ドラゴンゲート望月成晃がSOG世界無差別級王者・今成夢人から王座奪取宣言!「このベルトを獲ってガンバレ☆プロレスを盛り上げる」

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 ガンバレ☆プロレスが8月19日、都内で『渡瀬瑞基デビュー10周年記念大会~サマーフィルムにのって2025』(8月26日、東京・後楽園ホール)に向けて記者会見を開催した。今成夢人の持つガンプロの至宝スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座に挑む、望月成晃(ドラゴンゲート)がベルト獲りを高らかに宣言した。

 望月は大家健からのタッグ結成ラブコールに応える形で7・19新木場に参戦し、今成&冨永真一郎と対戦し、望月が冨永から勝利。試合後、大家からSOG世界タッグ王座への挑戦を要請されたが、「俺はタッグではなく、シングル行っちゃっていい?」と挑戦表明し、今成が受諾した。日本プロレス界屈指の人気団体であるドラゴンゲートのトップクラスの選手がガンプロのタイトルに挑むのは画期的な出来事といえる。

 会見に登壇した今成は「もともとは大家代表が望月選手とタッグ戦線で活躍していきたいという夢だったはずなんですけど…。ある意味、僕がただ乗りじゃないですけど、こんなに願ったり叶ったりじゃないですけど、僕の夢でもあったと思います。望月さんと対戦できるってことが。こんなうまみは今後ないんじゃないかってくらいなので。ガッチシこのうまみを全部吸って、全部望月さんの攻撃を耐え忍んで受け切って勝ちたいと思います」と王座死守を誓った。

 望月は「そんな縁から、こんな形になりましたけど、僕もキャリア31年、55歳になりましたけど、こういう縁があることがありがたいというか。闘龍門、ドラゴンゲートに所属する前は、ほぼほぼフリーでいろんな団体に出させていただいて。ドラゴンゲートに所属してからも、外の団体にご縁があって出させていただいて。こういうご縁は僕のプロレス人生の使命じゃないかと思ってるので。一つの団体のトップのベルトに挑戦するというのは、他団体ってことであれば、ほとんどなかったことだと思うので。自分もあと何年やれるか分からないですけど、最後の一搾り頑張って、このベルトを獲って、ガンバレ☆プロレスを盛り上げてやろうかなと。そこまでが僕の使命だと思っているので。この戦いに挑みたいと思っています」とベルト獲りに意欲を見せた。

 8・17大田区で望月は中軽量級のオープン・ザ・ブレイブゲート王座(王者は田中良弥)に挑んで敗れたばかり。所属団体と他団体のベルトに挑戦する際の気持ちの違いについて、「6月にドリームゲートに挑戦して、7月には5WAYでしたけど、全日本のGAORA TVのベルト、そして一昨日ブレイブに挑戦して、すべて気持ちが同じかと言われたら違いますね。ドリームゲートとブレイブゲート、分かりやすく説明したら、今新日本で永田(裕志)さんや小島(聡)さんが減量して、IWGPジュニアヘビー級に挑戦するようなことだったと思うんです。僕がブレイブに挑戦したということは。だからキャリアがどうとか、軽い階級のベルト獲れなかったとかではなく、まっさらな気持ちでブレイブに挑戦したというのがあるんで。そこの意気込みに差はないですけど、ベルトに対する向き合い方、戦い方はそのベルトのイメージとかあるので、そこにあまりたがわないように心掛けたので。獲れなかったというのは挑戦したことに悔いはないし、今回も獲れなかったとしても、悔いがない戦いをしたいというのが長くプロレスをやってきた、今の素直な気持ちです」と語った。

 今成にとっては、対ドラゴンゲートでガンプロを背負う形になるが、「プロレスファンの皆さんがガンバレ☆プロレスvsドラゴンゲートという見立てで見ていいと思います。もちろんドラゴンゲートのファンの皆さんにガンプロをアピールする、いい機会だと思ってます。でも、その見立て以上に、この戦いを尊厳であり、最高級の尊敬のまなざしをもっての望月さんとの戦いだと思ってるんです。団体対抗戦とか以上に、望月さんに対する敬意があります。敬意を払われる人は常にそのコンディションを保って、常に最前線で年齢とかを言い訳にせずに戦ってる姿。それを常にもってる人に目が注がれてるんだなって。コンディション崩してしまえば、敬意というのは集められなくなるんだなと最近ひしひしと感じています。そのなかで今日いらっしゃる望月さん、葛西(純)さんもそうです。いろんな方から敬意を集めてらっしゃる。そういう人とこの王座を懸けて戦えるというぜいたくさ。僕はそこの一点かなと思ってます。団体対抗戦とかいろんな見立てがあると思うんですけど、こんなに尊敬という気持ち、エンジンで戦えることがうれしくてたまらないです。みんな望月さんを尊敬してると思ってますし、望月さんみたいに年を取りたいと思ってる人もいるだろうし、こんなにかっこいい人はいないと思う。僕はそのまなざしをもって見てもらいたいと思います」と力説。

 戦ってみた今成の印象に関して、望月は「タッグマッチだったんで、そんなに長い時間戦ってなかったんですけど、スタイル的には好きなタイプ。がたいもよくて蹴りがいがある体をしてて、顔も迫力がある。だからバチバチやれるんじゃないかって。お互い敬意をもって、戦い合って、内容で見せる。今の時代とは違うのかもしれないですけど、そういう戦いを受け入れてくれる土壌がガンバレ☆プロレスにはあるなって。4月の後楽園に出たときも思ったので。テメエコノヤローみたいな言葉を使わずとも、ガッチリ内容で、すがすがしい試合をして勝ちたいなと思ってます」と話した。

 他団体にベルトが流出するリスクがあるが、今成は「至宝が流出するみたいなリスクは、団体内の選手と戦ってもリスクと思ってるので。今このベルトを体現するのは僕だと思うんで。身内の選手に明け渡すことがあっても、それは僕にとっては流出なので。このSOG世界無差別級の精神性を歩んでいけるのは僕だと思うんで。団体内がどうとかじゃなく、僕が持ち続けなければいけないと思ってます。ドラゴンゲートからの刺客という意味では、今まで以上に一番ハイリスクなのかもしれません」と述べた。

 「ベルトを獲った暁に戦いたい選手はいるか?」と問われると、望月は「今現在獲った後のことは考えてないです。誰の挑戦でも受けるというのが、当然の筋道だと思います」と回答。かたや、「防衛した後の挑戦者は考えているか?」と問われた今成は「全く考えてないです。100%、望月さんに向いてます。望月さんのことを考えて、望月さんのために練習して、残り1週間過ごします。それ以降のことは考えていません。でも、この気持ちがうれしいです。この気持ち、余裕がないんです。望月さんのことで頭がいっぱいです」と答えた。

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