世界最強&最美を目指すアマゾネスレスラーがアジャコングに吶喊も美しく散る!
28日、東京都・新木場1stRINGにて『Evolution新木場大会#5』が開催。ZONESがアジャコングを相手に真っ向勝負を展開。その気迫を認められた。
株式会社Evolutionは、2021年10月より全日本プロレスと業務提携したセールスプロモーションをメインに行う広告代理店・株式会社ステータスの100%子会社であり、『女子プロレスラー育成プロジェクト』によって誕生した女子プロレスの新団体企画としてスタート。
全日本プロレスとは資本的な繋がりはないものの業務提携はしており、諏訪魔&石川修司がプロデューサー&コーチを務めて女子選手を育成。「全日本プロレスと女子はきっちり線を引いていきたい」とあくまで別団体として線を引きつつ今年3月31日に旗揚げ。サニー、ZONES(ぞねす)、Chi Chi(ちーちー)の生え抜き選手3名がデビューを果たす。現在は女子団体への出場も徐々に増えており、プロレス界で名を上げつつある。
この日のメインイベントでは、ZONESvsアジャコングのシングルマッチが実施。
ZONESはデビュー間もなく山下りな、松本浩代、水波綾、橋本千紘といった女子プロレス界を代表するパワーファイターたちとの対戦を重ね、全員から高く評価されてきた期待の逸材。この日は、女子プロレス界の歴史そのものとも言えるアジャに対してZONESが何を残し、何を受け取れるのかに注目が集まっていた。
試合が始まるとZONESが勢いよくショルダータックルで幾度もぶつかっていくが、アジャはビクともせず、不敵に笑いながら舌を出す。ZONESがドロップキックを見舞ってもエルボーを連打してもアジャを一歩も動かすことが出来ず。
アジャはZONESを場外に放り出し、観客席へと叩き込みながらパイプ椅子で一撃。「これがプロレスなんだよ!」と叫ぶと大歓声が沸き起こる。
アジャは「終わりにすんぞ」とバックドロップで決着をつけようとするが、大暴れして脱出したZONESが串刺しラリアットの3連打。さらに「ぶっ倒してやる!」と雄叫びを上げながらロープに飛び、ついにアジャをラリアットでなぎ倒す。
ZONESがさらにエルボーを猛連打していくと、アジャが「いてっ!ガキ!コラ!」と初めて苛立った様子を見せラリアットで叩き伏せる。アジャは「よう頑張ったね。おわり」とブレーンバスターを狙うが、ZONESが着地してラリアット。アジャはビクともせずビンタ一閃。さらにラリアットを見舞うとZONESが起き上がれなくなり、ダウンカウントが叩かれ始める。
ZONESはカウントを止めさせ、なんとか自力で起き上がってアジャをにらみつける。アジャは笑顔で「よう頑張った!」と讃えつつバックドロップで叩きつけて3カウントを奪った。
アジャは倒れ伏すZONESに上から何かを語りかけ、額をぽんぽんと撫でて健闘を称えてから退場。
その後ふらふらと起き上がってマイクを取ったZONESは、あのアジャコングがどんだけ強いかなんて知ってんだよ。どんだけ強い相手だからって、負けていいなんて微塵も思わない!なんで闘えば闘うほど強い人がどんどん出てくるんだ!ウヴァアアアア!面白いッ!!」と絶叫。
その後、「ボロ負けしてなんなんですが聞いてください。最初からあたし、EvolutionのZONESが言ってます。『この地球で一番強くて美しいプロレスラーになる』と。笑いたきゃ笑えよ!でも絶対になってやるからな!アンタたちも、なんか叶えたいことがあんのか!夢とかあるのか!もしあるなら、まだまだだけど、エヴォ女と一緒に走ろう!もしまだ、叶えたいことが見つかってないなら、ウチらに託せ!任せろ!絶対に地球で一番強くなって、Evolutionを地球で一番の団体にしてやる!だから、1年後にはお客さんがパンパンで新木場でやれないかもしれないな!」と叫ぶと、観衆は大歓声でZONESを讃えた。