KONOSUKE TAKESHITAが田中将斗との4年ぶりの対戦に武者震い! 「世界に誇れる対戦カード。ベストバウトを狙っていきたい」
DDTプロレスが7月19日、東京・渋谷区のAbemaTowersで『WRESTLE PETER PAN 2024』(7月21日、東京・両国国技館)に向け、直前会見を行った。“弾丸戦士”田中将斗(ZERO1)と一騎打ちを戦うKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=DDT&AEW)が武者震いだ!
両者は2020年3月20日、後楽園ホールでのKO-D無差別級王座戦(当時の王者は田中)で対戦し、田中が勝利。それ以来、4年4ヵ月ぶりのシングル戦となる。
TAKESHITAは「あの頃(4年前)から自分自身もエルボーに自信があったから、あの田中将斗の右ヒジに負けないんじゃないか。そういう意気込みで対戦したのを今でも覚えてます。試合の終盤、お互いエルボーの打ち合いになって、徐々に意識が薄れていくなかで、最後にもらったローリング・エルボーは、自分が12年のキャリアでもらった、どの打撃よりも一番強烈なエルボーでした。今でも鮮明に覚えてるし、恐怖を植え付けられたと言っても過言ではない」と振り返った。そして「あれから4年、米国に行って、さらにエルボーに磨きをかけ、AEWの世界のレスラーたちをぶん殴って、ぶっ倒してきた。エルボー一発で会場をどよめかしてきた。その恐怖と言える記憶を塗り替えるのは、今回の試合になると思っていて。今ならあのときのようにエルボーで打ち合いになっても、自分が負けることはない。そう確信したからこそ、田中将斗選手を両国の対戦相手に指名させていただきました。『G1クライマックス』の期間中ですけど関係ない。お互いのエルボーをぶつけ合って。TAKESHITAのエルボーは世界を獲るエルボーだ。それを証明したいと思います」と自信を見せた。
田中は「エルボーに自信があるみたいで。やっぱエルボーを出されたら、こっちも負けられへん。4年前エルボーでぶっ潰しとるから。今回もエルボーで一発一発。彼は僕にない体格もパワーもあるし、一発一発はきついかもしれんけど、俺には連射できるものがあるし。世界を獲ってきた右ヒジで、彼をもう一度マットに沈めたいと思います」と勝利宣言。
現在、AEWのトップ戦線で活躍するTAKESHITAだが、田中もECWで世界ヘビー級王座を戴冠するなど、米国でその名をとどろかせてきた。TAKESHITAは「田中選手の実績、特に海外での実績は、海外に身を置くものとして、その難しさ、それを知ってるからこそリスペクトできるものがあって。だからこそ今超えなきゃいけない。さらに付加価値をつけて、このエルボー一発で超えなきゃいけない。去年の8月、英国のウェンブリー・スタジアムで8万人のお客さんの前で、自分のエルボー一発で沸かせたんで。あの瞬間、俺は世界一のエルボーを持ってるって確信に変わった。その一発を全力で叩き込みたい」と力を込めた。
DDT本戦への出場は久しぶりになる田中は「どの団体でもそうですけど、インパクトを残して、またその団体に呼んでもらおうと常に思ってるんで。今回の戦いに限ったわけではなく」と継続参戦も視野に入れた。さらに「4年前勝ったけど、何年か先にまたやりたいなと思ってたときに、4年後に両国の舞台を用意してもらって。彼が海外に行って活躍してるのは知ってるし、TAKESHITA君の評判はすごく聞いてるんで。すごく成長して、ビッグネームで世界のTAKESHITAって言われても過言じゃない。また僕がそのTAKESHITAを倒せば、また世界が見えてくると思ってるんで、この一戦はすごく大事にしてるんで。彼は4年前から成長してる。僕は50超えて、老いていくだろうと思われてるかもしれないけど、そのつもりはない。僕もそのときから成長してるつもりなんで。田中将斗ここにありっていうのを、若いTAKESHITA戦で見せたい」と話した。
前回の対戦以降の田中について、TAKESHITAは「もちろん見ていました。近いところでは、(7・11の)30周年興行で杉浦(貴)選手とのシングルもものすごい戦いで。数年前に闘ったときより、落ちてないどころか、エルボーのレパートリーも増えてて。前回より厳しい戦いになることは間違いなくて。自分もこの4年間やってたことを見せれると思うし、間違いなく今年のベストバウト候補になる戦いになる。この対戦が発表された日、AEWの大会の日で、SNSにカードが出て、バックステージの選手たちが沸いてた。田中将斗選手もKONOSUKE TAKESHITAも世界のプロレスファンだけじゃなく、プロレスラーにも知られてる2人の一戦ということで。日本だけじゃなく、世界に誇れる対戦カード。そのなかでしっかりベストバウトを狙っていきたいと思います」と語った。