【試合詳細】10・25 Evolution新木場大会 ZONESvs優宇 Chi Chivs夏すみれ 田村男児vs花畑正男

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『Evolution新木場大会#7』
日程:2023年10月25日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:120人

▼全日本プロレス提供試合 シングルマッチ 30分1本勝負
[Evolution]○田村男児(全日本)
12分12秒 デスバレーボム→片エビ固め
●花畑正男(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●Chi Chi
12分37秒 シャイニング・ウィザード→体固め
○夏すみれ(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ZONES
10分16秒 ベアベアーズ→体固め
○優宇(EVE)

サニーの引退に奮起もEvo女勢はまたも全敗!優宇が横綱相撲でZONESに完勝!Chi Chiと夏がYシャツを脱がせ合う壮絶セクシー死闘!

オープニング


 まずは中西光司代表がリングに上って挨拶を行った。

中西代表「皆さんこんばんは!実は前回私の方でご挨拶させていただいて、サニーの方が休場させていただくというご挨拶をさせていただいたんですけど、先日発表させていただきましたようにサニーの方が引退という形をさせていただくことになりました。残念な結果ではあるんですけど、今後はスタッフとしてEvolutionに関わっていくという発表をさせていただいていますので、元気な姿でまた皆さんの前でスタッフとして活動していけるということになっております。今日は実はあの発表のあと、実際に自分の言葉でサニーがなにも語っておりませんので、このあとサニーが登場してご挨拶させていただければと思っております」

※選手時代の入場曲に合わせてサニーがリングイン

サニー「皆様こんにちは!今日もありがとうございます。もう、ちょっと入場?開場か。開場のときにお会い出来た方もいらっしゃいましたが、本当にこの通り元気そのものです。ただ、プロレスってなってここで受け身を取るってことが出来ないだけで、この通り元気で。今日はちょっとインカムも初デビューしたりして、裏方として頑張っていますので、今後ともEvolutionをよろしくお願い致します!」

第1試合


 ゴングが鳴ると、両者ゆっくりとリングを周ってからロックアップ。一進一退の力比べから花畑正が押し込んでクリーンブレイク。再び組み合うと男児が押し込んでクリーンブレイク。ロックアップから男児がヘッドロックで捕らえるも、花畑正が髪を掴んで脱出してヘッドロックで取り返し、リストロックの応酬へと発展。男児が下から蹴り上げて距離を取り、一旦間を置く。
 再び向き合ってロックアップから男児がヘッドロック、ショルダータックルと連撃。花畑正はヤンキー座りで「効かねーぞアァ~ン?もっかい来てみろ!」と挑発。追撃を狙う男児をアームドラッグで放り捨てるも、男児がショルダータックルでふっ飛ばす。
 男児はコーナーで花畑正の顔面を踏みつけ、首筋へのエルボースタンプを連打。さらにロープに振ろうとするが、花畑正が振り返してマンハッタンドロップからケンカキック。

 両者足を止めてのエルボー合戦を展開していき、花畑正がサミングで倒してスイングネックブリーカーで追撃。さらにコーナーに振って串刺しジャンピング・エルボーからDDTで突き刺すもカウントは2。さらに花畑正がスリーパーホールドで絞り上げつつグラウンドに引き倒すも、男児はなんとか足を伸ばしてブレイク。
 花畑正は「終わりだコラ!」とコーナーに振って突っ込むが、男児がブートで止めてミサイルキック。さらに男児が串刺しショルダータックルの連打からフライング・ショルダー。さらに俵返しでぶっこ抜き、「行くぞーッ!」と雄叫びを上げてデスバレーボムを狙う。花畑正が暴れて着地しエルボー合戦へと持ち込み「効かねーぞコノヤロー!」と猛連打。男児も容赦ない連撃で応えていくと、花畑正がケンカキック、男児がランニング・エルボーでの打ち合いに。これを制した花畑正が挑発的に顔面を蹴り上げていくと、男児は怒りで身体を震わせながら起き上がりラリアットを発射するが、花畑正がこれをキャッチして逆打ち。さらにロープに飛んでジャンピング・ケンカキックを叩き込むもカウントは2。
 花畑正が逆エビ固めで捕らえて絞り上げるが、男児はプッシュアップしてロープへ。花畑正「終わりだコノヤロー!」とえびす落としを狙うが、男児が着地しカウンターのエルボー。さらにラリアットを発射も、花畑正がカウンターのヘッドバッドを叩き込みワンツーエルボーからローリング・エルボーを発射。男児はこれにカウンターでラリアットを叩き込み、ロープへ振ってラリアット。これをカウント2で返されると、男児がデスバレーボムで叩きつけてカウント3を奪った。

オープニングアクト


 第1試合終了後にオープニングアクトが実施され、ITプロフェッショナルの顔を持ちながらステージに立てば情熱と力強さが炸裂するアーティストであるというKENTYさんが登場。
 カラオケが趣味でよく歌い約400曲のアニソン、約200曲のアイマス曲、100曲のJPOP曲やボカロ曲などをレパートリーに持っていることが紹介され、『アイドル』『新時代』『キン肉マンGO FIGHT!』『ペガサス幻想』『愛をとりもどせ!!』『ホール・ニュー・ワールド』と有名アニソンを歌って会場を温める。その上で、最後に守護月天OPの『さぁ』で締めるというなんらかのこだわりを感じさせる選曲センスを見せた。

第2試合


 Chi Chiは、夏すみれ10周年記念大会で夏から授与されたYシャツクイーンの称号・コブラティアラを頭に乗せYシャツを羽織って入場。Chi ChiがYシャツを着たまま試合へ臨もうとすると、夏がマイクを要求。

夏「Chi Chi、先日はYシャツマッチ優勝おめでとう!デビュー初勝利!デビュー初勝利ですよ皆さん!ねえ。まさかねえ。Chi ChiがYシャツマッチでデビュー初勝利を遂げるとは。まさか諏訪魔さんも石川さんも想像してなかったと思います。本当に良かったんでしょうか?!本当に大丈夫でしたかね……。お借りして大丈夫でした?デビュー初勝利がYシャツマッチで。大丈夫ですかね?これからのChi Chiのキャリアがね、Yシャツマッチ優勝を経て、より昇華するものと思います。これからのYシャツマッチはChi Chiに託します。今日はよろしくお願いします!」

 夏が笑顔で握手を求め、Chi Chiが両手でしっかり握り返して応じると、夏がガットショット。慌ててゴングが鳴らされる中で夏がChi Chiをタコ殴りに。

 夏は「オメーにそんなこと言うわけねーだろーが!オイ!これからもなあ、今までもこれからも、Yシャツの女王はあたしのものなんだよ!」とChi ChiからYシャツを剥ぎ取り、自身が身にまとって女王の貫禄を観衆に誇示。
 隙だらけの夏をChi Chiがロープに振ってドロップキック。Chi Chiは「いやっ!いやーっ!」と本気で嫌がる夏のYシャツを剥ぎ取って再び着用。

 場外に逃れた夏が戻ってこようとするとChi Chiが「夏!戻ってこい!」と一喝しながら上から蹴落としていく。夏は観客席に座って休憩し、お客さんの缶チューハイを一口もらって満面の笑み。
 夏がリングに戻ろうとするとChi Chiが上から蹴落として「夏!戻ってこい!」と一喝。夏がChi Chiグッズを持ったファンにしっかり抱きついて推し変の誘惑。
 同じ流れをもう1回繰り替えるとChi ChiがYシャツを脱ぎ捨てて夏に叩きつけるが、夏はこれに「Yシャツになにやってんだよ!カッチン来た!」と激高。壊すと結構な金額で弁償しなければならない会場のイスを投げ込もうとするとブラめんレフェリーが「反則だから!」と本気で止める。すると夏も「あっ、そっかぁ」と素直に手放す。
 またもChi Chiが上から蹴落とそうとするが、夏が足をキャッチして場外に引きずり出し、観客席の奥までなだれ込んでいって暴行。

 夏がリングに戻してムチを振りかぶると、Chi Chiがキャッチして奪い合いに。Chi Chiが思い切りもぎとった勢いでレフェリーのブラックめんそーれが被弾する羽目になり、ブラめんが昏倒。
 その隙に夏がチョーク攻撃でChi Chiをいたぶり、ロープ際に転がして顔面ウォッシュ。さらに足を使ってのフルネルソンで絞り上げていくが、なんとかブレイクしたChi Chiが膝立ちになりながらエルボーで反撃。夏は上からブートで潰していき「Chi Chiぃ~?どうちまちたか~?」と挑発。
 夏は髪を掴んで引き起こし、コーナーに叩きつけて顔面をぺちぺちと叩きながら「悔しいかぁ~?そんなもんかぁ~?Evo女行きますよ~!」とブロンコバスターから顔騎腰振り。そのまま顔騎フォールされたChi Chiが「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!」と声にならない悲鳴を上げ、「ヴォエッ!」とえずく。さらに夏がブレーンバスターを狙うが、Chi Chiがブレーンバスターで投げ返して反撃開始。
 Chi Chiは夏にビッグブートからミサイルキックを見舞い、鬼の形相で卍固め。さらにボディスラムでセットしてギロチンドロップを狙うが、夏がレフェリーを引っ張り込み、Chi Chiがブラめんレフェリーにヒットさせてしまう。夏がキューティースペシャルでフォールも、レフェリーが失神していたためカウントが叩かれず。
 夏がブチ切れながらレフェリーを引き起こし、Chi Chiにはバラムチ攻撃。さらにレフェリーが中々復活しないのをいいことにムチを使ってのぶら下がりスリーパーホールド。
 ようやく起きたブラめんレフェリーが注意すると苛ついた夏が突き飛ばす。その隙にChi ChiがYシャツを使ったデッドリードライブでコーナーから投げ落とし、ビッグブートからノーザンライト・スープレックス・ホールド。
 これをカウント2.9で返されたChi Chiはコーナーロップに上ってミサイルキックを発射も、夏が回避して自爆させ「そうまとぉ~!」と叫んで蒼魔刀。さらにダブルアームDDTを狙うがChi Chiが振り払ってジャンピング・フロントハイキック。さらにロープに飛ぶが、夏が引き込んで首固め。さらにダブルアームDDTで頭からぶっ刺すもカウントは2。ならばと夏はシャイニング・ウィザードを叩き込んで3カウントを奪った。

第3試合


 ZONESが「お願いします!」と握手を求めると、優宇も快く応じて両者ガッチリと握手。
 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べを展開。優宇がゆうゆうと押し込んで離れ際にラリアットを放つが、これをかわしたZONESがエルボー連打。優宇は余裕の表情で「来いよ」と挑発。ZONESがショルダータックルでぶつかっていくも、優宇はビクともせず。ZONESが「お前が来い!」と吼えると、優宇は「言ったな?」と不敵な笑みを浮かべてショルダータックル一発でなぎ倒しボディプレスで追撃。
 優宇はZONESの腕を取りながら起き上がりこぼし式の逆水平チョップを放っていくが、ZONESが自慢の牙で優宇の腕に噛み付いて脱出。これに怒った優宇がZONESをコーナーに振って串刺しスプラッシュからヒップドロップ。さらにどっしりと腰を落とす逆エビ固めで仕留めにかかる。
 なんとかロープを掴んだZONESに対し、優宇は場外に蹴落としてからゴロゴロと転がり落ちていって追撃。大ダメージを受けて動けないZONESに対し、優宇は「終わり?」と退屈そうにつぶやく。

 ZONESは「終わりじゃねーよ!」とリングに戻ってエルボーを連打。優宇は強烈な逆水平チョップで返礼し、「もっと来いよ」と胸を貸す。ZONESはふらふらになりながらもエルボーを連打していき、優宇が受けきった上でダブルチョップでなぎ倒しセントーンを発射。
 ZONESはこれをかわして自爆させ、串刺しラリアットの3連打からショルダータックルでついに優宇をなぎ倒す。ZONESはボディスラムを狙うが、優宇はマッスルポーズを取りながら耐える余裕を見せ、振りほどいて逆水平チョップ。ZONESも諦めずに組み付いて100kgの巨体をボディスラムで叩きつけることに成功。
 ZONESがコーナーに上っていくと、優宇が「くそソバージュ!」と罵倒。ZONESが「デブ!」と言い返すと優宇が「デブ?!」とショックを受ける。その隙を見逃さずにZONESが突き落とし、ダイビング・ラリアット。さらにZONESがアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、優宇が背面着地してスリーパーホールド。さらにパワーボムを狙うが、ZONESが回転エビ固めでの切り返しを狙う。倒れず耐えた優宇がヒップドロップで潰そうとするも、これをかわしたZONESがロープに飛んでスライディング・ラリアット。
 ZONESが引き起こすも、優宇は起き上がり際のショットガン・ドロップキックでコーナーに吹き飛ばし、キャノンボールで圧殺。さらにセカンドからベアベアーズを投下して3カウントを奪った。

 優宇は深々と一礼するも、その後はZONESの頭をはたいて去っていく。
 その後、ふらふらと起き上がったZONESがChi Chiとともに会場四方に頭を下げ、まずはChi Chiがマイクを取る。

Chi Chi「本日はご来場いただき誠にありがとうございました!私もZONESも負けてしまいました。今日はホントに、これ以上負けたくないんですけど、サニーが正式に引退を発表してから初めてのEvolution興行だったので、絶対勝たなきゃいけないと思ってたんですけど……ボコボコにされてしまいました。色々思うことは有るんですけど、本人が一番つらいと思うんで、私がとやかく言うことじゃないと思うんですけど、サニーの穴はサニーでしか埋められなくて、自分たちは自分たちが出来ることをやっていくしか無くて。ホントに今悔しいです、ホントに。今練習生もいるので、新しく一緒に練習頑張っているので、いち早く練習生にも頑張ってデビューしてもらって、Evolution一丸となって切磋琢磨してもっともっと大きくなれたらと思います。もっとしっかりしなきゃいけないんですけど、また今日も情けない姿を見せてしまってすみません。でも、今日の負けを絶対に無駄にしないので!絶対強くなってまた帰ってくるので!もう少し、ここで勝利を挙げるまでもう少しお待ちください!」

ZONES「新木場にお集まりの皆さん、マウスピースを外します。今日はご来場いただきましてありがとうございました!Chi Chi!そんな暗くなるなって。だってChi Chi、Yシャツクイーンなんですよ?他団体で、10人くらいいて、ベテラン選手たくさんの中で勝ったんで。あとは、私はまだシングルでは勝ってないんですけどZONESとしては松本浩代選手とタッグを組ませていただいて、他団体のタッグでは勝てることがちらほら出てきました。あとはこの勝ちグセをウチらがつけて、Evolutionの興行でもどんどん勝ち星を挙げて皆さんに勝ってる笑顔のウチらを見せたいなって思ってます。……ここにサニーはいないんですけど、受付にはもちろんいてくれましたけど、なんだろ。私はまだ、サニーがいない実感が沸いてません。でも、良くも悪くも、元々全力で勝ちに向かって進んでいるので、やることはこれからも一緒で、皆さんに買ってる姿を見せるために、サニーのためにも頑張っていきたいと思います。優宇選手、めっちゃ強くて、内蔵が全部上からも下からも出るかと思ったんですけど、今日1回だけ投げられた!次は5回投げて、勝つッ!みんなにその姿を見せます!楽しみに待っていてください!次の興行、11月16日と、12月17日があるので、皆さんまたここに、大切な人、お友達、家族、みんな連れて満員の会場にしてくれたら嬉しいです。今日はありがとうございました!また来月会いましょう!ありがとうございました!」

<大会後コメント>

ZONES
「タッグでやるときは松本浩代選手とか水波選手とか、隣には超強力なパートナーがいたんですけど、1人じゃまだまだ何もできないなって今日痛感しました。なので、自分の個人力も上げて、タッグにもちろん貢献したいし、Evolutionのこの自主興行の会場でも、見に来てくれる人に勝利を見せたいので、たくさん練習して、優宇選手にも自分の実力で勝てるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」

Chi Chi
「ありがとうございました。そうですね、前回の大会で夏さんに3WAYで負けて、今回Yシャツクイーンの話もあったんですけど、シンプルにシングルで1対1で戦えるということで。まあサニーがね、さっきマイクでも言いましたけど、引退を正式に発表してから初めての興行だったんで、絶対に勝ちたかったんですけど、自分の実力不足で勝つことができなくて、悔しいです。サニーの穴はサニーでしか埋められないんですけど、引き続き自分ができることをやって、実力つけて、頑張りたいと思います。今徐々に、他団体でもオファーいただけるようなって、他団体でも試合が少しずつ増えてきて、なんでそういうふうに他団体で試合してるかっていうと、経験を積みたい、勝ちたい、強くなりたいっていうのはあるんですけど、一番はやっぱりEvolutionの興行を盛り上げたい。Evolutionを大きくしていきたいっていうので他団体に出ているので、そこを忘れずにというか、そういう思いを持って、他団体に参戦しています。なので、まだね、一度もこのEvolutionの興行では勝つところを皆さんにお見せできてないので、引き続き練習頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

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