1・28後楽園でKO-D無差別級王座戦を戦う上野勇希と納谷幸男が一歩も引かず!独り立ち迫られる岡谷英樹が遠藤哲哉と価値あるドロー

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 DDTプロレスが1月20日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで「DDT新春ファン感謝デー!」を開催した。大会開始前に同月28日、東京・後楽園ホールでKO-D無差別級王座をかけて戦う上野勇希(王者)と納谷幸男(挑戦者)が公開調印式に臨み、ともに闘志を燃やした。

 調印を済ませた納谷は「D王覇者として、DDTのヘビー級として、絶対にこのベルトを獲りたい。そう強い思いをもっています。1月28日、上野さん、俺のすべてをかけて戦います。絶対見に来てください」と意気込んだ。

 上野は「2022年、D王優勝して。その直後、当時チャンピオンだった樋口(和貞)さんに負けて。2023年は最強のDDTの一番となることを考えて来た1年でした。そのなかでチャンピオンになって、2023年のD王こそ、自分の思うDDTの一番すごいヤツ、D王GPを優勝する者の言葉を伝えたかったんですが…。なかなか難しいもので、2023年のD王GPを優勝した納谷が最強をもって、目の前に来てくれる。ベルトをかけて戦ってくれるということなので、僕はこの最強の納谷を倒して、DDTの一番、最強の先を見せたいと思います」とベルト死守を誓い、納谷と握手を交わした。

 また、この日のセミファイナルでは遠藤哲哉が岡谷英樹と一騎打ち(15分1本勝負)。岡谷は1・14鶴見で在籍していたユニット・イラプションが解散。兄貴分の坂口征夫は2・7新宿FACEでの引退を発表し、独り立ちを果たさなければならない状況となった。

 序盤、遠藤は顔面蹴りを連発し厳しい攻めも、岡谷は踏ん張っていく。岡谷はランニング・ネックブリーカー、ノーザンと攻め込む。遠藤はオーバーヘッドキック、カナディアン・デストロイヤーを繰り出す。遠藤は旋回式ト―チャーラックボムを見舞うもカウントは2。執ようにエビで固めにいくも岡谷はなんとかクリア。残り1分となり、遠藤がバーニングスター・プレスで決めにいくも自爆。岡谷が延髄ラリアットを放ったところで時間切れのゴングが鳴った。

 15分1本勝負ながら、過去3度KO-D無差別級王座を戴冠した実力者の遠藤とドローに持ち込んだ岡谷は「今年は俺一人の力で、俺個人の結果を残す。坂口さんが来月で、この業界から足を洗う。イラプションに入って、いろんなことを学んだ。それを後は俺がみんなに見せる。15分で遠藤哲哉を倒せなかった。だけど、ここから俺の物語が始まる」と話した。

 遠藤は「岡谷とのシングルは1年くらいぶりかな。アイツは今一番変わんなきゃいけない時期だと思うよ。赤井(沙希)さんが引退して、イラプションが解散して。坂口さんが引退を表明して。もっと見てる人に伝えないと。もっと悩んで悩んで悩まないと、ずっと今のポジションのままだよ。今回は15分の時間のなかで俺が決めきれなかった。その点では成長してんのかもしれないけど、まだまだ足りないものがあると思う。坂口さんがあと3試合しかないなかの1試合がオマエとのシングル(1・28後楽園)。そこで何を残せるか。大事だぞ。もっと考えて悩め」と叱咤激励を飛ばしていた。

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