った負けたもあるし。そうすると第3、第4の候補を色々考えなくちゃいけない中で、千裕とダウトベックの勝ったほうっていっても、ダウトベックは……未来からすると1回勝ってるし。それとドームで向き合って盛り上がるの?ってとこもあるし。それ以外の相手でも話題性のある相手っていうのが見つけられるかもしれないですけど、総合的に考えると、未来は復活をするって気持ちを固めて。相手も、そうは言っても2週間前とか直前は無しね、と。3月いっぱい待って相手を決めようということで、『分かりました』という感じになりましたね」

――今日は3試合が発表されたが、他のカードは香川大会のあとに発表があるのか
「香川大会より前にド派手なカードを発表したいと思うし、グランプリもどの階級でどのメンバーを中心にやるかっていうのも早急に決めたいし。アンダーカードも、今日ご案内してない中で、平本の怪我を受けて、他の団体の皆さんにも声かけてたけど……さっきも言ったみたいにノリが悪いんですよ(苦笑)だったらまあ、敢えてこんな人たちに声かけてもしゃーないなって感じもありつつ。でも、ガラっと変わって、純血のRIZINで行けるんで。その中で、ドームクラスのド派手なインパクトのあるカードはしっかりラインナップしたいと思ってます」

――RIZINの中で熱がある選手といえば、安保瑠輝也選手がいるが
「安保ももちろんです。本人もスタンバイしてくれてるんで、誰と何を見せる試合を組むのか。祭りなんで、あんま今までのRIZINの韻を踏まなくていいじゃないですか。この日の一期一会のド派手なものを持ってこられるといいなあと思ってるんで。楽しみにしていただいて」

――安保選手といえば、ライアン・ガルシア選手の試合が決まった(※5月2日、ロランド・ロメロ戦)
「まあ、ライアンとは今弁護士同士の交渉になってますね。ライアン側からは、先にサウジのお金に目がくらんで、そっちで試合やるんで(笑)『大晦日に安保とやらしてくれ』とか都合の良いこと言ってるんで。そんなのいらないんで。だったら金で解決しようって話しかないと思いますね。ホントにこう、トリッキーだし。そもそも手を怪我してたのかってことすら不安になってくる。『それ嘘だったの?!』って。これ、大分大きな契約違反になると思うんですよね。そういう意味では、僕らは法的に向き合うと言うか。でもそんなのを訴えてどうのこうのせずに、キチっと弁護士立てた中でどこか落とし所が見つかればいいかなと思って、今粛々と交渉中です」

――『男祭り』という名称が今のファンに伝わっておらず、「女子は出られないのか?」という声がネット上で上がっている
「いや、男祭りだけど、男に負けないくらいの試合する女子はいいんじゃないですか?まあ、新しいフレッシュな形で、韻を踏んでるっていっても、ホントに俺たちのようなおじいさん、おじさんたちしか知らないじゃないですか。男祭りって。新しいファンには『RIZINが新しい祭りをやるみたいだよ!』っていうことが、僕らの思い・コンセプトを伝えることが、定義づけられるタイトルとしてはうってつけかなというところで。再スタートですね」

――グランプリはフライ級も候補だったと思うが、ヘビー級を選んだ理由は
「フライもこの5月からスタートするのはヘビーで行きたいなと思ってます。フライも並行して、次の夏くらいから同時進行でもいいかなと思ってますんで。そういう両睨みで。2階級同時に少しずつずらしてぶち上げるのもいいんじゃないかと思いますね」

――安保選手が出場するならボクシング戦か
「本人はボクシングかキックボクシングの試合で行きたいっていう感じですね。対戦相手は色々イメージはしてますけど、決まったところでまたキチっとご案内したいと思います」

――東京ドームは『PRIDE.1』からやっているが、今の格闘技界では会場を借りるハードルは昔よりも高くなっているか
「完全に上がってますね。オーナーも変わったしね、三井さんに。すごく商業主義であるっていうのと、昔以上に外タレの人たちが、東京ドームだけやって帰るってパターンが多いんですよ。地方のドームに転戦して、これ僕らの大会でもそうですけど、移動交通費とか宿泊費がかかるんだったら東京ドームにみんな、極論言うと国内だけじゃなくてアジア全域からアーティストの人たちは呼べるんで、そうするとドームからすると、ワンデーじゃないじゃないですか。本番日が3~4日間ぶち抜いてやれる音楽イベントのほうが効率の良いコンテンツだと思うんですね。格闘技は、もちろん2Days、3Days倒せるだけのこともあるかもしれないけど、やっぱりその日に集約するんで。準備の日が前の2日間必要だったりとかって考えると、5月4日も、3日の日もホントは本番日で構えたいのがドームなのに、そこも無理して空けてもらったっていう。まあ、それくらいドームも、やっぱり東京ドームってマイク・タイソンがこけら落としをして、どこかでドームさんの意向の中でも、音楽・野球・格闘技ってものは年間の中でやるコンテンツとして入れときたいなって思いもきっと持っていただけたし、これまでそうは言ってもTHE MATCHとRIZINとしてコロナ禍で1回やっている実績も踏まえていただけた日なんで。全国から集まってもらうのもゴールデンウィークで非常に集まりやすいと思うし季節もいいんで。みんなにワクワクドキドキしてもらえるような中身を選手と一緒に創り上げたいなとおもいます」

――グランプリの参加人数は
「今最終、ちょっと、昨日の会議の中で今日の発表の中でそういう方向性を決めてきたところなんで。世界中のヘビー級の中で、いろんな選手をブッキングというか目鼻を立てながら、国内で誰が行けるのかっていう。いずれにしてもクレベルの試合もそうですけど、7月とか韓国の試合とかも少し予定していた編成を変えて東京ドームに持ってきてるところもあるんで。これから8人で行くか、16人で行くかも最終調整して、月内に発表したいと思います」

『RIZIN男祭り』
日程:2025年5月4日(日)
開始:14:00(予定)
会場:東京都・東京ドーム


▼フェザー級タイトルマッチ 5分3R 66.0kg
【王者】クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
vs
【挑戦者】ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(Ihlas)

▼RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)
vs
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)

▼参戦予定
朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)
※対戦相手は後日発表。

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