【試合詳細】10・22 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】青柳優馬vs綾部蓮 諏訪魔&石川修司vs鈴木秀樹&近藤修司 ライジングHAYATO&安齊勇馬&本田竜輝vs宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.&田村男児 【GAORA TV】阿部史典vs立花誠吾 井上凌vs長尾一大心

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『旗揚げ記念シリーズ2024』
日程:2024年10月22日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,296人

▼アクトレスガールズ提供 アクトレスタイム
[Actwreskiller'Z]●岩井杏加/入江彩乃
9分45秒 MRNスマッシュ!
汐月なぎさ/○才原茉莉乃

▼長尾一大心デビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負
○井上凌
7分10秒 逆エビ固め
●長尾一大心

▼平成生まれ vs 昭和生まれ 6人タッグマッチ 20分1本勝負
[平成生まれ]●MUSASHI/芦野祥太郎/黒潮TOKYOジャパン(フリー)
9分13秒 ラ・マヒストラル
[昭和生まれ]○吉岡世起(フリー)/佐藤光留(パンクラスMission)/宮本裕向(666)

▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者】●阿部史典(格闘探偵団)
10分11秒 ヤンキーハンマー→片エビ固め
【挑戦者】○立花誠吾(フリー)
※第26代王者が3度目の防衛に失敗。立花が新王者となる。

▼斉藤ブラザーズ vs 北斗軍 世界タッグ選手権試合前哨戦8人タッグマッチ 30分1本勝負
[SAITO BROTHERS]○斉藤ジュン/斉藤レイ/“ミスター斉藤”土井成樹(フリー)/セニョール斉藤
9分45秒 ジャックハマー→片エビ固め
[北斗軍]●大森北斗/羆嵐(フリー)/サイラス/ハートリー・ジャクソン(フリー)

▼ELPIDA vs ゼンニチ本隊 アジアタッグ選手権試合前哨戦6人タッグマッチ 30分1本勝負
[ELPIDA]ライジングHAYATO/●安齊勇馬/本田竜輝
11分39秒 ブルドッグ・ボム→エビ固め
宮原健斗/○デイビーボーイ・スミスJr./田村男児

▼諏訪魔デビュー20周年記念試合 タッグマッチ 30分1本勝負
[暴走大巨人]●諏訪魔/X=石川修司(フリー)
16分31秒 ダブルアーム・スープレックス→片エビ固め
○鈴木秀樹(フリー)/近藤修司(フリー)

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○青柳優馬
29分7秒 THE FOOL→片エビ固め
【挑戦者/ELPIDA/第11回王道トーナメント優勝者】●綾部蓮
※第73代王者が2度目の防衛に成功。

青柳が綾部を制し三冠防衛で53年目の全日本の旗手に!諏訪魔の20周年記念試合に石川修司が降臨し暴走大巨人復活!長尾一大心が待望のデビュー!

アクトレスタイム


 才原茉莉乃のマイクとともに7人のアクトレスガールズが登場し、『Love Riddle』に乗ってダンスパフォーマンスを披露。

 キラーズの2人が奇襲し試合開始。コーナーで痛めつけ、レフェリーが注意するとリング中央に山にして2人で踏みつけていく。
 杏加がなぎさにフェイスクラッシャーからアレンのカサで殴りつけ、さらに背中にフルスイング。カサでのチョーク攻撃で捕らえるがレフェリーが注意しブレイク。
 杏加はロープに振ってボディにカサをフルスイング。フォールも2。

 杏加は髪を掴んで引き起こすと、なぎさのチョップと杏加のエルボーの打ち合いへ。杏加がエルボー連打からロープに飛ぶが、なぎさがダブルチョップで迎撃し、ロープに飛んでドロップキック。フォールも2。
 なぎさが足を取ろうとするが、杏加が下から蹴り上げて低空ドロップキック。踏みつけフォールも2。
 杏加は彩乃にタッチ。

 彩乃はケンカキックからヘッドロック。そのままグラウンドに持ち込むと逆エビ固めへ。なぎさはロープを掴みブレイク。
 彩乃はロープに飛んで側頭部にケンカキック。さらにエプロンを走り込んで顔面にケンカキックから、コーナーに叩きつけると串刺しビッグブーツからフォールも2。
 なぎさはチョップ連発からロープに飛んでドロップキック。避けた彩乃がケンカキックから担ごうとするが、切り返したなぎさがコードブレイカーからロープに飛んでジャンピングダブルチョップ。フォールも2。
 なぎさは茉莉乃にタッチ。

 茉莉乃はドロップキック連発。フォールも2。
 茉莉乃は引き込み式腕ひしぎも彩乃はロープに足を伸ばしブレイク。
 茉莉乃はロープに飛ぶが、彩乃はネックブリーカーで迎撃しケンカキック。ケンカキック連発からビッグブーツを叩き込みフォールも2。
 彩乃は河津落としからお主の耳にドロップキック。フォールも2。
 彩乃は極楽固めで捕らえるがなぎさがカット。
 彩乃は杏加にタッチ。

 杏加はコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにロープに飛んで顔面に低空ドロップキックからフォールも2。
 杏加はロープに飛ぶが、茉莉乃がドロップキックで迎撃し、ロープに振って追走ガットショット。再度ロープに振って追走ドロップキックからロープに飛ぶが、杏加も追走バックエルボー。杏加がロープに飛ぶが茉莉乃はカウンターの払い腰で叩きつけフォールも2。
 茉莉乃はチキンウィングフェイスロックで捕らえるが彩乃がカット。
 彩乃はかかと落としから引き起こすと、杏加が顔面にカサをフルスイングし河津落とし。ロープに飛んでギロチンドロップから髪を掴んで引き起こし、鬼薊で叩きつけフォールもなぎさがカット。
 彩乃をなぎさがチョップで迎撃し、杏加にもチョップからコードブレイカー。茉莉乃が杏加にヒーローキックからフォールも2。

 なぎさが彩乃にバッククラッカー、茉莉乃が杏加にミドルキック連打も、杏加がスタナーから担ぐが着地した茉莉乃が突き飛ばし、MRNスマッシュで3カウント。

第1試合


 長尾が片足タックルもこれを切った井上とグラウンドの攻防からバックの取り合い。リストの取り合いから井上がヘッドロックも、長尾が切り返してヘッドシザース。井上が頭を抜いて両者距離を取る。

 ロックアップから井上がヘッドロック。長尾がエルボー連打から突き飛ばすが、井上がショルダータックルで迎撃しロープに飛ぶも、長尾がドロップキックで迎撃しストンピングを連打。長尾はエルボー連打からロープに飛ぶが、井上はカウンターのヒップトスからサッカーボールキック。長尾は立ち上がるとエルボーを連発するが、井上はミドルキックで蹴倒す。
 井上が引き起こすと長尾はエルボーを必死に打ち込んでいくが、井上はボディに膝蹴りから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。

 井上は逆エビ固めで捕らえるも、長尾はロープを掴みブレイク。

 井上はストンピングから引き起こし、コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、長尾が足を伸ばしてカットしコーナーに飛び乗る。だが足を滑らして落下し、そこを井上がエルボー連打。井上はコーナーに振って走り込むが、再度足を伸ばしてカットした長尾がセカンドロープからのミサイルキックを発射。吹っ飛んだ井上にドロップキックを連打するも、井上がガットショットからロープに振ろうとするが、逆に振った長尾がドロップキック。
 長尾はコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2。

 長尾は投げようとするが、耐えた井上とエルボーの打ち合い。井上がガットショットから投げようとするが長尾が首固めも2。長尾はスクールボーイも2。
 井上はガットショットからロープに振るが、長尾は前方回転エビ固めも2。

 長尾はロープに飛ぶが、井上がショルダースルーからフォールも2。

 井上は逆エビ固めで捕らえ、これで長尾はギブアップ。

<試合後コメント>

井上凌
「長尾、デビューおめでとう……と言いたいところなんだけど、俺はよ、アジアタッグ決まってんだよ。なあ?それに集中したいんだ。あんななあ、若造の相手している場合じゃないんだよ。俺は安齊一択。安齊勇馬だけを狙っていくからな」

長尾一大心
「……悔しいです。でも、プロレスの世界に入って、この後楽園という場所でデビューさせていただけたのは本当に感謝しかないです。悔しかったけど、今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました」

――今後の目標は
「まず世界ジュニアを獲りたいです。最年少を目指したいです」

――ジュニアで闘っていきたい?
「はい!」

――目標とする選手は
「目標とするレスラーはいません。はい!僕は唯一無二を目指していきたいと思います」

――後楽園ホールでの声援を受けて
「緊張していたんですけど、スゴい気持ちがよかったです」

――リングに立つ前と後でイメージに変化はあったか
「ずっと僕、セコンドで先輩たちの試合を見てたんですけど、リングに上がったら、もっと歓声がよく聞こえました」

――少し場所が違うだけで全然違ったと
「はい。全然違いました」

――コスチュームの色を決めた理由は
「僕が小さいころから好きな色だからです」

――それは緑?エメラルドグリーン?
「緑ですね」

――好きな理由は?
「理由……そうですね、いや、小さいころから本当に『あっ、この色が好きだな』って。理由はないです」

――スポーツ歴は柔道とアイスホッケーとのことだが、アイスホッケーの実績は
「小学校のときは一応選抜として、小学校6年生の時に大会があるんですけど、それで準優勝しました」

――アイスホッケーはいつごろまでやっていた?
「中学校までやっていました」

――どこでやっていた?
「北海道の釧路市です」

――高校時代には柔道を?
「はい」

第2試合


 昭和生まれは光GENJIの曲で入場。平成生まれは嵐の曲で入場し新旧ジャニーズ対決へ。

 先発は吉岡とMUSASHI。ロックアップをスカしたMUSASHIが客席にアピール。お返しとばかりに吉岡がスカしてアピール。会場から昭和コールが起き、お互いスカしてアピールするとリング中央に睨み合う。MUSASHIがガットショットからロープに飛ぶが、リープフロッグからMUSASHIのチョップと吉岡のミドルキックの打ち合い。吉岡がロープに振ろうとするが、MUSASHIがソバットからミドルキック、延髄斬りとコンビネーション。ロープに飛んで低空ドロップキックで場外に叩き出し、客席にアピールするが吉岡がエプロンに飛び乗り口塞いでカット。これを突き飛ばして再度場外に落としたMUSASHIがトペを狙うかに見せて、ロープの反動でリング中央に戻りあっかんべーで挑発する。
 吉岡がリングに戻るとMUSASHIは黒潮にタッチ。

 なぜか騎馬戦になり、黒潮と吉岡が掴み合いになり、吉岡がジャケットを剥いで勝利をアピール。
 恥ずかしがる黒潮に光留が膝蹴りを叩き込み、吉岡は光留にタッチ。

 光留はガットショット連発からチョップを打ち込んでいき、コーナーに叩き込み宮本にタッチ。

 3人で太鼓の乱れ打ちから宮本が小手投げからキーロック。黒潮はロープに足を伸ばしブレイク。
 宮本と光留が合体パイルドライバーからフォールも2。
 宮本は担ぐが、着地した黒潮がジャケットを取り戻して宮本のボディにフルスイング。黒潮は芦野にタッチ。

 芦野はコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにスライディングエルボースマッシュからフォールも2。
 芦野は俵投げ。光留が出てきてガットショット連発から延髄斬りも、避けた芦野が俵投げ。
 芦野はロープに振るが、宮本はハンドスプリングエルボーで迎撃し吉岡にタッチ。

 吉岡は投げようとするが、芦野が逆に投げようとするも、吉岡が着地しソバットかr亜鉛頭斬り。ロープに飛ぼうとするが、芦野はジャーマンで叩きつけMUSASHIにタッチ。

 MUSASHIがコーナーに上り、黒潮と芦野が吉岡を投げ捨てるが遠いためMUSASHIは「位置が悪い!」と再度投げさせる。だが今度は近すぎる。MUSASHIは仕方なくエストレージャフトゥーロを投下するが当然飛びすぎて自爆。
 黒潮と芦野は吉岡にダブルでブレーンバスターから、MUSASHIを吉岡の上に乗せてフォールさせるも2。

 MUSASHIは「今度こそ行くぞー!」とコーナーに上りエストレージャフトゥーロを投下するが、吉岡は剣山で迎撃し、宮本のラリアットと光留の延髄斬りのサンドイッチ。さらに吉岡がラ・ミスティカからラ・マヒストラルで3カウント。

 吉岡は挑発しながらもMUSASHIを引き起こすが、お互いビンタで叩きあうと我慢できずに抱き合い愛情を確かめあった。

<試合後コメント>

佐藤光留&宮本裕向&MUSASHI&吉岡世起&黒潮TOKYOジャパン
光留「平成生まれに言いたいことあったけど、俺たちは昭和生まれだから、試合をしたらシェイクハンド!すべて忘れた!昭和か平成かどっちがスゴイかなんて試合で決まるわけ無いだろ!今は令和だ!俺たちは試合じゃなくて、話し合いで決めようって言ったの!話し合い!」
裕向「話し合いだって!」
吉岡「果たし合い?!」
光留「いやいや!昭和のもっと前!それ!明治のもっと前!みんなこういう髪型(ちょんまげ)してたとき!」
吉岡「名前MUSASHIだしねえ」
光留「お前MUSASHIか!じゃあ話し合いは無理かな?!」
MUSASHI「なんでだよ!出来るよ!話し合い!」
光留「お前MUSASHIなんだろ?!負けたんだったら……(※ハラキリの仕草)」
MUSASHI「切腹ゥ?!」
光留「当たり前だろ!話し合いなんかやってられるか!」
MUSASHI「そんな時代じゃないだろ?!」
光留「どっちが強いかは話し合いで決めるから。だけどお前は切腹だ!」
MUSASHI「なんでだよ?!なんでだよ?!」
吉岡「むーちゃん、むーちゃん」
MUSASHI「俺が宮本武蔵だよ」
吉岡「むーちゃん、むーちゃん、落ち着いて」
MUSASHI「お客様、そして関係者各位、むーちゃんせーちゃん、仲良くなりました!お騒がせしました!」
吉岡「お騒がせしました!今日で絆、強くなったよね!」
MUSASHI「今日からまたむーちゃんせーちゃんとして立て直してまいりますので、よろしくお願いします!」
吉岡「これで世界最強タッグも!」
MUSASHI「シングルのベルトもあるしね!」
吉岡「俺は世界ジュニア、土井成樹、見てろよ!今回はシングルだけどこのあとのタッグも俺らの絆で乗り越えてみせるからな」
MUSASHI「むーちゃんせーちゃんだ!」
(※2人のコメントを遠巻きに眺めていた黒潮がふらりと現れて一言だけ残してすぐに去る)
黒潮「平成代表として言うけど、MUSASHIのせいで負けた。今日は」

第3試合


 阿部がバックを取るがリストの取り合いへ。ヘッドロックの応酬からグラウンドの攻防になり、スタンドでのビッグブーツの打ち合いからお互い場外へ出ると南側客席通路に移動し、走り込んで正面衝突。打ち勝った阿部が先にリングに戻り、立花もカウント7でリングへ戻ろうとするが阿部がスライディングキックでカット。阿部がエプロンに上がった立花をがっぷり組んで上がらせないようにするが、カウント9でギリギリリングイン。

 阿部が連続フォールも全て2。
 立花がサミングからロープに振り、低空ドロップキックを避けて引き起こす。阿部は延髄斬りも立花はこれも避け、走り込むが阿部はドラゴンスクリューで迎撃。
 阿部は回転浄土宗からサッカーボールキックを叩き込むも、立花はすぐに立ち上がるがその場に座り込み自らサッカーボールキックを受ける。阿部はフォールも2。

 座ってのはたきあいから阿部がPK。キャッチした立花に阿部がナックルからロープに飛ぶが、立花はマンハッタンドロップからビッグブーツ。アイルビーバックを狙った阿部をロープを蹴り上げて場外に落下させ、ノータッチトペ・コンヒーロを発射する。

 リングに戻り阿部をコーナー上に座らせ、立花が正面に上るも阿部はヘッドバッドで落とす。立花は再度正面に上りエルボーからヘッドバッドを叩き込み、雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるがそのまま阿部がブレーンバスター。ロコモーション式で阿部が投げようとするが、逆に立花が投げようとするが阿部が着地。立花がエルボーからロープに飛ぶが、阿部はドロップキックで迎撃しオブジェクトでフォールも2。
 阿部は伊良部パンチから怨霊クラッチも2。

 阿部は投げようとするが、立花がリバースするも阿部がお卍固め。そのまま担いだ立花がイケメン落としも2で切り返しあうが2。
 立花がヤンキーハンマーもダブルダウン。

 エルボーの打ち合いから阿部がビンタ。立花が左右のエルボー連打からローリングエルボーを狙うも、阿部がフルスイングでのビンタから伊良部パンチを狙うも、立花がエルボーでカットしローリングエルボー。さらにヤンキーハンマーからフォールも2。

 立花はロープに飛んでのヤンキーハンマーからフォールし3カウント。


 試合後に阿部が朦朧としながらフォールも、これを立花が返し黒潮と喜びを分かち合う。
 立花がコーナーに登ってベルトをアピールしリングに戻るが、黒潮は突然トラースキックを叩き込む。

黒潮「次俺だろ。よし、(立花を踏みつけてベルトを奪い)やるからにはやるぞ。俺がこのベルト、お前から本気で取ってやるよ。北海道のどっかでシングル組まれたよな?俺が、このベルト、お前から、とってやるよ。おい、楽しみにして待ってろよ(立花がベルトで殴りかかるがこれを避けて)ちょっと待った待った待った!俺達タッグリーグで組むんだから、お前一瞬かたち上やったけど、かたち上やったけど、そういうんじゃないから。な?かたち上やったけど、そういうんじゃない!俺達はともだ、ともだ(マイクを差し出し)」
立花「ち」
黒潮「しんゆう、しんゆ」
立花「う」
黒潮「先輩」
立花「後輩(悩んでからベルトで殴りかかる)」
黒潮「(避けて場外に転がって逃げ)タイトルマッチはタイトルマッチ。タッグリーグはタッグリーグ。上手くやっていこう」

<試合後コメント>

黒潮「見ろ!ここ(腰)に!立花の赤いベルトが巻かれることになった!この赤いベルトを機に俺は全日本プロレスでキングダムを作る。その名も……黒潮キングダムだ!」
立花「おい!お前ふざけんな!キングダムとか言うな!そんなくだらねーあぶねー名前出しやがって!全日本でな、お前、キングダムっていうのは終わりを示すんだよ。言うな、そんなこと!」
黒潮「よし、わかった!俺がこのベルトを獲ったあかつきには!黒潮キングダムXを作るぞ!」
立花「……それならいいか」
黒潮「それならいいな?」
立花「多分な」
黒潮「いいな?よし。怒んなよお前。怒んなって。一応ヤったけど、怒んなって。怒んない怒んない♪」
(※黒潮がしなだれかかるも立花が振り払う)
立花「きもりわりーなあ!」
黒潮「お前また今日もテメーだけよ!チヤホヤされてよ!何だよ俺の平成って?!MUSASHIと次試合を組んだらぶっ殺すぞ!」
立花「帰れよお前!」
黒潮「お前が帰れ!」
立花「俺はチャンピオンとしてなあ!言うことがあんだよタコ!お前と違ってな、ベルトを2つ持ってるの!お前は何持ってるの?このジャケットだけ?」
黒潮「俺はGAORA TVチャンピオンになったときにファンからもらったTVチャンピオンシップのタオルがある!そのタオルと、子供のベルトと、このベルトで三冠戦やろうぜ」
立花「俺タオル欲しくねえよ」
黒潮「俺だって子供が作ったこれお前!俺だって作ってほしいのに!」
(※黒潮が掴みかかる)
立花「痛!いてえな?!帰れーッ!いってーなお前!二度と来るなボケ!」
黒潮「元々!俺のなのに!」
(※黒潮が再び掴みかかってベルトを叩きつけて去っていく)

立花「お前雑に扱うな!ようやく帰った。あのボケが。これでGAORA2冠チャンピオンだ。さっきドリー・ファンク代行の大隅会長が言ってただろ?認めただろ?これ(※子供からもらったベルト)を。これでGAORA2冠だ俺は。アイツの言ってた訳のわからねえタオル?はいらねーけどよ、せっかくだからそれ持って全日本プロレスに新たな三冠ベルトとして、三冠チャンピオンとして君臨してやるよコノヤロー!テメーら覚悟しておけ!あァ~ん?」

第4試合


 先発はレイとジャクソン。ロックアップから一度離れ、再度ロックアップからレイがロープに押し込むがジャクソンが切り返してクリーンブレイク。ショルダータックルのぶつかりあいからロープに飛んでのショルダータックルのぶつかりあい。これを制したジャクソンが北斗にタッチ。

 北斗は投げようとするが、レイはそのまま潰してストンピングから土井にタッチ。

 土井はロープに飛んでサンセットフリップ。引き起こすが北斗がサミングから羆嵐にタッチ。

 土井がチョップ連発。ジャクソンを呼び出しチョップ連発。さらにサイラスを呼び出してチョップ連発も、受けきった3人が土井を囲んで睨みつける。土井は四つん這いになってリングを回るが、羆嵐が足を掴んで動きをとめ、ボディスラムからセントーン。フォールもセニョールがカット。
 羆嵐はセニョールにもボディスラムからセントーンを投下しジャクソンにタッチ。

 ジャクソンは土井にチョップからフォールも2。再度フォールも2。再々度ドールも2。
 ジャクソンはロープに振ってバックエルボーで倒しサイラスにタッチ。

 サイラスはストンピングからロープ際で乗っていき、さらにヒッププレスから羆嵐にタッチ。

 羆嵐とサイラスで股裂きから、羆嵐がアルゼンチンで担ぐも土井はサミングで着地し低空ドロップキックからジュンにタッチ。

 ジュンは串刺しビッグブーツからロープに飛んでショルダータックル。フォールも2。
 ジュンはブレーンバスターからフォールも2。
 羆嵐をコーナーに振って斎藤ブラザーズでトレイン攻撃から、レイがボディプレスを投下しジュンがエルボードロップ。フォールもジャクソンがカット。
 サイラスとレイ、ジャクソンとジュンがエルボーの打ち合いから、ジャクソンがボディアタックでふっ飛ばし、サイラスはデスバレーボム。ジャクソンがレイにギロチンドロップを投下するも、ジュンはサイラスにビッグブーツからジャクソンにスピアーを突き刺す。
 ジュンとレイで羆嵐をロープに振るも、羆嵐はクロスボディ。ジュンとレイはキャッチするも、北斗が羆嵐ごとドロップキックで吹っ飛ばす。
 羆嵐がジュンをボディスラムでセットし、北斗がコーナーに上るが土井とセニョールが羆嵐を突き飛ばしてロープに叩き込む。ロープが揺れて北斗が落下し、羆嵐はセニョールと土井をロープに振るが、セニョールと土井はロープを掴んでタイミングをずらしドロップキックを発射。北斗がジュンにエルボー連打からローリングエルボーを叩き込み、ロープに飛ぶがジュンとレイがさいとう斉藤いぎなりスマッシュで迎撃しフォールも羆嵐がカット。
 羆嵐はレイにエルボー連打からロープに飛ぶが、レイはクロスボディで迎撃。
 ジュンは北斗にジャックハマーからフォールし3カウント。

ジュン「北斗軍に、勝ったぜ~。来る北海道の札幌では、世界タッグの前哨戦、今日後楽園ホールでやったわけだが、ジャクソン、サイラス、俺達斎藤ブラザーズは負けるわけにはいかない。今年は、この、世界タッグのベルトを持ったまま、最強タッグに出場して、優勝してやる」

 そこへ10月3日にDDTプロレスを退団した大石真翔がリングへ。

大石「皆さんはじめまして、斎藤ブラザーズ大好きレスラー、大石真翔です!おい!斎藤ジュン、斎藤レイ、リング上で会うのは、初めてだな。リング上で見ても、カッコいいな。お前ら、かわいいなオイ。ほんとに、ほんとにかわいい。あの、うん、俺は、あなた達と、仲良くなりたい。一緒にご飯とかも食べに行きたいし、スイーツも食べたいし、お酒とかもね、僕飲めないんだけど一緒に行きたいし、行きたいだがな~俺もプロレスラーだ。仲良くなる前に、お前らと闘いたいんだよ。というわけで、世界最強タッグ決定リーグ戦、Xは、この俺だ!パートナーは、最近なんかベルギーハマってるって言ってたよね?なんかベルギーのビール?チョコ?」
ジュン「ベルギーチョコは大好き」
大石「大好きだよね?(レイに)で、ベルギービールとかすごい好きだよね?」
レイ「あ、あぁ、大好きだ」
大石「大好きだよね。だよねだよねだよね。というわけで、ベルギーから、斎藤ブラザーズ大好きレスラーを呼ぶことにしました。初来日、マイク・D・ベッキオ。皆さんは知らないと思うけどな、俺の、コネクションをマックスに利用して、すっげぇレスラーをお前らのために、連れてきたんだ。俺達が、世界最強タッグ決定リーグ戦、X、XXとして、お前らと闘いたい。リーグ戦が終わったら!ご飯とか、スイーツ巡りとか、八木山ベニーランドとか、八木山動物園とか、一緒に行けたらいいなって思ってるんだけどどうかな?」
レイ「おい、まこりんさん、いや、まこりん、リング上で、俺達、斎藤ブラザーズと、やる以上は、お前が、俺達のファンだなんて、関係、ねぇ。俺達2人が!お前をボッコボコに!してやるぜ!楽しみにしてろ!」
ジュン「まこりんさん、覚悟しろ。DOOM!」

<試合後コメント>

大石真翔
「そういうわけで、世界最強タッグ決定リーグ戦!最後のX、大石真翔、ベルギーから来たSAITO BROTHERS大好きレスラー、マイク・D・ベッキオ。この2人で出場させてもらうことになりました。ありがとうございます!とうとうSAITO BROTHERSとリングで交わることができるのを、SAITO BROTHERSファンとして光栄に思っております!でも俺はプロレスラーだ!勝って、そして最強タッグ決定リーグ戦勝ち残って、優勝して、改めて……SAITO BROTHERSと一緒にご飯を食べに行きたい!仲良くなりたい!頑張ります!」

――仲良くなりたいだけでSAITO BROTHERSに入りたいわけではない?
「……難しい話ですよね。あの、うん……入りたいのもあります。ただ、それは仲良くならないといけないから。ビジネスとかじゃなくて。普通に仲良くなりたいですかね。一番は。一緒にご飯とか。僕が運転するんで。お酒飲めないんで。レイの飲みっぷり、食べっぷり、ジュンのスイーツ好きを間近で見たい、もっと間近で見たいという一念でこのリングに上がりました」

――最強タッグリーグのあとも全日本に継続参戦していきたい?
「もちろん。全日本プロレスにはずっと上がりたかったんですし、僕の師匠たちが教わった王道の欠片みたいなものをいただいて。それの答え合わせじゃないですけど、それをしていきたいなっていうのはずっと思っていて。それでやっと王道のリングに立つことができたんで。……覚えとけよ!DOOM!」

斉藤ジュン&斉藤レイ
レイ「勝ったぜェ!世界タッグの前哨戦、北斗軍にしっかり勝ってやったぜ!このままの勢いで10月27日、札幌大会でサイラスとジャクソンをぶっ倒してやるぜ!この世界タッグのベルトをしっかりと防衛してやるぜ。FOOOOO!」
ジュン「それにしてもまこりんさんがXとしてやってきた。気は確かか?俺たちと闘いたいらしいが、まこりんさんとこんな形でリングの上で会うとは思わなかった。これには力一杯応えてやらないとな?」
レイ「リング上でやる以上は、俺たちが全勢力をもって叩き潰してやるぜ!楽しみにしてろ!」
ジュン「まこりんさん、ボコボコにしてやるぜ!」
ジュン&レイ「DOOM!」

第5試合


 先発は安齊と宮原。ロックアップからリストの取り合い。安齊がヘッドロックからロープに飛ぶが、宮原がビッグブーツで迎撃しフォールするがすぐに安齊が抜けて距離を取る。
 安齊がバックを取るが、宮原が腕を取って下がり男児にタッチ。安齊もHAYATOにタッチ。

 ロックアップからHAYATOがバックを取るが、男児がリストを取って切り返すとHAYATOは足を取って倒し足へのエルボードロップからトーホールド。男児は切り返して腕ひしぎを狙うが、逃れようとしたHAYATOに腕を固めて潰しフォールも2。
 男児はフロントネックもHAYATOがヘッドロックで切り返し、グラウンドに持ち込むが男児はヘッドシザースで抜けて再度組み合う。HAYATOが巻き投げようとするも男児は力任せに担ぎ、着地したHAYATOへ男児が走り込むもHAYATOはロープをたるませて場外に落とし、そこへ飛ぶかに見せてロープの反動でリング中央に戻りポーズを決める。
 男児は走り込むがHAYATOはリープフロッグを狙うも、男児はキャッチしリングに叩きつけ顔面を踏みつける。これを離すと背中を踏みつけ、HAYATOはロープを掴むが男児はストンピング。男児はスミスにタッチ。

 スミスはストンピングからボディスラム。再度ボディスラムから踏みつけフォールも本田がカット。スミスは宮原にタッチ。

 宮原とスミスでHAYATOをロープに振りダブルのショルダータックル。HAYATOが立ち上がるとチョップからロープに振るが、宮原はドロップキックからロープに飛んで再度ドロップキック。串刺し攻撃も狙うがHAYATOはドロップキックで迎撃し本田にタッチ。

 本田は串刺しラリアットからロープに押しこみ「1.2.3.4!」と叫びながら反則カウント4で離す行為を繰り返し、ニヤニヤしながらロープに振ってスパインバスター。フォールも2。
 エルボーの打ち合いから本田がロープに飛ぶが、宮原はビッグブーツで迎撃し男児にタッチ。

 男児は串刺しショルダータックルからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
 男児は担ごうとするが、耐えた本田にガットショットからロープに飛んでショルダータックル。受けきった本田がラリアットでなぎ倒し安齊にタッチ。

 安齊は串刺しエルボーからスロイダーで投げ捨てフォールも2。
 男児はエルボー連打からロープに飛ぶが、安西はドロップキックで迎撃しバックをとるが、男児が担いでバックフリップ。男児はスミスにタッチ。

 スミスはショルダータックルからエルボー。ロープに振ってジャンピングニーからロープに振る。だが安齊はロープを掴んでタイミングをずらし、ビッグブーツからロープに飛ぶがスミスはパワースラムで迎撃しフォールも2。

 スミスは投げようとするが、安齊が耐えると腕を掴んで胸を蹴り上げ、コーナーに振って走りこむが安齊はジャンピングニーで迎撃。HAYATOと本田でコーナーに振り、HAYATOが串刺しドロップキックから本田が串刺しラリアット。さらに安齊に向かって振るが、スミスはそのまま安齊をラリアットでなぎ倒し、走り込んできたHAYATOを担ぐとボディスラム。本田はスミスにスピアーを突き刺すが、男児が走り込みエルボー合戦へ。ラリアットの打ち合いから男児がロープに飛ぶが、HAYATOが追走ドロップキックからプランチャを投下。
 安齊がスミスのバックを取ってHAYATOがそこへスワンダイブミサイルキックも、スミスが避けて安齊に誤爆。スミスはHAYATOを場外に投げ捨て、宮原が安齊にビッグブーツからスミスが安齊をブルドッグ・ボムで叩きつけ3カウントを奪った。

 試合後に井上がリングに走り込み、HAYATOを蹴りつけ、本田を場外に投げ捨てて安齊にバックドロップ。
 さらに安齊を印刷した紙を破り捨てて、踏みつけてアピール。HAYATOが助けに入るも井上は迎撃して場外に投げ捨ててからリングを後にした。

<試合後コメント>

宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.&井上凌
宮原「ベリーナイス3カウント!1!2!3!最強タッグに向けて、もう見えたか、優勝が!宮原健斗とデイビーボーイ・スミスJr.の優勝がもう俺には見えたな!彼がブルドッキング・ボムで1!2!3!やった光景をまじまじと見させてもらった。もう優勝は見えたぜ!」
スミス「そのとおりだ!トレーニング、トレーニング、そしてトレーニングだ!このデイビーボーイ・スミスJr.とミヤハラはしっかりとトレーニングをしている。トレーニングをすればするほど大きい結果が俺たちを待っている。今日はほんの小手調べだ。今年のタッグリーグのナンバーワン、1位、優勝者!俺たちがそれになる未来が見えている!」
(※スミスが去っていくのと入れ違いに井上が現れる)

井上「おい、スミスとの世界最強タッグ、その前にアジアタッグが待ってんだよ」
宮原「アジアタッグ!」
井上「おい安齊、これでちょっとは目ェ覚めただろ?俺のこと気にしないでいて」
宮原「眼中に入ってないほど怖いことはねーからな」
井上「これでよ、北海道初戦からサシでやれるんだろ?お前のこと初日からぶっ殺してな、アジアタッグ、健斗とアジアタッグ巻いてやるからな」
宮原「さあ北海道!準備はいいか!北海道のプロレスファン!スーパースター宮原健斗が北海道に来るぞ!そして10月29日、北海道十勝で!10年ぶりにアジアタッグいただこうか!」
井上「ッシャオラァッ!」

第6試合


 先発は諏訪魔と近藤。握手から試合が始まり、ロックアップから諏訪魔がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップから近藤がヘッドロックからショルダータックル。受けきった諏訪魔に近藤が二度三度とショルダータックルを打ち込んで倒し、諏訪魔は石川にタッチ。近藤も鈴木にタッチ。

 手4つから石川がコーナーに押し込むがブレイク。
 ロックアップから石川が潰していき、グラウンドの攻防も鈴木がリストを取って切り返し、石川はロープに押しこんでチョップからヘッドロック。そのまま諏訪魔にタッチ。

 諏訪魔はガットショット連発。エルボーの打ち合いから諏訪魔がエルボー連打。鈴木がエルボースマッシュからロープに飛ぶが、諏訪魔がスカして場外に落とし場外乱闘へ。鈴木と近藤で諏訪魔を交互にボコボコにしていき、リングに投げ入れると鈴木がスリーパー。これを離すと変形ドラゴンスリーパーで捕らえるが諏訪魔はロープを掴もうとする。これを鈴木は胴絞めスリーパーで捕らえ直してカットし、暴れる諏訪魔に腕ひしぎも諏訪魔はロープに足を伸ばしブレイク。鈴木は近藤にタッチ。

 近藤は踏みつけていき、諏訪魔は膝立ちでエルボー。近藤は膝蹴りからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、諏訪魔は足を伸ばしてカットするとショルダータックルで吹っ飛ばす。諏訪魔は石川にタッチ。

 石川は串刺し攻撃を狙うも、足を伸ばしてカットした近藤が走り込むも石川はキャッチしコーナーのセカンドロープに寝かせて串刺しニー。さらにセカンドロープからのダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
 石川は投げようとするが近藤は逆にブレーンバスター。近藤は鈴木にタッチ。

 鈴木はコーナーに振ろうとするが石川が逆に振り串刺し攻撃。鈴木は足を伸ばしてカットしぶら下がり首4の字。レフェリーが注意しブレイク。
 鈴木はコブラツイストで捕らえるが、力任せに投げ捨てた石川が諏訪魔にタッチ。

 鈴木はエルボースマッシュも諏訪魔はダブルチョップで返し、スリーパーで捕らえる。石川も近藤をスリーパーで捕らえるが、逃れた近藤が諏訪魔に殴りかかりカット。
 諏訪魔が鈴木を、石川が近藤を「投げるぞオイッ!」の競演から投げようとするが、投げられずにリバースされる。
 近藤と鈴木が交互に諏訪魔にストンピングを落としていくが、立ち上がった諏訪魔が交互にダブルチョップ連発からそれぞれラリアットでなぎ倒す。


 諏訪魔と石川は鈴木に交互にラリアット連発から諏訪魔がスロイダーで投げ捨て、石川がランニングニーから諏訪魔がエルボードロップ。フォールも近藤がカット。
 諏訪魔はバックドロップからフォールも2。
 諏訪魔と石川はサンドイッチラリアットも、鈴木が避けて誤爆。


 鈴木が諏訪魔にエルボー連打でコーナーに押し込み、近藤が串刺しラリアットから鈴木も串刺しバックエルボー。さらに諏訪魔に恨みのある選手として全日本プロレス参戦選手がトレイン攻撃に加わり、石川も容赦ない串刺しラリアットから近藤がキングコングラリアット。さらに鈴木がダブルアームスープレックスホールドで3カウント。

 試合後に諏訪魔20周年記念セレモニーへ。
まずタッグパートナーである鈴木が「バカ」と自分のTシャツを贈呈。続いて近藤が「お前、ほんとにバカだな。でも俺は10年前から、お前がバカだって知ってたよ。20周年おめでとう」と記念品を渡す。
 石川は「皆さんお久しぶりです。で、あの、ちょっとほんとにつまらないものですいません、おめでとうございます」とロコアテープ(湿布)を渡す。
 そして渕正信、和田京平レフェリーから花束贈呈。

京平「20周年おめでとうございます。諏訪魔選手がデビューした時自分がレフェリーやって、三冠戦とかね、さっき話してたんだけど。また今日20周年ということで、また私がレフェリーさせてもらって、あぁ20周年なんてまだまだ。ねぇ?渕くんと俺で100年だよ。まあ、あと何十年とやってもらうためにも今日この花束差し上げますんでね。まあおめでとうございます」

渕「20年、長いようで短い、逆だな。短いようで長いだろ。ほんとにね、あの、彼のこの20年は、まあ苦労の連続です。こうやって笑ってますけどね、近くにいてほんとに、大変だったな。まあよくね、私も50年、こうやっているからまだまだとか言うんですが、彼のね、20年はほんとに濃い20年だったよな?いや、ほんとにね、何回も同じ事言っちゃあれだけど、ほんとに苦労したんですよ彼は。よくね、私がいるから全日本残ったとかそういうこと言うんだけど、でも今こうやって試合もしてないし、そして、今ここでね、言ってもいいかな?あの、諏訪魔がね、残ってくれたおかげで、今の全日本プロレスはあります。そして、今日10月22日は、全日本プロレスの創立記念日。また、上手くこの日を選んだなお前は。ほんとに皆さん今日はこうやってたくさんのね、会場に来ていただきまことにありがとうございます。改めまして、諏訪魔おめでとう」

 ここで天龍源一郎と武藤敬司からビデオメッセージが送られた。


諏訪魔「皆さん、ほんとに今日はありがとうございます。20年プロレス、全日本プロレスでやってきてね、すごい幸せです。それも、渕さん、京平さんが、全日本守ってくれたからだと俺は思ってるんで、もっともっと、全日本プロレス盛り上げていきたいと思うので、皆さん、今後ともよろしくお願いします」

<試合後コメント>

諏訪魔&石川修司&鈴木秀樹&近藤修司&佐藤光留
(※秀樹&近藤&光留が3人でコメントを出し始める)
近藤「いい引退式だったね」
秀樹「最後もう一言喋ろうと思ったところでダカダッダッダッダダン!(※諏訪魔の入場曲のイントロ)って流れちゃって」
光留「早く帰れってことですね」
秀樹「思い出はないですけど、頑張ってくれたんで。これから諏訪魔の21年目は一般人として」
光留「一般人・諏訪間幸平として」
秀樹「保護司・諏訪魔幸平で。島耕作みたいですね。ありがとうございました」

(※3人は去っていくも、諏訪魔&石川がやって来ると秀樹&近藤が呼び戻される)

諏訪魔「いやぁ、今日はありがとうございます。いや、本当に20年ね、よかったよ。一緒に闘ってきた思い出のあるメンバーなんでね。アンタ(秀樹)一番短いんだよね(笑)まあこれからは」
秀樹「一番沸いたのは石川さんの入場が今日一番」
諏訪魔「そらぁそうだよォ!石川修司が全日本プロレスに出るって大事件なんだから!(※近藤へ)お前、いつから和菓子屋になったんだよ?」
近藤「洋菓子な?」
秀樹「疲れたから早く終わってください」
諏訪魔「これ湿布?」
石川「はい」
近藤「よかったな!」
秀樹「おめでとう!」
近藤「おめでとう!」
諏訪魔「俺、冷感湿布のほうがいいな」
石川「知らないよ!(笑)」
秀樹「おめでとう」
近藤「まだ頑張れ。まだ頑張れ」
諏訪魔「秀樹、20年のときにお前覚えとけよ」
石川「もっといいコメントしたほうがいいんじゃないですか?(笑)」
秀樹「石川さんは今後どうするんですか?全日本プロレスは?」
石川「……いやいや、もう、フリーとして頑張っていくんで」
秀樹「じゃあ、オファーすればいいんですね?」
石川「いやいやいや……へへ……」
秀樹「オファーすればいいんだって!」
諏訪魔「石川修司は大人ですからね。わかってくれるので。今日は本当にありがとう。本当に俺のワガママを聞いてくれた。最後の最後まで『ごめんなさい』って言ってたんだよね。本当だよ、これ!オォン」
石川「これは大きな貸しなんで一生かけて返してもらおうかなと」
諏訪魔「……損得勘定しちゃ、ダメっ!」
石川「まあまあまあ、まあ……」
諏訪魔「近藤君と久々にさ、やれてさ」
近藤「久しぶりにやったね」
諏訪魔「ディストラクションとして頑張ってて、ベルト獲れなかったのがすげぇ悔いが残ってるんだよ」
近藤「一時代をね、やったからね」
諏訪魔「それだけが俺は心残りだよ」
近藤「そうだね」
諏訪魔「なんでバカとベルトが獲れるのかがよくわからない。でもみんな最高の仲間ですよ、俺にとっちゃ」
秀樹「仲間ではないです」
諏訪魔「全日本プロレスがさ、こんな若い子が頑張ってさ、いっぱいお客さんが来てくれるようになってさ。いや、本当に感無量ですよ。全日本プロレスに残ってよかったなって思います。石川修司が出てくれたのは良かったよね。これは繋がるから。まあ、いろいろ考えていきましょう、これから。いい歳なんだからさ」
秀樹「そうですね」
諏訪魔「そーだよ。若くねーんだよ俺ら」
秀樹「いや、俺はまだ若いから」
諏訪魔「ォオン?若くないんだから」
秀樹「おめでとう!」
近藤「おめでとう!」
諏訪魔「ありがとうございます。今日はすいません、こんな俺のためにありがとうございます」

――渕選手から『苦労の連続の20年』という言葉があった
諏訪魔「いや、本ッ当に苦労がすごかったんだよ!呑む?今度言うよ? 本ッ当にね、すごかったの!」
秀樹「2人が辞めるから?」
近藤「俺たちのせいか?」
諏訪魔「……あぁ、お前のせいだよ!(笑) (※一同爆笑)でも、それもまた繋がってくるんだよね、こうやってね。あの頃、俺はわかんなかったんだ。だから感情的になったりもしたけど、いつかこれはまた繋がっていくから。そこまで悪いことにならないのかもしれない。いいことになると思う。それが今、20年プロレスやって気付いたことだね」

第7試合


 青柳はPWF、インターナショナル、UNの3本のベルトを持ち、旧三冠ヘビー級スタイルで登場。

 ロックアップから綾部がロープに押し込むが、青柳が切り返してクリーンブレイク。
 再度ロックアップから綾部がロープに押しこみ、頭を撫ででブレイク。
 青柳がガットショットからヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルからドロップキック。ロープに振ろうとするが、逆に振った綾部がショルダースルー。青柳はそのまま場外に転がり場外乱闘へ。

 綾部はエプロンから青柳をデッドリードライブで場外に投げ捨ててからリングに戻る。

 なかなか上がってこない青柳をリングに投げ入れ、足を捻っていくが青柳はロープを掴みブレイク。

 綾部はロープに振るが、青柳は足を痛めて走れずに倒れてしまう。レフェリーがダウンカウントを数えるが綾部は踏みつけていき、これを離すとコーナーに振ろうとするが青柳は走れず倒れてしまう。

 綾部は引き起こしてエルボーからロープに振ろうとするも、青柳はロープを掴んで耐える。力任せに綾部がロープに振ると、青柳は突然ロープワークの往復からジャンピングバックエルボーで倒す。綾部は場外に転がり、そこへ青柳が降りて場外乱闘へ。
 お返しとばかりにエプロンから場外へのカーフブランディングからリングへ戻る。

 青柳はストンピングからエルボースマッシュ。さらに串刺しエルボーからダイビングクロスボディ。フォールも2。

 青柳はフロントネックで捕らえるが綾部はロープに足を伸ばしブレイク。

 青柳は投げようとするが、耐えた綾部にエルボーからロープに飛ぶが、綾部はカウンターのボディスラム。
 綾部はエルボー連打からロープに振ってジャンピングネックブリーカードロップ。さらに串刺しビッグブーツからフォールも2。

 綾部はキャメルクラッチで捕らえ、アイアン・メイデンを狙うが青柳はロープを掴みブレイク。

 綾部は串刺し攻撃を狙うも、青柳が足を伸ばしてカットしコーナーに上る。だが綾部はドロップキックで場外に落とし、エプロンに引き上げるとフルネルソン。耐えた青柳がエルボー連打からバックドロップでエプロンに叩きつける。綾部はそのまま場外に落下。ダウンカウント9でリングへ。

 青柳は串刺しジャンピングエルボーからエルボー合戦へ。綾部が担ぐも着地した青柳がロープに飛ぶが、綾部はドロップキックで迎撃する。さらに投げようとするが着地した青柳がジャーマンからロックボトム。さらに投げようとするが綾部がブレーンバスターで突き刺しダブルダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合い。綾部が打ち勝つが、立ち上がった青柳がエルボースマッシュ連発からロープに飛ぶが綾部はキチンシンク。さらにランニングニーも、キャッチした青柳がシュバインからフォールも2。

 青柳は顔面を蹴りつけていき、エルボー連発も綾部は受けながら前に出てコーナーに押し込みエルボー。崩れ落ちた青柳にエルボー連打から、串刺しビッグブーツからフルネルソンボム。フォールも2。

 綾部は走り込むが、腕を巻き込んだ青柳がDDTから胴絞めフロントネックロック。エンドゲームに移行するが、綾部がギブアップしないため一度離してフォールも2。

 青柳はコーナーに上りダイビングエルボードロップ。フォールも2。

 青柳はエンドゲームで捕らえるが、綾部はロープに足を伸ばしブレイク。

 青柳はコーナーに上るも、綾部はエルボー連打から正面に上る。青柳はエルボーで落とすが、綾部はビッグブーツから正面に上り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 綾部はアイアン・メイデンで捕らえるが青柳はロープに足を伸ばしブレイク。

 綾部は投げようとするが、切り返した青柳が飛びつき胴絞めフロントネック。綾部はそのままブレーンバスターで突き刺し、走り込んできた青柳にショルダースルーからフォールも2。

 綾部はフルネルソンも青柳はサムソンクラッチも2。
 青柳はジャパニーズ・レッグロール・クラッチも2。
 青柳は走り込むが、綾部はカウンターのドラゴン・スープレックスからフォールしようとするが青柳が首固めも2。
 青柳はロープに飛ぶが綾部はキチンシンクで迎撃し、ドラゴン・スープレックス・ホールドも2。

 綾部はデスルーレットを狙うが、着地した青柳がエルボー連打。綾部はボディに膝蹴りからロープに飛んでビッグブーツも、避けた青柳がラリアットでなぎ倒す。
 青柳のスピンキックに綾部がエルボー。青柳は顔面にソバットからフォールも2。

 青柳はロックスターバスターからフォールも2。

 青柳はザ・フールで叩きつけ3カウント。

青柳「綾部、今回は俺の勝ちだ。またやろうぜ。この時期になるとよ、全日本プロレスファンの皆さんは、所属選手が来年契約するかしないかで一喜一憂する時期なんだ。綾部蓮、俺の中で、お前は全日本プロレスに必要な男だ。辞めてくれるなよ。とか言って俺が辞めたらすいません。いやもうこの前ちゃんと契約したんで大丈夫ですよ。どうせ俺なんか、どこも呼んでくんねーからさ。またやろうぜ!おい、おい(リングへスミスが上がる)」
スミス「アオヤギ、今夜の大勝利を祝福したい。だが俺がここに来たのは祝いに来ただけではない。その大切なレガシーを取りに来た。ジョニー・スミス、ダイナマイト・キッド、私の父デイビーボーイ・スミス、その3人ができなかったことを私がやろう。三冠ヘビー級王者に俺がなる!」
青柳「OK!ノープロブレム。いいか!デイビーボーイ・スミス、よく聞け!リッスントゥミー!アイアムチャンピオン!アイアム、ピープルズ、ユウマ!アイアム、オールジャパン、ジーザス!ネクスト、サッポロ、タイトルマッチ、ユーチャレンジ、カモン!」
スミス「次のサッポロでこのデイビーボーイ・スミス・ジュニアが三冠ヘビー級王者になる。しっかり見ておけ、新たな王者はこの俺だ!」

 スミスと青柳は睨み合い、しっかりと握手してスミスはリングを後に。

青柳「次の北海道で三冠戦がありますけども、北海道で、ベルト防衛して、チャンピオンとして帰ってきますので皆さんご期待ください。忙しないね全く全日本プロレスは。でも、やっぱり、こういう、忙しない、明るく楽しく激しい、全日本プロレスが、僕は大好きです。今日で、全日本プロレス、53周年目に突入しました。僕は今年で、キャリア10年、全日本プロレスの年齢でいったら、5分の1も所属していません。でも、これからどんどん、過去の偉人たちに負けないような全日本プロレスを、過去以上の輝きを、この全日本プロレスに復活させます。そのためには!今日ご来場の皆さん、そしてこれなかった全日本プロレスTVにいる皆さん、その皆さんの力が必要です。どうか、53年目も青柳優馬に、全日本プロレスに力を貸してください。明るく、楽しく、激しく、そして、卑屈に、最低に、陰湿に盛り上げていきます。今日は、ね、最近、なんか、誹謗中傷辞めてくれとか、変なデマの拡散を辞めてくれっていう謎の注意書きがあって、なかなか、言いたい事を言えない世の中だと思いますので、今日は特別に、この俺が許します。僕が、今日はなんて言おうかな?せーのって言ったら、バーカって叫んでください。いい?ちょっと練習しときましょう。せーの(バーカ!)最高。せーの(バーカ!)せーの(バーカ!)せーの(バーカ!)最高です。クソ喰らえな、世の中に、一言叫んでやろうぜ皆で。行くぞ~!せーの(バーカ!)」

<試合後コメント>

綾部蓮
「王道トーナメントを優勝して、このまま三冠のベルトを腰に巻く未来はしっかり見えていたはずだ。でも、届かなかった。今日、諏訪魔さんの20周年記念試合でXとして、自分の全日本プロレス参戦のキッカケだったり、全日本プロレスの所属になる前に参戦していたときにメチャメチャお世話になって、今の自分があるのはあの人のおかげと言っても過言ではない、石川さんがセミファイナルに出てて。あの人が試合を見てたかはわからないけど、その人が見ている前で三冠のベルトを獲って、恩返しと行きたかったんだけど……メチャメチャ悔しい。ただ、必ずここで終わる男じゃないんだ、綾部蓮は。vs青柳優馬4連敗か。不甲斐ないね、本当に。ただ、あの青柳優馬から三冠のベルトを引っぺがすのはこの俺、綾部蓮だ。必ず、すぐ近いうちに俺はまた青柳優馬、お前の前に立ちはだかるよ。そのときまで必ずその三冠のベルトを奪われんじゃねーぞ。そのときにリベンジだ。覚えとけ」

青柳優馬
「人生で初めてだ。こんな三冠のベルトを持つなんて。青柳優馬が入団した時にはもう既にこのベルトはなかったから。ヤバいね。嬉しすぎるよ。ヤバいなあ!もう!先人たちに『青柳優馬ごときが巻いてんじゃねーよ』って呪われそうで怖いわ。いやでも、本当に綾部蓮と三冠戦を闘うことができてよかったし、今の時期、ファンは本当に一喜一憂しやすい時期だから。どうか辞めないで、一緒に全日本プロレスを盛り上げていこうじゃないの。今日はもうテンション上がりすぎて、なんか売れないパンクロッカーみたいなことを言ってしまったけども、やっぱりプロレス観戦しているときは、プロレスラーも見る人もみんなバカになって盛り上がらないと。プロレスってやっぱ楽しまないと損だからね。みんなで一緒にバカになろうよ。次は北海道に行って、俺はメチャメチャバカになって、北海道にバカをうつしにいくよ。北海道。多分デイビーボーイ・スミスJr.がこのベルトに挑戦してくるでしょう。大変な相手だけども、しっかりと防衛して、また東京に帰ってきて、最強タッグは青柳優馬と阿部史典の主役になれない助演男優賞たちが主役の座を食ってやりますので、皆さんご期待ください。今日はありがとうございました」

――3本のベルトを持つのは今日だけ?
青柳「じゃないですかねえ?今日は全日本プロレスの旗揚げ記念大会という貴重な貴重な記念日ですから。いい経験ができたと思います。来年の53周年記念もこのベルトを持ってやれたらいいなと思います」

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