残り2秒の逆転劇と不戦勝!MIRAI&桜井麻衣、天麗皇希&後藤智香が初代タッグ王座決定T準決勝進出!
20日、東京都・新木場1stRINGにて『Marigold Summer Gold Shine 2024』が開催。MIRAI&桜井麻衣、天麗皇希&後藤智香が初代ツインスター王者決定トーナメント1回戦を突破した。
マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団。生え抜き第1号として南小桃がデビューした他、元センダイガールズの瀬戸レア(丸森レア)、府川唯未の娘で元WAVEの田中きずなが入団。大向美智子の娘である心希(しんの)を始めとして多数の練習生を抱える一大勢力となりつつある。
7月13日に旗揚げ2ヶ月弱で行なわれた両国国技館大会も成功を収めており、ますます勢いに乗っている団体だ。
マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設。
団体最高峰の“真紅のベルト”マリーゴールド・ワールド王座はSareeeが、 “純白のベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)は青野未来が、55kg以下の軽量級王座であるマリーゴールド・スーパーフライ級王座は翔月なつみが初代王者に。
今大会からは残るタッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座の初代王座決定トーナメントが開幕した。
エントリーされたのは、【ミライサク】MIRAI&桜井麻衣、マイラ・グレース&ゼイダ・スティール、【tWin toWer】天麗皇希&後藤智香、【パッション・シスターズ】高橋奈七永&石川奈青、瀬戸レア&南小桃、野崎渚&CHIAKI、青野未来&翔月なつみ、ビクトリア弓月&田中きずなの8組。
開幕戦では奈七永&石川vs皇希&後藤の1回戦が予定されていたが、前日に石川が発熱のために欠場となることが発表されtWin toWerの不戦勝が決定。石川らしいと言えばらしい “持ってなさ”を見せつける中でトーナメントは開幕した。
この日は、もう1つの1回戦としてMIRAI&桜井vsマイラ&ゼイダの試合が実施。
両国国技館大会では誤爆からの敗北を喫して喧嘩に発展していたマイラ&ゼイダは仲直りしてきたようだが、どこか噛み合わずにギクシャク。対するミライサクは固い友情で結ばれており、タッグワークは完璧。ミライサクがタッグの完成度の差を見せつけながら終盤まで圧倒していく。
しかし、マイラ&ゼイダも日本で一旗揚げるべく単身海を渡ってきたハングリー精神の塊。ボロボロにされながらも決して最後まで諦めることなく粘りに粘って勝負はラスト1分までもつれ込む。
身軽さを活かして立ち回ったマイラ&ゼイダがダブルのトラースキックを見舞い、MIRAI&桜井を場外に放り出すことに成功。マイラがプランチャで飛んでいくも、ダメージが深いゼイダはロープに引っかかってトペ・スイシーダを失敗してしまう。
これが致命的な隙となり、桜井のレッグラリアート+MIRAIのラリアットのサンドイッチ攻撃がマイラに炸裂。桜井のレッグラリアートからMIRAIがラリアットで追撃。最後は桜井がシャイニング・バスターを決めてマイラから勝利。残り時間2秒でギリギリの勝利を収めた。
試合後、MIRAIは「両国の負けを全部吹っ切れてるわけじゃない。引きずってないわけじゃない。けど、前を向いて、しかも桜井麻衣が隣ならなんでも出来る気がするので。絶対に2人でタッグの初代チャンピオンになります!」と並々ならぬ決意を語った。
一方、不戦勝を拾った皇希&後藤は、代替カードとして高橋奈七永&瀬戸レアとタッグマッチで対戦。奈七永を相手にした際には2人がかりでも圧倒されたものの、最後は皇希がレアをアメジスト・バタフライで沈めた。
大会エンディングでは、皇希&後藤がともに青野未来の持つ“純白のベルト”UN王座へ挑戦表明。
tWin toWerがタッグトーナメントを制覇し、2人の内のいずれかが純白のベルトも巻いてマリーゴールドの新時代を拓くことになるのか。それともどちらも得ることが出来ず失速していくのか。“第二章”が始まったといえるマリーゴールドの今後の展開に注目していきたい。