拳王が潮崎豪から“I am NOAH”を獲得も3分で即返却!GHCヘビー級王座V3に成功しイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.と“高み”を目指す!
- 2024-1-14
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- プロレスリングNOAH
13日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2024』が開催。拳王が潮崎豪を破ってGHCヘビー級王座の2度目の防衛に成功した。
拳王は誰よりもNOAHを愛する気持ちを言葉にして叫び続ける熱血漢であり、NOAHが虎の威を借るような行為を一貫して批判してNOAH自身が持つ力を信じ続けてきた人間の1人。昨年10月にジェイク・リーを撃破して3度目のGHCヘビー級王座戴冠を果たしてからはさらにその路線を強めている。
今年1月2日の有明アリーナ大会では、GHCヘビー級王座戦よりも丸藤正道vs飯伏幸太の試合がメインイベントにふさわしいという判断がNOAHから下されたことに怒りを顕にし、「これは本当にNOAHの大会なのか?『これぞNOAH』の闘いはGHCヘビー級選手権だけだろ?これに危機感持ってるNOAH選手はどこにいるんだよ?!」と咆哮。
NOAHファンはそんな拳王の心意気を支持し、有明大会では拳王がメインイベント以上の歓声を得て征矢学に勝利。見事初防衛を果たした。
試合後、同大会で新ユニット“TEAM NOAH”を結成した潮崎豪がリングに上がり「俺が求めるNOAHの闘いにはそのベルトが必要なんだ。拳王、GHCをかけて俺とやろうぜ!」と挑戦表明するも場内はまばらな拍手。
これを受けた拳王は「お前に返事をしてやろうか。答えはNOだ!」と切り捨てる。場内から大・拳王コールが起きる中「このベルトをかけて今の潮崎豪と闘うのはNOだけど、テメーの“I am NOAH”という言葉が俺は欲しいぞ。俺はこのベルトをかけて闘ってやる!お前は“I am NOAH”をかけて闘え!」と、王座とNOAHの象徴の座をかけての闘いを宣言した。
この日、拳王vs潮崎豪のGHCヘビー級王座戦がメインイベントで実施。
試合は序盤から拳王が場外ジャーマンで先制し、場外へのP.F.Sで速攻勝利を狙う。しかし、ここでは敢えてトドメを刺さずTEAM NOAHの面々に潮崎の応援を要求するなど王者の余裕を見せつける。
開始直後から大ダメージを受けた潮崎だったが、得意の逆水平チョップで流れを断ってマシンガンチョップ。拳王もこれを耐えきって多彩な形なフットスタンプからハイキックで決めに行くが、潮崎がラリアットでハイキックを撃墜。
これで足を痛めた拳王に対し、潮崎は寝るまでもないゴリラクラッチやフィッシャーマン式ニークラッシャーで潰しに掛かるが、拳王も痛む足で踏ん張ってジャーマン・スープレックスからのドラゴン・スープレックスと一歩も引かず。
拳王のミドルキックと潮崎の逆水平チョップの打ち合いが展開され、潮崎は豪腕ラリアット、拳王は蹴暴と打撃戦のギアを上げる。これを制した潮崎がゴーフラッシャーからムーンサルト・プレスを狙うが、拳王が泥臭いヘッドバッドの連打で止めて雪崩式ドラゴン・スープレックス。さらにP.F.Sから炎輪を投下して3カウントを奪った。
マイクを取った拳王は「本日から“I am NOAH”の拳王だ!I am NOAH!」と高らかに勝利宣言。
しかし、直後に「I am NOAH……I am NOAH、メチャクチャ響きいいよな?だがな、潮崎豪。俺がNOAHを引っ張っていくことに変わりはない。だが、NOAHをさらなる高みに持っていくのは、潮崎豪……テメーも必要だ。NOAHの聖地・ディファ有明でデビューして、ずーっとNOAHを背負ってきたテメーのプロレスラー人生を俺は知ってるぞ。潮崎豪、これからTEAM NOAHがどうなるか、オメー次第だ!だからTEAM NOAHをもっともっと上げてけよ。そのために俺からプレゼントをやろう。俺が3分前に頂戴した“I am NOAH”、その言葉を俺がテメーにプレゼントしてやる。もっともっとI am NOAH、そしてTEAM NOAH、もっと上を目指していけ!それだけだ!」と即座に“I am NOAH”を返却した。
大会を締めようとした拳王の前に現れたのは、ドクトル・ワグナーJr.の息子でありGHCナショナル王座で歴代最長の長期政権を築いたこともあるイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.。
ワグナーから堂々たる挑戦表明を受けた拳王は「おいワグナー、メチャクチャかっこ良かった!けど!ほとんど何言ってるかわかんねー。だけど、チャレンジャー。その言葉は聞こえた。このベルトに挑戦してくるのか?もちそん、その答えはYESだ!」と快諾し、2人の戦いでNOAHをさらなる高みへと持っていくことを誓い合った。