【試合詳細】10・18 夏すみれプロデュース10周年大会 新宿FACE大会 夏すみれ&山下りな&小林香萌vs彩羽匠&赤井沙希&AZM 白川未奈vs飯田沙耶vs桜井まいvs月山和香vsラム会長vsSAKIvsちゃんよたvsChi ChivsZONES 旧姓・広田さくら&青木いつ希vs葉月&コグマ VENYvs刀羅ナツコ

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『Decade of Queens ~夏すみれプロデュース10周年大会~』
日程:2023年10月18日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:494人(超満員札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●旧姓・広田さくら(WAVE)/青木いつ希(ショーンキャプチャー)
6分7秒 ふらふらどーん
[STARS/FWC]○葉月/コグマ

▼元祖Yシャツマッチ時間差バトルロイヤル 「帰ってきた!セクシーレスラーだらけのYシャツカーニバル!」
○Chi Chi(Evolution)
17分28秒 Yシャツ奪取
●[Club Venus]月山和香

<退場順>
YAKO(AlmaLibre)→ちゃんよた(P.P.P.TOKYO)→[Donna Del Mondo]桜井まい→[STARS]飯田沙耶&ZONES(Evolution)→[Club Venus]白川未奈&SAKI(COLOR'S)→ラム会長(666)→[Club Venus]月山和香

▼シングルマッチ 20分1本勝負
▲VENY(フリー)
14分28秒 両者リングアウト
▲X=[大江戸隊]刀羅ナツコ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●夏すみれ(フリー)/山下りな(フリー)/小林香萌(フリー)
25分37秒 ランニングスリー→エビ固め
○彩羽匠(Marvelous)/赤井沙希(DDT)/AZM

夏すみれが10周年記念で妖乱の宴を開催し「女子プロレスはスターダムだけじゃねーぞ!」と意地を叫ぶ!セクシー&ウェットなYシャツマッチでChi Chiがデビュー初勝利!

オープニング


 まずは夏がリングに上って開会の挨拶を行った。

夏「みなさんどーもこんばんは~!本日ですね、こうしてスターダムさんにご協力していただきまして、この満員の新宿FACEで10周年大会を行わせていただく運びとなりました。本当に皆様ご来場ありがとうございます!なんとですね、今大会、数時間でソールドアウト、そして追加販売もソールドアウトでございます!ありがとうございます!みんなありがとう!本当にありがとうございます!まあね、こうしてこういう場を今回スターダムさんに与えていただきましてこういった形じゃないと出来ない対戦カード……(※観衆からの「かわいい!」の声に)なに?もっかい言って。もっと言って?もっと言って!ありがと~♪こうして今日しか出来ないような対戦カードを多数ご用意させていただきましたので、ぜひ皆様最後までご観戦いただきまして、そして観戦後はもしよろしければ新宿二丁目のナツバーで試合後の楽しい楽しいお酒を楽しんでいただければと思いますのでよろしくお願いします!早速行きますか。じゃあ私が『Decade of Queens』と言いましたら皆さんで『スタート!』で大会を始めさせていただきます。夏すみれ×スターダムコラボ大会、10周年記念興行、Decade of Queens!スタート!」

第1試合


 試合前に青木が「よろしくお願いしまああああああああああす!!」と絶叫しながら握手を求めると、コグマも「よろしくお願いクマーッ!」と対抗。青木がなぜかキレて奇襲する中でゴングが鳴るが、コグマがクマポーズでアピールすると、青木も一緒に笑顔でクマポーズ。

 FWCが青木にスピーディなコンビネーション攻撃を見舞い、サンドイッチ低空ドロップキックで締め。さらにコーナーに振って行くが、青木がキャッチしてコグマにDDT+葉月にコンプリートショットのダブル攻撃。青木がコグマをロープにくくりつけ、広田が「期待通りのことしてやんぜ!」と突っ込んでいくが、葉月がドロップキックでカット。場内は大ブーイング。FWCが広田にダブルブレーンバスターを見舞う。

 コグマは「終わり!と宣言してジャーマンを狙うが、広田はバックを取り返してボ・ラギノールを発射。コグマがこれを回避してふっ飛ばすと場内は大ブーイング。コグマはボディプレスを発射も、広田がかわしてボ・ラギノール。
場内は大歓声も、葉月が広田をヘアホイップで放り捨てて顔面ウォッシュ。さらにフルネルソンバスターを狙うが、青木がカット。葉月とエルボーの打ち合いに。葉月が打ち勝ってロープに走ろうとするが、青木が組み付いてSTO。
葉月がロープに飛ぶも、広田はふらふらドーンで押し倒し、青木がラリアットで追撃。広田は葉月のボ・ラギノールを発射も、これをかわした葉月が丸め込み連発。葉月が垂直落下式ブレーンバスターで決めにかかるが、着地した広田がボ・ラギノール。
青木が広田をモンキーフリップで投げ、広田が葉月にロケットボ・ラギノール。さらに広田が葉月に、青木がコグマにボ・ラギノールに競演。広田がロープに走るが、葉月が掟破りのふらふらドーンで広田から3カウントを奪った。

<試合後コメント>

葉月&コグマ
葉月「勝った・・・の?」
コグマ「勝ったんでしょ」
葉月「勝った、とは言われたけど、
コグマ「痛゛い゛ーーー!」
葉月「ちょっともう何が起こったか理解できない」
コグマ「今までで一番痛かったかもなにこれー、無理ちょっとお腹痛い私無理!」
葉月「わかんないわかんない、対戦相手未知すぎる」

六本木・バーレスクアネックス ショータイム


 露出度の高いコスチュームにYシャツを羽織った六本木・バーレスクアネックスのショーガールたちがリング上でパフォーマンスを行った。

第2試合


 夏のプロデュースにより、スターダムの大会でYシャツマッチが実現。
 まずは、WAVEのGAMI、桜花由美、旧姓・広田さくら、田中きずな、炎華がビチョビチョマシンガンズとして登場。
1人目に登場したのは白川未奈。2人目に月山和香が登場して試合開始。
 白川がロックアップをすかしてポーズを決めると、月山がロープに振っていくも白川がまたも着地してポーズ。さらにロープに振るも白川がランニングネックブリーカードロップ。白川のエルボーをかわした月山がパロ・スペシャルを決めている中で次の入場曲が鳴る。
 3人目に登場したのはSAKI。2人はSAKIに「久しぶり~!」と笑顔で駆け寄っていくが、2人で同時に奇襲を仕掛けダブルの低空ドロップキック。

 4人目に登場したのはラム会長。リング上では月山が2人から袋叩きにされていたが、ラム会長が入ってきたとたんに3人がかりで場外に落とそうとする。ラム会長がエプロンに着地したりロープに捕まったりで必死に耐える中で次の入場曲が鳴る。
 5人目に登場したのは飯田沙耶。飯田が逆水平チョップで全員を蹴散らす無双を見せ、Yシャツドラミング。
 6人目に登場したのはちゃんよた。ちゃんよたがYシャツの襟を開いて胸元を見せていくと場内からは黄色い歓声。飯田がつっかかっていって小競り合いとなる中で次の入場曲が鳴る。
 7人目に登場したのは桜井まい。貴婦人様が札束で庶民たちをひっぱたいていき、飯田&月山には顔に札束投擲。ちゃんよた&桜井のタッグが2人に合体ボディプレスを見舞うもカウントは2。
 8人目に登場したのはChi Chi。Chi Chiが月山をビッグブートでコーナーに吹き飛ばし、串刺しビッグブート。そのまあ場外に月山を落とすと、月山がビッチョビチョにされる。

 9人目に登場したのはZONES。ZONESが全員を順番にラリアットでなぎ倒す無双を見せるが、飯田、ちゃんよたがマッスルポーズで肉体美を競い合う。
 そんな中で場内が妖しい照明&音楽が流れ、白川がセクシーに踊り始める。

 そこへ、突然10人目としてYAKOが登場。リングに駆け込んできて白川をボコボコに。

YAKO「おいおいおい!なにヌルいことしてんだよ!まだYシャツマッチなんてくっっだらねーことしてんのかテメーら!いいよいいよ。お前ら全員かかってこいよ。私にゃ効かねーぞ!かかってこい!」

 突っ込んでいった白川をYAKOがブロックバスターで叩きつけて場外に落とすと、白川がビチョビチョに。さらにラム会長、Chi Chi、飯田、ちゃんよた、ZONES、桜井、石黒レフェリー、SAKI、月山と全員場外に放り出されていく中、激怒した夏がリングに上ってくる。

夏が「曲止めろオイ!ふざけんなお前コラ!せっかくのYシャツマッチ、なにぶち壊しとんねんワレ!」
YAKO「っせーなお前!私もデビュー10周年なのになんで呼ばねーんだよ!おかしいだろ!」
夏「何言ってんのか分かんねーんだよ!なんだよ。お前もデビュー10周年?お前入る枠どこにもねーだろ! 」

夏が殴りかかるも、YAKOがバックを取ってジャーマン。
 全員が場外へなだれ込んで大混戦となり、花道ではGAMIが広田を呼び、ちゃんよた&月山がビチョビチョマシンガンズの餌食となる。観衆の耳目がそちらに向いている中でリング内では桜井とYAKOが対峙。

桜井「ちょっと!お待ちなさい!あなた、お育ちが悪いのかしら?よぉ~く見たら、我が家で飼ってるおブルドッグのエリザベスちゃんにそっくりじゃない!」

 ブチ切れたYAKOが桜井に向かっていく中、SAKIがYAKOにブレーンバスター。ラム会長が突貫したのを皮切りに全員でYAKOにトレイン攻撃。ちゃんよたがYAKOにアルゼンチン・バックブリーカーを決めるとYAKOがギブアップ。

 桜井がちゃんよたにハイタッチすると見せかけてスクールボーイ。なんとかキックアウトするものの、ラム会長がYシャツを脱がせてちゃんよたが失格。
 飯田&ZONESが桜井にダブルチョップ&ダブルショルダータックル&ダブルブレーンバスターを息ピッタリの猛連撃を見せ、全員で桜井に体固め。桜井が失格。

 飯田とZONESが真っ向から張り合っていき、飯田が「ミュージックスタート!」と叫ぶと『It’s My Life』に合わせてマッスルポーズで競い合う。曲の締めに2人でYシャツを脱ぎ捨ててポーズを決めたため、2人同時に失格。

 白川とSAKIが真っ向からエルボー合戦を展開。白川がローリングエルボーからインプラントDDTを狙うが、SAKIが着地して白川をエプロンに落とす。白川がロープを使ったスタナーで反撃し、2人でエプロンで小競り合い。そこへChi Chi&月山が突っ込んできて2人を場外に突き落とす。
月山とChi Chiがエルボー合戦を展開していく中、白川&SAKIが2人で向かっていく。 攻撃をかわした月山が白川を、Chi ChiがSAKIをぶつけて誤爆させ、そこへラム会長がエクツプラズムを噴射。2人がスクールボーイで丸め込み、SAKI&白川が失格

 最後に残ったのはラム会長、月山、Chi Chiの3人。
 ラム会長&月山が2人でChi Chiに向かって行き、ピッタリのコンビネーションで追い込む。ラム会長がハイタッチのフリをして月山に目潰し。ラム会長が突っ込んでいくも、月山がスクールボーイ、バックスライド、スクールボーイと丸め込み攻勢。月山とChi Chiが2人で押さえつけてラム会長から3カウント。離れ際にChi Chiが月山のYシャツを剥ぎ取り、1人残りでChi Chiの勝利となった。

 試合後、Yシャツマッチプロデューサーの夏すみれから記念品が贈呈されることに。

夏「Chi Chi、このYシャツマッチカーニバル、優勝おめでとうございます。このですね、衣装、そして、この王冠は私が2017年に行われたプロレスリングWAVE大田区体育館で着用いたしました、Yシャツクイーンの称号でございます。今日優勝したChi Chiにはこちら、Yシャツクイーンの称号。コブラティアラを贈呈したいと思います。おめでとうございます!ちょっと1個、私危惧していることがございまして……Chi Chi、もしかしてさ、この試合が(デビューから)初勝利?」
Chi Chi「はい」
夏「ウソでしょ?!(笑)デビュー初勝利が、これ?!おめでとうございます(笑)そんな初勝利のChi Chiちゃんにはあとでゆっくりマイクで喋っていただきますので、少しだけ、1分だけお時間ください。というわけで、本日ですね、お越しいただいたBURLESQUE Annex YAVAY 六本木のダンサーさんの皆様ですが、なんと今週土曜日でBURLESQUE Annex YAVAY 六本木さんにて、プロレスコラボ大会が行われます。SEAdLINNNGさんプロデュースのもとですね、もちろん夏すみれも参戦致します!こちら既にチケットの方は完売しているんですけども、当日配信チケットも販売するとのことなので、もし気になる方たちとセクシー美女たちと、そして女子プロレスラーの夢のコラボが見られますので、是非配信でご覧いただければと思います。そしてそして、年明け2月には、バレンタイン企画ということで、2月のBURLESQUE Annex YAVAY 六本木さんのプロレス興行、私プロデュースでやらせていただきますので。詳しい日にちとかは決まってないんですけど、是非10月21日のSEAdLINNNGプロデュースコラボ興行を御覧頂いて、そのあと2月の大会にもお越しいただければと思いますので、皆様よろしくお願いします!じゃあ、お待たせいたしました!優勝者のChi Chi選手、締めの挨拶をお願いします!」

Chi Chi「初めて勝ったぞぉ~!自分が一番ビックリしております。デビュー半年くらいになるんですけど、今後のキャリアの方向性が大きく変わる日だと、今日がその日だと思いました。Evolutionの女子としてプロレスを頑張っていきます。自主興行もありますので、皆さん来てください。今日はありがとうございました!」

<試合後コメント>

Chi Chi
「Yシャツマッチ、優勝いたしました。こちら、私のキャリア初勝利になります。まさかね、初勝利がこういう形になるとは思っていなかったので、一番びっくりしています。今まであまりセクシーさとかあまり出してこなかったので、今日マイクでも言わせてもらったんですけど、大きくキャリアの方向性が変わる瞬間だったのかなと思います。これからはね、ちょっと大人の色気みたいなのを少しずつ出していけたらいいなと思います。これからもプロレス頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

第3試合


 VENYはホスト系のイケメン2人を引き連れて入場。イケメンから手の甲にキスを受け、ロープを上げてもらうなかでリングイン。
 VENYの対戦相手、Xの正体はなんと刀羅ナツコ。その意外な正体に会場は大きく沸く。

 ロックアップでの力比べは互角。バックの取り合いからVENYがリストロックに捕らえ、華麗な動きでナツコの攻撃をかわしながらアームドラッグ。VENYが「なっちゃん、はじめまして!」と握手を求め、ナツコがこれに応じるとVENYが目潰し。ブチ切れたナツコがショルダータックルでなぎ倒して場外戦に引きずり込み、観客席に叩き込んだりイスでぶん殴ったりと大暴れ。
 ナツコがVENYをリングに放り込み、ヘアホイップ。さらにロープにくくりつけ、セコンドの渡辺桃とともに顔面踏みつけ。さらにナツコがキャノンボールを狙うが、VENYがビッグブートで迎撃。ロープに飛ぶが、桃が「行かせるか!」と場外から足払いを見舞ってナツコをアシスト。
 ナツコはレフェリーの目を盗んでVENYにヒモを使った巧みなチョーク攻撃。さらに顔面を蹴飛ばしていくが、VENYはすっくと起き上がって強気に張り返す。VENYはサミングからのジャンピング・フロントハイキックで流れを変え、ミサイルキック。さらに顔面に強烈なビンタからスピンキック。ナツコも倒れず耐えてラリアットでなぎ倒すが、2発目を狙った所でVENYがバックを取ってジャーマン・スープレックス。VENYが顔面へのトラースキックを叩き込み、コーナーに上ってムーンサルト・プレスを発射。ナツコはこれをかわしてスライディングラリアットを叩き込むが、すぐに追撃には行けず大の字に。ダブルダウンカウントが数えられる。
 先に起き上がったナツコはデスバレーボムを狙うが、VENYが着地してエルボー。足を止めてのエルボー合戦が展開され、VENYがロープに飛ぶもナツコがラリアット。ナツコがロープに飛ぶとVENYがビッグブートを放っていくが、ナツコがカウンターのスピアーを決めてキャノンボールで追撃。

 ナツコがデスバレーボムからコーナーに上ってスワントーンボムを狙うが、VENYが雪崩式フランケンシュタイナーで切り返しニールキックで追撃。カウントが叩かれるが、桃がレフェリーの足を引いて妨害。桃がリングに上ってナツコとともにトレイン攻撃。ナツコが鉄パイプ、桃がバットでサンドイッチ攻撃を叩き込み、2人でロープに振るがVENYがブーメラン式ムーンサルト・アタックで迎撃。場外に逃れた2人をケブラーダで追撃する。

 VENYは鉄パイプでナツコを滅多打ちにし、観客席に叩き込みながらイスを投げつける大暴れ。桃がVENYを捕縛して花道に連れ込むが、VENYが花道へのみちのくドライバーII。さらにVENYがナツコを北側客席に放り込んでイスでボコボコにしている中で場外カウント20が数えられ、試合は両リン決着となった。

第4試合


 全員が今年10周年を迎える6人が並び立つ試合。和やかな空気で記念撮影を終えてからそれぞれ握手を交わしていくが、AZMが夏の握手を無視。夏は中指を立てて敵意を露わに。

 山下と彩羽の対面でゴングが鳴ると、素早いバックの取り合いからヘッドロックの応酬。ショルダータックルでのぶつかり合いも互角の攻防。彩羽がコンビネーションキックを放っていくが、全てかわした山下がショルダータックル。彩羽も追撃をソバットで迎撃しサッカーボールキックを見舞って痛み分け。両者タッチ。

 香萌と赤井の対面となり、赤井が背の低い香萌の頭をぽんぽんと撫でて挑発。すると香萌がバッキバキの筋肉美を見せつけていき、赤井も思わず後ずさり。それでも赤井がロープに振ってミドルキックおw見舞い、連続エビ固め。さらにロープに振るが、香萌がロープワークで翻弄しつつドロップキック。マッスルポーズを決めながらも踏みつけポーズ。夏にタッチ。
 夏は「赤井沙希の顔面にぶちこんでやるぞ~!」とブロンコバスターを狙うが、AZMが横からドロップキックでカット。赤井&AZMがダブルのミドルキックを見舞い、AZMがタッチを受ける。
 AZMは夏にサッカーボールキックから「クソババア」とつぶやきながらロープ際で顔面踏みつけ。あsらにロープに飛ぶが、夏がレフェリーを盾にしつつランニングネックブリーカードロップ。続けてバラムチを持ち込んでふりかぶるが、AZMが奪って一撃。AZMは夏にバラムチを投げ返しつつ自らがぶん殴られたとアピール。


 夏に大ブーイングが飛び、レフェリーも夏を叱責。すると夏が泣いてしまい、場内は「謝れ!」コール。AZMも泣いてしまい、石黒レフェリーも泣いてしまうが、泣き真似をやめたAZMが夏の顔面に低空ドロップキック。赤井&彩羽が両脇を固め、AZMがその上に乗って「私たち、10周年~♪」とアピール。山下&香萌も合流し6人でポーズ。
 山下がカットし、夏と2人でAZMに集中攻撃を狙うが、山下のラリアットが夏に誤爆。香萌のスプラッシュも夏に誤爆。さらにAZMのバックエルボーを山下&香萌が回避したため夏にクリーンヒット。AZMは彩羽にタッチ。
 彩羽は夏にサッカーボールキック。赤井にタッチ。
 赤井も夏にサッカーボールキック。AZMにタッチ。
 AZMも夏にサッカーボールキック。彩羽にタッチ。
 彩羽は夏の胸板にミドルキックを連射。体固めに入るも、夏のコスチュームの胸部パーツが腹に刺さった彩羽が怯む。
 彩羽は夏に逆エビ固め、さらにロープに飛ぶが、夏がバラムチで一撃。タッチを求めに行くが、彩羽が怒りの表情で立ち上がる。山下&香萌が「夏!うしろうしろ!」と警告する中で夏が振り返ると、彩羽がハイキック。夏が死にかけるも、山下がなんとか救出し香萌につなぐ。
 香萌が彩羽に猛スピードのランニング・セントーンを連打しブレーンバスターを狙う。ここにAZMが加勢に入り2人で向かっていくが、香萌は2人の攻撃をうまくいなして2人にまとめて串刺しドロップキック。続けてコーナーに上ってダイビング・クロスボディを見舞い、ブレーンバスターの体勢へ。彩羽はこれを振り払ってステップキックからサッカーボールキック、スライディングキックと連撃。高速ブレーンバスター
からAZMにタッチ。
 AZMはコーナーに上って香萌にミサイルキック。さらに串刺し攻撃を狙うが、香萌が回避して逆に串刺しを狙う。AZMが回避して前転からのドロップキックを見舞い、カバーから腕を取って変形羽折固め。さらにブレーンバスターを狙うが、香萌が着地して延髄斬りを発射、AZMもかわしてドロップキック。香萌もかわしてエビ固めのシーソーゲームへ。AZMと香萌はそれぞれ石黒レフェリーを使っての攻撃を狙うが、最終的に石黒レフェリーがフライング・クロスボディで2人をまとめてなぎ倒して自分でカウントを叩く結果に。
 香萌とAZMが真っ向から打撃戦を展開し、AZMのミドルキックを胸に受けた香萌が「痛くないぞぉ~!」と雄たけび。AZMは「いたくない?」と連打。香萌は腕立て伏せでパワーアップしてエルボーを打ち込むとみせかけ、向こう脛へのキックで怯ませてドロップキック。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで追撃して山下にタッチ。
 山下はAZMに「クソガキ!」と串刺しラリアット、「クソチビ!」とボディスラム。AZMは「クソババア!」とエルボーを打ち込んでいくと、山下は「このケツの青いクソガキが!」とエルボーを見舞うと、AZMがショックを受けて泣いてしまう。山下にブーイングとともに「謝れ!」コールが飛ぶと、山下が「本当に、本当に……」と謝るフリからトラースキック。AZMは怒ってミスティカで叩きつけて赤井にタッチ。
 赤井は山下の顔面にビッグブート連打。山下が「もっと来いやあ!」と雄たけびを上げて受けていき、延髄斬り。ロープに飛ぶが赤井がカウンターのビッグブートをヒットさせブレーンバスターを狙う。山下が逆にぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつけ、夏にタッチ。

 夏は赤井にビッグブートからランニングネックブリーカードロップ。さらにロープに振っていくが、赤井がロープに捕まって耐え、ジャンピング・ミドルキック。赤井が串刺しビッグブートを放つも、夏が回避。山下&香萌がアシストに入り、夏が赤井にブロンコバスターからの顔騎腰振り。さらに夏がロープ間をなん往復も走ってから顔騎式体固め。
 夏はロープに飛ぶが、赤井がカウンターのハイキックを叩き込み彩羽にタッチ。

 彩羽は夏にランニング・ミドルキックからサッカーボールキック。続けてブレーンバスターで叩きつけると場内は大・夏コール。彩羽がロープに飛ぶと、山下がラリアット、香萌がドロップキック。夏がビッグブートからブレーンバスター、ドラゴンスリーパーからリバースDDTと連撃。さらに妖乱を狙うが、振り払った彩羽がコーナーに振り、AZMがエプロンから延髄斬り。赤井が串刺しビッグブートで追撃し、彩羽が夏に外道クラッチ。香萌がカットに来るとジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけ、夏もレッグロールクラッチで固める形でフォールもカウントは2。
 彩羽がコーナーに上がってスワントーンボム。これは山下がカットし、エルボー連打。彩羽はハイキックで山下を蹴散らすが、夏はバラムチで彩羽をひっぱたいてダブルアームDDTからシャイニング・ウィザード。妖乱で突き刺すも赤井がカット。AZM&赤井を場外に排除した香萌がトペ・スイシーダで飛んでいく。
 夏と彩羽がエルボー合戦を展開。彩羽の強烈な一撃で夏がダウンするも、追撃を狙った彩羽をキャッチして首固め。キックアウトした彩羽がコンビネーションキックを叩き込むも夏は根性のキックアウト。ならばと彩羽がランニングスリーで夏を叩きつけて3カウントを奪った。


夏「しあひ、あひがとうござひまひた……。ちょっと腹から声出すのキツいんで、マイクの音量上げてください……。ありがとうございました。ちょっとごめんなさい、今あたし、大会、締めれそうにないんで、あの、今日、赤井沙希さん。来月引退されちゃうんですね。もしかしたら今日来てるお客さんの中には、今日が赤いさんの試合を見るのが最後という方もいらっしゃるんで、ちょっと私、休んでる間にお客さんに、最後、赤井さんからメッセージお願いします」

赤井「本日はお忙しい中、皆様夏すみれ10周年記念興行にお越しいただき誠にありがとうございます!ホント、今年が私たちみんな10周年ということなんですけど、本当にたくさん、たくさん、言いたいことはたっっくさんあります!でも、今はこれだけ言わせていただきます。夏すみれさん!私たちと同じこの時代にプロレスラーとして生きててくれて本当にありがとうございます!同じ時代にプロレスラーとして入れて本当に光栄です。本日は改めておめでとうございます!」

夏「こちらこそ、同じ時代にプロレスラーになってくれてありがとうございました。欲を言えば、もっと早く貴女と知り合いたかったです。そしたらきっと、もっともっと色んなことやれたんだろうなあって思いました。股間に感じた貴女のぬくもり、絶対に忘れません!最後まで気をつけてがんばってください!ありがとうございました!改めまして、本日は皆さんご来場いただいてありがとうございました。レフェリーも上がっておいでよ。いいから。(※石黒レフェリーが「えっ、今ぁ?」と返しながらもリングへ)ついでにYAKOも上がっていいよ。いるならな。いねーならいいや。(※YAKOもリングへ)こうして今、リング上にいる8名は、同じ2013年にプロレス界に生まれました。あっ、そうなんですよ、彼(石黒レフェリー)も実は同期。同じオーディションを受けて。この10年間、8人には8人それぞれの10年間があったと思います。私事で言えば、1度団体でデビューし、そして団体を離れ、フリーとして活動して、プロレス休んで、バーやって、復帰して。まさか10年前にね、今こうして自分がこんな形でプロレスをやっているとは到底思えませんでした。なぜなら、昔から私を知ってくださっている方々はご存知かもしれませんが、私、デビュー当初は『プロレス界を絶対10年で辞める』って言ってました。めちゃくちゃ豪語してたと思います。それには色んな理由がありますけど、とにかく『10年で絶対プロレス界を離れよう』って決めてたんですが、10年経った今……まっっったく離れられそうにないです!こうして10年を迎えられたのも、こういう機会じゃないと改まった場所で言えないんで、ちょっと言わせてもらいますけど、こうして10周年をこういった形で迎えられたのも、まずなによりプロレスリングWAVE、そしてGAMIさん。皆さんが私という人間をプロレス界に入れてくれて、こうしてプロレスラーとしてデビューさせてくれたおかげだと思います。途中、空白の時間もありましたが、それでもこうして10年という節目のときに再びプロレスリングWAVEと交わることが出来たのは、本当に私の中で嬉しかったです。だから、改めて、WAVE、そしてGAMIさん。私をプロレスラーとして産んでくれて、本当にありがとうございました。あと、今日こうして、こういう場を迎えられたのも、スターダムさんあってことです。フリーになってすぐ、どこの馬の骨かもわかんない女を拾ってくれて、『なんでも好きにやっていいよ』って、ずっと私が自由でいられる環境を与えてもらいました。今こうして、夏すみれとして自分のあり方をプロレス界で見つけることが出来たのは、スターダムさんのおかげです。今は私もスターダムさんを離れて、一個人として活動しています。やっぱりね、スターダムさんがあるからこそ女子プロレス業界、すごい盛り上がって来たなって思うけど……思うけど!やっぱりね、言わせてください。女子プロはスターダムだけじゃねーんだよオイッ!でもね、私はスターダムの選手が活躍して大きくなっていく姿、見ていて、めちゃくちゃ嬉しいです。一緒にね、新木場で、ちっちゃい小屋で試合してきた友達が活躍してるのはすごい嬉しいことだけど、みんなの活躍を指くわえて見てるだけなのも悔しいんで。多分これはこれは私だけじゃなくて、私以外の選手もみんなそう思ってると思うし、ウチらはウチらなりに女子プロレス界という荒波を……そんな荒波に飲み込まれないようにやっていくんで、スターダムさんもこれからもっともっと大きくなっていってください。そして、もしも万が一私が荒波に飲まれて溺れかけたときには!是非もう1度こうして手を差し伸べていただいて!そして手を差し伸べるどころか豪華クルーズに乗せていただいて、そのまま陸まで引っ張り上げて、山の頂上まで連れてってください!スターダムさんお願いします!スターダムさんあってのワタクシでございます!本当に今日はありがとうございました!改めまして、みなさんがこうして会場に集まっていただいて、自分たちの活動を見守っていてくれるからこそ、自分たちはこうしてプロレス界で生きていけると思うんで、今まで10年間見守ってくださったお客様、そしてこれからもどうか、私たちの活動を見守ってください。私ら、2013年デビューのウチらが、先頭に立ってこれから女子プロレス業界をまだまだ盛り上げていきますんで。そしてそんなウチらを見て、皆さんの活力になれたらと思ってますんで、これからもどうか応援よろしくお願いします!夏すみれ10周年記念、『Decade of Queens』、ご来場いただきありがとうございました!」

<試合後コメント>

夏すみれ&山下りな&小林香萌
山下「私も夏すみれとみんなと同じく2023年、10周年なんですけども、私は自分の記念興行をやる予定というのは全く、ありません。そして、でもこうやって夏すみれが自分だけじゃなく、同じ、本当にもう今日多分こんなメンバー集まるの最初で最後だと思うんですよ。赤井沙希も11月に引退してしまいます。夏が積み上げてきた楽しくも苦労してきた10年間というものが、このリングに凝縮されていたと思います。本当に胸を張って最高の同期を持って、今日までプロレス続けてきて本当によかったと思ってます。ありがとう」
小林「夏10周年おめでとう。そして私達もおめでとう」
夏「いや本当におめでとうや!」
小林「本当に夏がリング上で言ったように、2013年デビュー組がこれからのプロレスを率先して引っ張ってかなきゃな、って思ってます。2013年組ってめっちゃ強くて、ほぼ辞めてないし」
夏「それ結構珍しいんだよね」
小林「いなくなってないんですよ同期が。ライバルがほぼほぼもう残った状態で、やっぱりいろんな荒波をくぐって、ウチらここまでたどり着いてるので、これからも、頑張っていこ。よろしくお願いします」
夏「自分としてはこうやって、二人と久しぶりに組めて、すごい嬉しかったです。若手時代っていうのは誰でも苦労する。そんな時代を一緒に過ごしたのがやっぱこの2人なんで。同期いっぱいね、2013年、いますけどやっぱその中で、もこの2人には一番思い入れがありますし、そんな2人と誰1人欠けることなく10年迎えれたのって、やっぱすごい良かったな、って思うし、今日というね、日を迎えられたのも実はすごい奇跡で、来月にはね、赤井さんも引退しちゃいますし、山下もね、たくちゃん(彩羽)も2人ともアメリカ行ってて、帰国直後でね、香萌ちゃんもちょっと諸事情でしばらくあれなんで、何かそこは察していただくという感じで。別に妊娠とか不祥事ということではないですけど(笑)別に謹慎とかじゃないですけど、そして直前にAZMちゃんもね、ちょっと負傷ではないんですけども、治療のため欠場っていう中で、本当に今日という日が迎えられなかったかもしれない、っていう本当危機の中でですね、本当にこの10月18日という日は、本当に奇跡がピタッとはまる。そんな1日だったんで、本当に今日しか見れないものが提供できたかなって思います。わたくしは、先ほどリング上でも伝えた通り、スターダムさんの主催興行で言うのもなんですが、『女子プロはスターダムだけじゃない』これをスローガンにですね、やっていきますので、と言いつつもですね、でもやっぱりスターダムさんがね、業界を一番先頭に立って引っ張ってくれてるからこそ女子プロレス界どんどんどんどん、これからもいっぱいいろんなね新規ファンを獲得して広げていけると思うんで、潰し合いじゃなくてね、こうして今回私がやらせていただいたように、うまいこと女子プロ界の連携とってね、みんなが、みんなのためになるように動いていけば、もっともっと女子プロレス界広いところに出ていけると思うんで、何となく、そんなきっかけになれたら自分としては一番嬉しく、思ってます」

――夏選手は主役願望は強いタイプか
夏「うーん難しいですね。そりゃね、こういう表に立つ人間なんで。私もそれはまあ目立ちたい、っていうのは、誰よりもありますよ。でもね、その分やっぱり、それぞれ人には、人に与えられた部分があると思うんで、私は私ができる最大限の部分を生かしてですね、自分の役割の中で、ちゃっかり美味しいところをもらうっていうのが私のスタイルだと思いますんで、11年目12年目これからもですねそういった部分はきっと直らないと思います」

――最後、彩羽選手へ立ち向かっていったのはあえてか
夏「私と彩羽匠が同期だと思ってる人って、何人ぐらいいるんですかね?(笑)それくらい強敵ですよ、やっぱりね。すごいっすわ本当に、うん。なんか、若手のときからやっぱりたくちゃんって1枚も2枚も上手で、今日久しぶりに手合わせましたけど、やっぱもうこの人かっけえなっていうね、もう尊敬の念しかないですね。今度ちょっとプロレスを教えてもらおうと思います。弟子入りします。ちょっと千葉遠いんで新宿で教えてもらえたらなって思います。交通費は出します」

――『10年で引退』、『何かをやり遂げたら引退』、『海外に行ったら引退』といった言葉がこれまであったが、今10周年試合終えてみて、もう引退という言葉は頭にはないか
夏「なかったんですけど。でも、こうして身近な同期で、もちろんね、引退した方もいれば、言われてみれば、あの人いなくなったね、っていう人もちょこちょこいますけど、2023年で赤井さんの引退っていうのを聞いたときに、ちょっとやっぱ、多少は自分たちももうそんな年かあとはちょっと思いました」

彩羽匠&赤井沙希&AZM
赤井「自分は来月でプロレス活動を引退してしまうんですけれども、正直今まで、自分が会見でも話した通り、引退に悔いはなかったんですけども、今日こうやって素晴らしい同期と絡むことができて、もっと早く絡みたかったな、って思いました。本当に夏選手とはあんまりこの10年で絡んだことなかったんですけど、すごい『なんであんな大癖のある選手と今まで絡んで来なかったんだろう』と思いました。今日の興行は夏選手の素晴らしい気遣いとかキャラクターとか性格がすごい端々に出てたと思うんで、皆さんもすごい楽しんでいただけたんじゃないかな、と思いました」
彩羽「本当にそうですね、みんな言ってた通り10周年なんですけど、自分が10周年のときに怪我してたので、記念大会ができなかったんですけど、こうやって周りの同期たちがやってくれて、そこに呼んでくれて本当に10年やってて、このみんなのそれぞれのスキル、被りもないスキル、すごい濃いなって本当に思いますね。赤井さんが来月で引退って言ってますけど、多分まだまだ頑張ってくれると思うので、またね、15周年でまたこのメンバーでね」
赤井「あ、ぜひぜひ呼んでください」
彩羽「やりましょう」
AZM「本当にもう言った通り全員キャラ違う。濃すぎて、リング立ったとき笑っちゃいそうだった。違いすぎて、私も2013年にデビューさせていただいて、キッズファイターっていう括りなんですけど、こうやって同期として迎え入れてくれて、すごく嬉しかったです」
彩羽「本当は入ったの先輩だったもん」
AZM「そうだよね!そう、そうそう!」
彩羽「うち4期生で、先輩」
AZM「入門は早かったんだけど、なんかデビューは一緒みたいな感じで。赤井さんと関わる機会も本当ないかな」
赤井「そうですね」
AZM「と思ってた中で夏さんがこうやって作っていただいたので、本当に嬉しかったです楽しかったです」
彩羽「また5年後」
一同「あはは!」
赤井「その時呼んでください」
彩羽「プロレス界の引退ってね。アレだから。5年後お会いしましょう」(※赤井、耳をふさぎ聞かないふり)
一同「ありがとうございました!」

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