9年半ぶりに日本リング復帰の秋山成勲は1RKO負け!「かなりカッコ悪い。カッコ良く生きたいね」
28日、有明アリーナにて『ONE 165 SUPERLEK VS TAKERU』が開催。ABEMA PPVにて全試合生中継された本大会の第8試合では秋山成勲vsニキー・ホルツケンが行われた。
秋山は柔道で結果を残し2004年からプロ格闘家へ転向。K-1を始めHERO'SやDREAMで活躍し、2009年にはUFCと契約。“セクシー・ヤマ”の愛称で親しまれた。
一時は格闘技から遠ざかっていたが、2019年にONEと契約。2022年3月には長年の因縁があった青木真也と対戦し勝利。さらに国内では朝倉未来が主宰するBreakingDownに『韓国軍』を率いて乗り込んだり、海外大会実施に向けて協力したりと東奔西走。48歳となった秋山は“第二章”と言うべき格闘家人生を歩んでいる。
ONEの日本再上陸となる今大会では、秋山の9年半ぶりの日本での試合が決定。
対戦相手はニキー・ホルツケン。キックボクサーとして2006年に来日し、以降はK-1を中心に活躍。プロボクサーとしても活躍する傍らでONEと契約。2018年11月の初戦ではコスモ・アレキサンドラを相手に2R TKO勝ちを収めている。
今回の秋山vsホルツケン戦は3分3R制の特別ルールで実施。1R目がボクシングルール、2R目がキックボクシングルール、3R目がMMAルールで行われるが、これに秋山は「(MMAルールは)普通2Rだよ。打撃が2つ前にポンポンと続くということで、やはり打撃の強いニキーが完全に有利じゃないかなと思う反面、3Rまで行けば私にも分があるのではないか」と不満を語っていた。
試合が始まるとホルツケンがジャブを当てながらプレッシャーをかけていき、コーナーに押し込むが秋山は前に出て距離を詰める。だがホルツケンのショートレンジの左フックが顎を捕らえ秋山がダウン。
再開するもホルツケンの左ボディからの右ストレートが顔面を捕らえ秋山は再度ダウン。秋山は立ち上がるもレフェリーが試合をストップした。
1分40秒で試合を終えた秋山は「一言、歳には勝てねーな。悔しいね。これがベストの試合だったと思いますが、ちょっとカッコ悪いね。かなりカッコ悪い。カッコ良く生きたいね。その中でも一つ、自分の中でカッコ良いなと思ったのは、この試合を決めたことかなと自分で自分の事自負しております。自分で線を決めればそこで終わってしまいますが、来年50なんで、まだまだできるっていうことを世界の皆が見てくれてるので、そのおっさんパワーみたいなことを自分で信じてやってきました。正直コンディションはマジで正直言うと1年半ぐらいスパーリングやってなかったんで、20日ぐらいで40%ぐらいかな。頑張って2週間で作ってきたつもりではありますけどこれが2週間の結果。自分でもふざけんなこんなんでできるわけねーだろと自分で自分を怒りたいですね」と反省の弁を述べた。
今後秋山はONE韓国大会開催に向け協力し、その際はMMAで試合を行いたいとのことだ。