【試合詳細】10・9 アイスリボンラジアントホール大会 柳川澄樺&松本浩代vs星ハム子&松下楓歩 弓李vs芦田美歩 星いぶき&しのせ愛梨紗vs櫻井裕子&咲蘭 真琴&ZONESvs網倉理奈&藤滝明日香 トトロさつきvs小池真優香
『横浜リボン2023・Oct.』
日程:2023年10月9日(月)
開始:12:00
会場:神奈川県・ラジアントホール
観衆:133人
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○トトロさつき
9分22秒 逆片エビ固め
●小池真優香
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○真琴(フリー)/ZONES(Evolution)
14分14秒 変形コブラクラッチ
網倉理奈(COLOR'S)/●藤滝明日香
▼タッグマッチ 20分1本勝負
星いぶき/○しのせ愛梨紗
13分45秒 オクラホマロール
櫻井裕子(COLOR’S)/●咲蘭
▼ICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦時間無制限1本勝負
●弓李
6分46秒 チアガール
○芦田美歩
※芦田がトーナメントを制し、次期挑戦者となる
▼タッグマッチ30分1本勝負
○柳川澄樺(JTO)/松本浩代(フリー)
19分48秒 1010→片エビ固め
星ハム子/●松下楓歩
ハム子が若手に未来を託し10・22大阪で1111vsはたちーずのリボンタッグ戦が正式決定!プロレスキャリア1ヵ月半の芦田がICE×∞王座挑戦権を獲得し11・3プリズムホールで挑戦決定!
第1試合
8月26日後楽園ホール大会で『THE CHALLENGER』のメンバーとしてデビューした小池のデビュー2戦目の相手はアイスリボンの大黒柱トトロ。開始と同時にエルボーを連発していった小池。両手を後ろに組んで受けて立ったトトロは小池の動きが止まった瞬間を逃さずにヘッドロックを決める。グランドで絞め上げると、今度はトトロからエルボーを打ち込んでいく。小池も必死に打ち返してのエルボーの打ち合いからトトロがボディスラムを決めエプロン際に寝かせての踏みつけ、コーナーでの顔面踏みつけ、さらに首投げからカバーもカウント2。
再びエルボーを連発する小池。トトロが打ち返すとバックステップから小池がクロスボディでトトロを倒す。カバーもカウントは2。トトロをコーナーに振った小池は串刺しジャンピングニー。もう1回コーナーに振ろうとするがトトロが切り返し小池をコーナーに振ると串刺しラリアット。カバーもカウントは2。エルボーの打ち合いから小池がカニばさみでトトロを倒すとアームロックを決めながら自らブリッジする変形アームロックで絞め上げる。ロープに逃れたトトロに小池がダイビングボディアタック。カバーもカウントは2。再びコーナーに上がった小池だが、トトロが追いつきファイヤーマンズキャリー。小池がバックに回り込み高角度回転エビからカバーに入るもカウントは2。
小池が続けて丸め込み2連発もいずれもトトロがキックアウト。2度目のクロスボディを狙った小池だが、これをトトロが体で吹っ飛ばすとボディプレスでカバーもカウントは2。今度は腰にトトロがボディプレス。カバーもカウントは2。トトロがコンバインから逆片エビ固めへ。ロープに手を伸ばす小池だが、距離があり届かず。小池がギブアップを喫した。
第2試合
EvolutionのZONESが真琴とのタッグでアイスリボン初参戦。ZONESとは同期となる藤滝は3月19日後楽園ホール大会以来のアイス参戦の網倉とのタッグで相対した。試合は真琴vs藤滝でスタート。腕の取り合いから真琴がヘッドロックを決めるが、藤滝がカウンターのタックルを決め真琴を吹っ飛ばすと、網倉に交代。網倉がワ―プレスを決め、さらに藤滝を呼び込みダブルのワ―プレスを成功させると、もう一発ワ―プレスを狙うが真琴が剣山。さらに蹴りを入れてZONESに交代。網倉からタッチを受けた藤滝といきなりタックルのぶつかり合い。ZONESが打ち勝ち、エルボードロップからカバーもカウント2。エルボーの打ち合いからZONESがドロップキックをヒットしカバーもカウントは2。ZONESのボディスラムをこらえた藤滝がZONESをボディスラムに決め、その場飛びのボディプレスでカバーもカウントは2。
代わった網倉とZONESがラリアットの打ち合い。網倉が打ち勝ち、2段式ワ―プレスでカバーもカウントは2。ZONESがカウンターのラリアットでカバーもカウントは2。さらにコーナーからのダイビングエルボードロップでカバーもカウントは2。代わった真琴が網倉の顔面に片足ドロップキックでカバーもカウントは2。さらに無気力キックでカバーもカウントは2。網倉と藤滝がダブルのタックルで真琴を吹っ飛ばし、藤滝のジャンピングボディプレス、網倉のワ―プレスでカバーもカウントは2。網倉がセントーンでカバーもカウントは2。網倉がサイドスープレックスでカバーもカウントは2。
代わった藤滝が串刺しボディアタック、さらに串刺しタックルを狙うが真琴がかわす。真琴が蹴りの連打からダブルニードロップでカバーもカウントは2。藤滝がチョークスリーパーからラリアット気味に真琴をマットに叩きつけカバーもカウントは2。藤滝が串刺しタックルから逆エビ固め。真琴がローリング袈裟斬りでカバーもカウントは2。真琴がかかと落とし、ダブルニードロップでカバーもカウントは2。真琴の蹴り合いを掴んだ藤滝が絞り上げる。そのまま回転して真琴を振り落としてカバーもカウントは2。藤滝がバックフリップでカバーもカウントは2。真琴を引き起こそうとする藤滝にZONESがラリアットを叩き込む。ロープ際で起き上がろうとする藤滝に蹴りを見舞った真琴がカバーもカウントは2。真琴がブレイジングキックから変形コブラクラッチを決めながらグランドに持ち込み、奮闘する藤滝からギブアップを奪った。
第3試合
いぶきへの挑戦はならなかったものの、トーナメントでの試合内容で確実な成長を見せた咲蘭。試合前は涙目だったが、ゴングと同時に櫻井と2人で奇襲攻撃を仕掛けると、しのせを捉えてダブルのドロップキックからおてんばダッシュ。咲蘭がフットスタンプでカバーもカウントは2。コーナーでの踏みつけから代わった櫻井がキャメルクラッチ。踏みつけカバーもカウントは2。代わった咲蘭が手の甲へのフットスタンプ2連発。エルボーで反撃するしのせにストンピングを連打する咲蘭。さらにドロップキックを決め櫻井に交代。しのせがクロスボディを決めカバーもカウント2。
代わったいぶきがドロップキック。咲蘭が入り、櫻井と2人でいぶきをロープに振るが、いぶきは2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。さらに櫻井に逆水平チョップを連打。しのいだ櫻井がコブラツイスト。咲蘭がしのせにパロスペシャルを決めてフォロー。いぶきがロープに逃れる。グランドコブラでカバーもカウントは2。櫻井が串刺しエルボー、タックルでカバーもカウントは2。櫻井のブレーンバスターをこらえたいぶきがつっか式卍固め。ロープに逃れた櫻井にいぶきが飛び込むも櫻井がカウンターのハイアングルキック。カバーもカウントは2。代わった咲蘭がドロップキック。さらにエルボーに行こうとするが、その後のいぶきのチョップを恐れてか、動きが止まってしまう。それでも必死にエルボーを連打するが、コスチュームを引き揚げて胸元をカバー。容赦なしのいぶきのチョップが飛ぶ。雄たけびを上げながらエルボーを返す咲蘭だが、再度、いぶきがチョップを叩き込む。こらえた咲蘭がドロップキック4連打でカバーもカウントは2。
咲蘭が人工衛星ヘッドシザースからバックに回ってのチョークスリーパーへ。ロープに逃れたいぶきがしのせに交代。しのせがタックルでカバーもカウントは2。エルボーの打ち合いから髪の掴み合い。さらに咲蘭がしのせの足をガンガン踏みまくる。咲蘭がドロップキックからカバーもカウント2。咲蘭が胴締めスリーパー、フットスタンプからの丸め込みを連発もしのせが必死にキックアウト。櫻井がブレーンバスターのフォローから咲蘭がジャックナイフもカウントは2。咲蘭のダイビングフットスタンプをしのせがかわす。いぶきがライトニングスパイラルのフォローからしのせがネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。激しい丸め込み合戦へ。最後はしのせがオクラホマロールを決め咲蘭からカウント3を奪った。
第4試合
キャリア10年の弓李とキャリア1ヵ月半の芦田がICE×∞王座挑戦権を賭けてトーナメント決勝戦で対戦。試合は芦田の奇襲のドロップキックでスタート。さらにローリングエルボーを決める。弓李が首投げから変形コブラツイスト。さらに丸め込むもカウントは2。弓李のアームブリーカーを逃れた芦田がスタンドのチョークスリーパー。コーナーに叩きつけて逃れた弓李だが、芦田はロープを超えてエプロンに立つと背後からハイキックを入れ、開脚して体を沈めて1段目のロープをくぐると弓李を丸め込むもカウントは2。芦田がジャンピング片足キックでカバーもカウントは2。芦田のボディスラムをこらえた弓李がエルボーを連打。芦田も応戦する。打ち合いから弓李が芦田の腕を取って回転するとヘッドシザースを決めながらのアームバーへ。さらにロープに逃れた芦田の顔面踏みつけから、飛び込みの顔面ウォッシュ、ネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。弓李がブロックバスターを決めるも芦田が反転してカバーもカウントは2。芦田がスピンキックからブロックバスター。カウントは2。芦田がスクールガールもカウントは2。弓李が腕ひしぎ十字固めへ。しのいだ芦田を弓李がフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウントは2。弓李が腕サソリ固めを狙うが反転した芦田がチアガールを決め弓李からカウント3を奪った。
トーナメントを制しいぶきへの挑戦権を手にした芦田が勝ち名乗りを受けると、本部席近くで試合を視察していたいぶきがベルトを肩にリングに上がる。「芦田が上がってきた。きゅーさんとやる気満々だったのに。芦田か。(芦田が「芦田です!芦田美歩です!」と応えると)自分の感想としてひとつ言わせてもらうと、あなたが1ミリも上がってくるとは思わなかった。そんな中、頑張って、練習も頑張って上がってきた芦田に最高な場所を用意してあげますよ。今日よりも緊張すると思うよ、芦田。今年最大のビックショー!11月3日、東京ドームシティ・プリズムホール大会で、王者・星いぶき対挑戦者・芦田美歩、決定です!手も足もぼっこぼこにして、プロレス辞めたくなる、そんな試合にさせてみせますよ。(※芦田の目の前に立ち、ベルトを掲げる)よろしくお願いします。」といぶきが手を差し出し、芦田が「よろしくお願いします!」と握手。誰もが想像しなかったいぶきvs芦田のICE×∞王座戦がアイスリボンの今年最大のビックマッチ11月3日東京ドームシティ・プリズムホール大会のメインイベントに決定した。
<試合後コメント>
芦田美歩
――トーナメントを制しました。今の気持ちは
「(しばしの沈黙のあと、涙をためながら)嬉しいし…次がいぶきさんというのがプレッシャーがすごいですけど…でも前から言ってますけど、挑戦者に選ばれたからには新人とはいえ、あのベルトを絶対に獲りたいと思っていたので、11月3日はしっかりもっと強くならないと…。」
――ビックマッチのメインでタイトル戦という重圧を感じる?
「感じます。いつもポジティブなことばかり言ってますけど、怖いです。やれるか、まだわかんない。5月からやってきたことを信じて、ベルトをいぶきさんから獲るってことが今まで教えてくださった先輩方への恩返しになったらと思って、私が今できることを全力で頑張りたいなと思います。」
――いぶき選手とは1度タッグで対戦していますが、改めてどういう印象か
「怖いです。チョップをまた受けるのかって思うと。いぶきさんも絶対に、こんな新人なんかにベルトを渡したくない、渡すもんかっていう、すごい強い気持ちで挑まれるんだろうなと思うので、覚悟はしています。自分との戦いになりますね。相手はいますけど、自分がどれだけ最後まであきらめずに戦えるかっていう。」
――勝機や対策は
「私ならではの隙を衝いた技とか、武器になるようなものをしっかり練習して11月3日に使えたらいいなと思っています。戦うからには勝ちたいと思います。」
星いぶき
「まさか芦田が決勝まで上がってトーナメント優勝するとは本当に思っていなくて、決勝戦が決まった瞬間に自分は弓李さんとやることしか考えていなくて、ちょっとがっかりした部分もあるんですけど、やっぱり芦田なりにすごい頑張っていたのも見ていたし、芦田が成長した部分を感じ取れたらなと思います。アイスリボンでデビューして2カ月で挑戦する人、ここ数年いなかったんじゃないかなと思っていて、でもそういう選手が現れたほうがアイスリボンの未来は明るいと思うし、ほぼアイスリボンの次期未来は芦田に懸かっているんじゃないかと思うので、自分が言うのも変ですけど、芦田に頑張ってほしいなっていう気持ちがあります。」
――いぶき選手もデビュー戦がタイトルマッチで、シングル王座はなかなか手が届かなかった。芦田選手に対する嫉妬心は?
「ありますよ、それは。自分もデビューしてからなかなかシングルのベルトにはたどり着かなかったので、嫉妬っていう部分はあるんですけど、それを持って試合をするのは嫌なので、自分的には芦田の成長する姿を感じ取って、その分、ボコボコにしてやろうかなって。プロレス辞めたいくらいの、感じたことのない痛さを味あわせたいと思います。潰しますよ。その分、潰されない覚悟で上がってきてほしいなという気持ちはあるので、どんな形であろうが、どんな手を使ってでも(勝負して)きてほしいなと思います。」
第5試合
前々日の道場マッチでいぶきがハム子との親子スターで10月22日大阪大会でのリボンタッグ挑戦を表明。「聞いてないよー」状態のハム子がリボンタッグ王者の柳川とメインで対角に立った。また柳川のパートナーの浩代は5月14日新木場大会=ハム子デビュー15周年記念興行のハム子とのシングル戦以来のアイス参戦。ハム子のパートナーの楓歩にとっては浩代とはこれが初対決。
開始早々、浩代がハム子、楓歩のダブルのお・し・り・だーっ!を潰しハム子をコーナーに叩きつけ柳川に交代。代わった柳川にハム子がボディプレスからカバーもカウント2。代わった楓歩をボディスラムに決めた柳川がコーナーで楓歩の顔面に膝を立て、さらにコーナーに詰めてヒッププレス。代わった浩代が楓歩に逆水平を連打。タックルで楓歩を吹っ飛ばすとハム子がフォローに入るもハム子も吹っ飛ばし、コーナーに2人を重ねて浩代が豪快串刺しプレス。カバーもカウント2。楓歩の髪を掴んで引きずり回し、さらに膝を入れて倒すと楓歩の両手を踏みつけて仁王立ち。膝の上にバックブリーカーで落としカバーもカウントは2。代わった柳川がストンピング、串刺しエルボー、サイドキックからカバーもカウント2。楓歩が首固めもカウントは2。柳川が浩代を呼び込みダブルのハイアングルキック。柳川がカバーもカウントは2。柳川がスピンキックからカバーもカウント2。楓歩がカウンターのタックルを決めハム子に交代。ハム子がタックルも浩代が入る。柳川とのダブル攻撃を狙うもハム子が2人まとめてランニングネックブリーカードロップに決める。柳川がカウンターの片足ドロップキック、飛び込みニー、片足低空ドロップキック、ダブルニードロップでカバーもカウントは2。柳川がコンテンポラリーキックからカバーもカウント2。代わった浩代がアルゼンチン・バックブリーカー。バックに回って逃れたハム子が丸め込むもカウントは2。ハム子がハムロールも蹴り返して逃れた浩代が「浩代ロール!」と言いながらハムロールでカバーもカウントは2。怒ったハム子が腹ウォッシュ連打からシャイニング腹ザードでカバーもカウントは2。代わった楓歩がドロップキック、串刺しエルボー、ミサイルキックでカバーもカウントは2。サッカーキック連発でカバーもカウントは2。ロープに飛んでのサッカーキックをかわした浩代が丸め込むもカウントは2。その体勢からコンバイン、逆片エビ固め。強烈な絞め上げに耐えた楓歩がロープに逃れる。浩代のロックドロップをこらえた楓歩がエルボーを打つも浩代は仁王立ち。なおもエルボー連打も浩代がヘッドバット。楓歩が横入り式エビ固めもカウントは2。浩代がカウンターのラリアットを決め柳川に交代。柳川が片足ドロップキックから串刺しジャンピングニー、ネックブリーカードロップからカバーもカウント2。柳川がサーフボードを決めるがハム子がカット。楓歩がSTOからサッカーキックでカバーもカウントは2。柳川が楓歩の蹴りをかわしてバッククラッカー。エルボーの打ち合いから柳川がヘッドバットを決めるが、ハム子が飛び込みラリアットでフォロー。楓歩が変形ブロックバスターでカバーもカウントは2。浩代がハム子と楓歩をまとめてバックドロップに決めようとするが、これを2人がこらえる。浩代をロープに振るが、浩代がカウンターのラリアットで2人を吹っ飛ばす。柳川が変形のフェイスクラッシャーからカバーもカウント2。柳川がスピンキックでカバーもカウントは2。楓歩が延髄ハイキック、バズソーキックでカバーもカウントは2。楓歩のファルコンアローをこらえた柳川。そこに浩代が飛び込みラリアット。柳川が0101でカバーもカウントは2。柳川がダブルニーアタックでカバーもカウントは2。続けて柳川が1010を決め、楓歩からカウント3を奪った。
柳川「勝ったぞーっ!浩代さん、初めまして!柳川澄樺と申します。浩代さんはアイスリボン久々ということで、何か、マイクどうぞ。」
浩代「皆さん、本日はお日柄もよく…アイスリボンに参戦するときはほとんど雨なの!みんな諦めて。でも1年半ぶりに帰ってきました!今回は欠場者が出て、代理ということで参戦になったんですけど、今日対戦した松下楓歩。いろんなアイスリボンの選手に、がっちりやってください、期待しているんです、あの子に。そう言われて、今まではつっかとかハム子しか知らなかったけど、今日はどんな出会いがあるか、本当に楽しみにしてきました。でもさあ、開始前からへらへらへらへら。私もナメられたもんだなと思ったわ。(楓歩に向かって)松本浩代と戦うこと、今日が初めてだよね。あんな開始前からへらへらしてんじゃねえよ。あたしはな、つっかやハム子に育てられた子があんな緊張感のないヤツだとは思わなかった。正直がっかりだわ。次、私の前に立つとき、あんなへらへらしてたら10秒で終わらすかんな。という私の今日の感想でした。ありがとうございました!」
※浩代が一人、リングを降りさっさと引き揚げる。
柳川「あの~ちょっと疑問に思うことがありまして、私。10月22日の大阪、リボンタッグ、本当に親子スター決定でいいんでしょうかね?」※いぶきがリングに上がる。
いぶき「ハム子、親子スターであのベルト、もう1回巻きましょう。」
ハム子「私がいないところでことを進めようとしているかもしれませんけど、何でもかんでもOK出すと思ったら大間違いですよ。いぶき、指名してくれてありがとう。また親子でベルトを巻きたいって気持ちは変わらない。でも今じゃない。客観的に観て、今のアイスリボンはいぶきと楓歩、はたち~ずがベルトを獲りにいったほうが、アイスリボンの未来は明るいと思いませんか?2人はどう思うかな?」
楓歩「私、いぶさんに断られたんで。道場マッチで断られたんで。まあ、パートナーが欠場になってっていう気持ちは変わらないですよ、私は。」※清水ひかりがリングサイドに現れる。
清水「欠場者の私なんかが言うことではないですけど、私がアイスリボンに出てたのはアイスリボンがもっともっといい団体になってほしいからなの。もっと楓歩と一緒にやっていきたかったけど、しばらくの間は戻れない。いぶ、お願いできないかな?楓歩、お前はアイスリボンにこだわって強くなっていってほしい。復帰したらまた組もう。いぶ、復帰したらシングルやろう。必ず戻ってくるから、それまで2人で組んでアイスリボンの価値、このタッグのベルトの価値、爆上げしてこい。それがうちの願いです。」
楓歩「私が清水ひかりにこだわっていたのは、結局は自分のためなんですよ。だけど今はアイスリボンのために組みませんか?」
いぶき「OK!はたち~ずでやってやりましょうよ!1111?いいよ、そのベルトを剥がして、うちらの腰に巻いて、アイスリボンの未来を担っていきます。」
柳川「ということで、10月22日の大阪リボンは1111対はたち~ず決定!たしかにはたち~ずはアイスリボンの未来を担う2人だと思うけど、1111もJTOという看板を背負って、そしてこのアイスリボンを明るい未来へと持って行く、その覚悟があるから絶対に10月22日は1111が防衛する。」
※最後は柳川がセンターに立って「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で横浜リボンを締めた。
<試合後コメント>
柳川澄樺
――ようやく大阪の挑戦者が決定しました
「はい。はたち~ずということで、星いぶきと松下楓歩のタッグなんですけど、いぶきさんはアイスリボンのシングルのベルトを巻いていて、楓歩も自分がアイスリボンに参戦してから後輩だけど、すごく魅力的な選手だと思ったし、アイスリボンの未来を担う選手だと思っていたので、この挑戦はすごく嬉しいです。あの2人はアイスリボンの未来を担うために頑張ると思うんですけど、私もJTOの看板を背負ってアイスリボンに立っている以上、アイスリボンの未来も引っ張っていく覚悟もありますし、JTOもアイスリボンもどちらも大事な団体なので、このベルトは1111が防衛してアイスリボンを引っ張っていきます。」
――挑戦者が変わってことは特に問題ない?
「正直、あのときはいぶきさんが暴走してて急にハム子さんがいないところで勝手に決定したので、自分も腑に落ちないなって部分があったので、今日、当事者たちの話も聞いたうえで、はたち~ずに決定したことは自分にとってもいいことだなと思うので。でもハム子さんとはむこまことタイトル戦をして直接決着はついてないんですよね。自分もいつかむこまこと2対2でやって勝ちたいっていう気持ちがあるので、ハム子さんにはむこまこで挑戦してもらいたいっていう気持ちがあります。」
――もちろん防衛と
「もちろん防衛します。1回目はJTOの稲葉姉妹と対戦して、30分1本勝負で29分25秒っていうギリギリのところで防衛して、正直、ドローだったらはく奪というすごく危ない状況で防衛ってところだったので、次こそは、すごい強敵ではありますが、ここまでならないように、なるべく早く仕留めたいと思っています。」
<試合後コメント>
星いぶき&松下楓歩
楓歩「私、1回振られたんですけど、告白したらOKもらえました。何これ?こんなことないですよね、今まで。」
いぶき「うちが言ったときもそうだけど、アジャ様のピンチはチャンスって言葉を聞いて、大号泣したんですよ。ピンチはチャンスだって言葉を頭に入れていたので、今はピンチじゃないですか。ピンチだからいぶきと楓歩で、ピンチはチャンスていう言葉を糧にしてベルトを巻いて、アイスリボンの未来を背負っていけたらなと思います。」
楓歩「本当にほしい。でも2冠じゃないですか!それはずるい!」
いぶき「ずるいって言われちゃったけど、自分のためじゃなくてアイスリボンのために組みましょう!でも残り4ヵ月?」
楓歩「はい、自分が21歳になるまで。なったらどうするんですか?ベルト獲って21歳になったらどうするんですか?
いぶき「やばい!名前また変えないといけないかな?」
楓歩「改名できるくらいベルトを持って強くなりましょう!」