ドラゴンゲート7.2後楽園大会 ハルク&鷹木&戸澤vs.T-Hawk&Eita&清水、CIMA&リコシェ&サイダルvs.吉野&土井&YAMATO
- 2015-7-3
- 試合
- DRAGON GATE
GENERATION GATE
日時:2015年7月2日(木)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○新井健一郎
7分31秒 ジャンピング・パイルドライバー→エビ固め
●しゃちほこBOY
▼第1試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
●U-T/ヨースケ♡サンタマリア/Kotoka/エル・リンダマン
9分07秒 ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め
Gamma/○ジミー・神田/Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン/マイク・サイダル
▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
ドン・フジイ/○斎藤“ジミー”了
9分24秒 ダブルクロス→片エビ固め
問題龍/●パンチ富永
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ドラゴン・キッド/●スペル・シーサー
11分10秒 光の輪
○K-ness./サイバー・コング
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
望月成晃/○Kzy
12分12秒 韻波句徒→片エビ固め
●堀口元気H.A.Gee.Mee!!/ジミー・ススム
▼第5試合 International Generation 6人タッグマッチ 60分1本勝負
CIMA/リコシェ/○マット・サイダル
18分29秒 シューティング・サイダル・プレス→片エビ固め
吉野正人/●土井成樹 /YAMATO
▼第6試合 New Generation(新世代)vs Current Generation(超新世代)6人タッグマッチ 60分1本勝負
T-Hawk/Eita/●ビッグR清水
23分33秒 MADE IN JAPAN→エビ固め
B×Bハルク/○鷹木信悟/戸澤陽
リコシェとサイダルの聖地凱旋にファン大熱狂!CIMAとのトリオで土井吉YAMAを撃破
Mブランキーがミレニアルズとジミーズに対し、8月の後楽園で敗者解散マッチを要求!
第0試合
「アラケン」コールに上機嫌な様子のアラケンは、ロープに押し込んだしゃちがクリーンブレイクしたところにトーキック。さらにショルダータックルからサーフボードストレッチに捉える。しかし人工衛星ヘッドシザースで投げていったしゃちは、コーナーに登って「声出していこうぜー!」と超ハスキーボイスで叫ぶ。
背後から襲いかかったアラケンはアームホイップから首を捻りあげていく。ショルダーネックブリーカーでなおもしゃちの首を攻撃していったアラケンはDDT。ぐったりと倒れるしゃちにストンピングを落としていったアラケンはダイビング・ニードロップを投下。
これをかわしたしゃちはウラカンホイップからのドロップキックでアラケンを場外に追いやると、ケブラーダを発射。リングに戻ってコーナー二段目からのミサイルキックを発射したしゃちはロンダートからのその場飛びムーンサルト。しかしアラケンはトーキックで蹴り上げるとジャイアントスイング。
そこからジャックナイフ式エビ固めで抑え込むがカウントは2。チョップの打ち合いからアラケンがノータッチヘッドバット。しゃちはカサドーラからラ・マヒストラル。アラケンも押し潰して抑え込むがカウントは2。
さらにアラケンの串刺し攻撃をかわしてコーナーに激突させたしゃちは、ムーンサルトプレスを投下。これを剣山で迎撃したアラケンはドリル・ア・ホール・パイルドライバーで叩き付けて3カウントを奪った。
第1試合
まずはミレニアルズが登場。EitaとT-Hawkがセコンドにつく。マット・サイダルの弟マイク・サイダルが久しぶりの後楽園登場。マリアがGammaを指名して試合開始。するとGammaは先発で出ると思わせておいて谷崎にタッチ。
谷崎と力比べをしようとするマリアの背後からGammaが襲いかかるが、ヒヤリとかわしたマリアはGammaに飛び乗ってお姫様だっこ状態になると、そのまま谷崎もろともヘッドシザースで投げていく。
続いてマイクがリンダマンの攻撃をかわしてRKOを決めると神田にタッチ。ミレニアルズは全員出てきてトレイン攻撃。さらにリンダマンがスピアーを決めるとマリアにタッチ。マリアを旋回式サイドバスターで叩き付けた神田は、谷崎とダブルの低空ドロップキックを発射。
そこから自軍のコーナー下でマリアを抑え付けるが、マリアは口に水を含んだGammaに向かって自ら口を開けておねだり。そこに汚水攻撃をお見舞いしたGammaだが、なぜか喜ぶマリア。さらに谷崎にヒップアタックを見舞ったマリアはリンダマンにタッチ。
次々に払い腰で投げたリンダマンだが、神田がスワンダイブ式エルボーアタック。しかしU-Tが場外に追いやると、kotokaと同時トペを発射。リングに戻ったkotokaはGammaにミサイルキック。しかしGammaもトラースキックからガンマスペシャルを狙うが、kotokaは必死に防御。
ならばとフラッシュバックで叩き付けたGammaはジミーズとトレイン攻撃。さらに神田がバックブリーカーに捉えたところに谷崎がダイビング・ニードロップを投下すると、マイクが鎌固め。
しかしそこにマリアがハイハイで近づいていき、“カマ”固めをするマイクにリップロック。さらにマリアが鉄柱越えプランチャを放っている間に、リンダマンが谷崎に払い腰からの腕十字。しかしU-Tの背後からGammaが竹刀で殴打していくと、マイクがヨガマットを広げながらムーンサルトプレスを投下。
これをカウント2でカットしたU-TにGammaがガンマスペシャルを狙うが、必死に抵抗するU-T。ならばとラリアットを叩き込むと、続けて神田が裏投げで投げてからダイビング・エルボードロップを投下して3カウント。
第2試合
入場してきたフジイと斎了を逆の花道から出てきた問題龍とパンチ冨永(以下PT)が襲撃。問題龍がフジイを羽交い締めにすると、PTは南側客席の通路まで上がっていき、そこから勢いをつけてダッシュ。
だが、ラリアットでPTを檄檄したフジイはようやくリングに入って斎了にタッチ。問題龍が斎了の髪の毛を掴み、急所攻撃から羽交い締めに。PTは滾りまくっていざ攻撃しようとするが、斎了はその間にシレッとコーナーに戻っていた。
「おーい、何で戻ってんだ!」と文句をいったPTは控えのフジイにエルボーを連打。だが、ビクともしないフジイはゆっくりリングインすると、「テメーから来い!」と挑発するPTに左右の張り手を連打。どうにか倒れるのを堪えたPTだが、フジイはショートレンジラリアットでなぎ倒す。
だが、ロープに飛んだところで問題龍が足をすくって倒すと、PTが監獄固め。下から張り手を叩き込んでいったフジイだが、PTは意地のエビ反りでフジイの足にダメージを与えると、コーナー下に座らせてエビ反りするほどの勢いで踏みつける。
問題龍にタオルを敷かせてから思いきりエビ反りしたPTだが、斎了がそのタオルを投げ捨てたためまたも脳天からマットに突き刺さったPT。それでもPTはPTミサイルと叫んでポケットに手を入れた状態でミサイルキックを発射。あっさりかわした斎了はサイクリングヤッホーを狙うが、問題龍がカット。
PTと低空ドロップキックで合体攻撃を決めた問題龍。さらにPTもエルボー合戦からPTキックを叩き込むが、斎了がカウンターのフロントスープレックスで投げ飛ばすと、フジイが入ってきて逆水平チョップ。
しかしエプロンから問題龍がフジイを抑え付けると、そこにPTが串刺しエルボー。さらに問題龍がマンハッタンドロップを決めるが、フジイは突進してきたPTを問題龍に叩き付けると、2人を同じコーナーにホイップして串刺しラリアット。さらにのど輪落としで叩き付けたPTに斎了がポケットをタイツに入れてのダイビング・ボディプレス。
カウント2で返したPTは斎了の急所にヘッドバットを落とすが、フジイがハイッ後からPTを攻撃。ダウンしたPTの頭がまたも斎了の急所を直撃。「潰れたー!」と絶叫する斎了だが、PTはさらにフジイのラリアットをエビ反りでかわしす。しかしフジイはエビ反りになっているPTにリバースDDT。続いて斎了がジャーマンで投げ捨ててからダブルクロス(=クロスアーム式カナディアンドライバー)で叩き付けて3カウント。
第3試合
MAD BLANKEYの奇襲攻撃で試合開始。しかしK-ness.を蹴散らしたキッドがサイバーに襲いかかる。サイバーはシーサーとまとめてキッドもショルダータックルで吹っ飛ばすが、キッドがハリケーン・ラナで投げると、シーサーはK-ness.にカンパーナ。さらにロメロスペシャルで吊り上げる。
キッドは倒立からのニードロップを落とすとロープに飛ぶが、エプロンからサイバーが攻撃。キッドをリフトアップしてシーサーに投げつけたサイバーは、そのままシーサーにジャンピング・ボディプレス。
フィストドロップを落としたサイバーはK-ness.にタッチ。ベースボール・スライド(=スライディング式ドロップキック)から串刺しエルボー、フェースクラッシャーと決めたK-ness.。サイバーが口に含んだ水をシーサーに拭きかけると、セコンドの問題龍も加わって3人がかりで踏みつける。
エルボードロップを落としたサイバーは、K-ness.とPTが抑え付けるシーサーにジャンピング・ボディプレス。エルボースマッシュで反撃するシーサーだが、体当たりを浴びせたサイバーはコーナーに登っていく。
倒立してと飛び付いたシーサー。何とか叩き落としたサイバーだが、シーサーはエルボースマッシュでカチ上げると、雪崩式アームドラッグでサイバーを投げてキッドにタッチ。キッドが619でサイバーを場外に追いやると、シーサーがトペを発射。キッドはK-ness.のブレーンバスターをスタナーで切り返す。
だが、K-ness.は延髄斬りを返すと、垂直落下式ブレーンバスター。キッドはクリスト(=デジャ・ヴの途中で回転を止めて首と腕を極める関節技)を狙ったが、K-ness.はユダ(=相手のヘッドシザース系の技を切り返して決める変形のマフラーホールド)で切り返す。さらにサイバーとのトレイン攻撃からサイバーがジャックハマー。
カウント2で返したキッドだが、サイバーはコーナー最上段からダイビング・エルボードロップを投下。カウント2でシーサーがカットしたが、K-ness.がコーナーへ。しかしシーサーが追いかけていって肩車すると、キッドが盛り上がれ!(=超高層雪崩式フランケン)で投げていく。
そこからシーサーが飛び付き式回転エビ固め。倒立して抑え込むがカウントは2。続くヨシタニックもサイバーがカット。パイナップル・ボンバーを叩き込んだサイバーだが、カウントは2。ダークネスバスターを狙ったK-ness.をヨーロピアンクラッチで抑え込んだシーサーだが、カウントは2。さらに昇龍脚もかわしたシーサーだが、K-ness.はスライディングで飛び付くと光の輪を決めて3カウント。
第4試合
Kzyとススムの先発で試合開始。ダンソンするKzyをニーブラーしたススムだが、ススムの腕wお獲ったKzyはウェーブダンス。続いて堀口が望月の攻撃を巧みにかわしてドロップキック。さらにトビウオロケットを望月、さらにKzyにも発射した堀口は、Kzyを捕まえてゴムパッチンを狙う。
だが、望月がゴムを奪い、Kzyが堀口を抑え付けると、望月がゴムを引っ張って南側客席の階段を登っていくが、ここで堀口がゴムを離したため、望月は後頭部にゴムパッチンを浴びてしまう。
すかさずKzyをヘアホイップで投げていった堀口とススム。フットスタンプを落とした堀口は久しぶりにGHロックを披露。ロープに逃れたKzyだが、ススムがショルダーネックブリーカーからジャイアントバックブリーカー。堀口が「立てエクステ野郎!」と叫びながらストンピングを落とすと、観客はブーイング。
自分のことを棚に上げて言っておきながらブーイングを浴びて怒った堀口は垂直落下式ブレーンバスター。だが、KzyもB-BOY(=前方回転式ネックブリーカー)を返すと望月にタッチ。ススムのジャーマンを着地してミドルキックを3連発した望月だが、ススムもショートレンジラリアット3連発を返す。
そこから望月がソバットを叩き込むと、ススムはエクスプロイダーを返すが、望月はブレーンバスターを狙ったススムを逆にブレーンバスターで投げていく。続いてKzyが堀口をファイアーマンキャリーで担ぎ上げるが、リバースDDTで切り返した堀口。だが、堀口のスイング式DDTを突き飛ばしたKzyは望月のアシストを受けてBEAT-BOMで叩き付けると、コーナーに登っていく。
だが、正面からススム。がっかりするKzyをススムが雪崩式エクスプロイダーで投げていくと、待っていた堀口がスイングDDT。望月が何とか蹴っていくが、ススムが蹴り脚にショートレンジラリアット。望月はイリュージョン(=ソバット→スピンキック)から走り込むが、ススムはジャンボの勝ち!で迎撃。さらにジャンボの勝ち固めを狙ったが、切り返して丸め込んだ望月。
カウント2で返したススムはロープに飛ぶが、Kzyが飛び込んできてスカイデ・スクールボーイ(=東金クラッチ)。カウント2で返したススム。堀口がバックスライド・フロム・ヘブンを狙うが、Kzyが逆さ押さえ込みで切り返す。
カウント2で返した堀口はススムのジャンボの勝ち!から今度こそバックスライド・フロム・ヘブン。しかし、カウント2でKzyが返すと、堀口の背後から望月が蹴っていき、さらに三角蹴り。間髪入れずKzyが韻波句徒(=ダブルアーム式パイルドライバー)で叩き付けて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
望月成晃&Kzy
望月「お前と組んで、お前とタッグってなかなかねぇけどさ」
Kzy「そうっすね」
望月「今日なんか勝ちパターンできたんちゃう?」
Kzy「今日良い感じの流れで来ましたね」
望月「あれワールドでもいけるよ」
Kzy「よっしゃ、トライアングル」
望月「相手が走りました→エルボー→ミドル→かち上げ→三角→韻波句徒」
Kzy「おっしゃぁ!」
望月「よし、これでいこう」
Kzy「OK!」
望月「これ返せるもんなら返してみろ! この野郎め!」
Kzy「やるぞ〜」
望月「まあ言うたらな、俺たちもDia.HEARTS結成時は、5人がベルト持ってたけども、今ゼロだ。神戸ワールドで取り返すからお前ら楽しみにしとけ」
Kzy「ウゥ衝撃のイナズマァ〜〜〜ア!」
第5試合
休憩明け、7.20神戸ワールド大会の追加カードとしてハルク&清水&鷹木&田中将斗が発表された。
続いて前回の後楽園大会でCIMAが予告していたXとYこと、リコシェとマット・サイダルが聖地・後楽園ホールに凱旋! しかも対戦相手は土井吉&YAMATOという“現世代トリオ”。
CIMAに続き、アゴ髭を蓄えてワイルドな風貌になったサイダル、そしてスカイブルーのロングタイツに黒いレガース姿のリコシェが登場。ドラゲーファンも大歓声で二大外国人選手の帰還を歓迎。続いて土井、YAMATOに続き、牽制しながら吉野が登場するが、ドリームゲートとツインゲートのベルトを持った3人並んで記念撮影に応じた。
するとCIMAと吉野がそれぞれパートナーを下げて先発を買って出る。ヘッドロックに捉えたCIMAだが、吉野が腕を取ると、CIMAが蹴り上げて脱出。スピーディーなロープワークから吉野のコルバタを着地したCIMAだが、ドロップキックは相打ちに。
ここでサイダルとYAMATOがリングイン。ショルダータックルでなぎ倒したYAMATOだが、サイダルもアームドラッグで投げていくと、ブレイクダンスのウインドミルのような動きからニールキック。そしてリコシェと土井がリングイン。土井の攻撃を回転しながらかわしたリコシェは、コルバタで投げてからのドロップキックで土井を場外に追いやると、ダイブすると見せかけてバック転フェイント。
土井が逃げるとYAMATOがリングイン。YAMATOが腕を決めると、吉野がスレッジハンマー。さらに土井、YAMATOもスレッジハンマーを落とすと、最後は吉野が土井が腕を決めたリコシェにダイビング・フットスタンプを投下。そこにCIMAが入ってくるが、土井吉が久しぶりにもかかわらずスピーディーな連係攻撃を決めてみせる。
セコンドも含めてMAD BLANKEY全員でCIMAを踏みつけるが、しゃちは躊躇。だが、リコシェとサイダルも土井にダブルタックル。そこにYAMATOが入ってきてリコシェとサイダルを蹴散らし、CIMAを捕まえると「正人!」と叫んで吉野とダブルタックル。
さらに2人してナルシスポーズを取るが、CIMAがYAMATOを捕まえると、CIMA、リコシェ、サイダルが次々とスリングショット式の技を投下。サイダルはタイガーレッグスピンを決めるが、YAMATOは土井にタッチ。「マット、マット、やかましいんじゃ!」と観客に悪態をついた土井はサイダルを痛めつける。
10分経過し、今度は土井とYAMATOがスリングショット式の技を投下。現世代トリオはサイダルにトレイン攻撃を決めると、YAMATOが垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返したサイダルに「マット」コール。土井とYAMATOのトレイン攻撃をかわしたサイダルは、YAMATOに飛びヒザ蹴りを叩き込むと、土井にジャンピングハイ。
タッチを受けたリコシェはスワンダイブ式クロスボディーを決めると、CIMAとダブルドロップキックで現世代トリオを場外に追いやる。するとCIMAがトペ、サイダルがブエロ・デ・アギラ、リコシェがノータッチでコーナーを飛び越えるブエロ・デ・アギラを発射。吉野をリングに戻したCIMAはリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下するが、吉野も旋回式ネックブリーカー(スリングブレイド)を返すと「土井!」と呼び込む。
土井吉がダッドリー・ デス・ドロップを決めると、YAMATOがリコシェにローリングエルボーから串刺しドロップキック。さらにランニングエルボーを叩き込むが、ジャンピングスピンキックを返したリコシェは、ドロップキックの体勢からそのままフットスタンプで踏みつぶす。
さらにオーバーヘッドキックを叩き込むと、CIMAが延髄斬り。前からリコシェ→後ろからCIMAが連続でコードブレイカーを決めると、リコシェとサイダルが同時にその場飛びムーンサルト。さらにリコシェのロコモーション式ブレーンバスターからCIMAがマッドスプラッシュを投下。サイダルはコーナーの吉野を飛び付きフランケンで投げていくが、吉野も超高角度ミサイルキックを返す。
しかしリコシェがベナドリラー(=ファイヤーマンズキャリーの体勢から相手を足から落とし、棒立ちになったところにハイキック)。吉野は間一髪かわしたが、リコシェは飛び付いてRKOを決めると、土井がリコシェにDDT。YAMATOはCIMAに串刺しドロップキック。さらに吉野のトルベジーノから土井がバカタレスライディングキックを叩き込むと、YAMATOがギャラリア(=ドラゴンスリーパーからのドライバー)。
カウント2でカットしたリコシェが土井に串刺しドロップキック。さらにCIMAがシュバインで叩き付けると、リコシェが630°セントーンを投下。最後はサイダルがシューティング・サイダル・プレスを投下して3カウント。
リコシェからサイダルのウルトラD級の飛び技の競演に場内は大熱狂! さすがの土井吉&YAMATOも呆然とするしかない状況だが、YAMATOが吉野に掴み掛かろうとすると、何と土井が割って入り、YAMATOを止めて吉野と握手。するとYAMATOも吉野と握手をして、土井と2人で腕をあげた。場内大喜びだが次の瞬間、2人で吉野を蹴り飛ばし、高笑いしながら引き上げていった。
<試合後コメント>
CIMA&リコシェ&マット・サイダル
CIMA「後楽園によく帰ってきた! そしてファンの前にもお帰り! 2人のクレイジーなハイフライヤーが帰ってきた。(神戸)ワールドでもさらにクレイジーになってくれるはずだ」
マット「CIMAが俺にとっての最高の頭脳になってくれる」
リコシェ「今日勝てたのも最高の頭脳がいてくれたからだ」
マット「神戸ワールドを終えた時に、俺たちはチャンピオンだ」
CIMA「俺はセコンドで最高の働きをするよ。フ●ッキンクレイジー!」
マット「俺たちの1000%のクレイジーを今夜見ただろう! 常に最高のハイフライヤーの技を俺たちが見せてやる。この宇宙に存在する全てに俺たちのチームが驚きと感動を与えてやろう」
リコシェ「神戸ワールド、俺たちが勝利する所をしっかりと見てくれ」
CIMA「DRAGON GATEがこの二人に最高の舞台を用意している。帰ってきた2人が最高のパフォーマンスをする瞬間を見逃すな」
第6試合
大盛り上がりだったセミファイナルだが、この日のメインはNew Generation(新世代)vs Current Generation(超新世代)。6人の新世代がぶつかり合う。まず清水が入場すると、T-HawkとEitaが英語バージョンのミレニアルズのテーマで登場。
続いてまずは戸澤が登場してコーナーの上でY字バランスを見せると、続いて鷹木が登場。清水が詰め寄っていって睨み付けるところに前ドリームゲート王者のハルクが入場。
戸澤とEitaの先発で試合開始。「戸澤」コールを煽った戸澤はショルダータックル。Eitaのアームドラッグからのドロップキックをかわしてバイシクルキックで場外に追いやると、ダイブすると見せかけてバック転。そこに清水が飛び込んできてショルダータックルで吹っ飛ばすと、清水は「鷹木、来いや!」と挑発。
だが、そこにハルクがスッと割って入り、清水にローキックを連打。しかしハルクはすぐに場外に出てしまう。戸惑いながら鷹木が入ってきて清水、さらにT-Hawkに逆水平チョップ、続いてしばらくハルクと一緒にバックステージも行っていた戸澤が戻ってきてEitaにエルボーを叩き込んでダウンさせると、鷹木がスリングショット式ボムズアウェイを落とす。
鷹木は飛び付いてきたEitaをキャッチしてマットに叩き付けると戸澤にタッチ。戸澤がキャメルクラッチに捉えたEitaにハルクがカカト落とし。さらに鷹木が入ってきてダブルチョップでなぎ倒すと、そのまま鷹木は控えの清水に殴りかかる。両者場外い揉み合うと、ブチ切れた様子で清水が鷹木に襲いかかる。
リング上ではハルクがEitaにキャプチュード。だが、Eitaもロープに飛び乗ってのミサイルキックを戸澤に返すと、ホームが逆水平チョップ。T-Hawkとグアピシモ(=T-HawkとEitaが合体式フェースバスターで叩き付けた相手にダブルの低空ドロップキック)を決めたEitaは羽根折り固め。そこに鷹木がカットに入るが、清水が戸澤をエクスプロイダーで投げてから亀有公園前固め(=抱え込み式逆エビ固め)に捉える。
どうにかロープに逃れた戸澤だが、Eitaは鷹木がカットに入らないように喧嘩腰で蹴飛ばしていく。その間に清水が戸澤にブロックバスター。さらにEitaが串刺し攻撃を狙ったがラリアットで迎撃した戸澤は、飛び込んできた清水もバックドロップで投げていく。タッチを受けた鷹木はT-Hawkをブレーンバスターで投げると、清水にパンピングボンバー。さらにラリアットで場外に叩き出すと、そこに戸澤がトペを発射。連続で3回もトペを出した戸澤。
するとハルクもT-Hawkにスピンキックからソバットを叩き込んでからその場飛びツイスタープレス。しかしハルクのE.V.O.を逃れたT-Hawkは強烈な逆水平チョップ。さらにウラジゴク(=リバースみちドラII式フェースバスター)で叩き付ける。
15分が経過し、鷹木と清水が飛び込んできて清水がブレーンバスターで投げるとパワーボムの体勢に。これをリバースで切り返した鷹木だが、清水がエルボー合戦を仕掛けていく。ラリアットは相打ちになると、鷹木はグーパンチからパンピングボンバーを狙う。しかし正面からキャッチした清水が逆にラリアット。鷹木も返す刀でラリアットからバックドロップ。
戸澤とEitaが飛び込んできて戸澤の串刺し攻撃を蹴りで迎撃したEitaが顔面への低空ドロップキック。しかし戸澤は串刺しジャンピングエルボーからブレーンバスター。そこにハルクが入ってきてサンドイッチ串刺し攻撃からハルクがのミサイルキック+戸澤がバックドロップ。
しかし清水が走り込んできてハルクをタックルで吹っ飛ばすと、T-HawkがハルクにBTボム。だが、鷹木がダブルラリアットでEitaとT-Hawkを吹っ飛ばし、清水に逆水平チョップ。さらに清水がコーナーに乗ったところを追いかけるが、清水が突き飛ばす。そこに戸澤が賭け上がってきて最上段から雪崩式ブレーンバスター。気合いを入れた鷹木。その気合いが戸澤とハルクにも伝染し、「オーオー」から串刺し攻撃。
さらにハルクがカカト落としからコンプリート・ショットで叩き付けると、戸澤がぶっこ抜くようにジャーマンで投げるがカウントは2。戸澤のスピンキックをかわしたT-Hawkだが、戸澤もジャーマンで投げる。しかしEitaのトラースキックから清水が砲丸投げスラム(=砲丸投げポーズからのチョークスラム)。
そこにハルクがファースト・フラッシュ(=頭部へのソバット)でカットすると、鷹木がスライディングD。ハルクはミレニアルズを場外に蹴落とすと、ノータッチトペコンを発射。その間に鷹木が清水にパンピングボンバー。カウント2で返した清水はエルボーで向かって行くが、すべてを受け止めた鷹木はワンツーエルボーを連打。しかしのど輪で捕まえた清水。
振り払った鷹木だが、清水はロープに飛んだ鷹木を追走して体当たり。しかしキャッチした鷹木はその体勢からMADE IN JAPAN(=ギロチン式ラストファルコンリー)で叩き付けて3カウントを奪った。
エンディング
マイクを持った鷹木が「よーし、メインイベント、誰がどう見ても現世代の大勝利だ! おーい、清水! ビッグR清水よ、先月のホールで俺に喧嘩売っておいてこのザマは何だ? 中途半端なことしてんじゃねぇぞオイ! 7.20神戸ワールドではあの弾丸戦士、ただ……弾丸戦士、田中将斗と組む。最後に出したスライディングDは俺が田中将斗のモノマネをやったけどな、本家はあんなもんじゃねぇぞ。なんだ? 何が『ああ?』だ! その元気があるなら試合で出せバカヤロウ! なんだその目は! っていうか、なんだこの変な髪型はよ!」と言いながら清水に掴みかかると、同じDia.HEARTSのハルクが止めに入る。
鷹木とハルクが小競り合いになると、鷹木は「待てハルク、まだ話は終わってねぇぞ! 邪魔するなこの野郎!」と叫ぶ。ハルクは憮然とした表情で清水を連れて退場。
さらに鷹木は7.20神戸で吉野のドリームゲートに挑戦するT-Hawkと、戸澤のブレイブゲートに挑戦するEitaに対しても「お前らチャンピオンからの逆指名で挑戦権を得ただけで、何の努力もしてねぇじゃねぇか! そんなんで何で偉そうにしてんだお前ら! 挑戦権を得ただけで時代を勝ち取ったつもりか? 若造どもお前らごときが神戸ワールドの大舞台でタイトルマッチ出来るだけ有り難く思え。T-Hawk、とくにお前だ。ワールドのメイン、覚悟出来てるのか? あそこはハンパねぇぞ! もし自信がないんなら棄権したっていいんだぜ」と挑発するだけして「俺が試合するわけじゃないんで」と言って、戸澤と拳を合わせてから2人で退場。
T-Hawkが「鷹木! よくも言ってくれたな。ワールドでタイトルマッチにも関わらないお前には言われたくないな。オイ、新世代! 鷹木、戸澤、ハルク、吉野、そして土井、YAMATO、アイツらも一緒だ。俺たち超新世代はお前ら新世代といつでもやってやるからな!」と宣戦布告すると、そこにYAMATOと土井が登場。
土井が「お前ごときのクソガキが俺とYAMATOの名前を気安く呼んでんちゃうぞ! 俺もYAMATOも神戸ワールドのメインのリングに上がるっていうのは納得いかんぞ。気に食わんぞ。決まってもうたもんはしゃーないけどな、神戸ワールドはドラゴンゲート年間最大のビッグマッチやぞ。1万人規模の大会や。お前、そこのメインのリングに上がれるのか? メインのリング上がって緊張して足がガクガクに震えておしっこちびるぞ!」と挑発。
すると土井は「8月の後楽園大会は、大会名が“スキャンダルゲート”や。スキャンダルゲートっていうのは何か事件がないとおもろないやろ? オイ、そこでやT-Hawk。単刀直入に言わせてもらうぞ、8月の後楽園でお前らミレニアルズ解散しろ」と突然言い出す。しかも土井はミレニアルズは実質T-Hawk、Eita、フラミータの3人しか機能しておらず、あとのメンバーはただの“少年”だろとまで言う。
それを聞いたT-Hawkは「オイ土井、よくも言ってくれたな。俺とEitaとフラミータしか機能してないって? こっちも言わせてもらうけどな、土井、YAMATO、それ以外は機能してねぇじゃないか!」と反論。思わず土井も「痛いとこ突いてきたな……」と漏らしたが、解散マッチについてT-Hawkは「そんないきなり唐突に言われても……俺ら解散かけないよな」とミレニアルズは拒否。
しかし「スキャンダルにも何もならへんやないか! 俺は東京も後楽園ホールも大嫌いやkど、スキャンダルゲートは大好きやぞ! お前らも来月の後楽園でスキャンダル見たいよな?」と観客を煽る。するとT-Hawkも「分かった、分かった。俺たちは解散かけてお前らたちとやってやるよ。その代わりお前らMAD BLANKEYも解散かけろ」と逆要求。
「話が違う! なしなしなし! ほんまのスキャンダリやなか! 勘弁してくれ!」と断固拒否する土井にT-Hawkは「なんだ土井、解散かかったらビビってんのか?」と言うと、「ビビってる」コールを煽る。土井は「お前ら小学生か! そこまで言うんやったらええぞ。来月の後楽園で解散かけてやったろうやないか!」と敗者ユニット解散マットを受諾。
お互いユニットから3人用意しろと要求してから「お前らが解散しろ!」と言い争っていると、八木本部長が入ってきて8.6後楽園大会でミレニアルズとMAD BLANKEYの3vs.3敗者ユニット解散マッチを決定しようとする。だが、そこにYAMATOが「待て待て待て。土井ちゃん、もう1つ。解散かけるなら真っ先に解散しなきゃいけない、賞味期限の切れたユニットがあるんじゃねぇか? オイ後楽園、お前らも分かってるよな? ジミーズ、出てこいよ!」と呼び込む。
すると撤収作業中だったジミーズは各々片付けている荷物を持って入って来る。YAMATOは「おい、ジミーズ! お前ら負け犬ばかりが集まったユニットがよ、このリングでのさばってんじゃねぇぞ! コイツらが負け犬ならコイツらを応援しているお前も、お前も、お前も、テメーら全員負け犬なんだよ! この負け犬どもが。お前らはな俺たちミレニアルズ……俺たちじゃねぇわ」と全知全能とは思えぬケアレスミス!
堀口が「おかしいね。30超えてミレニアルズだって」と茶化すが、YAMATOは気を取り直してジミーズに敗者ユニット解散マッチに加われと要求。堀口は「撤収して忙しいときに呼び出すんじゃねぇよ。解散解散ってどいつもこいつも解散っていうとジミーズ呼び出しやがってよ! 真っ先に解散するユニットだ? そんなもの結成するときからみんな思ってたよ! でもなジミーズは今年でもう4年目だ。ドラゴンゲートの中で一番古いユニットになったんだ。ジミーズを応援してくれる皆さんが負け犬だと? そんな人たちがいるから俺ら4年ももってんだ。確かにジミーズは弱いかもしれないけどな、今まで一度も逃げたことはねぇよ」と言って解散マッチへの参戦を表明。
この結果、8.6後楽園でミレニアルズvs.MAD BLANKEYvs.ジミーズの敗者解散ユニットマッチが決定。しかも八木本部長から大事な解散がかかっているということで、各ユニットから参加する3人全員が3カウントかギブアップを奪われて負けとなるまで試合が続く“イリミネーション形式”で行うと発表。
YAMATOは「ジミーズ、ミレニアルズ、お前らは来月の後楽園で解散して誰と組むのかは知らんが新しいユニットの名前でも考えておけ。ただしな! そのとき帰ってきたジミーズだの、オレたちミレニアルズだの、ふざけた名前つけんじゃねぇぞこの野郎!」と捨て台詞を吐いて退場。それを聞いた堀口は「帰ってきたジミーズって結構いいね」と感心したが、「後楽園の皆さん、いまジミーズは5人しかいません。カゲトラは今週右ヒザの手術をします。たぶん半年は無理だと思います。地味な欠場で知らなかったかもしれませんが、そんなカゲトラのためにも絶対僕ら解散は出来ないです。おいミレニアルズ、確かにお前らと違って俺らには若さも体力もねぇよ! でもなジミーズの意地だけはあるんだよ。来月の後楽園、解散してもらうのはMAD BLANKEYかお前らだ。覚悟しておけ」と捨て台詞。
最後まで残ったミレニアルズだが、T-Hawkが「まあ来月後楽園ホールでMAD BLANKEY、ジミーズ、ミレニアルズ、解散かかっているけど、俺とEitaとU-Tで始めたミレニアルズ、そして後から仲間になったkotoka、マリア、リンダ、俺はこのユニットが大好きです! あいつらなんかに負けないよな! 絶対負けないよ。まだまだ俺たちはマイクも、試合も完璧じゃないかもしれない。でも! これからのドラゴンゲートの未来、それをつなぐためにも俺たちはドラゴンゲートに居続けなきゃいけない。そして! この後楽園ホール前に神戸ワールド、Eitaはブレイブ、俺はドリーム、そこで新しい扉を開いてまたこの後楽園に、さらに一段とレベルアップしたミレニアルズで帰ってきますので、そのときは熱いご声援よろしくお願いします!」と締めくくってから、ミレニアルズで円陣を組んで気合いを入れた。
<試合後コメント>
T-Hawk&Eita
Eita「来月、ちょっと解散かかったけどよ、俺らまず本番の7月20日神戸ワールド、そのメインで(T-Hawkが)ドリーム(挑戦)、俺はブレイブ(に挑戦)。俺は必ず戸澤からブレイブのベルト一発で獲ってやるからな。覚悟しておけよ」
T-Hawk「確かに今、Eita言ったとおりに、大事な解散マッチの前にワールドで20日、Eitaとドリームがあるけど、そこで! また新たな勲章二つ持って帰って、さらに来月の後楽園では解散? 冗談言ってんじゃねーよ、ミレニアルズこれからだよ。DRAGON GATEの未来、今からドンドンついてくんだ、お前ら目離すんじゃねーぞ」