【試合詳細】10・14 マリーゴールド渋谷大会 青野未来&天麗皇希&後藤智香vs野崎渚&ボジラ&CHIAKI MIRAI&桜井麻衣vs林下詩美&ビクトリア弓月 翔月なつみ&マイラ・グレースvs松井珠紗&瀬戸レア 田中きずなvs石川奈青 南小桃vs勇気みなみ

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『Marigold Fantastic Adventure2024』
日程:2024年10月14日(月・祝)
開始:13:00
会場:東京都・渋谷区スポーツセンター
観衆:285人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○南小桃
6分41秒 エビ固め
●勇気みなみ

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○田中きずな
7分45秒 サブマリーナ・スープレックス
●石川奈青

▼タッグマッチ 15分1本勝負
翔月なつみ/●マイラ・グレース
10分8秒 マ・ツイカワイストラル
○松井珠紗/瀬戸レア

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[ミライサク]△MIRAI/桜井麻衣
15分0秒 時間切れ引き分け
△林下詩美/ビクトリア弓月

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
青野未来/天麗皇希/●後藤智香
14分53秒 ノアール・ランサー→エビ固め
[ダーク・ウルフ軍]ボジラ/○野崎渚(フリー)/CHIAKI

野崎が青野との前哨戦を制しダーク・ウルフ軍がリングを支配!ミライサクと弓月のツインスター前哨戦はドロー!きずなが母親譲りの新技で勝利!

第1試合


 試合前に勇気が握手を求めるが、小桃は無視。
 ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い。小桃がハンマーロックからフロントネックロックに捕らえていき、グラウンドでのバックの取り合いに発展。勇気がヘッドロックから腰投げも、小桃がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
 再び向き合ってロックアップで力比べ。勇気が押し込んでエルボー連打からボディスラム。さらにチキンウィング・アームロックで捕らえ、これをブレイクされるとエルボー連打。小桃もエルボーで打ち返し、足を止めての打ち合いに。勇気が強烈な一撃で競り勝つも、小桃は股抜けからのオクラホマロール、そのまま腕十字に入る。勇気は苦戦しながらもロープに足をかける。
 小桃は「投げるぞ~ッ!」と宣言してボディスラムを狙うが、耐えられるとロープに飛んでドロップキック。さらにもう1発を狙うが、勇気がカウンターのドロップキックを発射。小桃はこれをかわしてストンピング連打。コーナーに押し込んでエルボーを連打し、串刺しドロップキック。さらに小桃がボディスラムから逆エビ固め。勇気はプッシュアップしてロープへ。
 小桃はロープに飛ぶが、勇気が素早くバックを取って河津掛け。さらに勇気がリストクラッチ式バックドロップのフェイントからスクールボーイで転がし、ドロップキックで追撃。さらにリストクラッチ式バックドロップを狙うが、小桃が変形首固め、スクールボーイと続けていくが、バックスライドを狙ったところを勇気が逆にバックスライド。しかし小桃が下からひっくり返してエビ固めで3カウントを奪った。
 これで小桃はデビューしてからシングル初勝利を飾った。

<試合後コメント>

勇気みなみ
「デビュー戦で小桃さんにマリーゴールドで初勝利して、今日3獲られちゃったのはあるんですけど、でも絶対1個1個の技は私のほうが強いと思ってるし、練習だって熱い気持ちで私はやっているので。絶対、私が次は勝ちます。やり返します」

南小桃
「今日は勇気とのシングルでした。以前勇気のデビュー戦で私は勇気のバックドロップで負けましたけど、今日は私が勝ちました。これから先も私が勇気に負けることはないと思います。どんどんどんどん上の選手と闘って勝てるようにこれからいっぱいやっていきたいと思います」

第2試合


 2022年2月のプロミネンスで両者が対戦した際には石川が貫禄勝利を見せていたが、今回の結果は果たして。

 試合前には両者にこやかに握手。
 ゴングが鳴るとロックアップからバックの取り合い、リストの取り合いが展開。石川がしつこくヘッドロックで絞り上げ、首投げからサーフボード・ストレッチ。さらに腰へのヒザ蹴りを連打し、ロープにくくって腰への低空ドロップキック。さらに石川はヘアホイップで放り捨てるが、きずなもヘアホイップで反撃。石川は側転で着地してショルダータックル。
 石川はラリアットを狙うが、きずながキャッチして脇固め。石川はなんとかロープに足をかける。きずなはロープを使ったアームロックからロープに飛んでドロップキック。カバーに入り、キックアウトした石川の腕をキャッチしての腕十字、さらに三角絞めへ変形させる。石川はロープに足をかけてブレイク。
 きずなはボディスラムを狙うが、石川は「舐めんなオラッ!」とボディスラムで叩きつけて逆エビ固め。急角度で反り上げて腰にダメージを与えていくが、きずなは這っていってロープを掴む。
 石川はロープに飛んでランニング・ネックブリーカー・ドロップ。さらに角度を変えたダブルアーム・スープレックスで腰から落とす。石川が引き起こすと、足を止めてのエルボー合戦が展開。石川が連打で打ち勝ってロープに振るが、きずなはジャンピング・ネックブリーカーで反撃。
 きずなはコーナーに上ってからミサイルキックでふっ飛ばし、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。きずなは「行くぞッ!」と雄たけびを上げてRe:Dreamを狙うが、石川はタチアガールで切り返し、ひねりを加えた水車落とし。さらにN.A.Oで叩きつけ、必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙う。大暴れしてクラッチを切ったきずながRe:Dreamを決めるもカウントは2。

 きずなはロープに飛ぶが、石川がカウンターのアバランシュ・プレス。さらに石川がジャーマンを狙うが、きずなは必死の抵抗。石川がロープに飛ぶが、きずながカウンターのスピンキックから顔面へのランニング・ニー。さらに母・府川唯未さん譲りのサブマリーナ・スープレックス(※リストクラッチ式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)をキレイに決めて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

石川奈青
「あ゛ぁ~ッ!なんで勝てない?!昨日も一昨日も今日も!3連戦3連敗!なんで?!今日も!別に勝てる相手!油断してたとかじゃ全然なくて最初から決めに行くつもりでやったんですけど、なんで勝てないんですか?!この気持ちを全部全部、ホントにこの悔しいつらいこの気持ち、全部24日の高橋奈七永戦に、パッションを証明するために全部ぶつけたいと思います!」

田中きずな
「3連戦最終日、奈青さんとのシングル、勝つことが出来ました。私は移籍前に1度奈青さんとシングルやらせていただいたんですけど、そのときは完敗してしまって。でもここに来たからには、あのときのままの私じゃダメだし、今この同じマリーゴールドにいる中で移籍前から対戦させていただいた方は少なくて、その少ない中の1人が奈青さんだったので、やっぱり成長したっていうのを証明するためにもすごくすごく勝ちたかった相手だったので、今日勝てたことがすごく嬉しいです。そして私は今月24日に後楽園で弓月とタッグのタイトルマッチが決まっています。やっぱり弓月はシングル王座に挑戦していたり、リーグでもたくさん結果を残したりしている中で、パートナーの私が足を引っ張ってしまっていることをずっと側で見ていて痛感しているし、これ以上足引っ張ってられないし負けてられないし、堂々と自信を持って弓月の隣に立って、必ず2人でツインスターのベルトを巻いてみせます!」

第3試合


 ゴングが鳴ると翔月と松井がじっくりとしたリストの取り合いを展開し、翔月が組み伏せながら肩を踏みつける。松井も抜け出してクロスボディでやり返してレアにタッチ。
 レアはロープに飛んで怒涛のドロップキック9連打。さらに脇固めからキャトル・ミューティレーション。これはマイラがカット。翔月はムクリと起きて「ナメんじゃねー!」と強烈なエルボーを連打。レアも負けじと打ち返していき、互いにフルスイングの一撃を受け合う意地の張り合いへ。翔月が連打で押し勝ってロープ際にボディスラム。さらにロープの反動を使ったダブルニードロップで追撃し、逆片エビ固め。翔月は空いた片腕で髪をかき上げる余裕を見せるが、松井がひっぱたいてカット。翔月はその怒りをレアにぶつけ、ボディスラムから急角度逆エビ固め。またも松井が入ってきて蹴飛ばすことでカット。翔月はマイラにタッチ。
 マイラはレアにエルボー連打からバックブロー、スピンキックと連撃。コーナーに振って串刺しバックエルボーから貫通ドロップキック。さらにツイスターからコーナーに振ろうとするが、レアが振り返して串刺しドロップキックからフェイスクラッシャー、ドロップキック、ボディスラム、ドロップキックと連撃してからトルネード・クラッチ。これは翔月がカットし、松井の方まで蹴飛ばす。
 タッチを受けた松井がダイビング・クロスボディで2人まとめてなぎ倒し、マイラにコルバタから串刺しジャンピング・ニー。マイラもカウンターのトラースキックからバックドロップを決め、フィッシャーマンを狙うが松井が振り払う。マイラがエルボー連打からみちのくドライバーII。マイラはロープに飛ぶが、松井がカウンターのドロップキック。さらにロープに飛ぶが、翔月がカットし、マイラがフライング・ラリアット。マイラのモンキーフリップに翔月がトラースキックを合わせる連携攻撃を見舞い、マイラが松井にジャックナイフ。これはレアがカット。
 マイラはロープに飛ぶが、松井がカウンターのブサイク・ニー。さらに松井が変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけるもカウントは2。ならばと松井はロープに飛ぶが、マイラがシャイニング式で飛びついて放つ変形の逆打ち。さらにラリアットを狙うが、これをキャッチした松井がマ・ツイカワイストラルで丸め込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

翔月なつみ&マイラ・グレース
(※マイラは鼻から出血しており、翔月がこれを気遣いながらコメント開始)
翔月「マイラ、どうしたの?ビューティフル・フェイスが……」
マイラ「レアの頭が私の顔にドーンと当たっちゃって」
翔月「おい、石頭だって言ってんぞ!レアがよ!いい加減にしろよ、ウチのかわいいビューティフル・フェイスのマイラを!ホントどうしてくれてんだ!大丈夫?OK?」
マイラ「OK」
翔月「レアね、初遭遇でどんな奴かなって感じだったんだけど、なんかしつこいね、ドロップキックがね。メッチャクチャ新人って感じがして、今日一番フレッシュなところ見れたんじゃないかな。それはいいことなんだけど、オイ松井!お前スーパーフライ狙ってるとか言ってて全然こっちこねーじゃねーかよ。マイラばっかり狙いやがってよ。こんな顔面クラッシュしてるマイラにトドメ刺してんじゃねーぞ!またやろうね。レッツ・トゥギャザー!もうウチらはワールド・ビューティフル・フェイスタッグになるんで。もうお前(松井)はいらねーよ。翔松タッグはいらねーよもう。今度からはビューティフル・フェイスでいくから。よろしくお願いします」

松井珠紗&瀬戸レア
松井「3連戦の最後!3度目の2000年タッグでようやく勝利を掴むことが出来ました!ありがとう!」
レア「ありがとうございます!」
松井「3回目なんですけど、レアは今日が一番気合だったりそういうのが見えたんじゃないかなと個人的に思ってます。でも、もっともっと、もっともっともっと!ドロップキックもあと10発行けると思うし、もっともっと頑張ろう!」
レア「はい!」
松井「そして翔月なつみ、いやぁ、まあ、濃厚な接触はきたるシングルマッチのときまで取っておこうかなと思って。私、すごく楽しみにしてます。それから、マイラ。私すごいマイラ好きなんだよね。なんかすごい溢れ出る感情みたいのがメッチャいいなと思って。またやりたいなと思いました」
レア「これは個人的な話になってしまうんですけど、小学生の時にこの会場で剣道の大会がありまして、準優勝を。そういう思い出の場所で今日出来たことが嬉しいですし、未来さんに続きなつみさんというベルトを持っている方との試合は自分にとってスゴイ経験値が上がったんじゃないかと思うので、これからもっと成長して勝っていきたいです」
松井「OK!もっと元気出していこう!またやるぞ!オーッ!(※レアは無言で拳を上げる)おい、言えよォ?!言えよォ~(笑)」
レア「は、ハイ!」

第4試合


 MIRAIと弓月の対面でゴング。弓月が突っ込んでいってエルボーからヘッドロック。MIRAIも即座に反撃するが弓月はアームドラッグを連発してシングルレッグ・ドロップキック。加勢に入った詩美のフラップジャックに弓月が低空ドロップキックを合わせる合体攻撃。さらに弓月が串刺し攻撃を狙うが、MIRAIがかわしてコーナーでマシンガン・チョップ。桜井にタッチ。
 桜井はロープに顔面をこすりつけ、MIRAIが弓月の髪を掴む中でビッグブーツ連打。さらに胴絞めスリーパーホールドで絞り上げ、久々に繰り出すパリ風おパラダイスロック。固めたままMIRAIにタッチ。
 MIRAIは身動きが取れない弓月をゆうゆうと見下ろし、ストンピングから桜井にタッチ。
 桜井は低空ドロップキックを見舞ってMIRAIにタッチ。
 MIRAIは自軍コーナーで弓月の顔面を踏みつけ、ボディスラム。弓月はエルボー猛連打もMIRAIが余裕で耐えてロープに振る。弓月はコルバタから低空ドロップキックと連撃してやり返し、詩美にタッチ。
 詩美はMIRAIをコーナーに振ろうとするが、ここに桜井が助太刀。2人でトレイン攻撃を狙うが、詩美が桜井を串刺しデスバレーボムでMIRAIにぶつける荒業から2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。さらに詩美がMIRAIにバックフリップを見舞い、ロープに飛ぶもMIRAIがカウンターのドロップキック。桜井にタッチ。
 桜井はビッグブーツから低空ドロップキック、シャイニング・ケンカキックと連撃。詩美はムクリと起きてエルボーを叩き込み、セカンドからのミサイルキックを放つも、足をすべらせて妙な形で着地してしまう。腰にダメージを受けた詩美はたまらず弓月にタッチ。
 弓月は桜井に低空ドロップキックからエプロンに出てトラースキック。ロープに飛んでさらにドロップキックを見舞い、ロープに飛ぶも桜井がカウンターのビッグブーツ。MIRAIが入ってきてホイールバローで持ち上げ、桜井がフェイスクラッシャーを合わせる合体攻撃。さらにミライサクがダブルのドロップキック。
 桜井と弓月が足を止めてのエルボー合戦を展開。桜井が打ち勝ってロープに飛ぶが、弓月は追走してシングルレッグ・ドロップキック。桜井もビッグブーツを見舞ってロープに飛ぶが、詩美がエプロンから捕獲。弓月が串刺しドロップキックからの貫通ドロップキックを決め、フィッシャーマンズ・スクリューからダブルリスト・アームサルト。弓月はケツアル・コアトルを狙うが、桜井が振り払って腕へのビッグブートから足を使ったファイナルカット。桜井はロープに振ると、MIRAIがエプロンから腰へのラリアット。桜井がSTFに捕らえるも、詩美のカットが間に合う。
 弓月は桜井に十字架固めからローリング・アロー。MIRAIがギリギリでカット。弓月は桜井に向かっていくが、桜井が逆打ちで切り返してシャイニング式延髄斬り。さらにビッグブートを発射も、弓月がかわしてトラースキック。続けてレッグロック・スープレックスで頭から突き刺すも、桜井が即座に起きてバックドロップ。ダブルダウン状態となり、両者タッチ。
 MIRAIと詩美の対面。詩美のラリアットをかわしたMIRAIが変形ドラゴンスクリューから低空ドロップキック。さらにMIRAIがコーナー下にセットしてリバーススプラッシュ式セントーンを狙うが、詩美がキャッチしてサイドバスターからスライディング・ラリアット。詩美がコウモリ吊り落としで叩きつけている間に弓月がコーナーに上る。
 桜井がコーナーに追いすがって弓月を雪崩式ブレーンバスターで投げようとするが、詩美が桜井の下に潜り込んで裏摩周の形で弓月もろともパワーボムで叩きつける。
 詩美がMIRAIにラリアットを狙うが MIRAIが飛び込んできてコンプリートショット。2人でロープに飛ぼうとするが、詩美が「行かすか!」と吼えて2人を捕縛しダブルのバックドロップ。

 MIRAIと詩美がラリアットで真っ向からぶつかり合い、詩美がパワーで競り勝つ。MIRAIは即座に起き上がるも、詩美がさらにラリアットで追撃。詩美がトーチャーラック・ボムを狙うが、MIRAIが着地してショートレンジ式レインメーカー。MIRAIはラリアットを発射も、詩美がかわして投げっぱなしジャーマン・スープレックス。詩美が投げきった瞬間に15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

MIRAI「ミライサクが組んで闘ったのに2vs2の闘いで引き分けなんて納得いかねーな!今日はこのベルトの前哨戦だったんですけど、まあまあまあ、今日弓月と闘ってみて、弓月の手の内、わかっちゃったかな~って思います。10月24日、皆さんしっかりこのミライサクがこのツインスターのベルト防衛するところ、会場に見に来てください」
弓月「いやいや私だってミライサクの弱点、見つけちゃいました。それは10月24日、後楽園できっちり教えて……いや、見せつけてやるよ。私たちはこのマリーゴールドの未来。未来のエースに必ずなる。だからそのベルト、私たちが必ずお前らの腰から獲ってやるから覚えとけよ!」

 ミライサクが弓月と、弓月のセコンドに付いていたきずなの顔にベルトを押し当てて挑発。きずながMIRAIにビンタを見舞う気の強さを見せると、MIRAIもリングから蹴落として威嚇した。

<試合後コメント>

林下詩美&ビクトリア弓月
弓月「ツインスターの挑戦が決まって、前哨戦だったんですけど、15分ドローっていう悔しい結果になってしまいました。でも私はリング上でも言った通り、ミライサクの弱点を見つけちゃったので。それを必ず後楽園で見せつけてやります」
詩美「タッグ戦線が盛り上がっているようで羨ましい限りです。私は1月3日の自分のタイトルマッチに向けて自分の調子を保ちたいと思います」

MIRAI&桜井麻衣
MIRAI「渋谷大会、15分ドローでした。2vs2の試合でこの2人が組んで、このベルト持ってて引き分けっていうのは納得いかないというか不甲斐ないというか。勝ちたかった前哨戦だったので、勝ってしっかりもっと弓月に気合を入れてやりたかったかったなと思います。そして……試合後に張って来やがったな、きずなァ!でもいいよ。そのくらいの気持ちで来いよ。ぶっ潰してやるよ」
桜井「私たちのなんの弱点を知ったのかは分からないけど、まあなんていうの?私、弓月はデビューしたばかりの頃にシングルを2回やってて、すごい成長が早いの。それは認める。でもこれはタッグのタイトルマッチ。タッグ力だからね。私たちのほうが上だってことを見せつけてやるよ。覚悟しておけ」

第5試合


 先発でCHIAKIが出ていくと、後藤が「行きます!」と志願して進み出る。
 ゴングが鳴ると、後藤がボジラに雄叫びを上げて威嚇し、CHIAKIに「来いよ!」と手4つを求める。CHIAKIは鼻で笑いながらあしらってヘッドロックでじっくり絞り、アイアン・メイデンからカッターで倒す。さらにボジラがCHIAKIを背負ってのダブルのボディプレス。CHIAKIは後藤の顔面を踏みつけながらロープ際に追い込み、顔面ウォッシュ。さらにダーク・ウルフ軍が後藤を場外に放りだし、観客席に叩き込んだりイスを投げつけたりと大暴れ。救援に入った青野&皇希もボジラ&野崎の餌食となる。
 CHIAKIはニタニタと笑いながら後藤の顔面を踏みつけ、ボディスラムからロープに飛ぶが、皇希がエプロンからビッグブーツを放ってアシスト。tWin toWerがダブルのビッグブーツを叩き込み、後藤が皇希にタッチ。
 皇希はCHIAKIに串刺しビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツ。さらにボディスラムで叩きつけ、170cmプレスを発射。これをかわしたCHIAKIが顔面ウォッシュを狙うも、かわした皇希がロープ貫通式のビッグブーツ。さらにロープへ走るが、CHIAKIが「ナメんじゃねえッ!」とスピアーを見舞ってボジラにタッチ。
 ボジラは皇希にセントーンからコーナーに振って串刺しスプラッシュ。さらにブレーンバスターで軽々放り捨て、ロープに飛んでラリアットを狙う。皇希がビッグブーツでカウンターするも、ボジラは仁王立ち。皇希がビッグブーツをさらに連打も、ボジラはビクともせず余裕の雄叫びを上げる。しかし、顔面に良い一撃をもらうと怒り狂ってラリアット。ボジラはヘッドロックで絞るも、皇希が抜け出してRKO。青野にタッチ。
 青野はボジラにサッカーボールキック連打からPK。さらにロープに飛んでラリアットを放つも、ボジラがカウンターのラリアットで吹っ飛ばす。ボジラはコーナーに上ってリバーススプラッシュを狙うが、青野が追いすがって雪崩式パワーボムを狙う。しかし、ボジラは自ら飛び降りてダイビング・ヒップドロップの形で青野を圧殺。瀕死の青野を連れ帰って野崎にタッチ。

 野崎は青野にブレーンバスターからスリーパーホールドも、青野が振り払ってエルボー。そのまま足を止めてのエルボー合戦へと発展。野崎が連打で打ち勝つと、青野は怒涛のローキック連打。野崎はソバットからのビッグブーツを叩き込んでノアール・ランサーを狙うが、青野がキチンシンクでカウンターし,39ロックで捕らえる。野崎は苦しみながらもロープブレイク。
 青野はコーナーに上ってミサイルキックを狙うが、ボジラがカットしてデッドリードライブドライブ。ダーク・ウルフ軍のトリプル・ビッグブーツが炸裂し、野崎がノアール・ランサー・ハイを顔面にクリーンヒットさせる。さらに野崎がノアール・ランサー・ハイを狙うも青野がカウンターのラリアット。さらにスライディング・ラリアットからバズソーキックを叩き込むも、カバーに行く余力は残っておらずダブルダウンへ。青野が後藤にタッチ。

 後藤は野崎に串刺しラリアットからビッグブーツ。さらにロープに飛ぶが、CHIAKIが足払いをかけ、ころんだ後藤の顔面に野崎が低空ドロップキック。野崎がロープに飛ぶが、今度は皇希がエプロンからカット。tWin toWerが野崎の顔面にダブルのビッグブーツを叩き込む。2発目を狙うが、ボジラが飛び込んできてダブルラリアット。野崎がダブルニーアタックからスリーパーホールド、ドルミルと持ち込む。後藤が落ちかけるも青野が必死のカット。
 野崎は後藤のバックを取るが、青野が「智香!スカせ!」と叫びながら飛び込んできて野崎にハイキック。援護を受けた後藤がビッグブーツから510-Nで叩きつけるも、CHIAKI&ボジラがカット。両軍入り乱れる中でボジラが皆を蹴散らしていくが、青野が場外に放り出すファインプレー。
 後藤が青野とともに向かっていくが、野崎がうまくかわして青野にコブラクラッチ・スープレックス。「今度こそ喰らえ!」と後藤にレインメーカー式ビッグブーツを狙うが、後藤がカウンターのビッグブーツ。さらにビッグブーツで追い打ちしてロープに飛ぶが、野崎がカウンターのビッグブーツ。続けて野崎がレインメーカー式ビッグブーツからノアール・ランサーを叩き込んで3カウントを奪った。

野崎「青野未来、お前を見下すの、やっぱ気持ちーわ。そんなチャンピオンのお前が白のベルトの保持者でいられるのもあと10日。ノザキ様のために、そのベルト、キレ~に磨いとけよ」
青野「野崎渚!クソッ!見下ろしてんじゃねーよ!私はお前から勝つこと、このベルト防衛することしかイメージしてない!絶対野崎渚に勝つ!そしてそのときは私が野崎渚を見下ろしてやるから待っとけ!」

 野崎と青野がつかみ合い、野崎が青野を場外へ排除。残ったダーク・ウルフ軍に締めが託される。

野崎「勝ったから我々が締めるってことだよね?ただ、ノザキ様は別にマリーゴールドの所属じゃない。だから、シャインだ?フォーエバーだ?言わねーよ。私の締め方、みんな知ってるよな?みんなで『ケッテー☆』の準備しとけよ。行くぞ!ノザキ様は白いベルト、ボジラは赤いベルト、必ず獲って……(※名前を言うのに若干のためらいを見せてから)我々、ダーク・ウルフ軍もっともっと盛り上がっていくからお前ら我々について来い!これは正式決定だ!今!ノザキ様が決めた!ケッテー☆」

<試合後コメント>

青野未来&天麗皇希&後藤智香
青野「クソ……野崎渚、また今日も見下されて、本当に悔しくてムカつく!私はこのベルト、あんなダーク・ウルフ軍とか言ってる奴にこの純白のベルトは似合わないから、私がしっかり守ってこのベルトをもっと輝かせます。24日、楽しみにしててください」
皇希「私たちtWin toWer、ベルトにも挑戦して挫折もメチャクチャ味わって、私は2日連続負け。今日も自分は智香のこと助けに行けなくて。やっぱり、自分もちょっとは一皮むけたんじゃないかなと思ってたけど、やっぱ全然まだまだだなって、改めてまた実感しました」
後藤「……すみません、自分が3取られました。必ず強くなります。強くなって、強くなるしか無い!未来さん、そのベルト、絶対守っててください!強くなって強くなって私も絶対そのベルトに挑戦します!だから未来さん、私は未来さんからそのベルトを獲ります。だから必ず防衛してください。すみません、自分が3取られたから……」

野崎渚&ボジラ&CHIAKI
野崎「今日試合してハッキリ分かったのは、24日、あの白いベルトは私のものだということが今日の試合で私はハッキリ分かりました。向こうは『勝つイメージしかしてない』とか言ってたけど、そんなのプロレスラー当たり前なんだよ。みんなやってんだよ、そのイメージ!まだまだよえーよ、青野未来。まだ10日あるかもしれない。私にとっては10日なんてあっという間だし、10日で人間変われないと思ってるけど、変われるもんなら、青野未来、変わってみろよ。強くなってみろよ。ノザキ様、24日を楽しみにしてるよ」
CHIAKI「俺は個人的にtWin toWerと試合をしたのが今日が初めてで。もう1人も青野未来だし、“元ナントカ”っていうグループと真っ向から当たって。まあまあアイツらは前と何が変わったのかなっていうのはちょっと手を合わせてなおさら思ったね。智香は『デカいは正義』とか言ってるけど、だったら強くなってみろよって感じ?」
野崎「こっちにもっとデカいのいるしな(笑)」
CHIAKI「そうそうそう(笑)まあ頑張ってデカくなって強くなってくださいって感じで。手応え的にはヨユーでしたって感じですね」
ボジラ「我々は今日チャンピオンになるべき強さを見せた。私は次の真紅のベルトの王者、ノザキサンは次のユナイテッド・ナショナルの王者。この中の2人で挑めばタッグのベルトだって簡単に手に入る。CHIAKIはスーパーフライのベルトを狙ったらどうだ?我々はベルトコレクターだ。我々の強さを世界に示していく」
野崎「すべてのベルトを獲ってウチら勢いに乗っていこうと思ってるから、ホントにお前ら、ついてこいッ!」

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