REALZERO1旗揚げ戦で田中将斗が望月マサアキに激勝!2・16新宿でTEAM NOAHと全面対抗戦
プロレスリングZERO1のベテラン勢で結成された新ユニット「REALZERO1」が1月28日、東京・新木場1stRINGで「REALZERO1旗揚げ興行~能登半島地震災害支援チャリティ大会」を開催した。エース格の田中将斗は望月マサアキ(ドラゴンゲート)との激闘を制した。次大会(2月16日、東京・新宿FACE)にはTEAM NOAHが参戦し、REALZERO1で新たな戦いが勃発する。
ここ数年、ZERO1では栃木プロレスでも活動する若手勢が躍進してきたが、それにストップをかけるべく、田中、菅原拓也、クリス・ヴァイス、横山佳和、ヤス久保田、ヒデ久保田の6選手が決起してREALZERO1が派生した。同ユニットでは己の戦いを明確に示すため、主催興行の開催を決断。これまで「多古町チャリティプロレス」やサテライト成田、イオンモール成田でのイベントプロレスを手掛けてきたアルファ・ジャパンプロモーション(荒井英夫会長)が全面協力する形で、旗揚げ戦を迎えた。今後、全大会が能登半島地震災害支援チャリティ大会となる。
セミファイナルでは田中が望月と激突。2人はかつてノアのユニット、M’sアライアンスで共闘した間柄。年齢は望月が4歳上だが、キャリアは田中が半年長い。デビュー31年目の田中に対し、望月は30周年を迎えたばかり。今回、同じ時代で戦ってきた田中がラブコールを送り、シングル戦が実現した。ともに50代だが、それをまったく感じさせぬ戦いぶり。バチバチの熱いファイトとなったが、最後は田中が必殺のスライディングDを決めて、勝負をモノにした。
メインイベントでは、ヴァイスが保持する世界ヘビー級王座に横山が挑戦。両者は長きにわたって、CYTとしてタッグを組んできたが、互いの力をぶつけ合うべく対峙。同王座初チャレンジとなった横山は粘りに粘ったが、ヴァイスのパッケージ・パイルドライバーで憤死。ヴァイスが2度目の防衛に成功した。
波乱が起きたのはメインの試合後だった。無期限欠場中の北村彰基らの若手勢が現れ、REALZERO1勢と乱闘に発展。馬場拓海が「ジジイどもが寄ってたかってユニット組みやがって。俺らの背中にだってZERO1の看板が宿ってるんだよ! オマエらなんか絶対に認めないからな! ジュニア2冠、火祭り、天下一ジュニア、インターコンチンタルタッグも俺らが持ってんだ! そのうちヘビーもいただくからな! 十分リングの中心に居座っただろ。そろそろ俺たちがもらうからな」と宣戦布告。菅原は「オマエらの答えはわかった。殺せるもんなら殺してみろ。俺ら意地でも生き残ってやるからな!」と臨戦態勢。近いうちにREALZERO1vs若手勢の抗争に発展することが濃厚となった。
ここで若手の永尾颯樹が一人でリングに上がり「リングの上の居場所は、自分で決める。自分を高められる、レスラーとして上に行ける、そんな存在と一緒に戦いたい。それはアイツらじゃない。リングにいる間、俺はREALZERO1だ!」とアピール。菅原が迷彩服を手渡し、7人目のREALZERO1戦士が誕生した。
菅原は「俺らはZERO1を守るために何だってする。一人リングに帰ってこなきゃいけないヤツがいるだろ? アイツが帰ってくるまでZERO1を守る」と叫んだ。
また、この日、REALZERO1第2弾興行で田中&菅原vs潮崎豪&小峠篤司(TEAM NOAH)の一戦が行われることが決定。この先、REALZERO1マットが風雲急を告げることになりそうだ。