「健介オフィスは挨拶に厳しいぞ」10年ぶりの邂逅を果たした中嶋勝彦と宮原健斗がバチバチの睨み合い!マサ北宮ら金剛を巻き込みNOAHvs全日本プロレスの対抗戦へ!

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 21日、東京都・東京ドームにて、プロレスリングNOAH『chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~』が開催され、中嶋勝彦と宮原健斗が約10年ぶりの邂逅を果たした。

 宮原健斗は2007年に健介オフィスに入門し、佐々木健介と中嶋勝彦の指導を受けてデビュー。若手エースとして期待されていたが、2013年にVOODOO-MURDERS(以下VM)に加入すると同年に退団し2014年の1月1日に全日本プロレスに入団した。
 今回は現VMの諏訪魔とタッグを組み、武藤全日本にも上がっていた中嶋勝彦&征矢学と全日本vs金剛という立場で対峙することとなった。

  10年ぶりの対峙となった中嶋と宮原がリングで対峙。中嶋が2人を下げで先発を買って出ると、宮原が進み出ていきなり注目のマッチアップからゴング。しかし中嶋が深追いせずすぐに下り、宮原を焦らしていく。
 しかし一たび場外戦となれば中嶋と宮原が互いに向けて突っ込んでいき激しい殴り合いを展開。その間に征矢が捕まる展開となり、青柳がドラゴンスクリューからのプロレスLOVEポーズから、諏訪魔が強烈なラリアットやダブルチョップで轟音を響かせていく。
 なんとか征矢が生還すると、終盤には再び中嶋と宮原の対面が実現。目まぐるしいエルボーの打ち合いから中嶋がコーナーで顔面を踏みつけて観衆に撮影させ、プロレスLOVEポーズを取ってからスペースローリングエルボー&フェイスクラッシャーと武藤ムーブ。宮原もブラックアウトからジャーマン・スープレックスで投げるも、中嶋が着地してサッカーボールキック。両者タッチ。
 最後は拳王と青柳の対面となり、諏訪魔が飛び込んできて大立ち回りを演じる展開から青柳がロコモーション式ジャーマン3連発。さらにロックスターバスターからエンドゲームに捕らえて決着かと思われたが、征矢が弾道で豪快なカット。拳王が蹴暴、掌底連打からのハイキック、P.F.Sと決めて3カウントを奪った。


 試合後、熱が収まらぬ両軍は乱闘を続け、中嶋と宮原も激しい睨み合いを展開。宮原は帰り際に放送席で解説を務めていたマサ北宮にも食って掛かってから荒々しく退場していった。

 バックステージに戻った宮原は、「中嶋勝彦よ。10年ぶりか。リング上で見たてめえの目はどうやら昔のままだったな。ただな、今日はごあいさつ程度だ。ほんのほんのごあいさつ程度だろ?中嶋勝彦。お前も心の中ではそう思ってるはずだ。まあ、NOAHでどんな感じでやってるのかなんて、俺には知ったこっちゃねえ。てめえの性格は俺が一番知ってるからな。てめえは心の奥の底の底では俺の存在が悔しいはずだ。ただ、マスコミがなんて聞こうと、彼はそう答えないだろうな。彼は悔しいはずだ、この俺の存在が。あんたとの再会、次があるのかないのか」と中嶋へ吼える。
 そして、「解説席でボーッと見てるヤツが1人いたな。お前が俺と中嶋勝彦の試合を解説するほど業界的に言えば顔じゃねえぞ。なに座って呑気に見てんだ。てめえが解説できることなんかこれっぽっちもねえ。北宮光洋、お前今日、あいさつなかったな、俺に。おい、俺の古巣はあいさつに厳しいぞ。お前はよく知っているだろ?今月何があるか。2月27日、俺の誕生日だ。いいか、北宮光洋。お前に1つだけ言っとくぞ。解説席から見てねえで2月27日、全日本プロレスのリングにあいさつに来い。いいな。お前はなにを教わった?健介オフィスでな。挨拶を忘れるなよ。2月27日、全日本プロレスにあいさつに来い」と北宮へ全日本のリングへ上がってくるよう挑発した。

 一方、中嶋は「健斗、久々の会話を楽しみにしてたけど、まだ俺たちには必要なかったな」とだけ語って会場をあとに。
 そして、拳王&征矢は世界タッグ王者の青柳から3カウントを奪った実績を土産に世界タッグ王座への挑戦を表明。征矢は「俺と拳王で全日本プロレスの世界タッグのベルトに挑戦する。いいか、GHCタッグ、世界タッグ両方獲って統一してやる!」と野望をぶち上げた。

 健介オフィス出身の中嶋、北宮、宮原の3人で回り始めたストーリーは、世界タッグ王座を巻き込んだ全日本vsNOAHの全面対抗戦へと発展する兆しを見せ始めた。武藤敬司が紡いだとも言えるこの運命の糸がどのような光景を織りなしていくのか、今後の両団体のリングに注目していきたい。

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