4.23 ガンバレ☆プロレス王子大会 清水愛vs大家健 冨永真一郎vs藤田ミノル
『LADY NAVIGATION 2016』
日程:2016年4月23日
会場:東京・王子Basement MON☆STAR
観衆:112人・満員
▼オープニングマッチ ガンプロの女神、降臨 30分1本勝負
●清水愛
6分10秒 逆片エビ固め→レフェリーストップ(TKO勝ち)
○X=大家健
▼第2試合 三世’s vs 炎上軍 30分1本勝負
力/●4代目3代目J-Soulパンディータ
9分44秒 翔太公認パワープラント→片エビ固め
[炎上軍]○三富政行/レインボー・カワムラ
▼第3試合 3年の時を経て、再び! 30分1本勝負
●今成夢人
9分46秒 Lanakila-X→片エビ固め
○浪口修
▼セミファイナル 翔太と安部、静止した闇の中で 30分1本勝負
大家健/●翔太
12分34秒 円華の顔面キック→エビ固め
[トモダチ軍]円華/○安部行洋
▼メインイベント ゆとりジェネレーションXvs掃き溜めのブラックジャック 30分1本勝負
●冨永真一郎
19分17秒 リバース・バイパーホールド
○藤田ミノル
“ガンプロの女神”清水愛が遂にガンバレ☆プロレスに選手として降臨!大家の人気の真実を藤田が指摘!
オープニング
まずは選手入場式。今成、冨永、翔太、大家の4人が登場。まずは大家が「本日はたくさんのご来場まことにありがとうございます。去年の今頃、ガンバレ☆プロレスはガンバレ☆女子プロレスとの昼夜興行をやりましたけど、遂にガンバレ☆プロレスだけで昼夜興行を出来るまでになりました。これもひとえに私たちのがんばりもありますが皆さんの応援のおかげだと思います。そして先日、DDTアワードというのがありまして、ガンバレ☆プロレスからわたくし大家健がベストバウトを受賞いたしました。
さらに、ベストマイクを藤田ミノルが受賞いたしました。その、ガンバレ☆プロレスのリングで起こったマイクで、ベストマイクを受賞いたしました。そしてそのDDTアワードには藤田ミノル選手来てなかったんですね。DDT側から賞状を渡すようにと、わたくし賞状を持って」
冨永「ちょっと待ってください。大家さん。この神聖なガンプロのリング、ここで藤田ミノルに頭下げてこれ渡すつもりですか?大家さんが渡す必要ないですよ。僕がメインで藤田ミノルをぶっ倒してこの賞状叩きつけてやりますよ」と賞状を受け取った。
第1試合
プレ旗揚げからチケットを買って観客として応援し続けていた“ガンプロの女神”清水愛がついにレスラーとしてガンバレ☆プロレスに降臨。その相手はXと発表されていたが、入場曲が流れると現れたのはガンバレ☆プロレス代表の大家健!
まずはロックアップ。大家がロープに押し込むとクリーンブレイク。再度ロックアップとなり、大家がロープに押しこむも体勢を変えた清水がエルボー連打。清水はロープに飛ぶとランニングエルボーからボディスラムを狙うが、耐えた大家がエルボーを落とす。大家はボディスラムで叩きつけるとフォールも2。
大家はスリーパーで捕らえるも清水はロープを掴む。大家は「来いよオラ!」と叫び清水はエルボーを打ち込んでいく。大家のエルボー一発で倒れた清水に、大家はガットショットから首投げで倒しサーフボードストレッチ。清水はロープへ。
大家はストンピングから起こすと清水はエルボー連打からボディスラムを狙う。上がらないとみるや清水はガットショットから再度ボディスラムの体勢。耐える大家にエルボー連打も、大家はガットショットからパワースラム。フォールも2。
大家はコーナーでショルダーアタックからカミカゼでフォールも2。
大家は清水をロープに振るとラリアットも、清水は避けてフライングクロスチョップ。清水は大家をコーナーに叩きつけトリープフリューゲル。清水はボディスラムで大家を叩きつけフォールも2。
清水は大家をコーナーに振り串刺しバックエルボーから掟破りのカミカゼ!さらに炎のスピアーを発射するがこれをキャッチした大家。清水は大家の顔面を張りエルボーから頭突き。更にボディスラムを狙うが大家は逆にブレーンバスター。フォールも2。大家は逆エビ固めでギブアップを奪った。
大家はマイクを持ち、
大家「いやあの…バカ言葉出ね~じゃねーか!いや~~言葉が出ませんアホみたいです僕。アホだわ。ねぇ!ただ!ありがとうございます!」
清水「入場したら、衣装も壊れるし、もう何がなんだかわからない状態で、Xっていっても誰が来るのかって思っていたらまさかの代表自らお相手いただいて本当にありがとうございます。この団体が市ヶ谷でプレ旗揚げ戦を行って、旗揚げしてもいいかっていう投票をティッシュ箱に入れたのももう3年ぐらい前の事になります。好きで追いかけていた団体さんにフリーになって一戦目から上がらせていただけるなんて本当に光栄の極みです。本当にありがとうございました」
大家「もう!観客じゃねーんだ!レスラーだ!ありがとうございましたじゃねー!なぁ!…清水愛!」
清水「はい」
大家「これからも!ガンバレ☆プロレス、こちらからお願いします。試合してください!」
清水「プロレスをメジャーにしましょう!もう一度メジャースポーツに!よろしくお願いします!」
と握手。
<試合後コメント>
清水愛
――ガンプロ3年目にして遂にガンバレ☆プロレスのリングに上がりました。ガンプロのリングいかがでしたか?
「なんか見てる景色が、客席のイスに腰掛けてという所から、まさかのリング上でお客さんを正面から見ることになり、なんか、今まだ意味がわからないって感じなんですけど、きっとこの後実感がやってきて、感動ひとしおというか、すごいおこがましいですけどプレ旗揚げ戦で旗揚げしてもいいかっていう所から見守らせていただいて、すごくその、話題になったりだとかすごく充実した団体さんになって、東京女子プロレスさんにずっとお世話になって完全にフリーになった一戦目になったらやっぱりガンプロさんに上がらせていただきたいなと思って、で即売会に直訴にいかせていただいて今日がかなった感じなので、まずはすごく嬉しいです。
自分的には男性とのシングルが初めてだったので、誰が来るかわからないXって状態だったので女性かなと思っていたらまさかの大家代表直々にということで、やる気を試すじゃないですけどやれんのかっていう気持ちで全部その私の技とかも受け止めてくださったので、少しでも気持ちが伝わっていればいいなと思います」
――実際にレスラーとして対峙した大家建はいかがでした?
「なんかオーラがやはり大きく見えて、もちろん私より身体が大きいのは事実なんですけど、なんでしょう?波動を感じます。不思議な、不思議な空間なんですほんとにガンプロって。その、なんか劇場とかって称されたりしますけど、ほんとエビスコでお肉焼いてる大家さんはほんわか天然さんなのに、やっぱりリングに上ってガンプロとしての大家代表になると、すごくオーラがでっかくて、なんでしょうガンダムで翼がブワーって広がっているような感じがあって、私ほんとにお客さん達が『大家ー』って叫ぶ声が本当に好きなんだなと思いました私。セミを拝見させていただいていて」
――東京女子とは違う『清水』という声援も大きかったですが
「そうですね!東京女子の頃は『愛ちゃん』って言われていて、ここでは『清水』って言われてすごい新鮮だったことと、なんか、こんなこと言うとプロレスナメんなって言われちゃうかもしれないんですけどすごいプロレスっぽいと思ってしまって(苦笑)やっぱり苗字呼び捨てで声援受けるというのがやっぱり憧れ的な。やっぱり愛ちゃんだと声優のイベントの延長というか、やっぱりそういう風な目で見てもらえてるのかなって。よく頑張ってるねカワイイねみたいな感じでお父さんみたいなお母さんみたいな目線なのかなって感じてたんですけど、やっぱり『清水』とか結構ヤジ的な、厳しめの言葉を浴びながら闘うっていうのはまたなんか身が引き締まる思いで。なんか東京女子で学んできたこととさらにここで吸収できることがたくさんたくさんまだまだあるなって思って、すごくやる気がわきます」
――大家代表からはこれからもガンバレ☆プロレスよろしくお願いしますという言葉もありましたが
「はい。そうですね。プロレスで救われて恩返ししたいとか、プロレスをもっとたくさんの人に見てもらいたい楽しんでもらいたい、楽しさを知ってもらいたい、メジャーにしたいって気持ちがすごく一緒なので、同じ方向向いて頑張って行ければいいなと思っています」
――清水さんにとってプロレスをメジャースポーツにするというのはどのような形になればメジャースポーツになるのでしょう
「いやほんと、義務教育にしたらいいんじゃないかっていうぐらい、ほんとに教科書にのって道徳の授業の一部でもいいですし、体育の一部でもいいんですけどプロレスを皆がこう親しむようになったらいいなっていうぐらい思います。私はプロレスに触れて人間として大きくなれたと思うし成長できたなという実感が、まだまだですけどそんな私でもプロレスに出会わなかったらどうなっていたんだろうという変化が自分の中にあったので、皆も劇的な変化を感じてくれたらいいなと思います」
第2試合
先発はレインボーとパンディータ。レインボーはまずはパンディータをスプレーで消毒する。
レインボーはロックアップを避けてポーズを決める。レインボーは再度ロックアップをせずに避けると「マジ無理」と消毒液を手に吹きかける。レインボーは消毒液をパンディータに向けながら三富にタッチ。パンディータも力にタッチ。
三富は力のチョップを避けて手4つから腕を取っていくと力を倒して腕固め。逃れた力にヘッドロックも力は三富を突き飛ばしショルダータックルのぶつかり合いへ。力が打ち勝ち、レインボーに消毒を要求。力は三富にチョップを一発打つたびレインボーのアルコールで消毒。三富は「お前何やってんだ」とレインボーに詰め寄るが、そこを力は背後からハンマーからロープに飛ぶが、レインボーがエプロンから蹴りつけ三富がチンクラッシャー。さらに倒してから顔面にフットスタンプからフィストドロップを投下しフォール。2でかえされると三富はレインボーにタッチ。
レインボーは力を踏みつけフォールも1。レインボーは力をコーナーに座らせると顔面ウォッシュ。レインボーは三富にタッチ。
三富は力にストンピング連打。力は立ち上がりチョップからエルボー、頭突きと叩き込むが、三富はボディブローから首投げで倒しフラッシングエルボー。フォールも2。三富は顔面にニードロップを投下しフォールも2。三富はレインボーにタッチ。
レインボーはコーナーでパンディータの顔面を踏みつけてからコーナーに押し込むと串刺し攻撃を狙うが力は足を伸ばしカット。力はチョップでレインボーを倒しパンディータにタッチ。
パンディータは串刺しボディスプラッシュからランニングボディプレスを投下。レインボーの髪に噛み付いたパンディータだったが、レインボーのかつらが取れてしまい、レインボーがトラースキックから三富にタッチ。
三富は串刺しジャンピングエルボーから串刺しドロップキック。さらにブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
三富はSENNIN-GIRIもパンディータは避けて背中をかきむしる。ロープに飛んだパンディータに三富は追走エルボーもパンディータはラリアットで倒し、力とともにダブルのショルダータックルからネックハンギングボム。そこへ力がヘッドバッドを投下しフォールも2。
パンディータは三富を羽交い締めにしそこへ力がセーバーチョップを投下。だがこれはパンディータに誤爆し、レインボーが力の顔面に消毒液を噴射
。三富はラリアットも避けたパンディータに延髄斬り。三富はシュバインを叩き込んで3カウント。
三富は倒れているパンディータに注射。力が心肺蘇生を試みるとパンディータはヨロヨロと動きリングを後にした。
第3試合
今成が開幕ドロップキックを叩き込んでエルボー合戦へ。エルボー連打で浪口を場外に叩きだす。
リングに戻るとバックの取り合いからリストの取り合い。浪口がヘッドロックで捕らえ今成がエルボーを背中に打ち込み逃れようとするがなかなか離さない。
4方からのショルダータックルを今成は打ち続け浪口を倒すと、エルボー連打から走り込むが浪口はカウンターのドロップキック。
浪口は馬乗りになってエルボー連打から顔面を張る。今成も下から張っていくが、浪口は立ち上がると今成を蹴り続ける。浪口は「3年前と違うとこ見せてみろ」とエルボーを受けるが、強烈なエルボーで今成を倒すと「3年前と一緒か?」と顔面を踏みつけていく。
浪口は今成にニーリフトから顔面を張る。お互い顔面の張り合いから浪口はボディスラムで叩きつけキャメルクラッチ。
これを離すと浪口はストンピングも、今成は膝立ちでチョップ。だがヒザを叩き込んだ浪口がブレーンバスターで叩きつけ逆エビ固め。今成はロープへ。
浪口は「3年前と一緒か変わったんだろ?テメーらも変わってねーのか?テメーらも変わってみせろ立て今成」と踏みつけ顔面を張る。
立ち上がった今成と顔面の張り合いから浪口が走りこむも今成はルーテーズプレスから顔面にナックル連打。ランニングボディプレスを投下しフォールも2。
今成はエルボー連打でコーナーに追い込むと、逆コーナーに振って串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック。
今成は浪口を踏みつけ、立ち上がった浪口の胸へミドルキック連打。受けきった浪口が額を擦り付けるが今成はミドルキック連打。浪口にハイキックを叩き込んだ今成がラリアットで倒し雄叫びを上げる。
今成はフィッシャーマンスープレックスホールドも2。今成は串刺し攻撃を狙うが避けた浪口が延髄斬りからコーナーで袈裟切りチョップと逆水平を交互に叩きこみ、逆コーナーに振って串刺しエルボーからコーナーに今成を座らせてのDDT。浪口はダイビングヘッドバッドを投下しフォールも2。
顔面の張り合いからエルボーの応酬。浪口がニーリフトも今成はエルボー。浪口は顔面を張ってドロップキックからLanakila-H。これで3カウント。
浪口「顔上げろよ今成。3年前、テメーと出会って大家と出会って、ガンバレ☆プロレスと出会って、色々あった。今日の試合な、3年経った、今のお前を感じ取ったよ。正直、驚いた!エルボーの重みが違う。相変わらず目が死んでねぇ、技はきたねーかもしんねー。でもよ、レスラーとして大事なものは確かに身についてきた。でもよ、俺はお前をレスラーとして認めない。なぜなら俺の存在を否定することになるからだ。認めるわけねーよ。お前を、大家建を、ガンバレ☆プロレスを認めたらテメーの存在を否定することになるそんなことできるか。俺は明日死んでもいい、いや今死んでもいい。そう思ってリング上がってるんだ。テメーらとは覚悟が違うんだよ!けどよ、3年前吹けば飛ぶようなあんちゃんがこれだけ変わったんだ。だったら!もっと覚悟見せろ!テメーら(観客)も3年たったんだ、覚悟見せてくれよ。こいつらの背中追うんだったら覚悟見せてくれよ!でかい会場フルハウスにしてよ、このプロレス界に一つ問題提起すればいい。新日本の一人勝ち、DDTは調子いい、ガンバレ☆プロレスだって負けてねーよな!それからもう一つ、これはレスラーとしてではなく個人としてのお願いだ。今自分の九州の、俺福岡だけど熊本がよ、あんなことになってる。どうかひとつ人間としての頼みだ。義援金、気持ちでいい、だからどうかお願いします!俺はよ、さんざんここで言いたいこと言ってるし自分を曲げねー。でもな、支えられて生きてることは間違いねー。それは否定したくても出来ないんだ。だったら俺たち?オールジャパンだよ。日本全体で盛り上げていこうぜ!」
第4試合
トモダチ軍が急襲し場外乱闘へ。円華が大家をリングに投げ入れるとチョップ合戦。円華がヒザを叩きこみヘッドロックからショルダータックル。再度チョップ合戦から円華がガットショットからヘッドロック。大家がロープに飛んでショルダータックルで倒し翔太にタッチ。
翔太は円華の手首を捻るとロープに振ってアームホイップ。翔太は腕固めからボディブロー。翔太は円華をロープに振るも円華は翔太のヒザを蹴り上げ、更にヒザにドロップキック。円華は翔太の足を捻り上げていく。円華は安部にタッチ。
安部は翔太の足にエルボードロップからレッグロック。再度エルボードロップからギロチンドロップを投下。翔太はコーナーに寄りかかるも、安部は顔面を張って円華にタッチ。
円華はガットショットからナックル。翔太もナックルで返しナックルの応酬も、安部が翔太を羽交い締めにして円華が串刺しドロップキック。フォールも2。
円華がニークラッシャーからドラゴンスクリュー。さらに足4の字。翔太はロープへ。円華は安部にタッチ。
安部はアンクルホールドも翔太はロープへ。安部はストンピングからヒザを蹴り上げ円華にタッチ。
円華はナックルで倒し、再度円華はナックルで倒すと翔太は大ぶりのナックルも円華は避けてナックルで倒すとコーナーに振り走りこむ。だが足を伸ばしてカットした翔太が再度ショルダータックルでカットしタッチしようとするが、円華は大家を場外に叩きだし翔太をロープに振ろうとする。だが翔太は延髄斬りを叩き込むと大家にタッチ。
大家は安部と円華をショルダータックルで倒すが、安部がハンマーからダブル攻撃を狙うが大家はダブルラリアットでなぎ倒し円華の顔面をコーナに叩きつける。大家は串刺しバックエルボーからカミカゼ。さらに炎のスピアーを狙うが、その足を安部が場外から掴み円華が串刺しビッグブーツ。円華は安部にタッチ。
安部がエルボー連打でお丘を倒しフォールも2。大家は「安部目覚せ!」と叫ぶが安部は「うるせー!」とエルボー。再度吠えるも「黙れ!」と安部はエルボー。大家はガットショットからナックルも、避けた安部がガットショットから走り込むが大家はカウンターのボディスラムで叩きつけ翔太にタッチ。
翔太はナックル連打からロープに振ってマンハッタンドロップから河津落とし。フォールも2。
翔太は走りこむも安部はレフェリーを盾にしてから延髄斬り。安部は翔太を担ぐも、翔太は安部を丸め込み、返した安部の足を巻き込んで回転しシャープシューター。円華がこれはカット。
翔太が改めてシャープシューターも安部はロープへ。安部はリング下から鉄の棒を持ち出し、エプロンから翔太を殴りつけてそこへ円華がビッグブーツから安部がフォールし3カウント。
安部「はは、勝ったぞ、勝ったぞ結果を残したぞ、勝ったものが、勝ったものが正義だよ!」
翔太「おい、あのさ、これでいいのかよオイ、あんたがやりたいプロレスは、これか?ずっと、信念持ってきて、プロレスやってるか?ズルして勝つ?嫌いじゃないよ。嫌いじゃないよ、でも俺は、デビューする前からそういうプロレスラーに憧れて信念曲げずにここに来た。あんたスタイルE一緒に出てたな、若手通信一緒だったよ!あの頃DDTもインディー界若手少なくて、その中で安部さん、数少ない若手でさ、回りから期待されてた。嫌なプレッシャーだったかもしれない。高尾とか、入江とか彰人とか皆来て、今度は安部さんが皆を引っ張る番だって期待されてたよ。スタイルEでもずっと期待されてた。期待されてたよ。それを全部あと一歩ってところで全部重圧に耐え切れなくて逃げ出しちゃんじゃねーのか?今だってそうだろ。ガンプロで、たしかに大家さんや今成さんと一緒にやると、強い敵いっぱいの時もあるよ。強い円華さんやHi69さんや藤田ミノルさんそん中で、強いレスラーとばっか闘わなきゃいけない時だってある。そんなすごいレスラーたちの仲間に入ったプレッシャーからは逃げられるだろ。ガンプロのリング安部さん帰ってきた時嬉しかったんだよ。同じ若手時代を同じ会場で過ごしてきた、周りのトモダチ軍とか関係なくガンバレ☆プロレスも関係ない。こっちも大家さん今成さんいてそっちも仲間いるけど関係ないよ。そんなプロレスやりたいのか?そんなプロレスやりたいなら通してみろよ。安部と翔太一対一でどんなプロレスラーになりたいか見せてみればいいだろ!」
大家「夜だ夜!翔太と安部行洋決定だ!決定だお前やれんのか!?嫌なら帰ってもいいんだぞ!どうすんだオイ!やんのか!」
安部「やってやりますよ!」
大家「おい翔太、翔太、翔太!お前がんばれよ!がんばれよ翔太!もうなんでもいいからよ!勝敗度外視で頑張れオイ!」
翔太「だったら負けてもいいですか」
大家「馬鹿野郎負けていいわけねーだろふざけんなオイ!アホかお前!勝敗度外視だけど絶対勝てお前!勝敗度外視で勝て!がんばれよオイ!とりあえず勝敗度外視で絶対勝てよ!言葉の通り勝敗度外視で絶対に試合に勝つ。そしてこれから!冨永も!冨永も勝敗度外視。勝敗度外視で絶対に勝ちます!冨永出てこい!!!」
第5試合
大家の呼びかけに答え冨永が入場。
ロックアップから藤田がロープに押し込み顔面を張る。冨永がカニバサミで倒すとマウントから三角絞めを狙うが抜け出た藤田がポジションを取らせず距離を取る。
藤田がガットショットからショルダータックルで倒し走りこむが冨永がカウンターのドロップキック。だが藤田は首投げから後頭部にドロップキック。冨永も首投げから後頭部にドロップキックを叩き込み、再度ドロップキックを叩き込むと藤田は場外へ。
冨永は首投げからヘッドシザース。さらに腕固めに移行するも藤田は抜けて足を極めてのサミング。
エルボー合戦から冨永がボディシザース。冨永は首投げからスリーパー。冨永は馬乗りになってナックル連打。藤田は下から殴ると場外に叩きだす。藤田は場外でイス攻撃からリングに投げ入れると、藤田は逆水平で倒しストンピング。藤田は冨永をアームホイップからストンピング。
膝立ちでチョップを放つ冨永の顔面にチョップを叩き込んだ藤田がコーナーでヒザを叩き込んで顔面を張っていく。
冨永はコーナーに振り走りこむが、藤田がカニバサミで倒しコーナーに顔面を叩き込むと後頭部に串刺しニー。さらにコーナーに向けてエクスプロイダーで叩きこみフォールも2。
冨永はエルボーを打っていくが藤田は引き込んで倒すとリバースロメロ・スペシャル。
藤田は河津落としから横に寝そべって息を吹きかけていくが、冨永は馬乗りになりエルボー連打。藤田が上を取り返し顔面を張っていく。
藤田は連続バックブリーカーから片逆エビ固め。これを離すとスリーパー。冨永はロープへ足を伸ばす。
顔面の張り合いから冨永がロープに振り帰ってきた所をスリーパー。フェイスロックに移行するが藤田はロープへ。
冨永はナックル連打も藤田は避けてガットショット。冨永はコーナーに振るが藤田は飛び越えて避けるも冨永は藤田の後頭部にJKを叩き込みフォールも2。
藤田はコーナーに振り串刺し攻撃を狙うが、ガットショットからムーンサルト。それをキャッチした藤田がツームストンパイルドライバー。
藤田はガットショットから再度ツームストンを狙うが冨永はサテンドールを叩き込んでJKを狙うが、藤田はそこをプッシュアップしリングに叩きつけるとドラゴンスクリュー2連発。
バックの取り合いから藤田が冨永をレフェリーに叩きつけ延髄斬り。イスを安部がリングに投げ入れるが、冨永がキャッチし場外に投げ捨てエルボー合戦。
冨永がコーナーでナックル連打。体勢を変えて藤田がナックル連打。冨永が体勢を変えてナックル連打。藤田が体勢を変えてナックル連打から串刺しラリアット。更に走りこむが冨永はドロップキックからボディスラム。ムーンサルトを投下も藤田は剣山で迎撃しボディスラムからダイビングボディプレス。冨永は剣山で迎撃しJK。フォールも2。
エルボーの打ち合いから冨永がナックル連打。藤田がラリアットからロープに飛んで再度ラリアットで一回転させる。藤田はみちのくドライバーを狙が冨永は脇固めからジャストフェイスロックを狙うも藤田はこれを抜けてアンクルホールド。藤田はリバースヴァイパーホールドでギブアップを奪った。
エンディング
藤田「本日はガンバレ☆プロレス昼夜興行、昼の部にご来場いただきまことにありがとうございます.セミも勝ったしメインも勝ったし、我らトモダチ軍ハキダメ★プロレスが勝ったということで昼の部をさくっと終わらして夜の部に備えていただけましたらと思います。それでは、皆様が一人でも入る限り、ハキダメプロレスは永遠に不滅だ!(みちのくプロレスのテーマ)おいおいおい、すごいな、あれ?今日東京愚連隊興行かと思っちゃった。間違えた。そうだ、ガンバレ☆プロレスだった。忘れてた。えっと。今日の対戦相手誰だったかな?そう冨永くん、冨永純一だったっけ?真一?真一郎か、そうかそうか、俺、実は、入場式の時さ、スタンバってんのにさ、勝手にしめんじゃねーよ。何くたびれてんだお前。くたびれてんのは俺も一緒だぞ。でもな、まだまだ、俺も、そしてお前はもっと、修行がたりねーな。おい、お前は、千葉の道場の人たちのことが憎くて仕方ないんだろ。そんな原因を作ったのは俺か?違うんじゃないのか?この人(円華)ともう一人、ニューバルコニーダイバーのあの人(Hi69)だろ?まあまあだったからよ、次は、あの人達に噛み付いたほうがいいんじゃねーのか?言葉がなめらかに出ねーな。おいそれでよ、勝ったんだからDDTアワード、ベストマイクショーの賞状くれよ。おい謝罪の言葉と一緒にくれよ」
大家「何が謝罪する必要あんだよ!何か悪いことしたのか俺が!賞状やるよ賞状」
藤田「十分だよ、あぁ十分だ」
大家「十分だろ!」
藤田「喋らせろ―!ドラマティックアワード2005年、選考委員は、2015年か、選考委員会はそれなりに、素晴らしい委員会の皆様が選んでくれたから、嬉しいのは嬉しいんだけど、それが、この、紙切れ一枚か、おい、このよ、ゲスレスラーの俺様をナメんじゃねーよ。お前もTwitter見てたろ?高木三四郎がこれ渡すって言って、結局渡さなくて、ここに持ってきて、お前におっつけたんだろ?このよ、ガンバレ☆プロレス、DDTの管轄外なんだろ?」
大家「管轄外だな」
藤田「まあようするにって事は、残酷に言えば、この賞とったところで、俺も!お前も!ナメられてんだよ!
大家「おいナメられてるかもしれねーけどな。せっかく貰った賞こんな紙とかおかしいだろ!この紙だって作る人いるんだぞ!馬鹿野郎印刷してる人だっているし色んな人いるんだ!」
藤田「いつもいつもあんたが正しいんだよ。でもな!一年前に!俺がこのリングで言った!血の滲んだ!血の出るような言葉!こんな紙切れ一枚で表彰されるようなもんじゃねーんだよ!オイ!いつまでもナメられてたまるか!あんな紙切れ一枚だ!賞金も出ねー!そのうえナメられっぱなしだ!これじゃ満足いかないから俺なりの副賞がほしい。いや今日この場で副将をもらう。それは、俺の新しい入場テーマ曲だ!その名もB'zのBAD COMMUNICATION!」
大家「おいそんなの認めねーぞ!」
藤田「認めねーってなんだよ!オイ下げろ下げろ、オイテメーは、天下のB'z先輩に許可もらって入場テーマ曲にしてるんだろうな?」
大家「もらってるわけねーだろ」
藤田「じゃあ俺が入場テーマ曲にする権利あるだろうが、俺の新テーマ曲、B'zのBAD COMMUNICATIONいただいた!皆、大家健を応援してる皆?どれぐらいいる?おいいるな?でもな、でもな、ちょっとまってくれ、胸に手をあてて自分の声をよく聞いてみろ。ほんとに大家健を応援してるのか?応援してるとすれば、その3割程度なんじゃねーか?あと7割は、何が好きなのか教えてやろうか?それは、もうわかってるよな?B'zのBAD COMMUNICATIONだ!おい、見たか?これが、大会テーマ、正論2016の正体だ。今日は、今日は、締めちょっと間違えたから、俺が今から新しいテーマ曲でしめるからな。皆、ノリノリで応援してくださいね。下がれ下がれ、お前がな、納得行かなかったところで、俺は、ここを一歩も動かねーぞ。夜の部が、開始する時間になっても、ずーっとここにいてやるからな(大家たちはリングを後にする)かーえーれーかーえーれー。みなさんの気持ちの深層心理を、今日私が、根っこから引っ張りあげてあげましたよ。さぁ、今日は、今から、皆の大好きな、試合より大好きな、締めで昼の部はお別れいたしましょう!さぁ、ガンバレ☆プロレスじゃないよ?プレ旗揚げ戦第2回開催を祈って、We areハキダメ★プロレスでしめたいと思う。We areハキダメ★プロレス!」
トモダチ軍の言うとおりBAD COMMUNICATIONで会場は大盛り上がりでしまった。
藤田は「もちろん集会はヤりません!夜の部もお楽しみに!」
ガンプロ集会
翔太「皆いつも以上に叩いてましたよ!」
大家「ほんとかよおかしいだろお前ら!」
翔太「もしかしたら本当に、皆は、大家さんじゃなくてB'zのBAD COMMUNICATIONが好きなだけなんじゃないかと」
大家「そんなことねーよお前よ!」
今成「大家さんどういうことですか、BAD COMMUNICATIONなかったら俺たち、存在するんですか!じゃあ本気でやりますか今日!(CDを大量に持ってきて)ASUKAのCDとかありますよ!広末涼子じゃダメですか!?」
大家「広末涼子だと問題あるだろ!」
今成「いろいろあってもやっぱり稲葉と松本は偉大ですね!」
大家「B'zじゃなきゃだめ、BAD COMMUNICATIONじゃなきゃだめ、何年使ってるんだよ!3年だぞお前!3年使い続けてやっと浸透してきたんだろお前!鳶が油揚げさらう?そういうことだろあいつ鳶だろ藤田ミノルお前。ふざけんなよお前」
今成「音程は俺達の方がいいんじゃないですか!」
大家「うるせーよそんなことどうでもいいんだよ!これどうすんだよお前」
今成「奪い返すしかないんじゃないですか?」
大家「奪い返すも何も獲られてねーだろお前。勝手に言ってるだけでどうすんだよお前」
今成「どうすんすか」
大家「とにかくな、夜俺は、藤田ミノルと直接あたるからお前、そこで勝って、あいつら黙らせる」
今成「一応WANDSも用意しておいてください」
大家「WANDSは用意しなくていいよ!一応ってなんだよ一応って!WANDSってなんだよ!」
今成「(観客と一緒に)世界が終わるまでは~!離れる~こと~もな~い!皆歌えるじゃないかー!なんでWANDS歌えるんだよ!お前らWANDS好きなんじゃねーか!」
翔太「好きなんだよ世代なんだよ!」
大家「皆が歌える事はわかったでもな!でもな!ガンバレ☆プロレスにこの大家健にお前、BAD COMMUNICATION必要不可欠だろ?なぁ、この問題は、夜なんとか、なんとか勝ってあいつら黙らせるから。もうあいつの更生後回しだ。後回しだ。まずは取り返すからな」
翔太「B'zだB'z」
大家「取り返す、そして翔太、翔太お前、大丈夫なのか」
翔太「大丈夫ですよ僕は」
大家「勢いで言ってたけど、シングルマッチ安部と、大丈夫なのか?」
翔太「ずっとね、ずっと安部さん同じ会場にいることも多かったし、若手通信の中で合同練習ってあったんですよ。若手がずっと合同練習で、それの先頭はずっと安部さんでしたよ。僕とか那須とか、それこそ石井さんとか高尾、入江、彰人、皆まず安部さんが手本を見して、それについていってたんですよ。でも、安部さんなりにも色々プレッシャーはあったと思うけどね、絶対今のやりたいのがね、安部さんのね、プロレスじゃないと思う。絶対、あの人がもっと本来憧れたプロレスをね、僕が引き出す。僕はね!オーストラリアに行ってね、トリプルHがやるようなロープの練習とかしてきたんですよ!だから僕はスーパースターにまた一歩近づいたんですよ!」
大家「翔太!翔太!」
翔太「なんすか!」
大家「勝敗度外視で!」
翔太「勝敗度外視で!」
大家「勝敗度外視で!」
翔太「じゃあ負けてもいいですね!」
大家「絶対勝てお前!勝敗度外視で絶対勝て!絶対に勝てよ!」
翔太「絶対に勝ちますよ!」
大家「そしてな、安部の心を取り戻してくれ!僕達、ガンバレ☆プロレスは、色んな、困難ありました。皆さんに見えること見えないこと、たくさんのことやって来ました。プロレスキャノンボールでは自分被災地に行きまして、被災地の状況を見ました。その、地震から、震災から、ちょっと時間がたってる状態の被災地を見ても、やっぱり復興が進んでなかったり。でもあの、地元の人は元気にやってたりっていうのはすごいあって。そういう体験をしたからもあるんですけど、熊本地震、正直ボク自体が信じられないというか、携帯スゲーブルブル夜鳴って、地震がいっぱい起きて、でも僕らは何も感じないじゃないですか言ったら。あるっていう文字しかわからないじゃないですか。でもなんかやっぱり熊本では起きてるんですよね。その同じ、人間がその、運不運って言ったらあれなんですけど、熊本にいたっていうだけで被災してると。なんか何をしていいか僕もほんとにわかんないです。今も、何もできてない状態なんじゃないかとすごい思うんですけど、被災にあったというか地震が起きたというのは起きた事はもうしょうがないとおもうんですよ!ただ!それに対して僕達どう動けるか。それがすごい大切だと、人生の中で思うんです。後輩の梅田が熊本に居て、それで、戻ってこないんですね。戻って来れるかもしれないけど、それは家族がいるから。家族と一緒にいたいから。そういうやり方もあるし。でも東京にいながら、自分の生活はいっぱいいっぱいで、実家が熊本とかにあって何も出来ない人もいるんですよ。もどかしい気持ちあると思うんですけど、でも誰が悪いわけじゃないんです。ただ、復興までは時間がかかるというのは僕はすごい大船渡に行った時に感じたんです。だから、その中で、どんだけ時間たってもいいから、その起きたという事をね、あの、受け止めて、熊本に行くだけでもいいと思うんですよ。なんでもいいから、自分がいいと思ったことを、その、被災というか、災害に対してやってくれればそれは正解だと思います。だから僕はほんと、今日まで何もできなかったですけども、今、募金箱あるんで、すいません集会の途中で申し訳ないですけど、募金をしたいと思います。ちょっとお金取ってくるから待ってて(大家は控室へ)」
今成「…えー、まあ、WANDSの問題もありますし。僕、WANDS一番最初に買ったCDなんですよ。良い曲だったな」
翔太「あれじゃないですか、桂ヤスヒロJrの入場曲じゃないですか?」
今成「インディー界のネタの」
翔太「知ってる人少ないと思います(苦笑)」
今成「そうっすね(苦笑)」
翔太「今ゴミ収集の仕事してます。昔アップルみゆきさんの家まで送っていくっていうのが彼の仕事で。まあこの話はこれぐらいにして」
今成「いい場繋ぎになりましたよ」
大家「(戻ってきて)すいません!ちょっとあの、しんみりした感じになっちゃいましたけど、えーと、あの、自分募金するんで。募金しました。みなさんも、募金した方もいると思いますが、募金してない方は今でもいいし集会の終わりでもいいんで、募金して欲しいです。できないというのであれば無理にとは言いません。そしてね、ここで俺たちが頑張ろうみたいなことを言うだけでも、全然違うと思うんですよ。気持ちが前向きになる僕達が。言葉に出さないと、頑張れないからね。だから、いつものやつじゃなく、いくぞ~って言ったらオーって言ってください。ガンバレ、熊本、ガンバレ、日本、ガンバレ、俺で。俺が頑張らねー事にはな、熊本も日本も元気になんねーんだよ!よしお前ら皆立て!立て!行くぞー!!ガンバレ!熊本!ガンバレ!日本!ガンバレ!俺!!!」