「藤波さんは自分が1歳の頃から試合してますから」藤波辰爾と船木誠勝が初代タイガーマスクに捧げる8年ぶりの師弟対決!

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 30日、東京都・新宿FACEにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスSPECIAL(Vol.26)【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』が開催。藤波辰爾と船木誠勝が8年ぶりの師弟対決を行った。

 今大会は、復帰を目指して病と闘う初代タイガーを元気付けることをテーマに行われる大会。
 ダンプ松本、ZAP、高橋奈七永が初参戦した他、レジェンド王者の間下隼人と関根“シュレック”秀樹の前哨戦、初代タイガーのために駆けつけた小林邦昭&山崎一夫がトークショーを行うなど豪華なものとなった。

 そんな中、ダブルメインイベントでは藤波辰爾&スーパー・タイガー&チェック島谷vs船木誠勝&高岩竜一&宮本裕向の6人タッグマッチが実施。
 試合は藤波と船木の対面に始まり、2人が一切の無駄のない流麗なレスリングを見せると会場の空気が一気に変わる。船木はいつまでも藤波とのレスリングを続けたそうにしていたが、藤波は一旦下がって若手にチャンスを与える。
 藤波と肌を合わせて戦意が高揚したか、中盤以降は船木が圧倒的な強さを見せて無双。再び藤波とのマッチアップを求めるがこれは叶わず。最後は藤波が高岩をドラゴンスリーパーで絞め上げてギブアップを奪った。


 8年ぶりの愛弟子との闘いの感想を聞かれた藤波は、「やっぱりまだ現役バリバリの選手っていうか。当時の自分に付き人で付いてた頃とは雲泥の差があるし、プロレス界・格闘界である程度実績持ってる選手だから。自分自身、闘うための良い気持ちを思い起こさせてくれました。それと、初代タイガーマスクがね、どっかにいるでしょう。そういう年代の、僕が知ってるそういう部分では分かってるからね。やっぱり、変なことは出来ない、変な動きはできないって部分でね、地に足がつかない部分もありましたけどね(笑)精一杯です。あと10年、5年。もうちょっとな、元に戻ってたらもうちょっと動けたかなって(笑)精一杯、精一杯ですよ」と嬉しそうに語る。

 対する船木は、「まだ力は強いです。8年経ったからもうちょっと力が弱くなってたかと思ったけど、まだあります。力が強いんで動かしづらいです。ちょっと2~3分やったら(息が)ハァハァ言ってきたんで『おっ、ちょっとチャンスかな』と思ったら(タッチに)行っちゃいましたね(笑)ホント、あと何回出来るかと思ってますんで、今日はいい空間でした」と、まだまだあまりにも高い師の壁について吐露。
 そして、「藤波さんは自分が1歳の頃から試合してますから。自分の年齢分プロレスをやってるってことですから、そう考えるとスゴい長いです。超えるとか超えないとか、そういう対象じゃないですよ。試合が出来ることがありがたいですよ」と惜しみないリスペクトの気持ちを語った。

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