「この悔しい気持ちは一生消えないです」剛力彩芽の名を背負った18歳の長与千種の弟子がアジャコングを相手にリングデビュー!
12月1日、後楽園ホールにてMarvelous『長与千種還暦祭り』が開催。第4試合では彩芽蒼空(あやめ・そら)がアジャコングを相手にデビュー戦をおこなった。
愛知県出身・18歳の清水菜央は学生時代は応援団に所属し、コロナ禍にYoutubeで初めて見たプロレスに感化され高校卒業と同時に上京しMarvelousに入門。10月にプロテストに合格し、Netflixドラマ『極悪女王』でライオネス飛鳥を演じた剛力彩芽さんと長与千種の“真紅の継承者”彩羽匠から名をもらい彩芽蒼空としてリングデビューが決定した。同時期に入寮した18歳の暁千華(あかつき・せんか)が10月に先にデビューしており、プロテストも体調不良で苦しみながら合格しこの日のデビューにこぎつけた。
しかし相手はレジェンドレスラーのアジャコングに決定。緊張と不安に潰されそうになりながら、長与千種の還暦を祝う日に大一番を向かえることとなった。
試合が始まるなり彩芽はアジャコングに突進していくが、アジャはビクともせずにヘッドロックからフロントネックで捕らえ、そのままグラウンドで潰して動きを封じていく。彩芽の必死のエルボーも全く効かず、アジャは容赦ないビンタからエルボードロップ。苦しむ彩芽を立たせると、彩芽はエルボーを打ち込むがアジャはラリアットでなぎ倒し3カウントを奪った。
6分32秒という短いデビュー戦で終わった彩芽は、悔し涙を見せながらアジャにエルボー連打。これを見て笑顔になったアジャは遠慮なくビンタでふっ飛ばしリングをあとに。
彩芽は「一発一発がとても重くて、痛くて、苦しかったんですけど、絶対に負けたくないって気持ちだけで立ち上がっていきました。リングネームは、すごく重たいというかプレッシャーでもあったんですけど、でもその名に恥じない選手になれるように頑張りたいです。アジャさんとまた闘える、次まで、この悔しい気持ちは一生消えないです。千華とは入寮は1週間違いだったんですけど、入寮してからも基礎体とかそういった部分でも遅れてるっていうのをすごく感じていたので、それが実際にプロテストも一緒にすることができなくて、その後の練習も千華はどんどん実践的なことをやってるんですけど自分はなかなかできなくて。デビューも遅れて。千華の試合をセコンドで見てる時が、1番応援できるんですけど、心の中には、なんでリングに上がれないんだろうって悔しかった。今やっとデビューできて、同じラインに立てたと思うので、絶対に負けないように頑張っていきたいです」と涙を流しながら思いを語った。
暁は赤のコスチューム、彩芽は青のコスチュームに身を包んでおり、長与千種の弟子である2人は今後“令和のクラッシュギャルズ”となることが期待される。
その期待の表れか彩芽の次戦は、ハリウッドスターが来日し8万5000人の来場者を誇る『東京コミックコンベンション(東京コミコン)』にて、12月6日に行われる『極悪女王』コラボマッチへの参戦が発表された。