不慮の事故で亡くなった女子レスラー朝陽さんを所属団体が試合映像で追悼「魂は、私達が引き継ぎます」
25日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTwrestling Step33』が開催。本来は2月9日に行われるはずだったが、2月1日に朝陽さん(21)が不慮の事故で永眠したことで当公演は延期となっていた。
朝陽さんはアイスリボンで2017年に14歳で“飛翔天女”豊田真奈美を相手にデビュー。身体能力の高さと歯に衣着せぬ独特なキャラクターで人気となり、“飛翔天女二世”藤本つかさの後継者としてアイスリボンのエース候補に名を連ねていた。
しかし2023年に行われるはずだったアイスリボンとアクトレスガールズの提携が解消されると、これを受けて朝陽さんはアクトレスガールズにレンタル移籍。そのままアイスリボンには参戦せずプロレスラーとしては活動を休止し、同年9月にアクトレスガールズに完全移籍した。
その後松井珠紗&山田奈歩とともにチーム『てっぺん☆』を結成し、同期である"絶対王者”青野未来の牙城を崩すべく活躍を続けていた。
21日の公演再開時には追悼の10カウントゴングが行われていたが、この日は追悼特別試合として朝陽さんのデビュー戦から直近の試合映像が流された。最後にはプロデュース公演で「これからもてっぺんを目指していく」と語っていたマイクも流され、朝陽さんとの別れを惜しむ映像に会場からは涙する声が漏れ聞こえる。
映像が終わるとアクトレスガールズたちがリングに上がり、代表して青野が涙をこらえながら「ありがとうございました・・・・・・さみしい。すごくさみしいけど、朝陽ちゃんは、本当にたくさんのものを私達にくれました。沢山沢山沢山、朝陽ちゃんから教わりました。大好きなプロレスをしに、この、アクトレスガールズのリングを選んでくれたこと、本当に、感謝してます。朝陽、ありがとう・・・朝陽からもらったものを、私達は、これからも忘れずに、しっかりと恩返しができるように、このリングで変わらずに、さらにもっともっとてっぺん目指して、皆で精一杯頑張っていきます。朝陽を、応援してくださった皆様、朝陽のかわりにはなれないけど、朝陽ちゃんの魂は、私達が引き継ぎます。精一杯、全力で、朝陽に恥じないように、頑張るので、是非、これからも応援よろしくお願いします」と挨拶。
朝陽さんが愛したアクトレスガールズは止まることをせず、今後も思いを受け継ぎ新たな戦いを続けていく。