【会見全文】ONE日本大会直前に武尊とスーパーレックが対峙し公開練習!青木真也が「僕の客だったら伝わる」とファンにメッセージ!秋山成勲が特別ルールの内容に苦悩

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 25日、都内・フォーシーズンズホテル東京大手町にて、ONE Championshipが1月28日に有明アリーナで開催する『ONE 165 SUPERLEK VS TAKERU』についての記者会見を実施。

 今会見には、スーパーレック・キアトモー9、武尊、ケイド・ルオトロ、トミー・ランガカー、青木真也、セージ・ノースカット、秋山成勲、ニキー・ホルツケン、マラット・グレゴリアン、シッティチャイ・シッソンピーノン、平田樹、三浦彩佳が出席。

 まずはチャトリ・シットヨートンCEOによる挨拶が行われた。


チャトリ・シットヨートンCEO
「日本の皆さんこんにちは。今回も素晴らしいカードを用意してこのONE Championshipで日本大会を開催できることを大変嬉しく思っています。世界タイトルマッチも2つ用意しております。この最高の試合を日本のみならず世界中にも轟かせられるような素晴らしい試合を選手たちに期待しております。
 まず、何よりもはじめに感謝を申し上げたい人たちがいます。日本でPPVのパートナーであるABEMAチームから藤井様、北野様、そして楽天チケットで独占チケット販売をお手伝いしていただきました梅本様、そしてNSNのジョエル・ボラス様、本当に今回はこの機会を与えてくださったことを感謝申し上げたいと思います。そして先程から申し上げていますが、日本開催は約5年ぶり。そして今回はまだこれだけでは終わりません。2024年は今年後半にももう1つ大会を用意していますし、これ以降も年2回のペースで日本大会を開催できたらいいと思って計画をしています。
 そして、今回様々な素晴らしいカードを用意していると言いましたが、まず初めにここで紹介したいのが、メインイベントになる武尊vsスーパーレックです。メインイベントのこの武尊選手は、日本では格闘技のスーパースターとも言える選手でしょう。井上尚弥選手にも並ぶ知名度、そして強さを誇る日本の選手がこのONE Championshipのデビューをここで飾ります。対戦相手はスーパーレック。ここではタイトルマッチにはなりませんが、これからどのような試合になるか期待しています。ムエタイ、MMA、キックボクシング、様々な競技を有しているONE Championshipだからこそ出来る対戦カードだと思います。当初発表していたロッタン選手は残念ながら怪我をしてしまいここでの対戦は叶いませんでしたが、彼の快復を祈りながら、そしてロッタン選手が復帰したら武尊選手との大きな一戦を期待したいと思います。今回スーパーレック選手との試合ということで、KOアーティスト同士の対決と言えるでしょう。武尊選手はパンチだけではなくスピード、フットワークも有する大変素晴らしいファイター。同じくスーパーレック選手もパワーだけではなく、スピードも彼のスキルというものも大変注目だと思っています。大きな大きな、そして激しい殴り合いを期待しています。武尊選手とスーパーレック選手のこの大きな大きなタイトルマッチということで、PPVでご覧になる皆さん、会場にいらっしゃる皆さんもいると思います。世界中のファンが武尊選手を応援してくださるようお願いします。
 そして、グラップリングマッチとしてケイド・ルオトロvsトミー・ランガカー。この試合は再戦になりますけども、ノー着のグラップリングマッチで、そのときはトミー選手がケイド選手に勝ったという試合になりましたが、ここでのリマッチ。ここでは、勝利を目指すケイド、そしてそこでどういう風に闘っていくかというトミー・ランガカー選手の攻防が期待されます。リスクを負っての試合になるかもしれません。どちらにとってもどちらが勝つか分からないという。しかしながら、お互いがフィニッシュを目指していく激しい試合になります。日本だけではなく、世界中のファンのみなさんが期待してくださることを期待しています。
 そして、メインカードには日本から青木真也選手、対するセージ・ノースカット選手という期待の試合も組まれています。こちらは、もちろん、ベテランライオンである青木選手、そしてヤングライオンであるセージ・ノースカット選手という年齢差のある2人の戦いではありますけども、青木選手がサブミッションで勝つのか、セージ・ノースカット選手がKO出来るのか。ここに期待できる対戦になっています。ベテランvs若手ということもありますけども、やはりこれからタイトルに挑戦していきたいノースカット選手の意気込み、そして40歳を迎えて、『これが最後の試合かもしれない』という青木選手、どのような展開になるのか、こちらも大注目の一戦です。
 そしてもう1つ注目のカードはもちろん、“セクシー山”こと秋山成勲選手と、ニキー・ホルツケン選手という対戦もスペシャルミックスルールということで要注目です。1Rがボクシング、そして2R目がキックボクシング、3R目がMMAという3分3Rの構成になっています。このようなリスクを取るというのはどちらの選手にとっても難しい決断だったと思いますが、レジェンドである2人がこの特別ルールの中でどのような試合を見せてくださるのか、とても楽しみにしています。このような試合はもちろんONE Championship以外では見ることが出来ない対戦になると思います。こちらもご注目ください。
 そして、外国人選手の中でもONE Championshipロースターの中から日本で誰が人気があるのかを調査した上で組んだカードになります。マラット・グレゴリアンvsシッティチャイ・シッソンピーノン。日本出来人気のあるマラット・グレゴリアン選手が今回のこの試合を受けてくれたということで日本に来てくださったことをここで感謝申し上げたいと思います。もちろん、シッティチャイもです。2人は過去に5回対戦したことがあります。その中でも今回日本でこの試合が見られるというのは誰よりも楽しみになるのではないでしょうか。70kg級の選手たちを見る中で、この2人がパウンド・フォー・パウンドに名を連ねるということもあり、どちらが本当に強いのかということをこの日本の地で見せていただきたいと思います。
 そして日本人女子選手の対決も用意しております。平田樹vs三浦彩佳。2人とも日本国内で高いレベルを誇るから柔道家から総合格闘技に転向してきた選手です。ここからタイトルマッチに一歩進むためにも、この試合は大変重要な試合になってくると思います。お互いがどのような試合になるのか楽しみにしていてください。
 最後になりますが、まだまだ会場に応援に来て下さるファンの皆さんもいらっしゃると思うので、ここでABEMA PPVを見る、もしくは会場に来るということを決断してくださることを楽しみにしています。また、海外でもフィリピン、韓国、そしてタイでもこのABEMAが見られることになりましたので、海外のファンに向けてもここで支持を取りたいと思います。もし是非配信をご覧ください。
 日本のみならず世界中で大会を予定しているONE Championship、2024年は我々にとって最大の1年になることと予想しています。61大会、もしくは70大会以上の世界中での大会開催を予定していますし、その中には日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、中東などからたくさんの配信、そして放送の協力を得て大会を開催することが出来ています。この中で私たちはONE Championshipを通して格闘技を世界一のスポーツにするために尽力していきますので、これからも注目していただきたいと思います。これをご挨拶に返させていただきます。ありがとうございました」

 続いて、出席選手たちが試合に向けての意気込みを語った。


三浦彩佳
「皆さんこんにちは。三浦彩佳です。今回アトム級に階級を落としての試合なんですけど、すごくコンディションはいい状態です。昨日から体重もハイドレーションも全部パスして、すごく順調です。今までで一番いい動きをしています。当日は“ニュー・ゾンビ”を楽しみにしていてください。よろしくお願いします」

平田樹
「こんにちは、平田樹です。日本大会に呼ばれたからにはしっかり皆が楽しんでもらえるような試合をしたいので、是非当日も応援よろしくお願いします」


シッティチャイ・シッソンピーノン
「今回自分にとって日本での試合が初めてということで、とても嬉しい気持ちと、若干緊張しています。しかし、自分としてはキックボクシングの経験が非常に長くありますので、今回の試合に関しては全く問題ないと思っております。全力で戦いたいと思いますので、日本のファンの皆さん、タイのファンの皆さん、そして世界のファンの皆さん、応援よろしくお願いします。キックボクシングの魅力を今回お伝えしたいと思います」

マラット・グレゴリアン
「日本の皆さんこんにちは。キックボクシングのホームである日本に戻ってきてまた試合が出来ることを大変嬉しく思っています。本当に今は嬉しい気持ちでいっぱいです」


ニキー・ホルツケン
「皆さんこんにちは。私も日本に戻って来られて嬉しいです。初めてのタイトルマッチを経験したのが10年前、ここ日本でのことでした。再びここで大きな試合が出来ることを楽しみにしています。期間が短い中で決まった試合ではありましたが、85kgという体重を落とすこと無く闘えることになりました。今、この身体を以てKOパワーもかなり上がっています。なので、この試合に関しても怯むこと無く、この身体を使ってしっかりと暴動を起こしていきたいと思います。押忍」

秋山成勲
「ウェルカム・トゥ・ジャパン!ニキー!私も久々に日本で試合をすることにとても緊張はしてますし、逆にすごく楽しみにしています。どれだけいいものを見せられるか、それと彼は素晴らしい打撃の選手なので、それに挑戦できることをとても幸せに思っています。やるからにはいい試合を見せたいと思っています」


セージ・ノースカット
「皆さんこんにちは。日本で試合が出来ることにとてもワクワクしています。この試合を組んでくださったチャトリCEO、そしてONEに感謝したいと思います。レジェンドである青木真也選手との対戦ということで、今はとても楽しみに過ごしています。ありがとうございます!」

青木真也
「自分が納得したい。自分のためにやりたい。それが伝わらなかったとしても、構わない。1月28日は自分のためにやる。それだけです」


トミー・ランガカー
「皆さんこんにちは。まずは本当に感謝の言葉を述べたいと思います。ここに要られることを光栄に思っております。日本に来ることを夢に見ていましたが、日本で試合が出来るということで夢以上のものが叶ったと思っています。ここで闘えることが嬉しいですし、また再戦を受けてくれてありがとうございます。どんな試合になるか、楽しみです」

ケイド・ルオトロ
「皆さんこんにちは。スーパーエキサイティングな気持ちでここ日本にいます。前回日本に来たのは12歳くらいのときで、まだまだ子供でセブンイレブンにばかり行っていた記憶があります。今回はしっかりと試合をするために整えてきています。また、リマッチということで、スーパータフファイトになるとは思います。柔術というと、ブラジリアン柔術を思い浮かべる方がたくさんいると思いますが、元々は日本のものであるこの柔術。ルーツに戻って闘えることを大変嬉しく思っています。応援よろしくお願いします」


武尊
「こんにちは、武尊です。ONEのデビュー戦と、ONEのタイトルマッチ。これが日本で出来ることがすごく嬉しく思いますし光栄です。今回の試合、僕は僕の今までの格闘家人生と日本の格闘技界を背負って必ずスーパーレック選手を倒して、世界最高峰のONEのベルトを必ず獲るので応援よろしくお願いします。必ず勝ちます」

スーパーレック
「こんにちは。今回自分も日本で試合が出来るということで、とても嬉しいですし今はワクワクしています。1月28日のONEの大会のメインイベントを任されたこともとても光栄に思っています。28日は自分としてもベストを尽くして絶対勝ちをもぎ取りたいと思っています」

――試合に向けて、どういう勝利のイメージを持っているか
武尊「スーパーレック選手は本当に強い選手なので簡単に勝てるとは思ってないですけど、泥臭くても、どれだけボロボロになっても必ず勝つということを意識して、一番ベストのKOで倒したいと思ってますけど、なにがなんでも、どんな闘いをしても絶対勝ちたいと思っています。押忍」
スーパーレック「今回この日本の試合で日本のファンのみなさんが待ち焦がれてくれていたと思います。その気持ちをがっかりさせないように、自分としても絶対KO決着したいと今考えています。もちろん武尊選手も同じ思いでしょうけど、自分もその気持ちで向かっていきます」

――武尊選手、チャトリさんから「ロッタン選手が快復したらカードを組みたい」という言葉があったがロッタン戦についてはどう考えているか
武尊「嬉しいことですけど、次のことを考えて勝てる相手では無いと思っているので、僕は今スーパーレック選手に勝つことしか考えていないです」


(※ここで一般観覧の方が挙手して質問しようとして制止されるが、青木がそのまま質問させるよう司会へジェスチャーで指示。それは叶わなかったものの、青木は親指を立ててそのガッツを称える)

――スーパーレック選手、今はONEでも活躍しているダニエル・ピュータス選手が過去にK-1で武尊選手と闘っている。そのときは1RでKOしている。その試合を模試見てたらその感想を
スーパーレック「もちろんその試合は見ました。でも自分はダニエルではありません。自分はスーパーレックです」

――チャトリCEO、ロッタン選手が怪我をしてカード変更があった。ロッタン選手の次の試合についての具体的なプランは
チャトリ「もちろん、ロッタン選手本人も武尊選手との試合を熱望しております。なので、今回タイトルマッチをしますが、この結果がどうあれ、ロッタンvs武尊の試合は組まれることになるでしょう。そして、ロッタン、武尊、そしてスーパーレックという大きな大きな三角関係がここにまた新たに生まれてきますので、この3人がこれからどういう展開を見せていくのかについても楽しみにしていきたいと思います」

――ノースカット選手、青木真也選手が「もしかしたらこれが最後の試合かもしれない」と言っていたが、勝利した場合は次はどのような試合を望むか
ノースカット「もちろん、チャンピオンになりたいと思っているので大きな試合をしたいと思っています。青木選手は『もしかしたら最後』ということで、それに関しては悲しいですが、これは私にとってとても大きなチャンスだと思いますので、ここでいい試合を見せたいと思っています」

――スーパーレック選手、武尊選手。今回は急遽試合が決まったが、いつか闘うことを見越して対策をしていたか
スーパーレック「自分としては武尊選手がONE Championshipと契約したときにはあまり知りませんでした。そのあと武尊選手の試合を見て自分も研究をしてきました。武尊選手と同じ階級であることから、必ず近い将来に闘う日が来るだろうと見越して、それを念頭に置いてビデオを見たり、どのような闘い方をするのかを学んだりしてきました。なので、今回1月28日にこの対戦が組まれたことは非常に嬉しく思っています。自分としてはかねてから強い選手と試合がしたいという気持ちをずっと持っていて、今回世界的にもハイレベルなテクニックを持った武尊選手と試合が出来るということで、とても嬉しく思っています」
武尊「最初はロッタン選手に決まっていたので、ずっとロッタンと闘うための練習をしていたんですけど、ONEと契約したときにはチャンピオンのスーパーレック選手は意識はしてたんで。練習はロッタン選手(との試合に向けて)の練習をしていたんですけど、意識はしていました」

――秋山選手、ホルツケン選手。このルールについて自分にとって有利に感じるか、不利に感じるか。またこのルールで闘う意義をどのように感じているか
秋山「このミックスルールに関しまして、今まで色んなところでやっていたのを見ると、真ん中にMMAが入ってくるのがミックスルールだったんですけど、今回はボクシング、キックボクシング、MMA。そういう形で打撃が2つ前にポンポンと続くということで、やはり打撃の強いニキーが完全に有利じゃないかなと思う反面、3Rまで行けば私にも分があるのではないかと、そういう風に認識しています」
ホルツケン「この試合に関して、私はイーブンだと思っています。どちらにアドバンテージがあるというよりも、自分自身は自分が望んだ85kgで闘えるということ。そして秋山選手はMMAの小さなグローブを使い慣れている。自分はキックボクシングの大きなグローブを使うことに慣れている。そうした自分たちのそれぞれの競技に於けるアドバンテージというところをしっかりと活かしていけるというところだと思います。この試合を受けるということで契約にサインした時点で自分はこの試合、そしてルールに関しては納得して受けているので、『イーブン』というのが自分の今の意見です」

――青木選手、今回の試合で「伝わらなかったとしても構わない。自分のためにやる」とコメントしていたが、日本のファンに向けて伝えたいことは
青木「僕の客だったら伝わりますから。僕は自分の客を信用していますから。僕が、作り手自ら下に降りてまで売れるものを作る気はないです。僕が作りたいものを作れば、僕の客であろう人間は分かると思います」

――自ら歩み寄ることはしないと
青木「はい!僕のためのものなので。僕が納得するための試合。それを見ていただけたらと思います」

――長年ONEで闘っている青木選手から、今回がONEデビュー戦となる武尊選手 へONEでの闘い方などのアドバイスがあれば
青木「いや、おこがましいです。彼が背負っている大会で、彼のおこぼれを頂いている立場ですから。僕が彼になにか言うことはないです。おこがましいと思います」

――武尊選手、那須川天心選手のボクシングの試合は見たか
武尊「今は自分の試合にだけ集中しているので見てないです」

――日本にはRIZINを始めとして数多の格闘技団体がある。ONEをあまり見たことがない日本の格闘技ファンに向けて改めてPRを
チャトリ「こちらに関しては2つの大きなテーマ、そしてストーリーがあると思います。まず1つは、ONEは世界規模でベスト・オブ・ザ・ベスト、最高の中での特に最高、そして最強を決めることの出来る団体だと思っています。もちろん、K-1やRISEなど日本規模で頑張っていらっしゃる団体はありますが、そこからさらに世界を目指すということに関してはONE Championshipが適任だと思っています。そして2つ目。このONE Championshipの中には素晴らしい、とてもパワフルなストーリーが存在していると思っています。武尊選手のように、日本で最高を経験した選手が世界に出ていくためのキッカケになるにふさわしい団体であること。そして、日本では子供は必ず武道を学びます。剣道や柔道など、“道”という言葉が付く武道を習い事としてやるわけですが、その“道”がつく武道をやることの意味というものを私はここで示していきたいと思っています。もちろん、日本の中でも総合格闘技というものが過去30年間ありましたが、ONE Championshipこそがそれを体現するに値する正しい団体だと思っています。その中でもやはり、日本のスーパースターを有して、そして彼らとともに栄光、そして輝きを取り戻すため、それが私にとって大変意味のある行動であります。また、自分にとっては祖母が武士の血を引いていますので、個人的な意味もありますがそうした大きな2つの意味が私の中には存在しています。
 そしてもう1つ。武尊選手のストーリーという話はさきほどしましたが、これはこれから起こってくるであろうたくさんのストーリーの中の1つです。私はさきほど言いましたように、名誉と栄光を取り戻すという義務・使命があると思っています。日本人である母とも約束をしています。母の母国であるこの日本で栄誉・名誉・栄光を取り戻すための格闘技の団体、オーセンティックな、本当に純粋で本物の格闘技を取り戻す。これが私の義務であり、使命であると思っています」

――武尊選手、ONEでの計量はこれまでと違うレギュレーションで行われているが、減量をやってみた上での感想は。それを踏まえた今のコンディションは
武尊「ハイドレーションテストは定期的にやるようにしてきて、今日も午前中に1回テストがありました。体重も後1kgくらいまで落とせているので順調だと思います。午前中も基準値はクリアしました」

――当日の体重戻しについて
武尊「水抜きをほぼせずに今回落としているので、リカバリーもそこまでないかなと思っています」

 フォトセッション終了後には、シッティチャイ・シッソンピーノン、マラット・グレゴリアン、ニキー・ホルツケン、秋山成勲、セージ・ノースカット、青木真也、武尊、スーパーレック・キアトモー9が公開練習を実施。
 試合直前の各選手が1分あまりの時間で現在のコンディションをファンの前で披露した。

<会見終了後囲み取材>


チャトリ・シットヨートンCEO
「実際に目の当たりにして、これだけの選手たちが揃えられたということで日本のファンの皆さんも大変楽しんでもらえる大会になると思います。この大会は、日本に於ける“1日目”だと思っています。これが成功することはもちろん当たり前で、これから年内にももう1大会予定していますし、まだまだ日本の選手をたくさん育ててスーパースターにして、日本大会も定期的に開催することを考えています。本当にまだまだ始まりですので、皆さんご注目ください。コロナ前にも大会は開催していましたが、ここ5年間は開催することが出来ずにいました。ようやく今大会にこぎつけることが出来ました。これが本当にまた新たな始まりだと思っていますので、マーケティングもそうですし、広げていきたいと思います」

――セミのグラップリングのタイトルマッチがあるが、日本人には馴染みが浅い部分があるとおもう。改めて楽しみ方の解説を
チャトリ「ONE Championshipではどの競技においても酒井最高峰の選手を用意しているので、今回はグラップリングということで、中々知識がない人たちもいると思います、見れば楽しんでもらえるはずだと思います。また、日本人は格闘技を見る目があって、皆さんある程度の知識を持っているのでその中で楽しんでもらえる試合になると思います」

――K-1から2選手の出場を要請したが実現できなかったという話がある。次回の日本大会でK-1の選手が出る可能性はあるか
チャトリ「我々はONE Championshipというブランドを通して選手を育成して、そこからスターを育てていくという哲学があります。もちろんこれから先、様々な選手と契約をすることになると思いますが、どこかと競争するということは今のところはないと思います。K-1の選手を呼ぶということはないと思います」


秋山成勲&シッティチャイ・シッソンピーノン
――同じ選手と6回も闘うことについてどう思うか
シッティチャイ「マラット・グレゴリアン選手とは5回やっていますが、彼はとても強い選手ですし、自分の力と拮抗していると思うので面白い試合をお見せ出来ると思います。自分としては、いつでも誰とでも闘う準備ができているのでお受けしました」

――秋山選手、試合の期間がかなり短かったが、このルールへの準備はどのように行っているか
秋山「練習を……スパーリングを1年以上やってなくて。2週間ちょっと、20日くらいかな?20日くらいから本格的に練習してる感じです」

――オープンフィンガーグローブは慣れていると思うが、ボクシングやキックボクシングでやるとなると違うと思う
秋山「距離感が少し違うだけで、やってることは同じなので。別にそれは、オープンフィンガーだから有利だとかは思ってないです。むしろ、完全に彼の土俵じゃないかなと」

――3RのMMAルールまで……
秋山「普通2Rだよ。大体そうだよ」

――2Rまではしのいで、3RのMMAで決めに行きたい?
秋山「チャンスがあったらそこは自分の本能に任せていきたいなと思いますけど。まあ、そこまでしっかり自分の中ではこの20日間で持ってきたつもりですけど、どこまで通用するかっていうのは私の中でも、今までの格闘技人生で全く新しい挑戦なんじゃないかなと思ってます」


――2R目にMMAルールが行われるような交渉は……
秋山「(※食い気味に)した!もちろんしました。けど、受け入れてくれなかった。残念です」

――久々の試合が特殊なルールだが、いつもと試合に向けての気持ちは違うものがあるか
秋山「もちろん、MMAの試合ではなく本当に新しい、自分に対しても新しい試合なので、これは逆に言うとONEならではの試合なんじゃないかと思って。それは私も受け入れて、そういうところでも試合が出来るって自分でも自分のポテンシャルが気になりますし、そういった意味では本当にすべてが挑戦だと思います」

『ONE: 165 SUPERLEK VS TAKERU』
日程:2024年1月28日(日)
開始:
会場:東京都・有明アリーナ

▼アトム級 総合格闘技 52.2kg契約 5分3R
平田樹
vs
三浦彩佳

▼キャッチウエイト キックボクシング 3分3R
マラット・グレゴリアン
vs
シッティチャイ・シッソンピーノン

▼キャッチウエイト 特別ルール スーパーファイト 3分3R
秋山成勲
vs
ニキー・ホルツケン

▼ライト級 総合格闘技 85.0kg契約 5分3R
青木真也
vs
セージ・ノースカット

▼ライト級 サブミッショングラップリング世界タイトルマッチ 85.0kg契約 10分1R
【王者】ケイド・ルオトロ
vs
【挑戦者】トミー・ランガカー
※ルオトロは3度目の防衛戦。

▼フライ級キックボクシング世界タイトルマッチ 5分3R
【王者】スーパーレック
vs
【挑戦者】武尊
※スーパーレックは2度目の防衛戦。

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