まなせゆうな&YuuRIが男子の王者組相手にSOG世界タッグ王座奪取ならずも“ガンジョ魂”爆発!「いつかはガンジョがガンプロのベルトを巻く」

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 ガンバレ☆プロレスが10月14日、東京・高島平区民館で「はなればなれに2024」を開催。まなせゆうな&YuuRIのガンジョ(ガンバレ☆女子プロレス)コンビが男子の入江茂弘&渡瀬瑞基が保持するスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座に挑み惜敗するも、“ガンジョ魂”を爆発させた。王者組は王座初防衛に成功した。

 同団体は4月から新体制になったが、女子の試合は前座で組まれることが多かった。その事態を憂う“ガンジョのエース”まなせが9・23横浜で「メインイベントで試合をしたい」とアピールし、SOG世界タッグ王座に挑戦を表明し、パートナーにYuuRIが名乗りを挙げた。まなせとYuuRIは過去に男子選手が持っていたSOG世界無差別級王座に挑んだことがあるが、女子がSOG世界タッグ王座に挑戦するのは初めてとなった。

 気合満点のガンジョ軍は奇襲を掛け、まなせはスーパーヘビー級の入江相手にショルダータックル合戦を敢行。ガンジョ軍は次々に連係技を王者組に仕掛けていく。まなせが渡瀬にタックル、串刺しラリアットを叩き込めば、YuuRIは入江にミサイルキック、ドロップキックを繰り出していく。王者組も反撃していくが、ガンジョ軍も踏ん張って一進一退の攻防に。まなせが渡瀬、入江に強烈なラリアットをぶち込み、渡瀬とエルボーの応酬、さらにヘッドバットを見舞う。まなせが渡瀬に、YuuRIが入江にダブルでスリーパーで締め上げる。入江がまなせにキャノンボール、渡瀬がまなせにダイビング・フットスタンプもYuuRIがカット。入江がYuuRIをラリアットで吹っ飛ばして排除。王者組は合体技をまなせに連発し、渡瀬がダイビング・フットスタンプもカウントは2。まなせは渡瀬にエルボー連打で食い下がるも、渡瀬がサポーターを外して、生ヒジでのエルボーバットを叩き込んで、粘りに粘ったまなせから3カウントを奪った。試合が終わると、ガンジョ軍は号泣。

 渡瀬は「頑張るだけで勝てると思ったか? 女が男にかなうと思ったか? 俺は今日この試合が終わるまで、負けることなんか絶対ないと思ってた。めちゃくちゃ強いじゃないか! 女、男、そんな概念で試合してないよ。泣くなよ。もっと強くなれよ。ガンジョがガンプロを引っ張るんだろ? また試合したいと思ったよ。もっと練習して来いよ」とガンジョ軍の奮闘を称えた。

 まなせは涙で言葉に詰まりながらも「2人が強いのなんて分かってたよ。ガンバレ☆プロレスは強い。私はこの1ヵ月死にそうで。だけど、現場監督の大谷(晋二郎)さんに、絶対勝つ方法知ってんだって。勝つまでやることだって言われたんだ。入江さん、もっと戦い人いただろうに、私とYuuRIの思いを聞いてくれてありがとうございました」と魂の叫び。

 4人はノーサイドで座礼。入江がガンジョ軍に「胸張ってここにいろ」と言うと、まなせは「ガンバレ☆プロレスは強いです。ガンジョもいます。これからもガンバレ☆プロレスの一員として頑張っていきましょう!」と絶叫。最後は出場選手がリングインし、YuuRIの音頭で「バッド・コミュニケーション」の曲に乗って、「ウィアー・ガンバレ☆プロレス!」で締めくくった。

 バックステージでまなせは「この1ヵ月、YuuRIといろんな思いをもって。私たちはガンバレ☆プロレスだからあきらめないって。入江、渡瀬組、強いです。石井(慧介)さんもずっと一人でメインやってて、新生ガンバレ☆プロレスを引っ張ってくれてると思ったら、私ももっと頑張らないとと思って。それを強く思わせたのはYuuRIという存在でした。挑戦を受けてくれた入江さんと渡瀬には感謝でいっぱいです。私たちがもっと強くなってガンジョを引っ張っていきます」と涙。

YuuRIは「ここまで戦えたのはまなせさんがいたからで。大切な仲間、先輩で。恐怖と不安が今までと比にならないくらい。ここまで立ち向かえたのを力に、いつかはガンジョがガンプロのベルトを巻く。それが目標です。挑戦受けてくれてありがとうございました。でも、いつかそのベルト剥がしに行きます」とキッパリ。

 一方、防衛に成功した渡瀬は「最初なめてたけど、試合してたら、それが失礼というか、とんでもなく強かった。あの女子の勇気。その勇気があるなら、誰だってこのベルトに挑戦して来れると思う。どの団体でも、どの国籍でも、どの性別でもいいから、スピリットがある選手、誰でも挑戦してきてほしい。俺たちはどこだって行くよ」とコメント。

入江は「僕は文字通り世界を飛び回ってきた。ドイツ行って、10何時間だけ日本にいて、米国に行って。昨日サンフランシスコから帰って来て、今日大阪に行って、その足で高島平に来て防衛戦して。それがハンディとか思わんけど、ホントにあの2人には追い込まれたと思ってる。このベルトはスピリットが大事。あの2人からすごいスピリットを感じた。でもどんな状況でも入江茂弘は防衛し続ける」と言い切った。

 この日はセミファイナルも女子の試合が組まれ、春日萌花&HARUKAZEのガンジョ軍が、真琴&SAKIと大熱闘を展開。最後はSAKIがランニング・ブレーンバスターでHARUKAZEを仕留めたが、メイン、セミとガンジョの頑張りが目立つ大会となった。

 また、11・3大阪・176BOXの追加カードとして、大家健&今成夢人&岡田剛史vs勝村周一朗&川上翔大&守屋博昭、中村宗達vs晴斗希が決定。11・17新木場1stRINGでの石井&勝村&岩崎孝樹vs高岩竜一&今成&レッカ(岩崎孝樹デビュー10周年記念試合)も決まった。

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