【試合詳細】9・23 NOAH後楽園ホール大会(夜) 潮崎豪vs望月成晃 杉浦貴vs中嶋勝彦 桜庭和志vs清宮海斗 拳王vs丸藤正道
- 2020-9-24
- 試合
- プロレスリングNOAH
『N-1 VICTORY 2020 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~』
日程:2020年9月23日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:未発表
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○谷口周平/モハメド・ヨネ
8分8秒 顔面蹴り
[金剛]マサ北宮/●稲村愛輝
▼N-1 VICTORY 2020 Bブロック公式戦 30分1本勝負
[金剛]○拳王【3勝1敗=6点】
15分5秒 胴締めスリーパーホールド→レフリーストップ
●丸藤正道【1勝1敗1分=3点】
▼N-1 VICTORY 2020 Aブロック公式戦 30分1本勝負
[杉浦軍]●桜庭和志(フリー)【2勝2敗=4点】
9分47秒 足4の字固め
○清宮海斗【2勝1敗1分=5点】
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[STINGER]鈴木鼓太郎(フリー)/●小川良成/HAYATA
15分47秒 変形エビ固め
○原田大輔/YO-HEY/岡田欣也
▼N-1 VICTORY 2020 Bブロック公式戦 30分1本勝負
[杉浦軍]●杉浦貴【2勝1敗1分=5点】
17分42秒 ヴァーティカルスパイク→エビ固め
[金剛]○中嶋勝彦【2勝1敗=4点】
▼N-1 VICTORY 2020 Aブロック公式戦 30分1本勝負
●潮崎豪【2勝1敗=4点】
16分21秒 ドラゴンスープレックスホールド
[M‘s alliance]○望月成晃(DRAGON GATE)【1勝1敗1分=3点】
望月がGHCヘビー級王者・潮崎から殊勲の勝利!清宮が桜場から足4の字固めでタップを奪う!FULL THROTTLEにYO-HEYが加入し、脱退した小峠が原田と桃の青春を再結成で王座取りを宣言!
第1試合
北宮とヨネでゴングが鳴ると、ロックアップで押し込み合い、離れ際に両者ポーズを決めて挑発合戦。さらにショルダータックルでぶつかり合うが、ヨネがラリアット。北宮はショルダータックルで反撃すると両者タッチ。
稲村と谷口の対面となると、稲村がロープに飛んでショルダータックル。谷口は正面から受け止めて見せ、両者ロープに飛んで追走バックエルボー。稲村が競り勝ってショルダータックルで吹き飛ばすと、串刺しボディスプラッシュからロープに飛ぶが、谷口はパワースラムで叩きつけ、ヨネにタッチ。
ヨネと谷口はダブルのショルダータックルを見舞い、ヨネが稲村へエルボーを促す。稲村は正面から胸板へ強烈なエルボーを叩き込んでいき、ヨネは悶絶しつつ「来いコラ!」と受け止めながらエルボー3連打で稲村をなぎ倒す。さらにヨネは稲村をコーナーに振って串刺しラリアット。しかし稲村は2発目をブートで止め、ショルダータックルで反撃して北宮にタッチ。
北宮はブレーンバスターを狙うが、ヨネが耐えてロープへ。北宮はこれをキャッチしてバックフリップ。カットに来た谷口をブレーンバスターで投げ飛ばし、両者へそれぞれセントーン。続けて北宮はチョップ連打も、ヨネがエルボーで反撃してドロップキック。両者タッチ。
稲村は谷口へショルダータックルを狙うが、谷口はブートで止める。稲村はそれでも止まらずボディスラムで叩きつけ、串刺しボディスプラッシュからショルダータックル。続けてボディプレスから担ぎ上げるも、谷口が背面着地して後頭部へのヘッドバッド。ヨネが加勢に入って2人で稲村へエルボーを見舞い、谷口がスレッジハンマーでなぎ倒す。そして谷口はラリアットを狙うが、稲村がキャッチしてフロントスープレックス。稲村は四股を踏んでぶちかましを狙うが、谷口はラリアットでカウンターし、マイバッハボムツヴァイ。さらに四つん這いになった稲村へ顔面蹴りを3連発叩き込み、カウント3。
第2試合
両者握手を拒否してゴングが鳴るとじっくりと睨み合いながらリングを周り、ロックアップでの押し込み合い。拳王が競り勝つと、離れ際にハイキックを放つが、これを読んでいた丸藤はとっさに場外にエスケープ。
丸藤がリングに戻ると、拳王は走り込んでミドルキックを連打し、ロープに振ろうとするが、丸藤は腕を取り返しながら起き上がりこぼし式逆水平チョップ。続けて首へのエルボースタンプ、うずくまった拳王へガットショットを連打し、首投げからフットスタンプ。続けてチンロックで絞り上げるが、拳王は足を伸ばしてロープブレイク。
丸藤が拳王の顔面を小刻みに踏みつけて挑発していくと、拳王はエルボーで反撃も丸藤は逆水平チョップでなぎ倒して腕固めも拳王はロープへ。丸藤が引き起こすと拳王はエルボー、ソバットと反撃してロープに飛ぶが、丸藤は拳王の蹴撃をかわしてヒザへのスライディングキックから変形三角絞め、ステップキックと畳み掛けるが、拳王は「クソが!痛くねえんだよ!」と叫んでローキック連打。丸藤は「いてぇな!」とステップキック。拳王は「全然きかねえんだよ!」とミドルキック連打。ロープに飛んだ丸藤にカウンターのミドルキックでなぎ倒す。拳王は水面蹴り、フットスタンプ、後頭部へのニーキックからアンクルロック。しかしロープを使って起き上がった丸藤が振り払ってラリアット。丸藤は拳王をコーナーにくくりつけて強烈な逆水平チョップ。さらに串刺しバックエルボーからトラースキック。
拳王はエルボー、丸藤は逆水平チョップでの打ち合いとなるが、劣勢だった拳王がミドルキックに切り替えると一気に優勢に。拳王は丸藤をコーナーまで蹴り飛ばし、丸藤のトラースキックや掌底のコンビネーションを全て回避&ガードして延髄斬りを叩き込む。そして拳王はフロントハイキックを放つも、丸藤はキャッチしてジャーマン。拳王は即座にドラゴンスープレックスで反撃するも、丸藤は一回転して着地。すると拳王スピンキックを叩き込み、高速ブレーンバスターから蹴暴。さらに拳王がP.F.Sを放つが、丸藤はこれを回避し、ショートレンジのニーアッパーからキーロックも、拳王がアンクルホールドで取り返す。丸藤の足を高々と掲げ上げ、がら空きのボディへミドルキック。さらに蹴暴で追撃するもカウントは2。ならばと拳王はP.F.Sを放つが、下からキャッチした丸藤が首固め。拳王がキックアウトすると、トラースキック、虎王、トラースキック、虎王と目にも留まらぬ連撃から不知火狙うが、拳王がプッシュして外すと虎王を放つ。拳王はこれも回避してボディシザースで捕らえ、胴絞スリーパーホールドで勝利。
<試合後コメント>
拳王
「おい、おい。勝ったぞおい。最初はつまずいたけどな、おい。もう1回勝てばな、おい。優勝する望みがあるだろ?いいかおい。俺の強い信念見たかおい。丸藤、絞め落としてやったぞおい!いいかおい。丸藤絞め落としたんだ。次は誰だぁ?杉浦貴!テメェも絞め落としてやるからな!そして!N-1史上初、連覇をする男はこの俺!拳!王!だぁ……」
第3試合
ゴングが鳴ると手4つからじっくりとしたバックの取り合いから一旦離れ、再び手4つから清宮がバックを取ると、桜庭がグラウンドに引き込み足の取り合いに。清宮が肩固めに捕らえると桜庭は亀になるが、清宮はひっくり返して腕十字を狙う。桜庭は身を起こしてフォールし、清宮がキックアウトしてクリーンブレイク。
清宮が低空タックルで足を取りに行くが、桜庭は上から潰しながらバックを取り、ボディシザース+フェイスロック。清宮は絞められながらも上を取り返していくが、桜庭は即座に三角絞めの体勢に入り、清宮はロープへ逃げる。
再びスタンドで向き合うと、桜庭は左右のローキックで攻めていくが、清宮はこれをキャッチしてニークラッシャーから足4の字固め。桜庭はローリングしてロープまで逃れてブレイク。
清宮は掌底を刻んでいくが、桜庭はローキックの連打。清宮はこれを耐えてドロップキックからタイガースープレックスを狙うが、桜庭はバックを取り返して前に落とし、ひっくり返しながら腕十字を狙う。清宮がクラッチして耐えるとその腕をチキンウイングアームロックに捕らえ、清宮は悲鳴を上げて必死のロープエスケープ。
桜庭はなおもローキック、ミドルキックと怒涛の連打を叩き込み、清宮はダウン。桜庭はさらにローキックを放っていき、清宮はグラウンドに転がされながらも下から足を取って足4の字固め。これがリング中央でガッチリ決まると、桜庭は無念のタップアウト。
<試合後コメント>
清宮海斗
「よーし!よし!よし!ホント、ホッとしました」
――1敗も出来ない状況に追い込まれた中、桜庭選手から足4の字固めでの勝利でした
「今まで試合の中で盗んできて、それで自分で練習やってきた。それを自分でやり続けたっていうのを今日試合で出せたかなと思います」
――足の4の字固めは武藤敬司選手との試合の中で会得したものでしょうか
「まあ、ハッキリ言って、武藤選手からすごい得たものがあって、そこで出したっていうのもあるんですけど、桜庭さんも普段やってこない技をやりたいなと思っていたので。普段はプロレス以外の試合で受ける技って無いじゃないですか。そういう技をやっていこうと思ったので」
――これで昼、夜と連勝して一気に有利となりました
「このまま行きますよ。絶対行きますよ。もう今日もね、桜庭さんとの試合は今までにないような緊張感あったけどね、もう自分が絶対に優勝するんだっていうそういう気持ちだけだから、絶対俺が行きますよ。このまま優勝します」
――残る1試合に向けての思いは
「残る相手が誰だと思いますか?」
――潮崎選手です
「負けるわけにはいかないですよ」
第4試合
鼓太郎とYO-HEYでゴングが鳴ると、スピーディな腕の取り合いからロープワークでのスピード勝負となり、鼓太郎が場外にエスケープするとYO-HEYは焦れた姿勢を見せ、原田にタッチ。
原田と鼓太郎はリングを広く使った腕の取り合いを展開するも、鼓太郎がアームロックにとらえて自軍コーナーに押し込み、HAYATAにタッチ。
HAYATAは原田にマンハッタンドロップから顔面へのスライディングキック。さらにロープに飛ぶが、原田はフロントスープレックスで迎え撃つ。両者タッチ。
小川と岡田の対面となると、岡田が腕の取り合いを制してハンマーロックデカタメながらグラウンドに転がしていき、ショルダータックルやヒップトスで翻弄しつつヘッドシザースで絞り上げる。岡田がブリッジで抜けるも小川は執拗にヘッドシザースで絞り上げ、岡田がなんとか足を取りながら首を抜くとお返しとばかりにヒザへのストンピングからレッグブリーカー。怒った小川は岡田を場外に放り出し、鼓太郎が場外で鉄柵攻撃。弱った岡田の顔面を思い切り踏みつけ、鼓太郎にタッチ。
鼓太郎はじっくりとしたヘッドロックで痛めつけるが、岡田はショルダータックルで反撃し、ヒップトスからミドルキック。鼓太郎はエルボーで反撃して自軍コーナーまで吹き飛ばし、HAYATAにタッチ。
HAYATAは首投げから走り込んで顔面へ低空ドロップキック。小川にタッチ。
小川は再び岡田を場外に放り出し、場外ではHAYATAが鉄柵へ岡田を叩きつけてアシスト。HAYATAが岡田をリングに戻すと再び場外に放り捨て、今度は鼓太郎が場外ボディスラム。鼓太郎が岡田をリングに戻すと逆片エビ固めも岡田はなんとかロープブレイク。
岡田はエプロンへ退避し、小川が追ってくるとロープ越しに飛びついて回転エビ固めも、小川は余裕のキックアウトから鼓太郎にタッチ。
鼓太郎はブレーンバスターからボディへのエルボーを叩き込み、HAYATAにタッチ。
HAYATAは両手を広げて余裕の態度で岡田にエルボーを打たせてからロープに飛ぶが、岡田はキャッチしてボディスラムで叩きつけ、YO-HEYにタッチ。
YO-HEYはコーナーに上ってミサイルキック。ここに小川と鼓太郎が入ってくるが、YO-HEYは二人の攻撃を誤爆させて二人まとめてドロップキックで吹き飛ばす。そしてHAYATAラリアットをかわしてソバットも、HAYATAはゼロ戦キック。YO-HEYも串刺しダブルニーで反撃してカサドーラ式フェイスクラッシャー。YO-HEYは組み付いていくが、HAYATAはブレーンバスターで切り返して鼓太郎にタッチ。鼓太郎はビットを見舞うと、串刺しニーからセカンドコーナーからのジャンピングニー。さらにロープに飛ぶが、YO-HEYはカウンターのドロップキックを突き刺し、原田にタッチ。
原田は鼓太郎に串刺しジャンピングエルボー連打からフォアアーム。さらにノーザンライトスープレックスホールドからファイヤーマンに担いでいくが、鼓太郎が回転エビ固めで切り返して再びビットも、原はキャッチしてバックドロップ。さらにロープに飛ぶが、鼓太郎はエクスカリバーで突き刺し、小川にタッチ。
小川はDDTからHAYATAのトラースキックの勢いを借りてのバックドロップ。そして原田をコーナーとコーナーの間を通して鉄柱に叩きつけてバックドロップを狙うが、原田は腰投げで切り返し、エプロンからYO-HEYがドロップキックで追撃。原田はローリングエルボーを叩き込んでからジャーマンの体勢も、小川がかわして走ると組み付いて変形エビ固め。これで3カウントが入り、原田が王者からの勝利を奪った。
勝者は3人で勝ち名乗りを上げるが、突如YO-HEYが原田の顔面にトラースキック。思わぬ攻撃に倒れ込む原田を小川とHAYATAが袋叩きにしていくが、そこへ小峠篤司がリングに飛び込んできて原田を救出し、小川&HAYATAを場外に放り出す。
原田と小峠はしばらく見つめ合うと、原田が右手を差し出すと小峠はガッチリと握り返して握手。
小峠の脱退・裏切りとも取れる行為に激怒したFULL THROTTLEの大原はじめと吉岡世起がリングに飛び込んできて原田&小峠に攻撃を加えると、ここにYO-HEYも加わって小峠にトラースキック。YO-HEYは大原&吉岡と握手を交わす。
そしてそこへ小川&HAYATA、原田がそれぞれYO-HEYに攻撃を加え、この騒ぎを聞きつけた金剛の覇王&仁王&タダスケ、杉浦軍のNOSAWA論外&カズ・ハヤシも駆けつけてリングを取り囲む非常事態になり、原田がマイクを取る。
原田「オイ。軍団・ユニット、そんなの関係ないよ。これからは俺が……いや、俺たちがこのNOAHジュニアを作っていくからな。オイ。お前ら、杉浦軍ジュニアも、金剛ジュニアも、FULL THROTTLEのお前らも、覚悟しとけよ!まずはSTINGER、HAYATA小川、お前らが持ってるタッグのベルト、必ず奪ってやるからな。以上だ」
<試合後コメント>
FULL THROTTLE
大原「オイ、なんだアイツ?!リーダー決めて、今まで一丸でやってきて、なんでアイツあんな勝手な行動すんだよ?!リーダー決めてやってきて、なんで勝手な行動すんだよ?!」
吉岡「アイツが俺ら2人誘ったんだろ?!どういうことだよ!」
YO-HEY「俺にとっちゃなんのことか分からんぞ。聞いとる話とぜんぜん違うことだけは分かっとるけどな?」
大原「俺たちよ、YO-HEY入れてよ、4人でやってこうってよ、話もしてたしよ、なんでアイツが原田と組むんだよ?!なんだこの裏切り方!こんなのあんのかよオイ!自分がいいとこばっかり取りやがって!」
YO-HEY「まあまあまあまあ。ホンマにせやね。たしかに怒る気持ちもわかるけど、こうなったからにはこうなったもんや。改めまして、私、FULL THROTTLE新メンバーのYO-HEYちゃんです。どうぞよろしく。俺たちこの3人でFULL THROTTLE、エンジン全開でブルンブルンやってくから、みんな応援よろしくちゃん」
大原「やってやるからなクソが」
YO-HEY「なったもんはしゃーない。やってこう、俺らで」
杉浦軍
論外「俺ら、小川良成とHAYATAが持ってるGHCジュニアタッグ、一緒に挑戦しに行こうと思ったら、なんか、ワケわかんない展開になってるけど……。まあ、売られたケンカは買わないといけないから。俺達は俺達で。原田のケンカ、買うから」
カズ「(たった今のリングへの介入へ)行き損にはしねえからな」
金剛
覇王「おい、鼓太郎!よくも毎回好き放題言ってくれるな?最弱の挑戦者?オイ!見ろ!ピンピンしてるぞこの野郎!勝負はあくまでも10月の大阪だオイ!最後は1!2!3!勝つのは俺!覇王だ!」
タダスケ「KOしたれKOしたれ!ファッキュー!」
原田大輔&小峠篤司
――なぜそうした心境の変化があったのでしょうか
原田「いや、今はそれを話す前にこれからどんどんどんどんNOAHジュニアってものを俺たちで作っていくから。新潟でもう1人来ますし、3人でこれからどんどんどんどんNOAHジュニア作っていく。さっきも言ったけど、金剛ジュニアも、杉浦軍ジュニアも、FULL THROTTLEも、そしてSTINGERも、全部俺たちが倒して、NOAHジュニアってものを作っていく。それだけです」
――小峠選手は急な決断だったように思えます
小峠「今日に関しては、分からんけど、なんか体が勝手に動いちゃうことってあるやん?なんか。まあでも、結果的にこうなったんやから、俺はもう一回……もう一回じゃないな。俺たちがNOAHジュニアを作り上げる。それくらいの気持ちで今やるつもりでいるから」
――FULL THROTTLEは抜けても構わないと思ったのでしょうか
小峠「結果的にアイツらが、俺と原田が組むのが面白くないってんだったら、俺はもうこれは俺が思った行動やから、仕方ないと思う」
――まさかの桃の青春が再結成という形になりましたが、このタッグでなければ一強状態のSTINGERは倒せないという思いがあったのでしょうか
原田「これからあのSTINGERの一強状況、どんどんどんどん崩してくから。ほかも俺たちが倒す。それだけです。これからのNOAHジュニアを楽しみにしていてください。以上です」
第5試合
にらみ合いから中嶋がローキックも、杉浦が顔面ビッグブートで反撃してヘッドロック。中嶋はロープに振って外しつつ場外に逃れてゆっくりと間を取る。
中嶋がリングに戻ると杉浦は即座にストンピングで追撃し、中嶋をロープに引っ掛けて串刺しブートを狙うが、これをかわした中嶋は杉浦を場外に引き込んで鉄柵に叩きつけてからの串刺しブートをリングの3方向で行い、4方向目では鉄柱に叩きつけた上でエプロンから空対地PK。
中嶋は杉浦をリングに戻すと、首投げから左右の足でサッカーボールキックを連打。さらに顔面へのストンピングを連打し、杉浦が起き上がるとミドルキック、串刺しビッグブートから顔面を踏みつけながら四方の観客席に向けてシャッターチャンスを設けるが、4方向目で杉浦がその足を取ってアンクルロック。中嶋はロープに捕まってブレイクし、杉浦にサミングで仕返ししてからPKを狙うが、杉浦はキチンシンクでカウンター。
杉浦は中嶋に「このガキ!」と串刺しビッグブート、串刺しランニングニーと叩き込み、長時間滞空させてからの雪崩式ブレーンバスター。さらに逆エビ固めでどっしりと腰を落とす。中嶋はなんとかロープまで這っていってブレイク。
杉浦はグロッキー状態の中嶋を容赦なくストンピングで攻め立て、「参ってんじゃないか?」とレフリーにチェックを求める。しかし中嶋はその隙に起き上がって低空ドロップキックからの延髄斬り。杉浦がたたらを踏むと、中嶋は串刺しビッグブートを2連打から強烈なミドルキックで杉浦をなぎ倒す。そして中嶋は軽やかにコーナーへ飛び乗ってミサイルキックを叩き込み、腰を気にしながらも杉浦の前後からPK、サッカーボールキックと叩き込んでいくが、杉浦はキャッチしてアンクルホールド。これを読んでいた中嶋はソバットを叩き込んでPKを放つも、杉浦はこれをかわしてバックを取り素早く投げっぱなしジャーマンスープレックス。
両者起き上がり、同時に突っ込んでビッグブートの相討ち。中嶋は顔面へトラースキックを叩き込むが、杉浦は雄叫びを上げてラリアットを叩き込み、続けてアンクルホールドへ。中嶋がロープを目指すとグラウンド式のアンクルロックに切り替えて絞り上げるが、中嶋はなんとかロープに辿り着く。
杉浦はジャーマンスープレックスで叩きつけてからランニングニー。これを返した中嶋は怒涛のエルボー連打で意地を見せるが、杉浦は顔面へのグーパンチで黙らせる。そして杉浦はオリンピック予選スラムを狙うが、中嶋はニーリフトで返すと、ヴァーティカルスパイク。両者大の字になり、ダブルダウン。
中嶋は顔面へのPKを狙うが、杉浦はこれをかわしてエルボー。中嶋もエルボーで返し、意地と意地がぶつかり合うエルボー合戦へ。中嶋がミドルキックに切り替えると杉浦は「効かねえんだコラ!」と受け止めてエルボー3連打。さらにナックルを放つが、中嶋はこれをかわして顔面への右フック3連打。うずくまった杉浦へ容赦なくPKで追撃した中嶋は、パントキックからヴァーティカルスパイクで突き刺してカウント3。
<試合後コメント>
中嶋勝彦
「見た?ねえ、見た?見た?ねえ?俺の試合見たの?どうだった?俺らしいスリリングな試合だっただろ?まあ、昼間調子が出なかったよ。でも、安心してくれ。今夜、調子が戻ったよ。次も楽しみだなっ!(コメント動画を撮影していたカメラマンへ)ていうかなにずっと見てんだよ!まあいいや。お前ならいいや。これからもずっと俺を見とけよ!」
第6試合
望月が握手を求めると、潮崎もこれに応じてしっかり握り返す。
ゴングが鳴ると、手4つから両者姿勢を低くして足を取り合い、潮崎がグラウンドでスリーパーを狙うと望月は一旦場外にエスケープ。
再びリング上で対峙するとロックアップで押し込み合い、押し勝った潮崎がクリーンブレイク。望月はクリーンな塩崎に対して拍手を贈る。再びロックアップで押し込み合い、今度は望月が押し勝つと離れ際に強烈なチョップ。望月は「チャンピオン来い来い!チョップ来い!」とチョップを誘うが、望月は潮崎のチョップをかわしてショルダータックルも、潮崎は逆にショルダータックルでなぎ倒して場外に放り出そうとする。これをリバースして潮崎をエプロンに放り出した望月はロープ越しのサッカーボールキック。さらに追撃を狙うが、逆にエプロンに誘い出されてしまい、潮崎は望月の両腕をロープにくくりつけて逆水平チョップ。そして望月の頭だけだしてエプロンに寝かせ、場外を駆けてジャンピングニー。さらに場外で望月を鉄柱に押し付けながら逆水平チョップを放っていくが、望月が回避したため潮崎は鉄柱にチョップし自爆。望月はそのダメージを見逃さず潮崎の右腕を鉄柱に叩きつけ、先にリングに戻って潮崎を待ち受ける。
カウント18で潮崎がリングに戻ると、望月は右腕、右肩へのストンピングから右腕へのキーロック。望月が「ホラ!持ち上げてみろ!」と挑発するも、潮崎は挑発に応じずロープブレイク。望月はショルダーアームブリーカーを連発し、潮崎の腕をコーナーにくくりつけて串刺しブートを狙うが、潮崎はこれをかわして痛む右肩からぶつかるフライングショルダー。
潮崎は望月をコーナーに振ると、串刺し逆水平チョップも、右腕の痛みに顔をしかめる。それでも潮崎はマシンガンチョップを撃ちきり、豪腕ラリアット。そしてフィッシャーマンバスターで突き刺すもカウントは2。望月は膝立ちになりながらもチョップを打ち込んでいき、潮崎の頭を掴んで引き寄せながらのニーリフト。そして踵落としからランニングビッグブート3連発。4発目をキャッチした潮崎がバックブローからの豪腕ラリアットも、望月はこれをハイキックで撃ち落とす。2発目、3発目と放たれる豪腕ラリアットに望月も足にダメージが蓄積して一瞬怯むも、さらに放たれた豪腕ラリアットをキャッチして脇固め。潮崎がこれをブレイクすると、望月は潮崎をコーナーに振ろうとするが、潮崎が振り返して再びマシンガンチョップ。
望月は「いてぇなテメェ!」と顔面に右ストレートを叩き込み、強烈なミドルキックを連発。さらに顔面へのソバットで膝をつかせ、ブラジリアンキックのように後頭部を蹴り下ろす。望月は三角蹴りを狙うが、潮崎は下から組み付いて引きずり下ろしてロープに飛ぶが、望月はハイキックで迎撃。望月がロープに飛ぶが、潮崎はカウンターの豪腕ラリアットで迎え撃ち、ダブルダウン。
両者よろよろと起き上がり、潮崎はチョップ、望月は右腕へのミドルキックでの打ち合い。潮崎が腕を抑えてうずくまると望月は脇固めを狙うが、これをバックドロップで叩きつけた潮崎がスライディングラリアットからゴーフラッシャー。そして頭を掴みながらのショートレンジ豪腕ラリアットを狙うが、望月はこれを両腕でガードし、左ミドルキック連打。塩崎は雄叫びを上げながら耐えて豪腕ラリアットを叩き込み、コーナーに上ってムーンサルト・プレスを発射も、望月が剣山で迎撃して三角蹴り。潮崎は即座に起き上がって豪腕ラリアットを叩き込み、もう一発を狙うが、これをかわした望月が組み付いてドラゴンスープレックスホールドでカウント3。望月がGHC王者からシングル戦でカウント3を奪った。
望月「僭越ながら、私がこの大会を締めてもよろしいでしょうか?N-1 VICTORY、2年連続出場。初戦、清宮海斗に時間切れ引き分け、2戦目、桜庭和志にタップアウト。そして今日、GHCヘビー級チャンピオンの潮崎豪に勝ったぞ!これで1勝1敗1引き分け。残り2つ、それ勝ってもね、決勝に届くかわからないですけど、最後の最後までね、望月成晃らしく、N-1にふさわしい試合を続けていきますんで、みなさん、他団体ながらご声援よろしくお願い致します。次は、後楽園は10月4日?次回、後楽園大会、10月4日、N-1 VICTORY公式戦最終戦、そこまでなんとか生き残りますんで、今日来た方々は必ず4日も来るように!そしてね、せっかくこのNOAHさんのリングでメインのリングを任されたということで、ちょっと調子に乗っていいですか?この10月4日の3日後、10月7日にはDRAGON GATE後楽園の大会もございます!是非ともお時間ある方、足をお運びください。あっ、すんません、山田邦子さん、はじめまして!(笑)ひょうきん族世代なんで、今度は邦子の絵描き歌でよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!」
<試合後コメント>
望月成晃
「ちょっと座らせてもらいますよ。いや、ね。まあ昨年ね、決勝ギリギリまで行くか行かないかの惜しいところまで行きましたけど、今日、流石にね、今日で終わったと思った人も多いでしょう。俺も思ってた。清宮、桜庭。この試合で最低でも2点取っとかないと、うん。今日を迎えられないなと思ったんですけど、まあでも、作戦がハマった。それに尽きますね。真正面からやって敵うわけない。でも、俺もね、色んなラリアット食らってきたし、最後ののあそこがワンチャンスだと思ってなんとか立ち上がりました。残り2戦ね、征矢と北宮。2つ勝ったら、7点になるのかな?これは可能性あると思うんで。去年言わせてもらった言葉をもう一度言わせてもらいます。他団体から来た175cm85kgの50歳が!第2回N-1、取ったる。お前ら見とけよ」