【会見全文】平本蓮のドーピング疑惑の結果は陰性!RIZINは「ドーピングポリシーを高めていって選手への規制を強める」

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 5日、RIZINが平本蓮のドーピング疑惑に関する記者会見を開催。会見には榊原信行RIZIN CEOの他、RIZIN医療部部長・諌山和男先生、副部長・川口慶先生、金成道先生の3人が登壇した。

榊原CEO「みなさんこんばんは。ええまあ本当にあの、この超RIZIN.3ラストマンスタンディングタイトルマッチ、この朝倉未来と平本蓮、両選手の戦った結果に対して、ドーピングの検査の結果、あの皆さん待ち遠しいと思います。今日この後発表させていただきます。ええまず冒頭で少し我々のRIZIN2015年の旗揚げ以来、どういうルールのもとにどういう考え方のもとにこのドーピング検査を行ってきたか、ご説明を簡単にします。我々2015年旗揚げ当初からRIZINという舞台が公平で公明盛大で選手たちが正々堂々と戦ってもらう。そこに禁止薬物の存在があってはいけないという考え方の中で、厳しい検査基準をクリアしてもらうという、ドーピングをですね、導入してまいりました。当日のタイトルマッチに臨む両選手の尿を、試合当日に採取して、その採取した尿をWADAの検査基準をクリアしている検査機関に送って検査して、その検査結果が陰性なのか陽性なのか、白なのか黒なのか、そこが最終その試合が成立する不成立になるっていうことを決定するこういうルールを定めて全タイトルマッチ九年間やってまいりました。今回もこのラストマンスタンディングベルトをかけたタイトルマッチ、両選手の尿検査を同じ基準の中でルールの中でやらせていただきました。その検査結果、発表させていただきます。朝倉未来選手、平本蓮選手、両選手陰性そういう結果が帰ってまいりました。まず私からのご報告は以上となります」

諌山先生「RIZIN医療部の諌山と申します。2015年以来、RIZIN競技運営機構は、レフリーやジャッジが所属し、競技運営を執り行う。そして医師免許を持つドクターが所属し、事前のメディカル申請、試合中のドクターチェックや応急処置を行う医療部、またバックヤードでの選手対応や警備を行う控室監視巡回部。そして選手の採尿実施、検査機関に検体を送付するドーピング部があります。医療部全体の責任者がわたくしRIZIN医療部部長の諌山和男と申します。またそのサポートをする副部長・川口慶先生、同じく副部長の金成道先生、この3人が中心となりまして通常の大会は12から3名のドクター、そしてナースによって医療業務とドーピング業務を行っております。まず医療部は大会前、搬送病院先の確保、病院の選定、そして選手の事前メディカル申請による出場許可判断、大会当日は試合前メディカルチェック、試合中はドクターチェックや止血、試合後は応急処置、また搬送が必要な場合は候補病院などに多岐にわたる搬送という業務を携わっております。またドーピング部ですけれども、選手の採尿実施、検査機関に検体を送付する業務を行っています。ここで選手の事前メディカル申請についてお話しいたします。選手は一般身体検査、頭部の精密検査、これはMRIやCT検査などを意味します。また眼科医より眼科の眼科検査があります。また一般的血液検査、これは感染症非常にあの格闘技まあ血液の出る戦いなので非常に必要で、そこをしっかりチェックしております。でこの検査をクリアしまして、同時にドーピングに該当する恐れのある薬剤を使用する場合は、事前にドクターの処方箋をドクターの意見書と共に報告しなくてはなりません。これはいわゆるTUE申請と言います。TUEとは、Therapeutic Use Exemptions。治療使用特例申請です。例えば喘息では吸入ステロイド剤が使われるのが一般的です。重度の喘息や喘息発作にはステロイドの内服が使われます。その薬剤が的確な病名のもと、適切に使われているかの判断を、ドーピング部の医師が行ないます。その際ステロイドやホルモン剤などが処方されている病院と、医師がしっかりと確認できるような診断書を提出してもらい、場合によってドーピング部の医師から処方している医師に問い合わせをすることもあります。ドーピング部は医療部の管轄下組織ですが、ドーピングのドクターの権限は独立したものであります。ドーピング部のドクターの判断で、当日の選手をランダムに抽出して検査を行っています。そこで当日試合前のメディカルチェックと、ドーピングチェックの流れですけれども、医療部のドクターはまず担当選手を決め、メディカルルームにて当日のバイタルサインと神経学的所見、理学所見などチェックします。この際メディカル申請とのデータと照らし合わせます。その後ドーピング部のドクターに引き継がれます。ドーピング部のドクターの判断で、任意の選手の尿を採取。検査機関に送付していますが、選手の採尿は試合前、あるいは試合後にドーピング部の判断でランダムに選手が選ばれます。チャンピオンシップの場合は両選手変わらず採尿が義務付けられています。採尿ルームにて検査員が立ち会いのもとに尿を採取しますが、もちろん検査員が見ている前でカップに放尿してもらいます。男子選手の場合は男性ドクター、女性選手の場合は女性ドクターが立ち会います。採尿した尿は二つのボトルに入れられまして、ここに用意してあります。


 合計100cc、100ml採取されます。ボトルAは最低60ml、ボトルBは最低35ml。当該選手の目の前で封印されます。封印する際には、選手は封印の上にサインをし、エビデンスシールを最後に貼ります。エビデンスシールは第三者により剥がされる、あるいわ輸送途中などに剥がされたり破れたりしていれば、その尿はもうすでに検査対象外となります。過去にこのような事態ができたことはありませんが、尿は厳重に保管され検査機関に送付されております。また封印された尿には、選手名ではなくそれぞれの選手に振り分けられた任意の番号で整理されます。例えばRIZIN太郎選手の二つに分けられた尿は、例えば1690A、1690Bと番号のみが降りあてられます。全てWADAの方法を遵守しています。尿は最速で翌日にはアメリカの検査機関であるSMRTL、 sports medicine research and testing laboratoryに送付されています。SMRTLは、WADA、これは世界アンチドーピング機構ですね。から認可された検査機関です。SMRTLは受け取った尿を検査しますが、番号が振り与えられているのみで、名前は書かれてないため、どの選手の尿なのかわからないという形になっています。そこで実際にA検体をまず検査し、これが陰性であればB検体は検査しません。A検体が陽性の疑いがある、あるいは何かの反応が見られる場合は、B検体を再度検査し、陽性陰性の最終判定を行ないます。約一ヶ月程度の検査の後に、検査結果がドーピング部の担当ドクターにメールにてレポートが送付されてきます。このようなことが全体のドーピングの流れとなっております。この度、検査結果を主催者が隠微、捏造するのではないという見方をする方がいるようです。我々医療部のドクターは、選手の健康、選手の生命を第一に考えます。主催者側とは独立した部門であります。もし主催者側が捏造するようなことがあれば、結果を最初に知る私たちは医療倫理、アンチドーピングポリシー、公平性、スポーツマンシップにのっとり告発することになります。加えてWADAの検査機関の一つであるSMRTLが二度と検査を引き受けてくれなくなることや、この機関からむしろ告発されることもあるでしょう。SNSでの心無い投稿を見て、我々ドクター陣も心を痛めております。2015年RIZIN創設以来、医療部はレフリー、ジャッジ、競技部の方々と共に、競技に関しては中立を貫く独立した立場で選手を支えているということを最後にお伝えいたします。以上です」

榊原CEO「ありがとうございました。先生からもご説明があったように、我々とするとドーピングに関しては、まあこれあの格闘技団体いろいろ各団体ありますし我々2015年にまあ各団体が成立した後、旗揚げをして、まあ今年で九年をそれでも迎えるにあたって、まあドーピングに対しては一定の強いあの決意と、ええ基準を設けてあの取り組んできたつもりではいます。まああのその結果がですね、今回まああの結果とすると我々のルール当日に尿検査を、尿を採取して、それをWADAの基準で検査する。その検査結果が陰性か陽性か、それがこの競技というかその日の試合の成立か不成立かを決めるルール、まあこのルールを抜本的に見直そうと、そう思っています。まあどういうことかというと、まあ九年の中でいろんな進化もあるでしょうし、ルールをさらに、これは先生方含めてドーピング機関、ドーピングチームの中立な立場でいろんな意見を頂いてですね、今まで我々があの決めてたドーピングに関するルールを、再度見直すと。当日の検査だけで中立が保たれない、公明正大に行われない、選手の意識が高まらないということであれば、抜本的なルールを見直す。まああのそれに関しては、今日この場で発表するということではなくて、この先、先生方にも入っていただいたり有識者に入っていただいたりして、当然経済的な負担もかかると思いますが、マンパワーもかかるし。やっぱり中立で独立した組織体制でなくてはいけないんで、まああの一定の本当に決意と費用的な経済的な負担は、当面RIZINが当然させていただく中で、これまで以上に検査体制を厳しくする。そういう形のドーピング規定の見直しと、新しいドーピングポリシーの策定に入ります。まあ我々からすると、抜き打ち検査ですとか、当然先生方たちにもこの後ご説明を一部いただければと思いますけど、世界のドーピングの中の9割ぐらいが尿検査なんですね。ただあの必要であれば血液検査も今後のルールの中には入れていきたいとそう思ってます。あの少し先生にその血液検査に関しての見解もこの後お話いただけたらと思いますが、いずれにしてもまずドーピングポリシーを見直して、新しい基準を策定します。そして、これRIZINだけが取り組むだけではですね、実はええ我々団体としてのRIZINに出るときの基準は厳しいけど、ほかの各プロモーションとか、これは国内海外含めて、いろいろ我々以上に厳しくやってるUFCにしてもPFLにもありますが、それ以外の各団体からあの出場選手を派遣してもらったりするフェデレーションスタイルの中で、各日本国内のまず団体の皆さんに声をかけてですね、全体的にレベルアップをする、ドーピング基準をですね、設けていけたらいいなと思ってます。まず我々が先頭に立って日本国内の選手、選手関係者に対して、各団体に対してドーピングを全体的に厳しくというか、もう少し見直して意識を高めていくきっかけを作れたらいいなと、そう思っています。そして3つ目、やっぱりどこまで行っても選手たちの意識改革だと思います。これまでも大半の選手はRIZINはドーピング検査が厳しく行われているということで、大半の選手はルールを守ってこれまでも正々堂々、誰に後ろ指指されることもなく戦ってくれたと思ってますし信じてます。ただやっぱり心ない選手、選手関係者、まだ知識がそこまで進んでない選手、選手関係者もいると思うんで、主催者として、RIZINを主催する我々が勉強会とか講習会っていう形で、選手選手関係者の皆さんに参加していただいて、先生方とか有識者の方に入って、ドーピングに対する意識の啓蒙と、何が具体的にドーピングになる可能性があるかっていうことを選手たちに、選手関係者に伝えていく機会を作れればなとそう思っています。そして、このドーピングっていうことに関しては、我々の立場は性善説に立って、やらないだろうっていう、やってほしくないっていうもちろん中ではあるんですけど、どちらかというとそういうスタンスに立った中でのルール作りがこれまでありましたが、一番効果的、こんなこと本当はしたくないけど罰則を厳しくします。まあこれも先生方に、第三者機関にどういう罰則が正しいのかどうか、前にもこのドーピングの問題でお話する機会があったときに、我々はドーピングをたまたま間違って摂取したり、体に入れたものにドーピングの成分が入っていた、まああの故意か故意じゃないかっていう問題もあると思いますが、あのドーピングを一度したからっていって、その選手生命を失うことだったり、その選手がバッシングを受けて誹謗中傷されて潰れていくことだったり、そういうわけにも、それを望んでいるわけではないんでですね、選手たちがまたドーピングということを犯しても、次に再生する。そこで気づきを得て辱めを受けて、自分の行動を改めてくれればいいというふうに思ってますけども、いずれにしてもこれだけ世間を騒がした、してしまったことに関して言えば、これは選手、そしてプロモーターともに次のステップとしては罰金とか、選手に対しての規制を強化する。これあの契約書ベースで言えば今までに書いてある文言以上に、ドーピングに対する厳しい制約とか、約束を選手とさせていただくことを交渉の中で進めていきたいし、その約束が守れない、契約書にサインできないという選手とはこれから出場がRIZINにしてもらえないということになりますので、罰則を強めることと選手契約を根本的に見直すということに取り組んでいきたいとそう思います。あとあの、RIZINだけで考える、格闘技界だけで考えるのではなくて、日本のプロスポーツにおけるドーピング基準、ドーピングってどう取り組んでいるのか?じゃあ大相撲はどうなんだろう、Jリーグはどうなんだ?プロ野球はどうなんだ?バスケットボールリーグはどうなんだ?いろんなリーグのプロスポーツのドーピングポリシーを徹底的に研究し学びたいと思います。それを我々格闘技界に、僕らが中心になってフィードバックする。本当にこれ格闘技という競技全体に向けられている疑惑の目というか、格闘技界の中で起きているこのあの状況を我々とすると信頼を回復するためにも、全力でやらなくちゃいけないことだと思いますんで、今の日本国内のプロスポーツからもいろいろ学ぶこと、それとどうしても日本国内でドーピング検査機関がなかなか我々一民間団体の検査を受け入れてもらえる状況になってないんですね。これはWADAから、WADAを中心に世界のスポーツっていうのはコントロールっていうかアンチドーピング機構の決めたドーピングポリシーのもとに進んで、進められていますけど、日本で言えばJADAっていう検査機関があります。ただ我々が検体を持ち込んでも、そこの中で検査をしてもらえる立ち位置に僕らが無いんですね。これは細かくご説明すると長くなるんですけど、世界的にきちっとした団体なり組織なり、競技としての協会なりがあって、そこの日本の組織としてRIZINが成立すればJADAなりWADAに登録をして検査をしてもらえる可能性はあると思いますけど、今の中ではなかなかそういう立ち位置に僕らが立ってないのも事実なので、ただまああの、ないがしろにするっていうか諦めるのではなくて色々今回の件でプロモーターとしてもですね、主催者としても勉強し、何かあの中立で公平で選手たちにそういうドーピングなんかしても意味ないしドーピングしたらダメなんだっていう意識を強く持って正々堂々と戦ってもらえるための環境、ルール作りをして行きたいと思っています。ちょっと話が長くなりましたが以上です(MC「改めて朝倉未来選手、平本蓮選手へのコメントを」)ちょっとその前に、血液検査のこととかで先生お話ちょっと補足で頂けるところがあれば、あの今回もまああのSNS場とかでは、だったら血液検査しろみたいな話があるんですが、そもそもドーピングにおける血液検査というものがどういうものかっていうのもちょっと、今後我々も採用する可能性がある中で教えていただけたらと思います」

諌山先生「現在のWADAでの検査を実施している検体の9割は尿検査です。2022年のデータで言えば手元で約23万件の検体に対して陽性だった検体は381検体。231,313件中381検体。陽性率は0.16%という結果が出ています。対しまして血液をおこなった件数が22,708件ありました。で陽性だった検体数は13件。これは0.0005%と尿検査より低率でした。このことにより採尿による検査で充分に陽性者を判断できています。これがWADAの考え方です。ただあの現在WADAの検体数の推移をみると、徐々に血液検体も増えているというのが現状です。一方RIZINの当日検査という現状から見た時に、これから試合をする、あるいは試合をした選手に採尿するだけでも選手にとってはかなりストレスであると考えます。尿が出にくい選手はたくさん水を飲んでもらうなどがあるため、試合前試合後ともに非常にこれは採尿の時にお互いにストレスな事象です。まして採血は血を抜かなければならない、格闘技の試合の前にこのやることのリスクは非常に高く、採血による腕の神経こん損傷根損傷、また痛みによって迷走神経反射など考えますと非常に不適切です。我々があの調べた限り、現在MMA団体で試合当日に採血をしている団体はありません。なお採血の新種を少なくした乾燥血液スポットという新たな検体最終方法も東京オリンピックや北京オリンピックで試験導入されていましたが、まだその精度などについては検証不十分でありまして、一般的な方法には至っておりません。またあのパリオリンピックについてはまだ情報が入っておりません。もちろん今後血液検査がより精密になり、かつ選手への負担が軽減されるようなことがあれば、その導入も検討の時期が必要になってくることと考えております。でこれ補足ですけど、あの血液と毛髪検査をしてという声もあるんですけど、毛髪検査は覚せい剤検知とかで全くWADAの検査項目にも入っておりません。以上です」


榊原CEO「ありがとうございました。あのいずれにしてもRIZINとしてはですね、選手たちにこの場をこの配信見てる選手ふくめて選手関係者にも、本当に格闘技を愛してRIZINで本当に志高く戦う意識を持ってほしい。つまりそういう思いを持って強くなることを標榜するのであれば、アンチドーピングを新たにこの場でこの機会に誓ってほしい。そう思います。李下に冠を正さず。疑いが持たれるような行動すら、実はドーピングに引っかかる可能性がある。これはWADAの基準からするとですね、実は平本選手が意図か意図じゃないか関わらず、ドーピングに引っかかる薬物を入手してた時点で、ルールによってはアウトなんです。現状のRIZINのルールではそこまで規定がないんで、これをドーピングしたっていう、ドーピングに該当するということには裁定はできないですけど、今後ルールを改定することによってそういう企てをしただけでもWADAはアウトだっていうふうに言ってる、そういう側面もありますんで、平本選手に僕はあの猛省をしてほしいと思いますし、知ってか知らないかそういうこともまあこれあのネット上でのことなんで事実は分からないです。平本選手に会って僕らも話をしました。本人もそういう形で誤解を招くような行動をとったことは、反省もしてるし未来がある選手なので、これはでも平本選手に限ったことではなくて、ほかの選手たちにも普段の生活から、口に入れるものこれは食物であってもサプリメントであってもやっぱり疑ってかかるってことだと思います。オリンピックアスリートたちは『はいこの水飲んで』って渡されるものには絶対手をつけない、と言うふうにも聴いてますし、普段の中から自分たちが自分たちに与えられたルールの中で、全力で強くなってRIZINでチャンピオンになって、RIZIN以外の団体でもどんどんチャンピオンになってですね世界に羽ばたいて欲しいと思いますんで、強くなるために怪我を回復させるために少しでも体にいいもの、回復が早くなるサプリメント、いろんなものを入手したい気持ちはわかりますけど、それを手に入れる行動、何を手に入れるかっていうことからチェックをする。これいいよって誰かに与えられて飲むような、安直な行動は絶対謹んで欲しいと思います。それぐらい厳しい基準に今後はします。平本蓮に関して言えば、次多分大晦日の試合が僕らはオファーすることになりますが、それに向けて未来に向けての検査を受けてもらおうと思います。当然今回の基準にプラスした検査基準、まあひょっとすると先生方とも相談してですけど、血液検査とかにもあの応じてもらおうと思いますし、いずれにしても陰性だってことをもう一度明確に、この後の大晦日までの期間の中で平本選手とも相談をして、検査を受けてもらおうと思っています。その検査が陰性であるっていう確認が取れたところで、大晦日に向けてのですね、出場の相談をして行きたい、そう思っています。ええまあ本当に発言があの歯に衣着せぬ発言で、平本選手のそこが魅力だと思いますし、これからもやっぱり多くのファンにあの支持されていくことを願ってますし、今回あの彼が起点になって起きてしまった疑惑、検査結果陰性です。この試合は成立してます。ただ疑惑を起こしてしまったことに対して、反省をし、自分自身の行動を行動規範をですね、変えるきっかけにしてもらえたらなとそう思います。それに対して僕らも人任せではなくて向き合っていきたいと思いますし、あとは本当にRIZIN出場する選手関係者に、もう一回この問題に自分自身の知識も意識も変えてですね、ドーピングの問題に取り組んで、とにかくメイドインジャパンで世界に誇れる舞台であり続けるための道を、十年目に与えられた課題だと思ってます。テーマだと思っています。次の十年を目指すRIZINとしてはですね、この問題に積極的にというか、この問題を起点にして、あの時から変わったよね、っていうまあいろんなことが変わることになるんでそういう機会にしたいと思います。そして、まあ本当にあの、個人的なここは少しちょっとプロモーターとしての立ち位置と逸脱する可能性があるんですけど、まあ2015年に旗揚げして、あの朝倉未来が僕らのRIZINに出場してはや六年七年。RIZINの中で彼の活躍に一喜一憂し、彼の戦いに心を震わせた、7月28日も4万8千人のファンがあれだけの熱狂の中で、朝倉未来の試合を見届けたわけです。彼は格闘家としても人生をかけて引退をかけて戦った試合が、まあ本当にこの心無いこと、ドーピングの疑惑で、泥を塗ってしまったこと、汚してしまったこと、これが引退試合だっていうには本当に悔しいです。本当に未来は不憫でなりません。本当に悔しい。この結果を招いたことは、本当にあのすべてのことに関してやっぱり最終的には僕の責任、RIZINの主催者である私の責任だと思ってますし、本当にこの場を借りて朝倉未来には本当これが最後の試合であるっていうことになったことには、本当お詫び申したいし、うーん自分の中でも気持ちの整理がついてないですけど、一緒に共に朝倉未来、朝倉海ともに彼らが中心になって僕らとともにこの六年七年RIZINの熱を作り出したと思っています。4万8千人の熱を作るのに、日本の格闘技界は15年かかったんです。本当にそれ、その日にこの試合が引退で終わっていくことに僕は申し訳ないなと、本当に思ってます。それと、その日に今日集まってくれてるドクターもそうです。その日に本当に寝ずにあの会場を作るために集まって必死にやってくれたスタッフ、最高の環境を最高の舞台を作り出そうと思って動いてくれた今日集まってくれてる記者の皆さんもそうです。本当に申し訳なかったと思っています。本当こんな形で泥を塗る、汚されることになったことが悔しくてならないです。そして何よりもこの試合に会場に足を運んでいただいて、配信を見ていただいたファンの人たちをがっかりさせてしまった。最終的にこのことに、本当この場を借りてお詫びをしたいとそう思っています。もっと僕らがドーピングに対してのポリシーを、これでいいやって言うことではなくて意識を高めておくべきだったともすら思ってますが、今回の定められた試合でのルールはこういう結果で、これ以上これ以下でもないですけど、この先の先ほども少し長々とお話ししたように、いろんなドーピングに対しての選手が正々堂々と戦ってもらうためのルール作りのためにすべてのアクションを起こして、これから進んでいきたいとそう思っています。まあ本当にあの未来選手にはこの結果も含めてですね、あのまた今後何をお互いにやれるのか、あの結果を含めて今起きている現状も含めて話し合って、思いを伝えていきたいなとそういうふうに思っています。いずれにしてもこれはあの僕らが、この受けたこのこれだけ世間を騒がせてしまって、お騒がせしてしまったことに対して猛省をし、そして変わらなくちゃいけない。変わっていくためのきっかけにして行きたいとそう思います。でさっそく9月の29日にはですね、RIZIN.48、2大タイトルマッチ以下選手たちの試合が全10試合かな?もう一試合ぐらい追加になると思いますけど、気持ちを選手達と共にですね、高めて意識を高めて、最高の空間を作り出せるように努力したいとそう思います。もうその大会から改善できるところは改善をして、取り組んで参ります。どうぞ今後ともよろしくお願いします。以上です」

――未来に向けた検査を、大晦日に向けた検査を平本選手に実施するっていうことだったんですけども、ネットの騒ぎにどこまで対応するのかっていうところもあるとは思うんですが、7月28日までに関する血液検査なり、さらに踏み込んだものっていうのをするつもりはおありなのかということと、ドクターの諫山先生には逆に7月28日にさかのぼってその時点でどうだったのかっていうのをさらに精度が高い検査っていうのがあるのかどうか教えていただければと
榊原CEO「まず私の方からコメントさせていただきます。まああの科学的な見地に基づいて判断される部分が先生のほうにお任せしたいと思いますけど、我々のルールの中で言うと、遡りようがないと思っています。当日の検査が全てですので今のルールでは。だからそれ以前にこうだったんじゃないかああだったんじゃないか、それもあの我々の中で判断をする材料に無いので、当日に採取した厳正な形で採取した尿検査が陰性か陽性か、それで全てこの試合に関しては裁く。それ以上それ以下でもないっていう状況です」

諌山先生「先ほど血液検査の頻度、採尿検査ちょっとお話しましたけど、これはあの現時点で、まあ断定はできないですけどないという判断でよろしいかと思います」

――陰性を伝えた時の両選手の反応は
榊原CEO「平本蓮に伝えた時は『やった~!』という感じではないですね。やっぱりあの本人もこういう結果を自らが望むじゃないな、自らが起点になって起こしてしまっていることに対しては本当に深く反省しているわけですし、ただまあ本当に、多分この結果が白なのか黒なのかっていうのは両選手ずっとあの肝を冷やしてたじゃないですけどどうなのかってのは不安がってはいたところだと思いますんで、まああの一定の安堵はあるのかなっていう感じではありました。ただあのいつもの平本のリアクションではなかったなと思います。まあ未来に関して言うと、僕が直接未来選手と話を、最初の一言目を言ったわけではないので、その後話をした感触からすると落ち着いてましたね。うんまあそうですかっていう感じではありました。それに対してあの文句を言うとか、なんとかっていうことでもなかったです」

――検査結果白だった陰性だった。でもまあこれだけの動きをしていくということは、平本蓮のついてはまあ限りなくグレーに近いという行動があったから、これだけ新たな改革しようと言うことなんですか?
榊原CEO「うんあのこれ平本選手をあの悪者にする気はないですね。ただあの、行動もそうだし、まあその結果あの事実がどうなのかっていうのは僕らはそこを検証する立場にもないし、世の中に起きている状況からすると、まあ平本選手がこの前弁護士立ち合いでやられたあの会見を僕も聞かせていただいたというか状況を把握させていただきましたけど、そういう薬物を知らぬ、ドーピングに値するか知らないけど購入した事実はあると。で、少なからず注射は打ったって言ってましたね?注射を打つこと自体はいいんですか先生それは。その厳密に言うと医療行為にあたるのかなと思ったりもするんですけど、ただ現状はルールの中では、そこに対して黒とか白って判断するルールになってないんです。だからそんなことも知らなければ僕らは分からないんですよ。まあルール、決めたルールの中で白か黒かだけなんですけど、これだけネット上で騒がれてかつご本人もまあ本人もそういう発言をされたことも含めて言うと、やっぱり今後そういう行動ですら、まああの規制をして行くべき。ドーピング全体のポリシーを上げていくべきだなというふうに思うに至りました」

――LPBのドーピング規定では、申請なしに注射行為、点滴やったらもう処罰の対象です。でも今現状はないってことですね、ルールの中では。あと米国の検査機関から結果メールが諫山先生に来たのはいつですか?
諫山先生「昨日の早朝、翌々、4日ですね。4日の早朝に受け取りました」

――先々週の会見の時に来週でもみたいな、まあその時点ではじゃあいつくるか分かんなかったという状況なんですね
榊原CEO「そうですね、あのいずれにしても僕らが想定して検査の報告よりも時間かかってたのは事実なので。多分まあでも後半には遅くても先週ですかね、少なからず週明けにはってことだったんで、まあこの問題に対して主催者として何も言わないで過ごすのも、あの大変なんで。出たらすぐやれるタイミングでというふうに思っていました」

――遅くなったことに関して、あのちょっと憶測みたいなものもあったんで。もう一つ、今ドーピングの検査項目は今の時点で何項目ですか?
諫山先生「これはあの、この冊子にある項目がございますけれども、あのこれもう全て、全ては言い過ぎかもしれませんが網羅しております」

――どのぐらいですか?
諫山先生「数で言いますと…」

――40~50ぐらい?
諫山先生「禁止される薬物、それから競技に禁止される薬物とか色々あのございまして、全部であの100はいかない。5~60ぐらいのあの数だと思ってます」

――そのすべてが陰性だったと
諫山先生「はい」

――平本選手からお話聞き取りみたいなこともされたっていうことですかね
榊原CEO「聞き取るというか、まあこの検査結果を伝えて、あの今後我々とするとこういうこれだけ世の中を騒がせた、疑惑を起こした。それがまああの本人の意志があったなかった関わらず、平本蓮発のアクションの中で起きていることなので、今後の我々の考え方、そして次の試合に向けての検査は徹底的にもう一回やらせてもらうよということに対しての了解と、もう本人はもちろんそれは全部受けますということの回答と、ええまあいずれにしても一方的に情報が平本サイドから漏洩されることがないように、まあこの会見の中で皆さんに発言するまでは何々してほしいとかっていう話を昨日したって感じですね」

――平本さんの会見の時に深い話じゃないけれど榊原さんと話したというようなことを平本蓮さんがおっしゃってたんですが会見の時点でね
榊原CEO「僕といつ会ったってことですか?

――あの会見の前に
榊原CEO「ないです。あの試合の7月28日以降、はじめて会ったのが昨日です」

――今の現状のルールでは平本さん罰するというか、平本さん何も引っかからないわけですから、後はモラルの部分、その、そういう疑わしいもの買ったり注射したり?そのモラルの部分に関して、何かその榊原さんがアクションを起こされることはありますか?
榊原CEO「まああの主催者なのであれですけど、まあ疑惑ですよね。買ったけど飲まないってほんと?って思うのが人間だと思います正直。でも決めたルールの中で裁くしかないってのも現実です。だから今後こういう疑惑を自分の中でも持ちたくないし、うちの選手は真っ白だって言い切りたいし。だから平本選手に関して言えばそれを買ったけど飲んだのか飲まないのか誰もわからないじゃないですか?うんでも間違いなくみんな当然、朝倉信者とか朝倉選手側の関係者からすると、むっちゃ怪しいじゃんって。絶対飲んでるよって思っても仕方ないと思います。でももうこれは水掛け論だし、僕らが決めた協議の中でのルールに従って現状を裁く以外はないです。だからこの先平本蓮はそこで向けられた疑惑とか疑念を、彼が戦うことで、クリーンな体であることを証明して行くことで僕は取り戻せばいいと思ってますし、あのそういう意味で言えば7月28日の試合は平本蓮にとっても朝倉未来に勝ったって大手をふってこれから彼のキャリアの中で燦然と輝くものではなくなってしまったってのは事実だと、そう思っています」

――先日の会見で平本選手は買ったけれども使っていないということだったので、未開封状態のドーピングにあたるものがあるかと思うんですけど、例えば物的な確認とかをRIZINさんとしてやるとかそういうお考えはいかがですか?
榊原CEO「そんな権限がないです僕には。今ルールの中に規定もしてないし契約の中でも謳ってないんで意味がないです。ただ今後の未来においてはそういうことに対して、僕らが何らかのアクションを起こせるようなルールを決めて行くか、ということだと思いますし、まああの疑いだしたらきりがないんで。いずれにしても我々は前に進むためのルール作りをして、その中でドーピングポリシーを高めていって、選手への規制を強めるような、意識を強めるようなアクションにするっていうことなんだと思っています」

――今回のこの騒動が大きくなったのはいわゆるSNSでの匿名アカウントによる公開ですとか、平本選手がサプリと言ってドーピングを購入した赤沢幸典さんのSNSの投稿などがきっかけになっているかと思います。平本選手は先日の会見で赤沢選手の告発は虚偽に当たると言うことをおっしゃってましたけれども、長年の練習仲間であるので心配してる部分もあると言うようなことをおっしゃってました。今回のこの騒動の告発がRIZINにも影響を与えている部分があるかと思うんですけれども、RIZINにとってマイナスになるような発信をされているということで、RIZIN側から例えばその何か赤沢選手になり匿名アカウントの開示請求であるとか、そういうアクションに出る、そういうことのを考えっていうのはいかがでしょうか?
榊原CEO「はいあのまあ、まずですね僕は赤沢選手に会ったこともないです、はい。もちろんコミュニケーション、電話で話したこともないし、まあうちのスタッフも無いと思います。赤沢選手と何かコミュニケーション取ったっていうことが。だから赤沢選手がどういう人間でどういう人なのかっていうのは理解してないっていう。ただ彼が実名でそういうことを、SNS上にアップしたっていう事実は認識してますんで、ただこれ僕らからするとそれも含めてやっぱり格闘技界で起きていることだと思ってます。だから格闘技界全体が、モラルも含めてドーピングに対する意識も含めて、やっぱり圧倒的に改善する必要があるというふうに思ってますし、かといってこれをじゃあ赤沢選手ふざけんなとか、ええそれのサイトがうんぬんかんぬんとかっていうそんなアクションを起こすっていう気にはまったくなってないのが現状ですね、もう起きてしまったこと、一回あの本当に白いものを白いって証明するのって難しいというかできないと思ってるんですね。でもこうやって一回グレーなイメージがつけられてしまったものを白に戻すっていうのは、そういうことはできないと思うし、僕らが失った本当に信頼とか、あのひょっとするとファンをこれでさましてしまった部分もあると思うんですね。でもまあそれはまた選手とか、関係者と新たな環境の中で一歩ずつ積み上げていくしかないんだと思います。誰かを追い落とすような形のアクションには出たくないし出る気は無いなという感じですね」

――先ほど赤沢選手とお話ししたことがないというお話が榊原CEOからあったと思うんですが、赤沢選手の告発の中でRIZINの関係者に相談しているという文章があるんですけれども、そちらは虚偽ということで間違いないでしょうか?
榊原CEO「はいあの、どう聞いてもらってもいいですけど、ないですね。はい。あの会ったこと、あのそういう選手がいることは存在は知っていましたよ(苦笑)はいそれはあの知ってましたけど、本当にないです」

――今回最初は匿名アカウントからの発信だったんですが、赤沢選手が実名での告発で真実性は置いておいて検証には値する行動かなと思うんですね。一人の大の大人が自分の名前をかけてキャリアも全部投じて告発しているという、そこに対する検証みたいなことは行おうとは思わなかったのかちょっとお聞きしたいです
榊原CEO「検証?まあでもあのRIZINとしてっていうのは、まあそれはひょっとするとその告発を受けた平本選手と赤沢選手の問題で、僕らは本当に競技運営を行う主催者として、この日の試合があどうだったっていうことのジャッジしかなくて、それまでの過程で何があったとか、それに対してあの思い、それぞれの思いがきっとあるんでしょう。そこはまあ僕らの知る由もないところではあるんで、僕らが何かそこに介入していくっていう気持ちはないですね」

――諫山先生にお伺いしたいんですけども、勉強不足で愚問なことかもしれないんですけども、日本のスポーツは体協に加盟しているところとそうでないところの差がものすごくいろんな部分で出てくると思うんですね。それでWADA、JADAっていう統括組織があることによって、その壁によって日本の格闘技界が真摯にドーピングに向かいあった時も跳ね返されるという現状があったとしたら、今の日本の医学力、科学力によってWADAにJADA加盟してなくてもドーピング検査を同レベルで安価で行えるような可能性があるのでしょうか?
諫山先生「現状でこの格闘技、RIZINはじめコンタクトスポーツでええ日体協みたいなそういうスポーツ組織に属するって事は無いっていうのが皆さんご存知の通りなんですけど、あの我々医療部としてはRIZINがそのスポーツのレベルまで目指したいなということで、あの先ほど申しましたけど厳密に試合前のチェック、試合後のフォローもしております。で肝心のドーピング云々ですけども、あのまだJADAからWADAに属する日本のスポーツ界としては、あのプロ野球しかりJリーグしかりまだそこまでしてないものですから、これはもう本当経済的な問題かなと思っております。これはもうあの榊原CEO、開催者側にぜひお願いしたいという希望であります」

――今回ランダムに検体を取ったという可能性があるとしたら、あの超RIZINの中では王座戦以外にも検体は取られていたのでしょうか?
諫山先生「はいあの各大会だいたい1/3ぐらいの選手に行っております。昨年のアゼルバイジャン大会に関してはチャンピオンシップだけでした」

――今後に関してはそこらへんの開示についても検討されていく
榊原CEO「そうですね、それも一つの検討事項だと思いますね。やっぱり辱めを受けるっていうことが選手のドーピングに対する意識を変えさせることになるんであればね。あの選手たちの未来を考え僕らはそれは今までは非公開にしてます。ただまあ本当にサスペンドの期間も考え直すべきだと思うし、先ほど言ったあの僕が言いましたけど、あの経済的な罰則も含めて見直すべきだし、ただご質問があったことにちょっと加えて補足すると、我々とすると、まあこれは日本のプロスポーツの中でなかなかどの、これは格闘技以外の競技も含めて、ここの検査機関に行ったら徹底的なあのドーピング検査をしてもらえるっていう機関がないんですね。だからそういう機関をこれからRIZINの中で独立して先生方とともにアクションを起こすことが礎となって、それこそ独立した組織になっていって、で本当にまあどの団体も、それこそ海外の選手とかになった時に、本当に中立に公平にそういう選手たちとも調整できるのかっていうこれ簡単な話ではないんですが、目指すものはそういうところまで行きたいと思っています。で僕らが作って先生方とともにそういうものがRIZINの中が起点になって日本の格闘技界にあの浸透し、その先のほかの他の競技ももしあれだったら請け負えるようなそういう組織に進化させられるようなぐらいの意識を持って、あのなんて言うんですか?一日一足飛びにそこまではできないと思います。でもそこに諦めずに進化できるように頑張って新しいアクションを起こしたいとそう思っています」

――尿検査の精度を考えると検査項目を増やすよりも抜き打ち検査の回数を少しでも多くすることが抑止力につながるのではないかと思うんですけど
榊原CEO「はいあのここもあの何て言うんですか、検討する項目でこれは除外するってことはないので、抜き打ち検査も先生方とRIZINの中でおきることが一つのあの選手たちの抜き打ち検査のテストケースになるのかもしれませんけど、やっていきたいというふうに思ってます。まあ先生方を中心に第三者機関にそういうことも含めて、あの検討してなんか方法論考えてやれたらいいかなと思ってます」

――平本選手が言っていたことなんですけど、医師ではないフィジカルトレーナーが選手本人に怪我が治りやすい薬というのを渡して、それを選手本人に注射で打たせるっていう状況がにわかに信じられないんですが、そういうことっていうのはあるんでしょうか?
諫山先生「そのニュースと言うか、そのことはあの聞いておりますけど、あの全く日本では医師以外で注射行為はできないし、ちょっと信じられない話と思ってます」

――もし仮にそういうのがあるとしたらその薬っていうのは何だと想像されますか?
諫山先生「平本選手からサプリに関してのTUE申請はありませんので、あの全くちょっと想像することすら憚られるというかちょっと分かりません」

――この騒動が起こる前からその当日の尿検査だけではそれを回避するドーピング方法があるっていうことはご存知でしたでしょうか?出ないサイクルでできるという
榊原CEO「多分あのそんな簡単な話じゃないと思いますよ。本当に科学的にチームを組んで多分その日にピンポイントで出なくする、とったけど出なくするっていうのは、僕もあの科学的な見地がある先生方ではないですけど、そこにそのリスクを冒して一発勝負、当然賞金のかかるものもあれば、ウイニングボーナスで今のルールでももしドーピングが陽性が出ればファイトマネーの一部没収もありますし、当然勝利者フィーみたいなのはないですし。あの、そういうことまで簡単にこれを飲んでこれを飲んどけば消えるとかっていうレベルじゃないというふうに僕はあの聞いてますし、認識してるんで、あのただそういう方法が他のスポーツでも、もうすごくこうチームを組んで徹底的にやるっていうのはね、これはまああの他の僕らは落とすための会見にはしたくないんで、あのあるというふうに聞いてますんで、今後そういう可能性すら無いようなルール作りにこの機会を活かしたいなとそう思っています」

――そんなに簡単ではない方法だから、さすがにそこまでこう手の込んだアレをすることはないんじゃないかという感じでいたわけですかこれまでは
榊原CEO「まああの当日の検査をWADAの検査基準で尿検査を、尿を取って検体を取って検査するっていうことでルールを決めて、それが我々が現状採用することを決めたルールなので、まああの今おっしゃった話で言えばそもそもが僕ら性善説に立っているというお話もしたとうり、まああのそれで充分あの選手たちのドーピングをするっていう意思を削ぐ体制なんだろうなとそう信じてました」

――9月にも大会ありますし、新しいドーピングを見直す部分っていうのはだいたいいつぐらいとかってなんか具体的なものってありますでしょうか?
榊原CEO「早速あの先生方ともあの9月29日前からも話し合いをして行きたいと思いますし、9月29日に今の時点で改善できることは着手したいと思ってますし、少なくともまあこんなのゆっくりやってもあれなんで、あの年内には、まあ本当に大晦日がそれの新しいポリシーの中でスタートする大会っていうような感じになるところを目標に、体制というか新規の施策というかですね、具体的にしたいなと思ってます」

――これだけドーピングの問題が広まっていると選手とかも不安になってる部分もあると思うんですね。その選手たち、これから出る選手も含めて何か言いたいことやアドバイスもあればお願いしたいんですけど
榊原CEO「まあさっきのあのご説明の中でもお伝えした通りではあるんですけど、まあ大半の選手はあのルールを遵守してやってくれると思います。それはあの、それでも再度選手たちとドーピングに対して、プロモーターとして積極的に今のあなたの食生活とか、摂取してるものとか、そういうものに対して突っ込んだことって考えれば無いんですね。だから選手たちとのなかでドーピングに対する意識とかそういうものをしっかり擦り合わせていって、ドーピングの意識、ドーピングに対するアンチドーピングの意識を高める努力はしたいと思いますし、選手たち個々の選手と選手関係者には僕らが全部の選手と向き合ってそのことをあの一つ一つひとりひとりは難しいと思うんで、まあもう一回意識を高めてですね、この場を借りて伝えるとすると、アンチドーピングを徹底しようと。これはもう格闘技界全体、僕らRIZINに出場して契約がある選手だけじゃなくて、日本の格闘技を主催するプロモーターの人たちにも主催者の人にも選手関係者にも、みんなでそういうチャレンジという取り組みを是非しましょうと、していこうっていうことをあの呼びかけたいなと思います」

――次回大会もドーピングのチェックと抜き打ちの検査を行うと思うんですけど、今回の騒動を受けて次回大会のドーピング検査の結果の発表の仕方とか、抜き打ちを全部発表するであるとか、タイトルマッチだけ発表するのか現時点でどういうふうに発表する意向なのかってのがあれば教えていただけますか
榊原CEO「まあこれは僕の一存で僕の思ってることだけで発言できないですね。だからまあ先生方ともご相談をして、どういう取り組みができるかですけれども、まあ今あの言われた抜き打ちっていうのも、今回の9.29の前に選手の抜き打ち検査をしても、9.29までには結果出ないですからもうすでにね。だからあの9.29のタイトルマッチに臨む四選手は当日の尿検査を同じ制度の中でやります。ただそれ以前に選手たちにできることは例えば講習会とか啓蒙して行くようなアクションを起こせると思うので、そういうことをやりたいと思いますし、ええまあそれ以外にもできることがあるかもしれないので、そこはあの科学的な見地に立って先生方ともいろんなご指導をいただくような機会を作れたらいいなと思っています」

――当日のタイトルマッチの検査結果というのも今回と同じように、会見するかどうかは別として結果を発表する意向なんですか?
榊原CEO「まああの逆にこれだけ注目が集まっている状況ですので、検査結果発表してあの行くべきかなと思っています。ただこれもあの現行の契約書に基づく、もうすでにサインしてこの9.29に向けて選手との中の約束がありますから、それはあの軽々に僕がこの場でやりまーすと宣言し切れないところではあるんで、あのしっかりでもあの何も変わってないじゃんっていうことではなくて、やっぱり具体的なアクションが直近の9月29日の大会のところから見られるべきだというふうに思いますので、しっかり選手、選手関係者ともあのそしてRIZINの中の医療チームとも協議をしてアクションを決めたいなと思います」

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