約3年半の思いを込めてヒール女優アレンが退団前にラストマッチ!大ブーイングを受けて絶対エースから勝利!
12日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTwrestling Step36』が開催。メインイベントでは今月末で退団を発表しているアレンが新木場ラストマッチを行った。
アレンは愛媛県出身の舞台役者であり、元JDスターのMARUがスカウトする形でアクトレスガールズへ参加。
2021年7月のアクトリング旗揚げ公演にて“星になった不屈のソルジャー”Sky-Rex(スカイレックス)のリオン役としてリングデビューした。2022年2月のアクトレスリング旗揚げ公演でアレンとしてアクトレスラーデビューし、MARU率いるヒールユニット『蛇道衆』が生まれると合流し闇落ち。以降は場をかき回す名脇役として存在感を放っていた。
しかし今年2月、突如3月いっぱいでの退団を発表するとラストマッチのカードとして「蛇道衆ボスMARU。あの人がいなかったら私はアクトレスガールズに来てもないし、リングに立つなんてこと考えたこともなかった。だから最後に、バチバチにやりたい。そしてもう1人!ザ・ロイヤルのリーダー澄川菜摘。あいつ覚えてないと思うんですけど、みんなは知らないと思うんですけど、私デビューしてから初めて一緒に戦ってくれたのは澄川菜摘なんですよ。アイツと何回も戦ってきました。その何回もがめっちゃ楽しかった。だからもう一回戦いたい。そして青野未来、一年前、初めて私がメインカードに選ばれた時、私からスリーを取ったのはあんただった。そっから何回も蛇道衆で遊ぼせてもらったよ。けど、あんたと一回も隣で戦ってないよな?最後くらい一緒に隣で!暴れてくれませんか先輩?絶対的エース!」と、ヒールらしく誰の許可もとらずに強制的に試合を決定していた。
メインイベントはMARUがアレンにドロップキックの奇襲を仕掛けるヒールファイトで試合が開始。
MARUのチェーンとアレンの傘がぶつかりあい互角の攻防を見せるが、澄川が出てくるとアレンに膝を叩き込んでボコボコに。アレンは得意のDDTから延髄切りでなんとかイーブンに戻すも、澄川が掟破りの延髄切りから蒼魔刀を突き刺し、トドメのダイビングダブルニードロップを投下し3カウント。
やりきった顔のアレンだったが「最後に青野未来に勝ちたかったな~!」とぼやくと蛇道衆の面々がリングになだれ込み青野をボコボコに。アレンがフォールも青野が2で返したため会場から大ブーイングがおき、アレンは改めて夜刀神(=投げっぱなしブロックバスター)で青野を叩きつけ3カウントを奪った。
笑顔でリングを後にしたアレンは「マジでいろんなことあったし、スゲー大変だったけど、アクトレスガールズ超楽しかったー!自分のやりたいことが1個あって、それを目指しながらアクトレスガールズを続けていくっていうのがどっちにも失礼になっちゃう。芸能活動は続けていくつもりなんですけど、リングの上に立ったりはもうしないって決めてるんで。他団体の会場でリングに上がることは全くするつもりはなく、本ッ当にどうしてもリングに戻りたいって気持ちになったときには、絶ッッ対にアクトレスガールズに戻ってくると思うので。そうなったら、『そういうことだったんだ』と思っていただければ(笑)さようならは絶対に言いません。思い出していただけたら、アクトレスガールズのアレンは残り続けますし、何かしらの形では絶対に会えるので、この言葉で締めくくりたいと思います。またねっ♪」と挨拶。
今月残っている16日大阪、24日後楽園ホール、29日新木場の公演にはアレンはお手伝いや何かしらの形で会場に姿を表すとのこと。
マイクでも試合でも器用に場をまわすことに長けていた名プレイヤーだったアレンが、新たな道で自分を照らし輝けることを期待したい。