「豊田真奈美の名前に甘えるんじゃねーぞこの野郎ッ!」アジャコングがライバルの姪っ子レスラーを酷評もシングルマッチで対戦決定!

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 16日、東京都・新宿FACEにてT-HEARTS『堀田祐美子復帰&しゃあ移籍興行』が開催。豊田真奈美の姪・しゃあがアジャコングと死闘を繰り広げた。

 堀田祐美子は、日本の女子プロレス界で一度も引退すること無く現役を続行中。国内1位&世界3位のキャリアを誇る大レジェンドだ。
 ベテランになってからも女子プロレスを世に広めるために精力的に活動し、RIZINに出場してギャビ・ガルシアと対戦したり、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして多くの後進を育成するなどその実績は多岐に渡る。現在は『T-HEARTS』を結成して若手の育成に邁進している。

 今大会は、昨年8月に両ヒザ人工関節置換手術を行った堀田の復帰戦が目玉。
 しかし、それと同時にしゃあのT-HEARTS移籍後初試合であることもメインテーマの1つだ。

 しゃあは、2021年7月にローカルインディー団体である愛媛プロレスでデビュー。
 小柄ながらもガムシャラなファイトを見せることが魅力の1つであり、ローカル団体の選手ながらアイスリボンやベストボディ・ジャパンプロレスなどの他団体からも声がかかるようになっていた。

 そんなしゃあだが、今年2月に故郷の岩国で開催した自主興行にて元・全日本女子プロレスの豊田真奈美さんの姪であることを公開。
 今まで秘めていたこの情報が公開された裏には、堀田が1年かけて豊田を口説き落とし「一人前のレスラーに育てる」と約束して愛弟子に迎え入れた事情があると明かされた。

 今大会のメインイベントでは、堀田祐美子&しゃあ&高橋奈七永vsアジャコング&伊藤薫&渡辺智子の6人タッグマッチが実施。
 このカードは全女に憧れてプロレスラーを志したしゃあへのプレゼントでもあり、堀田が厚い信頼を寄せる古強者たちを召集したことで実現したもの。堀田にとってもしゃあにとっても大きな試練となる試合だった。 


 試合が始まると、しゃあが全力を以てレジェンドたちにぶつかって行っては跳ね返されるという全女の洗礼を感じさせる厳しい展開に。堀田&奈七永に介護されつつも、しゃあは試合終盤まで折れること無く何度倒されても立ち向かっていく。
 しかし、経験不足や緊張もあったのか失敗も多発。しゃあがアジャを鎌固めに捕らえるも、アジャが身じろぎしただけで形が崩れてしまう。アジャは「形だけやっても決まるわけねーだろ!ナメんな!」と激怒。
 その後もしゃあは焦りからか、フランケンシュタイナーを狙うも高さが足りずに転んでしまったり、スクールボーイも形が崩れてアジャの肩をマットにつけることが出来ず。豊田さんそっくりのフォームでのミサイルキックやムーンサルト・プレスを放つも、試合を決めることは出来ず。
 最後はアジャの一斗缶攻撃からラリアットの3連打を受けて3カウントを聞いた。

 試合後、マイクを取った堀田は「お前ナメんじゃねーぞ!お前は豊田真奈美の姪かもしれないけど、お前と豊田真奈美は違うなあ!この3人とやって『闘えればいいです!光栄です!』で終わんのか?それだったらもう私はお前を見ない!」と厳しい言葉をかける。
 しゃあは堀田にマイクを要求。堀田が「マイクなんて早いんだよ馬鹿野郎ッ!」とはねのけるも、しゃあが強引にマイクを奪おうとすると堀田がビンタで顔面を張り飛ばした。


 この様子を見ていたアジャは、「『地方で3年間頑張ってきました』か?お前の『頑張ってきました』は1個も頑張ってねーんだ。周りにいるお前と同年代かお前より下の奴らの方がよっぽど歯ごたえあったし手応えあったよ。お前にはな~んにも感じねえ。豊田の姪っ子だってことを黙ってここまで来ました、そして今回発表しました。で?それがプレッシャーになるとか思ってるのかもしれないけど、言っとくぞ。豊田真奈美の名前に甘えるんじゃねーぞこの野郎ッ!キック使えます、鎌固め使えます、何します?何1つ出来てねーじゃねーかこの野郎よぉ。見掛け、カッコだけやったって、そんなんで人倒せるかバーカ!豊田真奈美っつーのはな、人倒すためだったらな、人の頭吹っ飛ばしてもいいくらいのキックしてくれたんだ。どんだけ怪我人が続出したことか。でもいいんだ。それに負けないだけの力をつけてきたからウチらは未だにこうやってやってるしな。でも、ただ1つ言っとく。豊田真奈美の姪がどうのこうの、周りがどう見ようと関係ねーけど、さっき堀田さんも言ったけど、お前と豊田なんて比べ物にする価値もないくらい別物なんだよ。そして、『そう思ってこのリングに上ってるつもりです』って言うなら、“しゃあ”って名前を1人のレスラーとして『私はこういうモンです』っていうものをちゃんと見せろや!『なんにも出来ないけど頑張ります。頑張ってます』でも応援はしてくれますよ。東京のこういうデカい大会で初お披露目されたらね。でも、そんなん今だけですよ。2度、3度やっても今のままのお前だったら、誰もお前の応援なんてしたくもねーわ。お前みたいなレスラーいたって、俺プオタだけど絶対応援なんてしねーもん。なんにも見るとこねーからな。こんだけ言われて悔しいって思うんだったら、やれることやって。いいですよ。いつでもサシの勝負でもしてやりましょう。勝負になるならな?」と、真剣なお説教からシングルマッチを提案。

 これを受けたしゃあは、アジャとのシングルを熱望。堀田は6月8日に開催する自身のデビュー39周年大会での両者のシングルマッチを決定した。

 その後、アジャは「堀田さんとサシで勝負すんのはまだ時間かかりそうなんで、堀田さんをもっと燃えさせるためにもコイツをボロ雑巾にしたいんですけどいいですか?お前、今日ボロ雑巾になったと思ってんだろ?こんなもんじゃねーからな?俺はトコトン追い込んで、トコトンボロ雑巾に、ボロクズにしてやるからな。『2度とプロレスしたくない』って言うくらい追い込んでやるからな。その覚悟持って上がってこい」と、しゃあの覚悟を問うた。

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