両ヒザ人工関節置換手術を乗り越えた堀田祐美子が約9ヶ月ぶりのリング復帰!“先輩”アジャコングが「万全になったらサシで勝負しましょう」とエール!

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 16日、東京都・新宿FACEにてT-HEARTS『堀田祐美子復帰&しゃあ移籍興行』が開催。堀田祐美子が両ヒザ人工関節手術を乗り越えて約9ヶ月ぶりの復帰を果たした。

 堀田祐美子は、日本の女子プロレス界で一度も引退すること無く現役を続行中。国内1位&世界3位のキャリアを誇る大レジェンドだ。
 ベテランになってからも女子プロレスを世に広めるために精力的に活動し、RIZINに出場してギャビ・ガルシアと対戦したり、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして多くの後進を育成するなどその実績は多岐に渡る。現在は『T-HEARTS』を結成して若手の育成に邁進している。

 そんな堀田だが、長い現役生活でのダメージから昨年6月のデビュー38周年大会で両ヒザ人工関節置換手術を行うことを発表。同年8月の手術から約7ヶ月間のリハビリを経てついに復帰。
 豊田真奈美の姪であることを明かした元・愛媛プロレスのしゃあを弟子として迎え入れ、新生T-HEARTSとも言える大会開催にこぎつけた。

 今大会のメインイベントでは、堀田祐美子&しゃあ&高橋奈七永vsアジャコング&伊藤薫&渡辺智子の6人タッグマッチが実施。
 このカードは全女に憧れてプロレスラーを志したしゃあへのプレゼントでもあり、堀田が厚い信頼を寄せる古強者たちを召集したことで実現したもの。堀田にとってもしゃあにとっても大きな試練となる試合だった。


 試合が始まると、しゃあが全力を以てレジェンドたちにぶつかって行っては跳ね返されるという全女の洗礼を感じさせる厳しい展開に。奈七永がしゃあを必死に介護して生還させ、試合中盤に満を持して堀田が登場。
 堀田は伊藤のエルボーを仁王立ちで受け止め、鋭いローキックの連打でヒザの好調をアピール。アジャのラリアットを絡め取って腕十字に捕らえるキレキレの関節技も健在。
 最後は試合を愛弟子のしゃあに託し、アジャにぶつかって行くしゃあを全力アシスト。しかし、アジャの一斗缶攻撃を食らって倒れている間にしゃあが集中攻撃を浴び、そのままアジャがラリアットの連打で試合を決めた。

 試合後、堀田は「私も今日の試合、本当に恥ずかしい。もう1度、機会があったら是非闘いたいです。本当に、誇りに思う後輩たちで。私は今日このリングに上って、まだまだやりたいと思った。もっとちゃんと治してくるんで、またそのときは是非闘って欲しい」と語り、対戦相手3人に深々と頭を下げる。


 これを受けたアジャは「ヒザの人工関節手術に関しましては、片ヒザですけど私のほうが先輩なんでね。でも大丈夫ですよ。見てください、今日見た通り私は元気に動いてますんで。おかげさまでドンドン暴れられるし。堀田さんは両ヒザですし、今日が再出発一発目でまだまだ不安もあると思いますけど、やればやるほど馴染んでくるから大丈夫ですよ。周りの選手から迷惑に思われるくらい動けるようになりますから(笑)お互い、迷惑に思われるくらい行きましょうよ。私もまだ万全ではないんで。堀田さんより一足先にやってるんでちょっと早く万全になると思いますけど、万全になったときにはきっちりサシで勝負しましょうね」と笑いかけ、堀田とガッチリ握手を交わしながら再戦を約束した。

 大会を終えた堀田は、まだ万全でない状態を悔やみつつも「蹴りをしたときに全然蹴りやすくて、ヒザが悪かったときよりも蹴りがちゃんと入ったので。これからパワーを付けていけばもっと行けるのかなと思いました。これからもリングに上がり続けられる限り、私の身体が持つまでリングに上って、私たちの同世代を勇気づけるようなことをしていきたいと思います」と現役続行に向けてやる気満々。

 そして、6月8日に新宿FACEで自身のデビュー39周年興行を発表。
 同大会ではアジャコングvsしゃあのシングルマッチを行うことも明かし、「豊田真奈美はしゃあをプロレスラーとして認めてなかったんですよ。それを私が1年間かけて豊田を認めさせた。豊田真奈美の姪っ子だというのを発表させるように、私が本当にお願いをしてこう言う形になったんですけど、本当に私も豊田真奈美に申し訳ないなと。そのためにも、私がしゃあを一人前のレスラーに育てていかなければならない」と弟子の育成についても強い覚悟を示した。

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