北斗晶が39周年を迎えた同期の堀田祐美子を祝福!「プロレスが大好きだからここまで続けてこられた」
8日、東京都・新宿FACEにてT-HEARTS『堀田祐美子デビュー39周年記念大会』が開催。堀田祐美子の39周年を同期の北斗晶さんが祝福した。
堀田祐美子は、日本の女子プロレス界で一度も引退すること無く現役を続行中。国内1位&世界3位のキャリアを誇る大レジェンドだ。
ベテランになってからも女子プロレスを世に広めるために精力的に活動し、RIZINに出場してギャビ・ガルシアと対戦したり、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして多くの後進を育成したりとその実績は多岐に渡る。現在は『T-HEARTS』を結成し、豊田真奈美さんの姪・しゃあを育成するなど次世代を担う若手の育成に尽力している。
昨年8月に両ヒザ人工関節置換手術を行って長期欠場に入っていた堀田だったが、今年3月に待望の復帰。「ヒザが悪かったときよりも蹴りがちゃんと入るようになった。これからも私の身体が持つ限りリングに上がり続けて同世代を勇気づけたい」とさらに強さに磨きをかけつつ現役続行に強い意欲を見せていた。
この日のメインイベントでは、堀田のデビュー39周年記念試合として堀田祐美子&伊藤薫&安納サオリvs尾崎魔弓&シン・広田さくら&中島安里紗の6人タッグマッチが実施。堀田の入場時にはリング上を埋め尽くす大量の紙テープが舞う。
堀田は、引退を控えているAtoZ時代の愛弟子・中島とバチバチの蹴り合いを展開。尾崎と真っ向からぶつかる場面は無かったが、一触即発の空気にファンは大歓声を贈る。
しかし、この試合を持っていったのは北斗晶さんソックリのコスプレで現れた広田。観客席にいた本物の北斗さんへいちいちアピールしながら往年の動きを再現したり、場外乱闘の際に北斗さんに抱きつきに行ったりと場を盛り上げ、観衆は大爆笑。
ノリノリな広田が堀田をストラングルホールドγで捕らえるも、脱出した堀田がラリアット。広田が最後の抵抗でボ・ラギノール(※カンチョー攻撃)を突き刺すも、尾崎のチェーン攻撃が広田に誤爆。その後は安納のジャーマン・スープレックス、伊藤の一切体重を逃さないエグいダイビング・フットスタンプ、堀田のピラミッド・ドライバーが立て続けに決まり、堀田の勝利で試合は終わった。
大・北斗コールが起きる中で尾崎に強引にリングに引っ張り込まれた北斗は、堀田にマイクを押し付けられると「どうも皆さんこんばんは!北斗晶です!元付き人の伊藤選手もいるし、広田さんはもうとんでもないことになってる(笑)大変ご迷惑をおかけしました(笑)堀田祐美子選手、39周年おめでとうございます!最後の私のタッグパートナー・尾崎魔弓選手もいますが、39年間私の同期であります堀田祐美子を応援してくださり本当にありがとうございます!これからも堀田祐美子をはじめ頑張って女子プロレスの選手を応援してあげてください!」とメッセージ。
その後にマイクを取った堀田は「私が39年間プロレスが出来たのも、同期の北斗晶がいたらからです。いつも支えてくれて、くじけたときにはいつも連絡をくれて。本当に頼りになってる。本当にありがとう!」と感謝の言葉。
そして、「来年の40周年は後楽園か、それより大きなところでやりたいな」と野望をぶち上げ。その後の集合写真撮影時にはアジャコングが北斗を再びリングに引っ張り込んで一緒に写真に収まった。
大会を終えた堀田は「プロレスが大好きだからここまで続けてこられたのかなって、改めて思います。私が39年間培ったものを若手の選手に教えていければいいなと。“本物”の女子プロレス大会につなげてスタート出来ればと思っています。今女子プロレスがすごく盛り上がっているから、私達もそれに便乗して、若手の子を上げていきたいと思います」と指導者としての使命感を語った。