【試合詳細】11・17 ドラディション後楽園ホール大会 【DRAGONCUP 2023決勝】LEONA&船木誠勝vs諏訪魔&長井満也 藤波辰爾&関本大介&樋口和貞vs藤原喜明&葛西純&吉田綾斗
『THE RISE OF SPIRIT TOUR PHASE-2 IN TOKYO DRAGONCUP 2023 ~準決勝&優勝決定戦~』
日程:2023年11月17日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:654人
▼レックpresents DRAGON CUP 2023 準決勝 60分1本勝負
○長井満也/諏訪魔(全日本)
11分58秒 ストレッチプラム
[平成維震軍]越中詩郎(フリー)/●AKIRA(MAKAI)
※長井&諏訪魔が決勝戦進出。
▼レックpresents DRAGON CUP 2023 準決勝 60分1本勝負
○船木誠勝(フリー)/LEONA
13分6秒 ハイブリッドブラスター→体固め
ストロングマシーン・J(DRAGON GATE)/●MAZADA(フリー)
※船木&LEONAが決勝戦進出。
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○吉江豊(フリー)/倉島信行/TAMURA(HEAT-UP)
15分1秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め
高岩竜一(フリー)/田島久丸(フリー)/●三州ツバ吉(フリー)
▼シングルマッチ 10分1本勝負
△星野良(ZERO1)
10分0秒 時間切れ引き分け
△秦野友貴(HEAT-UP)
▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
●藤波辰爾/関本大介(大日本)/樋口和貞(DDT)
11分21秒 レフェリー暴行→反則
藤原喜明(藤原組)/○葛西純(FREEDOMS)/吉田綾斗(2AW)
▼レックpresents DRAGON CUP 2023 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
船木誠勝(フリー)/○LEONA
21分2秒 首固め
●長井満也/諏訪魔(全日本)
※船木&LEONAがDRAGON CUP 2023優勝。
デビュー10年を迎えるLEONAが船木とともにタッグトーナメント優勝!藤波と葛西が凶器乱舞の流血戦!
第1試合
「こいつ(越中)のケツをチェックしろ!」とレフェリーに文句を言いながら長井と諏訪魔が殴りかかり、場外乱闘で試合開始。
リングに越中と長井が戻り、越中がケツバット連打からAKIRAの足に長井の顔面を叩き込みタッチ。
AKIRAと越中が長井をロープに振ってダブルのショルダータックル。さらにAKIRAが足攻めから越中とともに股裂き。AKIRAは足へのギロチンドロップからインディアンデスロックで捕らえ、そのままマウントナックルも諏訪魔が力任せにAKIRAを突き飛ばしてカット。長井は諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はAKIRAの背中を蹴りつけ、コーナーに叩きつけると顔面を張っていく。AKIRAはエルボーとチョップを打ち込んでいくが、諏訪魔はダブルチョップでなぎ倒すと逆エビ固め。これは越中がナックルでカット。
諏訪魔はガットショットから場外に投げ捨て、長井がAKIRAを客席に叩き込む。
長井がAKIRAをリングに投げ入れると、諏訪魔がガットショットもAKIRAはチョップとエルボー。諏訪魔はサミングからスリーパーで捕らえるが、AKIRAはロープを掴みブレイク。
諏訪魔は長井にタッチ。
長井と諏訪魔はダブルのブレーンバスター。長井がチンロックで捕らえ、逃れたAKIRAとエルボーの打ち合い。長井がミドルキック連打で倒し、コーナーに叩きつけて諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はナックル連打からパワーボムを狙うが、耐えたAKIRAをコーナーに引きずり長井にタッチ。
だが長井は「投げろよ!」とタッチを返す。
諏訪魔はパワーボムを狙うがAKIRAがリバース。諏訪魔は背中にハンマーブローから、野次を飛ばす長井に殴りかかりそうになるが踏みとどまりタッチ。
長井はエルボーからロープに振っていくが、AKIRAが避けるとジャンピングラリアット。さらにバックを取った長井をDDTで突き刺し越中にタッチ。
越中はヒップアタック。エプロンの諏訪魔にもヒップアタックから、エプロンを走り込んでのミサイルヒップ。
場外で越中は長井にカサ攻撃から、リングに戻りヒップバット連打。さらにサミングから河津落としで叩きつけフォールも2。
越中はコーナーに叩きつけ、ナックルからコーナーに振ろうとするも、長井が逆に振るが越中は足を伸ばして迎撃しヒップアタック。越中はAKIRAにタッチ。
AKIRAは延髄斬りからシャイニング・延髄斬り。フォールも諏訪魔がカット。
越中がコーナーに登りミサイルヒップを発射し、AKIRAがコーナーに登りムササビプレスを投下。フォールも諏訪魔がカット。
越中が諏訪魔にエルボー連打でコーナーに押し込み、AKIRAが長井のバックを取るが、諏訪魔は越中を突き飛ばしてからAKIRAにラリアット。
長井がAKIRAにキャプチュードからフォールも2。
長井はストレッチプラムで捕らえギブアップを奪った。
第2試合
先発はマシーンとLEONA。マシーンの握手にLEONAが応じると、マシーンがガットショットからヘッドロック。さらに細かくナックル連打から、振りかぶってナックル。再度振りかぶってナックルからロープに振るも、LEONAはロープを掴んで足を伸ばしてカットしチョップ合戦へ。マシーンが逆水平チョップからロープに振ってラリアットも、避けたLEONAがショルダータックルで倒す。
マシーンはサミングでコーナーに押し込みMAZADAにタッチ。
MAZADAはコーナーで足を踏みつけていき、これを離すとLEONAがチョップ連打でコーナーに押し込む。LEONAはコーナーに振ろうとするが、逆に振ったMAZADAが走り込むも、LEONAはバックエルボーで迎撃しフェイスバスター。さらにバックエルボーからロープに振ると、ドロップキックを突き刺し背中にストンピング。LEONAは船木にタッチ。
船木は左右のローからボディに膝。さらに左右のビンタから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
船木はチキンウィングフェイスロックもマシンがカット。
船木はスリーパーもマシーンがサミングでカット。
船木はボディに膝からネックロックで捕らえるが、MAZADAはロープに足を伸ばしブレイク。
船木はボディに膝から首投げで倒しLEONAにタッチ。
LEONAはサッカーボールキックからストンピング。LEONAは左右のボディブローからローキック連打。さらに足を持つが、エルボーで逃れたMAZADAにガットショットから走り込む。だがMAZADAが突き飛ばすとマシーンがエプロンから蹴りつけMAZADAとタッチ。
MAZADAとマシーンはロープに振ってダブルのバックエルボーからダブルのエルボードロップ。フォールも2。
マシーンはコーナーに叩きつけ串刺しラリアット。さらに串刺し低空ドロップキックからナックル。ロープにもたれかかるLEONAの後頭部に膝を押し付け、これを離すとストンピング。さらにエルボードロップからフロントネックで捕らえMAZADAにタッチ。
MAZADAは背中にエルボー。LEONAはチョップ連発。MAZADAはLEONAのチョップで倒れながら急所攻撃を叩き込む。
MAZADAは急所へのヘッドバッドからフォールも2。
チョップの打ち合いから、MAZADAが倒れながらの急所攻撃。MAZADAはマシーンにタッチ。
マシーンはロープに振ってジャンピングバックエルボーからフォールも2。
マシーンはアームドラッグから変形サイクリングヤッホー。だが船木がマスクを剥ごうとするがMAZADAがカット。
マシーンとMAZADAがLEONAをロープに振って、MAZADAがマンハッタンドロップからマシーンがニールキック。そのままMAZADAがフラップジャックで叩きつけ、マシーンが担いで変形パワースラム。フォールも2。
マシーンはMAZADAにタッチ。
MAZADAはバックを取るが、LEONAが切り返すとMAZADAがDDT。さらにショートレンジラリアットで倒しフォールも2。
MAZADAはロープに飛んでラリアットも、ガードしたLEONAがブレーンバスター。さらに延髄斬りから船木にタッチ。
船木はミドルキック連打からロープに振ってミドルキックで倒す。フォールも2。
船木はソバットからミドルキック連打。首投げからPKを叩き込みフォールも2。
船木はチキンウィングフェイスロックからハイブリッドブラスターを狙うがマシーンがカット。
マシーンとMAZADAがコーナーに振りトレイン攻撃。だが船木は交互にチョップを叩き込み、MAZADAがサミングからマシンがブレーンバスター。MAZADAがフォールもレフェリーはカウントを叩かず。
MAZADAが船木を羽交い締めにし、マシーンがロープに飛ぶがLEONAが場外から足を掴んでマシーンをコケさせる。LEONAはMAZADAにビンタから場外のマシーンにドラゴンロケット。
船木がMAZADAにジャンピングニーからハイブリッドブラスターで突き刺し3カウントを奪った。
第3試合
先発は高岩と吉江。ロックアップから吉江がロープに押し込むが、高岩が切り返しクリーンブレイク。
ロックアップから吉江がロープに押し込むがクリーンブレイク。
手4つから高岩がガットショットを叩き込みチョップの打ち合い。高岩がエルボーからヘッドロックで捕らえショルダータックルも、吉江が受け切るとショルダータックルの打ち合いへ。これは吉江が制して倉島にタッチ。高岩も三州にタッチ。
三州が片足タックルも倉島がDDT気味にグラウンドに引き込み、三州が腕を取っていくが倉島はすぐに回転して足を取り、そのままスリーパーへ。三州は下から蹴りつけて立ち上がるとニールキック。三州はビンタからタックルも、倉島はこれを切って背中にエルボー。さらにボディに膝蹴りからブレーンバスターを狙うが、低空気味に叩きつけるとグラウンドで腕を取って腕ひしぎに。三州は回転して逃れるとアキレス腱固め。倉島はロープを掴みブレイク。
三州はローキックから首投げで倒し、ロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
倉島がビンタからボディに膝を叩き込み、フィッシャーマンバスターからフォールも2。
倉島は背中にエルボーを叩き込み、三州は下がって田島にタッチ。倉島もTAMURAにタッチ。
TAMURAはダブルチョップも田島はチョップで返しチョップの打ち合いへ。TAMURAがダブルチョップ連打も田島はチョップでなぎ倒し、ヘッドロックからショルダータックルで倒す。さらにロープに飛ぶが、TAMURAはラリアットを避けるとコルバタで投げ捨てドロップキック。
TAMURAはナックル連打からロープに飛ぶが、田島はカウンターのバックブリーカーからロープに振ってバックエルボーで倒す。
田島はコーナーに叩きつけ高岩にタッチ。
高岩はエルボードロップから鼻を掴み、頭頂部にエルボーからボディスラム。さらに逆片エビ固めで捕らえるがTAMURAはロープを掴みブレイク。
高岩はコーナーに叩きつけて三州にタッチ。
三州はミドルキック連打から膝十字。TAMURAはロープを掴みブレイク。
三州はボディに膝からコーナーに押し込み田島にタッチ。
田島は逆水平チョップ連発からコーナーに振るが、TAMURAはコーナーを駆け上がりウルトラタイガーアタック。TAMURAは倉島にタッチ。
倉島はショルダータックルで田島を倒し、高岩と三州を一本背負い。
田島がガットショットからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
田島は高岩にタッチ。
高岩は逆水平チョップからマシンガンチョップ。コーナーに振って串刺しラリアット。エルボーの打ち合いから高岩が担ぎデスバレーボム。さらに投げようとするが倉島がブレーンバスター。高岩が三州に、倉島が吉江にタッチ。
三州がミドルキック連打も吉江がショルダータックルで倒し、ボディスラムからボディプレス。三州が避けると高岩と田島が出てきてコーナーに振り、トレイン攻撃から田島がガットショットから投げようとする。だが上がらず、高岩がラリアットから田島が必死にボディスラム。そこへ三州がSTOで叩きつけフォールもTAMURAがカット。
三州はローキックからビンタ。ロープに飛ぶが、吉江がボディアタックで迎撃し、TAMURAがミサイルキックから倉島が背負い投げ。さらに吉江がTAMURAをおぶってのボディプレスを投下しフォールも、これは高岩がカット。
吉江はボディスラムからコーナーに登り、ダイビングボディプレスを投下し3カウント。
第4試合
グラウンドの攻防から一度距離を取る。
ロックアップから秦野がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒すとロープに飛ぶ。星野はリープフロッグからバックを取るが、秦野がバックエルボーからロープに飛ぶが星野がドロップキックで迎撃。
星野はボディスラムからフォールも2。
星野は首投げからクワガタ固め。秦野はロープに足を伸ばしブレイク。
星野はコーナーで顔面を踏みつけ、これを離すとコーナーに振り走り込む。だが秦野がショルダータックルで迎撃し、ストンピングから首投げで倒し後頭部を蹴りつけギロチンドロップ。フォールも2。
秦野はボディスラムからダイビングエルボードロップ。フォールも2。
秦野は腕へのエルボーから首投げで倒しアームロック。回転させてフォールも2。
秦野はスリーパーで捕らえ、そのままクロスフェイスロック。星野はロープに足を伸ばしブレイク。
秦野はロープに振るが、星野はコルバタで投げ捨てる。
星野は串刺しバックエルボーからコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
星野は投げようとするが、着地した秦野がロープに飛んで側頭部へのドロップキック。
秦野が投げようとするが、星野がガットショットからロープに飛ぶが、秦野が追走エルボーからロープに飛ぶ。星野が避けると秦野はエプロンに着地するが、顔面を蹴りあげてコーナーに登りダイビングクロスボディ。
秦野はノーザンライトスープレックスホールドも2。
秦野は投げようとするが、星野がサムソンクラッチも2。
秦野のラリアットを星野が逆さ押さえ込みも2。
星野はロープに飛ぶが、秦野がトラースキックからロープに飛ぶも、星野はコンプリートショットで迎撃。
膝立ちでエルボーの打ち合いからエルボー合戦へ。秦野がエルボー連打からセラリズムバスターを狙うが、切り返した星野が山折り。フォールも2。
星野がコブラツイストで捕らえ、そのままグラウンドコブラになるがここで時間切れ。
<試合後コメント>
星野良
「今日の対戦相手は、このドラゴンカップ決勝で闘ってる秦野友貴選手。最後、前回勝ったときの技、藤波さんから教えてもらったコブラツイストでまたギブアップさせようと思ったけど、俺の技が鈍くなってしまったのか、それとも秦野の根性が強くなったのか。それは今日の試合じゃ、10分じゃわからないから。こうやって闘えるのもドラディションさんのおかげで成立してるカードなんでね。またドラディションに呼んでいただけるときは、シングルでも、無理だったらタッグでもまた秦野選手と当たれるように組んでください。今度こそコブラツイストでギブアップさせますよ」
秦野友貴
「ドラゴンスタジアムの決勝戦で1敗して、早速今日一矢報いるチャンスだったんですけど、結果は1敗1分になってしまって。1勝するまで、1勝というか全勝するまで気がすまないので、また同じカード組んでもらえるように成長していきます。ありがとうございました」
第5試合
先発は葛西と藤波。ロックアップから藤波がコーナーに押し込みブレイク。
葛西がポケットからフォークを持ち出すがレフェリーが奪い注意。葛西は吉田にタッチ。藤波も樋口にタッチ。
ロックアップからバックの取り合い。吉田がカニバサミで倒しヘッドロックで捕らえるも、樋口は担いでコーナー上に座らせるとクリーンブレイク。樋口は関本にタッチ。吉田も藤原にタッチ。
ロックアップから藤原が脇固め。これは樋口がカット。
藤原はロープに押し込みリストをひねり、これを離すとビンタ、コーナーに押し込みボデイブローからビンタを連発。さらにエルボーも、関本がガットショットからコーナーに叩き込み逆水平チョップ連発。
ぐったりする藤原を場外に蹴落とし、エプロンになんとか登った藤原をガットショットから鉄柱に叩き込む。だが藤原は自らの頭を鉄柱に叩きつけて石頭を強調すると、リングに戻りガットショットから一本足頭突き。藤原は葛西にタッチ。
葛西はコーナーに叩きつけ串刺しスピアー。さらにブレーンバスターからコーナーに登りこけしを投下。フォールも2。
葛西が投げようとするが関本がリバースすると、逆水平チョップ連発でコーナーに押し込みマシンガンチョップ。コーナーに振って串刺しショルダータックルから串刺しスライディングクロスボディ。
関本はアトミックドロップからスピアーを突き刺し、ロープに飛んでボディプレス。フォールも藤原がカット。
葛西はソバットから延髄斬り。葛西は吉田にタッチ。
吉田はロープに振ろうとするが、逆に関本が振るも、吉田はロープを掴んでタイミングをずらすとフェイスバスターからバズソーキック。だが関本はキャッチしてぶっこ抜きジャーマンスープレックスから樋口にタッチ。
樋口はつっぱり連打でコーナーに押し込み逆水平チョップ。さらにカナディアンバックブリーカーも、吉田は逃れると樋口はコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。だが吉田がジャンピングニーで迎撃し、ロープに飛んでジャンピングラリアット。吉田は投げようとするが、逆に樋口が担ぐも、着地した吉田がミドルキック。キャッチした樋口にスピンキックを叩き込みフォールも2。
吉田は走り込むが、樋口はカウンターのアバランシュホールドから藤波にタッチ。
藤波はロープに振ってスリーパー。これは葛西がカット。
藤波は吉田のミドルキックをキャッチしてドラゴンスクリューからドラゴンスリーパーを狙う。だが藤原が頭突きでカット。
吉田がビッグブーツを叩き込み葛西にタッチ。
葛西は串刺しラリアット連発からコーナーの袋から竹串を取り出し、藤波の頭に振りかぶるが藤波はビンタで迎撃。
再度竹串を手に取るが、関本がバックを取ると葛西が急所攻撃から関本の脳天に竹串の花を咲かせる。そのまま押し倒しマウントエルボー連打も、藤波がイス攻撃でカット。
そのままイスを持って暴れる藤波にレフェリーが注意してイスを取り上げようとするが、背後から葛西が走り込んで藤波と取っ組み合いに。レフェリーが収集がつかないとみてゴングを要求すると、藤波の反則負けとなった。
試合が終わっても場外乱闘が繰り広げられ、リングに戻った藤波は葛西の脳天に竹串を突き刺した。
<試合後コメント>
藤波辰爾&関本大介&樋口和貞
関本「い゛だい゛よ゛ぉ~」
藤波「抜いたら血が出る?」
関本「抜いたら多分噴水みたいにぴゅ~っと出ちゃうんですよ」
樋口「出ちゃいますから」
関本「手当してもらいます」
樋口「僕が連れていきます」
(※樋口が関本を連れて救護室へ。1人残った藤波がコメント開始)
藤波「葛西とは、今更このキャリアでデスマッチとかああいうものを経験しようとは思ってないけど、彼とは前に1回遭遇してんだよね?前、あんなんやってた?でも思わぬことは……みなぎってきたね。違う意味の闘志が。『まさかウチのリングでは』って思ったけど、アイツの場合は関係ないか。ドラディションのリングを串で汚そうだなんて。まあでも、『70歳でなに血迷ってんだ』って言われないようにね、やるからには徹底して、彼がそういうの(凶器)を持たないくらい、もしくはその意欲も無くなるくらい、作戦をね。違う意味で、昔猪木さんとタッグを組んで上田馬之助&タイガー・ジェット・シンと闘っていたときのような、若い感覚……腹の底から沸き上がるものを感じたね。やっぱり、俺もプロレスラーだな。さあ、次は3月です!アイツ、次はなにをやってくるか。前、なんかで写真を見たんだね。週プロだったかな?ああいう感じで刺さるんだねえ……。彼にとっては串なんて朝飯前だろう。あんなんで俺が騒いだらアイツら笑ってるだろう」
第6試合
試合開始前、レック株式会社の永守貴樹社長がリングに上がり挨拶。
永守社長「皆さんこんばんは。多数ご来場今日はありがとうございます。まことにありがとうございます。さあこの後いよいよ優勝決定戦です。最後までドラディションの世界を堪能していってください。今日はありがとうございます」
先発は船木と諏訪魔。組み合うと諏訪魔が足を取って倒そうとするが、船木は倒れず片足タックルも切っていく。船木がグラウンドに引き込もうとするが諏訪魔は力任せに引き起こして距離を取る。
ロックアップから諏訪魔がロープに押し込みエルボー。船木はチョップを打ち込むと諏訪魔のエルボーと船木のチョップの打ち合いへ。
船木はローキックからボディに膝。さらに左右のビンタから首投げで倒しロープに飛ぶが、エプロンから長井が蹴りつける。
諏訪魔は背中にエルボーからストンピング。諏訪魔は長井にタッチ。
長井は首投げからスリーパー。チンロックに移行しハンマーブローからチョーク攻撃。
これを離すと長井のエルボーと船木のチョップの打ち合い。船木がローキック連打で倒し、首投げからスリーパーで捕らえLEONAにタッチ。
LEONAはストンピング連打からボディブロー。さらにエルボースマッシュからバックを取るが、耐えた長井がバックエルボー連打。LEONAはビンタからダブルアームスープレックスで投げ捨てフォールも2。
LEONAは投げようとするが、耐えた長井にエルボー連打。長井はミドルキックで蹴倒し、場外に投げ捨て乱闘へ。
リングに戻ると長井がブレーンバスターからフォールも2。
長井は諏訪魔の足にLEONAを叩き込みタッチ。
LEONAはエルボーを打ち込んでいくが、受けきった諏訪魔がダブルチョップでなぎ倒す。さらにエルボードロップからフォールも2。
諏訪魔はショートレンジラリアットからフォールも2。
諏訪魔は逆エビ固めで捕らえ、LEONAは必死に這ってロープを掴む。
諏訪魔はLEONAを場外に投げ捨て、長井が場外でブレーンバスター。さらにイス攻撃からリングに投げ入れ、諏訪魔が踏みつけフォールも2。
諏訪魔は長井にタッチ。
長井と諏訪魔はロープに振ってダブルのショルダータックル。
長井はチンロックで捕らえるが、LEONAは必死にロープに足を伸ばしブレイク。
長井は諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はコーナーでダブルチョップ連発から、コーナーに振って串刺しラリアット。さらにフロントスープレックスで投げ捨てフォールも2。
諏訪魔はロープに飛ぶが、LEONAが避けるとガットショットをキャッチしてドラゴンスクリュー。LEONAは船木にタッチ。
船木はミドルキック連打からロープに振ってミドルキック。さらに首投げからPKを叩き込みフォールも2。
船木はチキンウィングフェイスロックで捕らえ、ハイブリッドブラスターを狙うが上がらない諏訪魔とエルボーとチョップの打ち合い。船木がローからミドルも、キャッチした諏訪魔がアンクルホールド。船木はその体勢のまま足を取ってアンクルホールドを取り返し、諏訪魔はロープを掴みブレイク。
船木はボディに膝からロープに振ろうとするが、諏訪魔が耐えるとショートレンジラリアット。諏訪魔は長井にタッチ。
長井はエルボーからロープに飛ぶが、船木がボディに膝から首投げで倒しサッカーボールキック。船木はLEONAにタッチ。
LEONAは串刺しドロップキックからブレーンバスター。フォールも2。
LEONAはドラゴンスープレックスを狙うが、耐えた長井の後頭部にエルボーからロープに飛ぶ。だが長井はキチンシンクで迎撃し、諏訪魔のダブルチョップと長井のミドルキックを交互に叩き込み、ロープに振って長井がキチンシンクから諏訪魔がビッグブーツ。さらに長井がエルボードロップからフォールも2。
長井と諏訪魔はダブルのブレーンバスターからフォールも船木がカット。
船木は諏訪魔と長井にミドルキックから長井にソバット。諏訪魔にあびせ蹴りを叩き込み、LEONAが長井にスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。
LEONAはビンタ連発も長井がビンタからみちのくドライバーII。さらに諏訪魔が投げ捨てジャーマン。
長井はバックドロップで叩きつけフォールも2。
長井はストレッチプラムで捕らえ、諏訪魔が船木をスリーパーで捕らえるが、抜けた船木が長井をカット。
長井はキャプチュードからフォールも2。
長井はコーナー上にLEONAを座らせると、正面に登り雪崩式キャプチュード。フォールも2。
長井はミドルキック連打で倒しフォールも2。
長井はコーナーに登り、ハイパーニー空牙を発射。避けたLEONAが首固めで3カウント。
船木「本日は本当に応援ありがとうございました。10年前、ここで2人でデビュー戦やって、あれから10年。あっという間に10年。10年やってればいい選手になる。その結果がこれ。次は15周年。ありがとうございました」
LEONA「10年前の11月15日、大学4年生の入団だったと思います。この後楽園ホールで容赦なく船木さんに蹴り飛ばされて、死ぬ思いでこのリングを降りたのを覚えてます。それから10年後、その船木さんとタッグで優勝できて、本当に嬉しいです。プロレス界で、プロレス界で、日本のプロレス界で二世ってまだまだ珍しい存在だし、父は誰よりも偉大だと思います。その中でもファンの皆さんに応援していただいて汗と血を流すしかないと思っています。明日、また長野で試合します。船木さんの言葉じゃないですけど、また明日から生きていきます。ありがとうございました」
藤波「本当にありがとうございました。ドラディション初のトーナメントでLEONAと船木選手は容赦なくデビュー戦、これから10年、船木選手の恩返しというよりも、覚えてほしい。いい経験になったと思います。本当にお客さんの応援があったと思います。船木くん、これからも頑張ってください。おめでとう」
<試合後コメント>
船木誠勝&LEONA
LEONA「あ~、キツかった!10年前の11月15日にこの後楽園で船木さんに殺される思いでデビュー戦をしていただいて、途中、2年ちょっと怪我で休んだりコロナもありましたけど、無事に10年をリングで迎えることが出来ました。自分にとっては最高のスタートが切れたと思います。それが船木さんとそのスタートを切れたのがメチャクチャ嬉しいです。ありがとうございました」
船木「もう10年経ったかなって感じですね。ところどころで違う大会で一緒になっていたんですけど、ゆっくり見れてなかったですから。こないだ、今日と組んでみて、だいぶ成長したなと。まず身体が一回り大きくなってる。あのヘビー級に投げられて、打たれて、耐えられる身体を作ったんだなあと。すごく感慨深良いです。ただ、プロレスっていつどうなるか分かんない。彼も1回怪我をしたんで、いつ出来なくなるかわからないので、そういう意味で本当に気をつけて。次は15周年。5年後はあっという間に来ると思うんで。そうなったときにまた自分がいるのか、いないのか分からないですけど、いたらもう1回闘うなり組むなりしてみたいなと。そろそろ1回お父さんとやったほうがいいんじゃない?やったことあるの?」
LEONA「無いです」
船木「無いでしょ?10年やったんだから、ちょっと胸貸してもらったら?」
――お父様との対戦についての思いは
LEONA「僕がこのプロレス界に入った理由が、『藤波辰爾と向かい合いたい』っていう最初の目標があって。まだまだ自分の中で雲の上の存在だと思って今まで対戦したことが無かった。でも、さっきもリングで言った通り、この二世が少ないプロレス界でやっていく中で厳しい声があるのも分かるし、比べられるのも分かるし、いろんな声があるのも分かるけど、自分は絶対にそれから逃げるつもり無いし、生まれたとき、物心ついたとき、そのときにもう悟ったんで。一生闘わなきゃいけない人生だって。それが今、このプロレス界で厳しい戦いを10年間やってきて、ちょっと父に近づく気持ちが一歩前に進んだかなと思います。父も来年70歳だし、全力でやれるタイミングで向かい合いたい。それは思います」
(※船木が「頑張ってな!」と笑顔でLEONAの胸に強烈なチョップ)