みちのくプロレス徳島大会でグラン浜田さん西村修さんの追悼セレモニー開催 巨星墜つとも魂は死なず

2日、徳島県・とくぎんトモニホールにて『徳島税理士PRO(R)音瀬泰彦税理士事務所Presents みちのくプロレス徳島大会』が開催。試合前の選手入場式でザ・グレートサスケと新崎人生が、2月15日(日本時間16日)にメキシコで亡くなったグラン浜田さん(享年74)と、2月28日に都内の病院で亡くなった西村修さん(享年53)の遺影をそれぞれ携えて追悼セレモニーを行った。
満員の観客1600人が起立して10カウントゴングが鳴らされ、浜田さんと西村さんに黙とうが捧げられた。
人生はマイクで浜田さん、西村さんについて多くを語らなかった。逆にそのことで、一言では語りつくせないであろう故人との関係の深さが伺えた。
本大会のメインイベントでは新崎人生&エル・パンテーラJr&ラッセと日向寺塁&サングレアステカJr&闘狂ガネーシャが対戦。昨年すい星のように現れて第7回ふく面ワールドリーグ戦に出場するや、なみいる強豪を退け優勝を果たしたエル・パンテーラJrが躍動。天国の浜田さんも微笑んでいたであろう華やかなルチャリブレを披露して徳島の観客を魅了した。
浜田さんはメキシコと日本をプロレスで繋ぎ、ジャパニーズ・ルチャの確立に尽力した。新崎人生は昨年『株式会社ミチプロ』を設立の際、代表取締役社長として原点に立ち返り、いままた旗揚げの地である岩手県での活動に一層注力したいと宣言。岩手県にルチャの文化を根付かせるために邁進している。
みちのくプロレス徳島大会は、はやくも来年の3月1日に開催が決定している。年に一度の新崎人生の“故郷への恩返し”みちのくプロレス徳島大会は、徳島県ではもはや文化の日と同様の年中行事になりつつある。
新崎人生の実行力と情熱をもってすれば、東北の地岩手県にルチャの文化が根をおろし花を咲かせる日もそう遠いことではないだろう。