【試合詳細】8・26 PANCRASE品川大会 【NBトーナメントフェザー級決勝】敢流vs望月貴史 ジョセフ・カマチョvs水戸邉 荘大 森井一輝vs渡邉ショーン

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『PANCRASE BLOOD.4』
日程:2024年8月26日(日)
会場:東京・品川インターシティホール
開始:12:00

▼第1試合 ストロー級戦 5分3R
―佐々木 瞬真(THE BLACKBELT JAPAN)
今井の怪我により試合中止
―今井洋希(禅道会)

▼第2試合 ストロー級戦 5分3R
○織部修也(CAVE)
判定2-1
●米山唯人(サツキジム横浜)

▼第3試合 フライ級戦 5分3R
○AXEL RYOTA(Tri.Hstudio)
判定3-0
●伊藤勇輝(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第4試合 フライ級戦 5分3R
○尾川太陽(THE BLACKBELT JAPAN)
判定2-1
●藤野 武(パラエストラ八王子)

▼第5試合 フライ級戦 5分3R
―赤﨑 清志朗(香取道場)
試合中止
―柴山鷹成(G-face)

▼第6試合 バンタム級戦 5分3R
●苫 侑我(パラエストラ札幌)
判定0-3
○増田怜央(KING CRAFT)

▼第7試合 バンタム級戦 5分3R
●雅也(和術慧舟會HEARTS)
2R 3分36秒、チョークスリーパー
○牧瀬武蔵(ボンサイ柔術)

▼第8試合 バンタム級戦 5分3R
○タカリンダマン(和術慧舟會HEARTS)
3R 1分19秒、TKO(グラウンドのエルボー→レフェリーストップ)
●中村令治(ALMA FIGHT GYM BASE)

▼第9試合 バンタム級戦 5分3R
○小山敬司(パラエストラ八王子)
3R 1分20秒、三角絞め(タップアウト)
●宮下 将(UNITED GYM TOKYO)

▼第10試合 バンタム級戦 5分3R
●木本海人(CAVE)
3R 1分26秒、チョークスリーパー(タップアウト)
○笹崎健司(マッハ道場)

▼第11試合 バンタム級戦 5分3R
●上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)
判定0-3
○梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)

▼第12試合 バンタム級戦 5分3R
○松井 涼(EXFIGHT×FIGHTFARM)
判定3-0
●佐々木 健吾(マッハ道場巣鴨)

▼第13試合 フェザー級戦 5分3R
●山中大門(BLUE HOUSE)
判定0-3
○福里凱亜(トイカツ道場)

▼第14試合 ウェルター級戦 5分3R
●森井一輝(THE BLACKBELT JAPAN)
2R 0分20秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○渡邉ショーン(暁道場)

▼第15試合 コーメイン フライ級戦 5分3R
○ジョセフ・カマチョ(Spike 22)
2R 3分08秒、フロントチョーク
●水戸邉 荘大(TRIBE TOKYO M.M.A)

▼第16試合 メインイベント 第30回ネオブラッド・トーナメント フェザー級決勝戦
○敢流(パンクラス大阪稲垣組)
1R 3分37秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●望月貴史(BRAVE GYM)
※敢流が同級優勝

敢流が第30回NBトーナメントフェザー級優勝!カマチョが水戸邉を落とし逆転勝利を飾った!

第2試合


 1R。織部がロー。組んでケージへ押し込む。ヒザを入れる米山。織部は投げようとするが、米山はこらえ、ヒザ。
 織部はいったん離れ、右ミドル。米山は尻もちをついたが、すぐに立った。米山がパンチで出ると、織部がすばやく組みケージへ。ボディを殴る。返したい米山だが、織部は返させず離れた。
 米山がロー。打ち合い、織部が組んでケージへ押し込んだところで終了。
 ジャッジは2名が10-9織部、1名が10-9米山。

 2R。プレッシャーをかける織部。米山はロー。織部が左右からパンチを振る。さらにパンチから組んでケージへ押し込んだ。しかし、倒したのは米山。続いてバックに回る。さらにバックマウントから殴る。
 米山は背中から降りるが、バックはキープし殴る。米山は逃さず殴る。殴りながら回りマウントへ。さらに殴りながら回り、バックマウントで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9米山。

 3R。ポイントを取り返したい織部はロー、ジャブで出てプレッシャーをかける。手数を増やしていく織部。米山もパンチ。タックルに入ろうとするがタイミングをつかめない。
 パンチを振っていく織部。「ヘイヘイ!」と声を出しながらパンチを振る。米山は下がり気味になり組みに入れずタイムアップ。
 ジャッジは2名が29-28織部、1名が29-28米山。僅差で織部が判定勝ち。

第3試合


 1R。伊藤がパンチ、ロー。アクセルのタックルを切ってジャブ。アクセルはローから組んでケージへ押し込んだ。ボディを殴る。しかし、伊藤はヒザを顔面に打ち込む。ボディを連打するアクセル。足をかけて倒そうとするが、堪える伊藤。
 バックに回ったアクセルは背中に乗っていく。首を狙う。ヒジを入れて外した伊藤。アクセルは背中から降りるが、バックは外さず殴る。残り30秒で腕十字! 伊藤が耐え切って終了。
 ジャッジは3名ともに10-9アクセル。

 2R。ジャブを振り前に出る伊藤。さらに前蹴り、ロー。アクセルがタックルからケージへ押す。ヒザを入れた伊藤が入れ替えてテイクダウン! サイドへ移行。アクセルは上体を起こそうとするが、伊藤は起こさせない。ヒジ、パンチを落とす。
 アクセルが返した! 伊藤はガードポジション。三角を狙っていくが、アクセル頭を抜いた。伊藤は蹴り上げて暴れるが、アクセルは素早くバックに回った。しかし伊藤が脱出! そのままケージへ押し込んでいく。伊藤への声援がひときわ大きく響く。アクセルは背中にヒジ。
 両者立った。アクセルが先にケージへ押し込むが、入れ替えた伊藤がテイクダウン! ハーフマウントからボディを連打し終了。

 3R。伊藤がジャブで出る。アクセルが組むが、伊藤が浴びせ倒した! パンチを落として立ったが、またかぶさってサイドへ移行。ヒジを落とす! しかしアクセルが返して上を奪いヒジを落とす。さらにボディ連打。
 伊藤が返そうと動くとアクセルが素早くバックに回った。殴る。伊藤は返そうとするが、タイムアップ。
 ジャッジは3名ともに29-28、3-0でアクセルが勝利。
 伊藤は多くの声援を力にして闘った。敗れたが、勝利への気持ちは強く伝わり、次も見てみたいと思わせた。
 アクセルはパンクラス3戦目だが、試合を重ねるごとに試合運びが巧くなっている印象。今後は決め力を望みたい。

第4試合


 1R。藤野が左ミドル、蹴りと足を使っていく。尾川がうまくボディ。藤野がタックルに入る。尾川はわかっていたが避けきれず、受け止めきれずに尻もちをついた。藤野がバックを取りチョーク! 尾川これは外した。
 伊藤はバックをキープしたままヒジ。返したい尾川、返させないよう捕らえていた藤野だが、尾川が回って上に。藤野はガードから三角を狙うが、尾川が外して殴り終了。
 ジャッジは3名ともに10-9藤野。

 2R。プレッシャーをかける尾川。藤野はロー。尾川がケージへ追い左右パンチ。小川は藤野のタックルを切りきれないが立つ。藤野はケージへ押し込む。尻もち状態となった尾川だが、返して上に。ボディを殴る。上体を惹きつける藤野。
 脱出した尾川を追った藤野だが届かず。両者スタンドでパンチ。藤野がタックルに入るが、尾川が切ってパンチ。藤野が再びタックルへ。ケージへ押し込む。殴る尾川。藤野はバックを奪った。尾川が正対し、殴ったところで終了。
 ジャッジは3名とも10-9尾川。

 イーブンで迎えた最終ラウンド。尾川がパンチで出る。藤野はパンチ、ロー。藤野がタックルに入るが、尾川これを切った。藤野が左ハイキック。スリップするがすぐに立った。
 尾川が組んでケージへ。しかしすぐ離れた。蹴りからタックルに入る藤野だが、尾川これを見破っており捕まらない。パンチ、ローで攻める。
 藤野が片足タックルからバックを取る。正対し、崩して上になった尾川。ヒジ連打! お互い殴る。藤野が首を狙うが、決められず終了。
 ジャッジは2名が29-28尾川、1名が29-28藤野。2-1で小川が勝利。

第6試合


 1R。お互いローで様子見。増田が左右ジャブ。苫が左ミドル。増田がパンチで出る。苫は退かず首相撲からヒザを打ち込む。ケージへ押した増田。しかし苫が入れ替えてケージへ。増田はヒザ、パンチを入れる。苫がテイクダウン。しかし増田は立つ。苫は崩れながらケージへ押し込む。増田は首相撲からヒザを打ち込む。
 ヒザを入れて離れた苫だが、増田がケージへ押し込む。片足をつかんでいる。苫が殴り、組んでケージへ。増田が入れ替えてヒザ。パンチを打ち合い、離れたところで終了。
 ジャッジは2名が10-9苫、1名が10-9増田。

 2R。お互いロー。苫が蹴り足をつかみケージへ押し込む。入れ替えた増田が倒して上に。苫は立ち上がりヒザ。増田がケージへ押し込むと、苫が首相撲からヒザ。離れてパンチを打ち合う。
 増田がタックル、テイクダウン! お互い殴る。増田がハーフマウントになったところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9増田。

 3R。苫がヒザ蹴りから組むが、増田がケージ際で入れ替え。さらに投げてテイクダウン! しかし増田は立ち、ケージへ押していく。増田ヒザ。苫もヒザを打ち込むが、増田が浴びせ倒して上に。返せない苫。
 増田がマウントへ。ヒジ、パウンドを落とす。増田がさらに激しくパウンドラッシュ! 終了間際、苫の動きがなくなるが、タイムアップ。
 ジャッジは2名が29-28増田、1名が30-27増田、3-0で増田が勝利。惜しくもTKOとならず。

第7試合


 1R。お互い前に出るが、ケージへ押し込んだのは牧瀬。雅也が入れ替えた。牧瀬はカカト連打から首投げで投げる。アームロックを狙うが、雅也は立ち上がり、頭を抜いた。
 両者離れる。牧瀬がロー、ジャブ。バックに回ってケージへ。雅也は腕を狙うが決まらず、両者立つ。
 牧瀬が組むが、雅也は首投げから上に。パンチを入れていく。牧瀬はヒザ。雅也はさらに乗っていくが、立って離れた。かぶさり直して殴り終了。
 ジャッジは3名とも10-9牧瀬。

 2R。牧瀬が蹴るがスリップ。雅也はすかさずかぶさりパウンド、ヒジ。離れて立ち上がると牧瀬が蹴り上げ。雅也は組み付いていくが、牧瀬が立ち上がった。
 お互い殴るが、牧瀬が組んでケージへ押し込む。雅也が腕を狙うが、牧瀬が外してマウントへ。カメになった雅也。牧瀬はパウンド。チョークを狙うが決まらず。パウンドから再びチョークへ。これが入り、雅也がタップアウト。

第8試合


 1R。プレッシャーをかけるタカリンダマン。中村は前蹴り。跳びヒザ、右ハイキック! 中村は続いて前蹴り。この蹴り足をキャッチし、タカリンダマンがケージへ押し込む。タカリンダマンが投げるが、中村はすぐに立ち、脇腹にヒザを打ち込む。
 タカリンダマン、強引に組んでケージへ押し込む。引き剥がしたいが堪える中村。タカリンダマンがヒザ。片足を抱えると、中村がヒザをつくが、すぐに立って終了。
 ジャッジは2名が10-9タカリンダマン、1名が10-9中村。

 2R。中村がパンチ、跳びヒザ。タカリンダマンは片足タックルからケージへ押し込んだ。押し付けてボディ。片足をかかえて崩したが、中村はすぐ立って離れた。
 タカリンダマンはパンチ、蹴り。さらにケージへ押し、片膝をつかせる。さらに押して首に腕をかける。
 立ち上がった中村だが、さらに押すタカリンダマン。尻もちをつかせて殴る。中村がカメに。さらに殴るタカリンダマンだが、中村が立った。またケージへ押し込むタカリンダマン。バックに回ってケ―ジへ。倒して殴るが、中村立った。
 タカリンダマンが投げて殴る。中村立ち上がるが、タカリンダマンが殴って終了。
 ジャッジは3名とも10-9タカリンダマン。

 3R。プレッシャーをかけるタカリンダマン。片足タックルからケージへ押し込む。さらに押し付ける。中村はヒザ。しかしタカリンダマンが投げて上に。ヒジ連打! 中村は動けず打たれるまま。レフェリーが止めた。

第9試合


 1R。元KOPマモルのようなヘアスタイルの宮下。小山がロー、左フック、ロー、ジャブと攻めていく。小山のお安置で宮下がフラッシュダウン。しかしすぐに立ち上がり、ケージへ押し込む。ロー。
 宮下が両足を抱え、引き込んでテイクダウン! ギロチンに取る。パウンドからサイドに回った。今度は小山が首を狙うが、米谷下が頭を抜いた。
 小山はさらに腕を狙っていく。こらえる宮下。小山が殴って終了。
 ジャッジは2名が10-9小山、1名が10-9宮下。

 2R。小山がローを打ち込んでいく。宮下もパンチを返す。小山ジャブ、効いたか。小山がタックルからケージへ押し込む。ガブっている。
 立ち上がった宮下。小山ロー。宮下がプレッシャーをかけ、パンチからタックルに入る。首をかかえる小山。しかし宮下はケージへ押し込む。上になった宮下が肩パンチ連打。パウンド、ヒジを打ち込む。しかし、小山が腕十字へ。宮下は叩きつけて外す。立ち際にパンチを打ち込む宮下。右フックがヒット、小山がグラついたところで終了。
 ジャッジは3名とも 10-9宮下。

 3R。小山がパンチで出る。タックルに入ると宮下は首を抱える。上になるが、小山は下から三角絞め! これが極まり、宮下がタップアウト。

第10試合


 1R。木本がいきなり左ミドル。さらにロー。笹崎はきれいなフォームの左右パンチ。木本が組んでケージへ押し込む。しかし、笹崎は入れ替えて石込んだ。振り切りたい木本だが、笹崎はさらに押し込んでボディ、ヒザ。木本もヒザを入れる。
 木本が入れ替えるが、笹崎は投げてサイドに。マウントへ移行しようとするが、木本が脱出。木本は組んでケージへ押し込む。笹崎が入れ替えると、木本はすぐに戻す。さらに入れ替えた笹崎。ヒザを入れて倒してところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9笹崎。

 2R。木本が蹴り。笹崎がパンチから組んでケージへ押すが、離れた。
 笹崎がパンチ、木本は左ミドル。
 笹崎が組むが、ケージへ押し込んだのは木本。しかし笹崎が入れ替えた。投げて上に。側頭部を殴る木本。ガードポジション。笹崎が片足パス! ハーフマウントからパウンド。
 しかし、立ち上がった木本。投げて上に。しかし笹崎はすぐ立つ。ケージへ押し込んだ木本だが、笹崎が倒す。
 両者立ち上がる。笹崎がケージへ押し込み、ヒザを打ち込んだところで終了。
 ジャッジは3名とも10-9笹崎。笹崎が優勢だが、両者熱い!

 3R。木本が蹴り。笹崎が左右パンチで出る。木本がスリップすると、笹崎はこの隙を逃さず組んでケージへ。首投げを狙うが、すっぽ抜けてしまう。下になるが、バックを奪う! さらにチョークに入った笹崎。木本は耐えていたが、タップアウト。
 内容的には笹崎が上回ったが、両者ともに熱かった。

第11試合


 1R。お互いパンチ、ロー。梅原ボディブロー。上野が右ハイキック、パンチ。梅原はロー、左ミドル、パンチと攻める。さらに片足タックルからケージへ押し込んだ。床へ下ろして大きくパウンド。上野は首を狙うが、梅原頭を抜いた。
 両者立つ。上野がバックを取りケージへ押し込む。ヒザ。梅原は足を踏みつける。腕を狙った梅原だが、上野は引き抜いた。上野がバックに回りケージへ押し込む。梅原はヒジを入れて終了。
 ジャッジは3名とも10-9梅原。

 2R。先に組んでケージへ押し込んだのは上野。細かく殴る梅原。上野はヒザを打ち込んでいく。投げたい梅原だが、上野がバックに回る。お互い殴りながら入れ替え合う。さらに上野ヒザ、梅原は細かく掌底。
 投げたい上野だが、梅原は踏ん張る。さらに入れ替えてボディ、蹴り。最後は上野がケージへ押し込んで終了。
 ジャッジは1名が10-9上野、2名が10-9梅原を支持。

 3R。梅原が組んでケージへ、首を狙った上野だが外れた。梅原が足踏みつけから投げる。しかし上野が上に。梅原は腕を狙うが、上野が腕を抜いた。さらにバックからチョーク! 残り1分。
 正対した梅原がパウンド! 上野が蹴り上げるが、梅原が上に。上野がバックに回り首を狙うが、梅原抜けた! 梅原が殴って終了。
 ジャッジは1名が30-27、2名が29-28の3-0で梅原が勝利。
 試合を終えた2人は位お互いの健闘を讃え合った。

第12試合


 1R。佐々木がロー。松井は近距離からのタックル、ハーフマウントへ。ヒジを落とす。佐々木も殴る。松井ボディ。脇腹にヒジ。佐々木は足をパスしたいが、なかなか叶わない。
 残り2分。お互い殴る。佐々木が抜けて立ち上がった! 松井が左右パンチを振る。佐々木がタックルから上になるが、松井が首を取っている。佐々木が耐えて終了。
 ジャッジは3名とも10-9松井。

 2R。松井がボディを打ち込んでいく。さらにロー。プレッシャーをかける松井。松井がタックル成功、ハーフマウントからヒジ連打。足をパスする。佐々木が回ると松井がバックを取った。ハーフマウントから殴って終了。
 ジャッジは3名ともに10-9松井。

 3R。松井がタックル、上に。佐々木は首を取るが、松井は外してサイドポジションへ。さらにバックを取りヒザ連打。倒して殴る。佐々木は立ち上がるが、松井はバックをキープしている。
 松井は投げてサイドポジション。ヒジ連打。脱出できない佐々木。なんとか立つが、松井は投げて上に。
 残り1分。佐々木は立ち上がるが、松井はバックをキープ。会場から大きな「涼くん」コールが湧き上がる。このまま松井が殴り続けて終了。
 ジャッジは3名とも30-27、3-0で松井が勝利。

第13試合


 1R。山中がタックル。ケージで堪えた福里はヒジ連打。山中は片足をかかえたが離した。福里は入れ替えてヒザ。さらに入れ替えた山中が蹴り。離れる。
 山中にタックルを切った福里はパンチを打つ。片足タックルに入る山中だが、福里はヒザ。両者離れる。
 山中がパンチから組んでケージへ押す。しかし福里が浴びせ倒してマウント! 山中は回るが、福里はバックマウントから殴って終了。
 ジャッジは3名とも10-9福里。

 2R。福里がロー。山中パンチ。福里が上になり、ケージ際へ移動する。ボディを殴る山中。福里はパウンド、ヒジを落とす。福里はヒジを落としながらゆっくりとマウントへ。
 しかし山中立った。ハイキックを繰り出す。福里もハイキックを放ち終了。
 ジャッジは3名とも10-9山中。

 3R。山中タックルに入るが、福里はガブって切った。離れると飛びヒザ! 福里が組み、テイクダウン! 福里はハーフマウントからマウントを狙うが、山中が反転。さらにバックを奪う。
 尻もち状態の福里。山中はバックマウントから首を狙うが、決まらず正対。今度は福里が首を狙うが、山中は頭を抜いた。福里が上になるヒジ、パウンド。さらにボディを殴る。
 福里はマウントからバックマウントへ移行。チョークを狙うが外れ、パウンドを打って終了。
 ジャッジは3名とも30-27、3-0 で福里が勝利。

第14試合


 1R。渡邉がパンチ。森井はハイキック、ローと蹴る。渡邉はパンチからバックを取るが離れた。渡邉がパンチから組んでケージへ押し込む。森井がヒザ。渡邉もヒザ、さらにボディ連打。
 側頭部を殴る森井。渡邉離れた。森井はロー、ミドル。渡邉がパンチからケージへ押し込むが、離れた。終了間際、渡邉がパンチラッシュで終了。
 ジャッジは3名とも10-9渡邉。

 2R。森井がパンチで前に出る。タックルに入るが、渡邉が切りパンチ。アッパーがヒット! カメになった森井に、渡邉がバックからパウンドラッシュ! レフェリーが止めた。
 渡邉はパンクラス3戦目にして嬉しい初勝利。

第15試合


 カイル・アグォンの同門・カマチョは昨年7月、初参戦。前田浩平に判定勝利を挙げたが、前戦2戦目では浜本“キャット”雄大に判定負けを喫している。
 対する水戸邉は2022年より参戦中。昨年は上がっていないが、前戦は今年5月の西塚丈人戦で1ラウンドKO勝ち。ここまで3連勝中で、連勝記録を伸ばしたいところ。

 1R。カマチョがロー、蹴り。さらにパンチ。水戸邉はタックルに入り、ケージへ押し込む。大きく回って上に。ヒジを落とす。
 カマチョはボディを殴る。立ちたいが、水戸邉はバックに回り立ち上がらせない。ボディを殴るカマチョ。立つと正対するが、水戸邉がケージへ押し込んだ。
 水戸邉は引くようにしてテイクダウン! ハーフマウントからヒジ連打。さらにバックに回って首を狙う! そのまま倒れながら決めたいが、終了。
 ジャッジは3名ともに10-9水戸邉。

 2R。カマチョがジャブ。水戸邉が組むが、カマチョ離れた。カマチョがおパンチで出ると、水戸邉は組んでケージへ押し込み、尻もちをつかせる。カマチョはボディを殴り、背中にヒジ連打。
 両者立つと、水戸邉が倒しハーフマウント! 殴るカマチョ。水戸邉は立って投げるが、こらえるカマチョ。水戸邉がケージへ押し込むが、カマチョがギロチンで引き込んだ! 外し雨とする水戸邉だが、深く入っており外せない。さらにカマチョが絞めると水戸邉落ちた!

 水戸邉はギロチンまで優勢を保っていたが、カマチョが逆転勝利。

《カマチョ ケージ上コメント》
「またパンクラスに戻って来られて、ありがとうございます。良い状態で良い試合ができました。チームのみんな、ファンの皆さん、ありがとうございました。相手の水戸邉も、どうもありがとうございました」

《カマチョ 試合後コメント》
――今のお気持ちをお聞かせください。
「ここの試合に向けて厳しいトレーニングをしてきたので、今日はハッピーです」
――相手の印象は。
「今日の試合に向けた戦略をよく作ってきて、それを実行していて、非常にタフで良い選手、素晴らしい戦士です」
――日本の気候についてお聞きします。日本の夏は暑くてとても湿度が高いのですが、調整などは大丈夫だったのでしょうか。
「日本の夏は、グアムとちょうど同じような天候なので、空港について外に出てから自分の国にいるような感じで、非常に体重の調整もやりやすかったです。こういう暖かい気候は大好きです」
――今後についてお聞かせください。
「とにかく、パンクラスさんでまた呼んでいただけたら嬉しいです。私は日本のファンが大好きです。いつも日本のファンは優しく迎えてくれて感謝しています。自分は、常に良い試合を皆さんにお見せしたいと思っています」

第16試合


 敢流(いさな)は今年2月、パンクラス初参戦。NBTトーナメントでデビューし、2試合ともTKO勝ちで決勝へ進んだ。21歳。
 望月は2022年よりs参戦中。昨年2勝1敗で今年のNBTを迎え、TKO、判定で決勝へ進んだ。25歳。

 1R。望月がロー。プレッシャーをかける敢流。ローを蹴っていく。敢流の圧力あるローで望月がバランスを崩しかける。効いている。
 望月がタックルを仕掛けるが、敢流切った。さらにバックに回り、パウンド、鉄槌ラッシュ! 逃れたい望月だが抜けられない。引っこ抜いてバックマウントになった敢流がチョークを狙うが、これはこだわらず再びパウンドラッシュ。敢流の腕を脇ではさんで防ごうとする望月。しかし、敢流は腕を抜いてさらにラッシュ! 望月の動きが止まり、レフェリーが止めた。
 出だしからペースをつかんだ敢流が圧勝。NBTフェザー級優勝を飾った。

《敢流 ケージ上コメント》
「大阪から来ました稲垣の敢流です。今日、無事フィニッシュで勝利することができて、 全試合オールフィニッシュで優勝することができました。これで僕の名前覚えてもらえたと思います。これからフェザーのランカー全員倒してベルトを獲りに行くんで注目しといてください。
あと、控え室で高木凌選手を見かけたんですけど、俺が絶対ぶっ飛ばしたろかなと思ってます。そこまで上がっていくんで注目しといてください。 今日はありがとうございました」

《敢流 試合後コメント》
――今のお気持ちはいかがでしょうか。
「そうですね、もう優勝は正直、自分の中で当たり前だと思っていて、 ここで優勝できなかったら、今後絶対トップへは行けないと思ってたんで、まず優勝できてよかったです」
――今回のNBT全体を通していかがでしたか。
「そうですね、自分の実力をしっかり見せられたと思うんで、結構3戦とも実力差を見せられたかなと思ってるんで、今後ランカーと闘った時にどうなるか、自分でも楽しみです」
――3連続フィニッシュですが、これは狙っていたのでしょうか。
「そうですね、狙ってました」
――これからパンクラスのランカーと闘っていくことになると思いますが、闘いたい選手、意識している選手はいますか。
「はい。最近RIZINで試合が決まっちゃったんですけど、高木凌選手とかやりたいなと思ってるんで、必ずそこまで行ってぶっ倒したろかなと思ってます」
――少し話がそれますが、格闘技を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
「最初は、ちっちゃい頃、アメリカのプロレスのWWE を見てかっこいいなと思ったのが機かっけですかね」
――でも、プロレスではなくてMMAに。
「そこから先は共通してるんで、そこで興味を持って、いろんな選手、RIZINの堀口(恭司)選手とか見て、自分も始めました」
――稲垣組に入られたのは?
「最初、YouTubeで格闘技を見ていて、北方大地選手とか金太郎選手とか有名どころを見ていて。パンクラスも上がっていて、大阪でやるならここだと思って入門しました」
――入ってみていかがでしたか。
「道場みんなが団結しているっていうのももちろんですけど、みんな人間力があるところが素晴らしいと思っています」
――格闘技界で目標にしている選手はいますか。
「最近、僕けっこうSNSを使ってますけど、堀口選手とかは知名度とかじゃなくて、自分の実力で上に上がって行った選手なんで、そういう選手がかっこいいなと思います。なので、堀口選手とか、そういう、実力で上に上がる選手を目標にしたいです」
――では最後に、今後の展望をお願いします。
「ここから次、ランカーとの試合が決まると思うんで、ランカー全部ぶっ飛ばして、まずはパンクラスのベルト目指して、今後RIZINとかUFCとかで闘えるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」

(写真・文/佐佐木 澪)

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