初の後楽園ホール進出決定も団体が解散?!インディープロレス統一を目指すターザン後藤の後継者がデビュー19周年!

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 2日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『CREATION 10』が開催。ガッツ石島がデビュー19周年記念試合を行った。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体。
 90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦している他、都内の商店会と協力してプロレスでの町おこしに協力。老若男女にプロレスの楽しさを伝える草の根運動を展開している。

 ガッツはFMWへのリスペクトからターザン後藤さんが働く『太楼ラーメン』に通い詰めて本人に認知され、ガッツワールド時代にはミスター雁之助に師事。さらに団体名の『TTT』はターザン後藤さんや冬木弘道さんらが“インディー統一”を目指して動くも旗揚げ前に崩壊した伝説の団体『FFF』から取っているなどその愛は筋金入り。TTTの大会ではPWCやFMWに縁ある選手たちが必ず参戦しており、オールドファンからも根強い支持を得ている。

 2004年12月4日にデビューしたガッツの19周年記念試合は、自身が持つインディー統一無差別級王座の防衛戦。この試合は大家健、ジョニー・ヘイワードJr.との3WAY形式で行なわれた。
 今大会ではTTTが2024年12月28日に団体史上初の後楽園ホール大会を開催することが発表されており、ガッツは様々な思いを背負って大一番に臨んだ。


 しかし、ガッツらTTT正規軍と反目する【渡鳥連合】【酒井組】の2つのヒールユニットが反則・介入・乱入を繰り返して試合は大荒れに。数に物を言わせた渡鳥連合がガッツを集団で袋叩きにしていくと、たまらず正規軍の面々もリングになだれ込んで総力戦の殴り合いへと発展。
 収拾がつかず試合続行不可能としたレフェリーが無効試合を宣言し、ガッツの記念試合は不完全燃焼に終わってしまった。

 しかし、無効試合を告げるゴングが鳴り響いても両軍の殴り合いは収まる様子を見せず。
 ここで大家が仲裁に入り、TTTvs渡鳥連合の完全決着戦を提案。TTTが負けたら団体解散、渡鳥連合が負けたらTTT追放というなんとも釣り合いが悪い条件での5vs5の総力戦を勝手に決定してしまう。

 これにより、次回1月20日大会で【TTT正規軍】ガッツ石島&マスクドミステリー&黒田哲広&瀧澤晃頼&神崎ユウキvs【渡鳥連合】藤原秀旺&木村太輔&竹田誠志&塚本拓海&ジョニー・ヘイワードJr.のイリミネーションマッチが決定した。

 ターザン後藤さんが果たせなかった“インディー統一”の夢を成就させるべく誕生したTTTだが、大一番が決まった矢先に解散の危機が迫ってしまった。
 TTTは解散を回避し、夢の舞台である後楽園にたどり着くことが出来るのか。2024年のTTTマットにも注目していきたい。

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