「自分らみたいな若い世代がベテランを引退させなきゃいけない」世界最強クラスの24歳王者・鈴木千裕が挑戦者の41歳・金原正徳に向けて介錯宣言!
12日、RIZINが4月29日に有明アリーナで開催する『RIZIN.46』についての記者会見を実施。メインイベントで金原正徳を相手にフェザー級王座の防衛戦を行う鈴木千裕が熱弁を振るった。
鈴木千裕は“MMAとキックボクシングの二刀流”を掲げて2種のリングで活躍。
キックボクシングではKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座を戴冠し、MMAではRIZIN初参戦の2021年9月に昇侍に敗れて以降は無敵の連勝を重ね、昨7月の『超RIZIN.2』では現Bellator世界フェザー級王者のパトリシオ・ピットブルを相手に圧巻の1R KO勝利を収めたことは世界中に衝撃を与えた。
その後は、昨年11月のアゼルバイジャン大会にて、ヴガール・ケラモフを破ってRIZINフェザー級王座を戴冠。鈴木はフェザー級で世界トップクラスの実力を持っていることを示した。
一方、金原は昨年9月の『RIZIN.44』にて、元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケとの世界最高峰の寝技戦を制して激勝。圧倒的な強さを持つクレベルに完勝を収めた金原には王座挑戦を推す声も多く、榊原信行CEOも「その資格がある」と太鼓判。金原も今一度頂点を目指すべく、王座挑戦を宣言した。
上り調子で世界最強クラスとも名高い24歳の鈴木と、日本のMMA界を長年に渡って支え続けてきた41歳の金原の王座戦という対比には多くの格闘技ファンから注目が集まっていた。
この日の会見には、金原がタイで海外修行を行っているため欠席。
1人出席した鈴木は、「被ってるんスよ(笑)自分もタイ合宿行ってて、タイガームエタイ行ってるんですよね。インスタ見てたら回ってきて、『なんでおんなじとこいるんだろ』って(笑)まあ、それぞれの国の良さがあるんで、そら行くわなと思って。ただ会見には来いよ!あと、メッセージくらい欲しかったっすよね。なんで無言なんだよって。時代ですかね?」と金原に向けてチクリ。
そして、「ずっと昔から言ってるんですけど、自分らみたいな若い世代がベテランを……ストレートに言うと引退させなきゃいけないんですよね。僕はそのキッカケを金原選手に作らないといけないと思ってるんで。僕が時代を変えます。Twitterで腕十字極めるだのなんだの言ってますけど、ナメんなと。その前に粉砕してやるって。覚悟しといてください、金原さん」と時代の変革を叫んだ。
そして試合に向けて分析を行った鈴木は、「ベテランのキャリアになると、絶対に100%反射神経とかパワーとかスタミナとか、そういうのって下っていくんですよね。それはもう絶対に起こることなんで。僕が勝つには、圧倒的パワーとスタミナと根性。この3つがホントに勝つポイントだと思ってて。もちろん僕にもテクニックはあります。普通に人並み以上には出来るんですけど、得意分野で上手くはめ込めれば勝てるところはたくさんあるんで。だから、一番わかりやすく、メインらしく、ガン!と行ってドン!シンプルにぶっ飛ばせば圧倒的に勝てるかなと。これを見せます。有言実行するんで楽しみにしてください」と脳筋な答えをはじき出し、勝利に向けて自信をみなぎらせた。
『RIZIN.46』
日程:2024年4月29日(月・祝)
開始:未定
会場:東京都・有明アリーナ
▼フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
【王者】鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
【挑戦者】金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)