デビュー10周年記念試合のHASEGAWAが大仁田厚、土井成樹と激闘!清原和博氏も祝福に来た!
プロレスリングA-TEAMが11月19日、東京・新木場1stRINGで「HASEGAWAデビュー10周年記念興行」を開催した。記念試合に臨んだHASEGAWAは“邪道”大仁田厚、土井成樹と1日2試合を敢行し、激闘を展開。その祝福に元プロ野球選手の清原和博氏も来場した。
HASEGAWAはアパッチプロレスのGMをこなしながら、2013年11月10日にプロレスラーとしてデビュー。同団体解散後は継承団体のA-TEAMの主力選手として、数々の団体でファイトしてきた。「10周年記念興行」を迎えるにあたって、「どうしても、大仁田さん、土井選手と対戦したい」との強い希望で、2試合を行うことになった。
まずは第4試合で、HASEGAWAは崔領二、長嶋孝太と組み、大仁田、リッキー・フジ、外崎幸作組とストリートファイト6人タッグマッチで対戦。大仁田はこの後、“化身”のグレート・ニタがDDTのエディオンアリーナ大阪第二競技場大会に参戦するため、大阪に向かわなければならず異例の前座試合への出場となった。
両軍が入場すると、大仁田がHASEGAWAに祝いの花束を渡す。そして、HESEGAWAとかねて親交がある清原氏が、その10周年を祝うためサプライズで登場。記念撮影の後、清原氏はリングサイドで試合を見守った。
ゴングが鳴ると、HASEGAWAと大仁田が激しい場外乱闘を展開。リングに戻ると、大仁田はHASEGAWAに机上パイルドライバー一閃。さらに毒霧を噴射すると、ギターで脳天をぶっ叩くも、HASEGAWAはカウント2で返す。崔が外崎に串刺しニーを決めると、HASEGAWAが外崎を首固めで丸め込んで3カウントを奪取した。
大仁田は「HASEGAWA選手は子どもの頃から知ってるし、最初はプロデューサーだったのが、プロレスデビューして。成長して。プロレスが人一倍好きなんじゃないかな。リングに対する気持ちがすごくあるし。巡業とかもずっと一緒だったし。HASEGAWA選手のためにみんな集まってくれてうれしいことです。10周年おめでとうございます。いつまでもリングに上がり続けてください」と話し、ニタの待つ大阪へ向かった。
そして、メインイベント(第9試合)でHASEGAWAは元オープン・ザ・ドリームゲート王者の土井と一騎打ち。HASEGAWAは自身の得意技キャノンボールの使い手として第一人者である土井を指名。HASEGAWAは清原氏と一緒に入場し、記念セレモニーを行った。序盤、HASEGAWAは場外の土井めがけてキャノンボールを放つ。リングインすると、キャノンボール2連発。土井もキャノンボールで返す。HASEGAWAは雪崩式フランケンシュタイナー、デスバレーボム、ダイビング・フットスタンプと怒涛の攻めもカウントは2。立て直した土井はダイビング・エルボードロップ、DOI555、バカタレスライディングキックとたたみかけて3カウントを奪った。
土井は「デビュー10周年、おめでとうございます。節目の大会のメインで僕を指名していただいてありがとうございます。何で大事な試合の相手が僕だったんですか?」と問う。HASEGAWAは「ぶっちゃけ、ファンの頃から好きで、大暴走(キャノンボール)、勝手にパクらせてもらいました。後付けですけど、この技使っていいですよね?」と回答し、土井は快諾。そして、土井は「これも何かの縁ですから、来年11周年のとき、タッグ組むとかどうですか?」と提案。HASEGAWAは「光栄です。いろんな大物選手とやってますけど、決して思い出づくりではやってません。体もボロボロで15周年、20周年も無理かもしれない。だけどこれからも胸いっぱいのプロレスをしていきます」と応じた。
メインで土井に勝つことはできなかったが、2試合を戦い抜いたHASEGAWAは「大仁田さんが大阪に行かなければいけないのに、“オマエのためなら出るよ”って気持ちがうれしくて。大仁田さんとやらなければ10周年終わらないと思って。チームとして勝てて勢いはつきました。(土井戦は?)向こうの余裕をぶっ壊したかったんですけど、フットスタンプをもうちょっと中でやれればよかった。バカタレは警戒してたけど、食らっちゃいました。(本家キャノンボールは?)初めて食らいましたけど、めちゃくちゃ痛いですね。改めて使いたいなって思いました。土井選手から11周年でタッグって言ってもらったんで、前向きにやりたいと思います。2人で大暴走したい。ただ勝つためにやってるんで。負けて、そこから立ち上がれれば。それがプロレスなんで。まずは11周年目指して頑張ります」とコメント。
土井は「フリーになったタイミングで声掛けてもらって。僕の試合を見てくれてたってことで、非常に光栄ですし、超満員のお客さんの前で刺激になりました。来年、僕のことを好きでいてくれるならタッグ組んでもいいと思います。(キャノンボールは)使ってもらうのはありがたいし、僕は先駆者だと思ってるんですけど、食らって刺激になりました。(A-TEAMには?)交わったことない選手ばかりで、オファーお待ちしてます」と今後の参戦に前向きな姿勢を示した。