【試合詳細】10・26 アイスリボン道場マッチ 真白優希&星ハム子vs勝愛実&海乃月雫 ブリタニー・ブレイク&櫻井裕子vsトトロさつき&Yappy グリズリー藤滝vs古河奈苗 YuuRI&咲蘭&若菜きらりv神姫楽ミサ&しのせ愛梨紗&叶ミク

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『アイスリボン1377』
日程:2024年10月26日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:55人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
YuuRI(ガン☆プロ)/咲蘭/●若菜きらり
12分2秒 ちあふる☆ほいっぷ→体固め
神姫楽ミサ(JTO)/○しのせ愛梨紗/叶ミク(T-HEARTS)

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○グリズリー藤滝
7分34秒 ダブルアームバスター→片エビ固め
●古川奈苗

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○Brittany Blake/櫻井裕子(COLOR’S)
10分40秒 Bad Omen
トトロさつき/Yappy

▼星ハム子&勝愛実Birthdayタッグマッチ 20分1本勝負
真白優希/○星ハム子
14分57秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め
勝愛実/●海乃月雫

ネオプラスの佐藤社長が(株)アイスリボンの現状報告。真白&ハム子のチャンピオンタッグが挑戦を表明し勝&海乃に快勝

大会開始前


大会前に(有)ネオプラス佐藤肇代表取締役社長より、(株)アイスリボンの現状に関する報告があった。10月19日後楽園ホール大会以降、(株)アイスリボン五嶋代表取締役社長とは連絡が取れず、入院しているという病院は家族以外面会謝絶であり、佐藤社長は五嶋氏の自宅も訪ねたが、応答はなく、その状況のまま、今月25日の給料支払い日にも連絡ないままに選手への支払いはなし。2ヶ月連続での未払いとなった。これに伴い、今回の道場マッチに出場を予定していた芦田が試合を欠場。大会前日にカード変更を余儀なくされた。この現状を踏まえて、佐藤社長は以前のように、(有)ネオプラスが選手と再契約し、アイスリボンを継続していく方向にあることを明かした。カード変更はあったものの、この日は道場マッチにしては珍しく、16選手が出場。苦しい現状ではあるものの、リング上は入場式から活気にあふれていた。

第1試合


10月19日後楽園ホール大会でアイスへの参戦を願い出た叶ミクが道場マッチ初参戦。後楽園ホール大会でも激しい攻防を展開したきらりと6人タッグで再戦した。試合はその2人の先発でスタート。ロックアップではお互い引くことなく押し合いを展開。きらりがロープに詰めるも、すぐにミクが反転。切り返したきらりがコーナーに詰めてのエルボー連打。対角コーナーにミクを振るも、きらりの飛び込みをジャンプしてかわしたミクがドロップキックをヒットし最初のカバーもカウント2。さらにきらりのバックを取ったミク。ロープに逃れたきらりにミクがエルボー連打。ロープに飛んだミクにきらりがカウンターのドロップキック。カバーもカウント2。エルボーの打ち合いからドロップキックを決めたきらりがボディシザーズからダイヤル固め。カウントは2。きらりがボディスラムでカバーもカウント2。代わった咲蘭が串刺しドロップキック、ドロップキック2連発からカバーもカウント2。咲蘭が脇固め。ロープに逃れたミクを咲蘭が引き起こし、YuuRIとの連係からダブルドロップキックでカバーもカウント2。ミクが咲蘭のエルボーをかわし、カウンターのクロスボディでカバーもカウント2。ミクがボディスラムを狙うが、咲蘭がこらえる。ミクが首固めもカウント2。ミクがローリング式のジャックナイフもカウント2。ミクが膝立ちの咲蘭に低空ドロップキックでカバーもカウント2。代わった神姫楽がタックルで咲蘭を吹っ飛ばし、愛梨紗、ミクを呼び込み3人での猪ムーブ、連続串刺し攻撃から神姫楽と愛梨紗のダブルエルボー、ミクのセントーン。追い込まれた咲蘭だが、カサドーラでカバーもカウント2。咲蘭がフットスタンプからカバーもカウント2。代わったYuuRIが正面ドロップキックで神姫楽をコーナーに吹っ飛ばし飛び込むも、神姫楽がかわしタックル。バックに回ったYuuRIが神姫楽にサッカーキック。PKを狙うも神姫楽がキャッチ。逃れたYuuRIがバックキックからバックに回るが、逃れた神姫楽がラリアットでカバーもカウント2。代わった愛梨紗がタックル2連発でカバーもカウント2。YuuRIが変形河津落としからPKを決めカバーもカウント2。YuuRIがスリーパー。愛梨紗がロープに逃れる。代わったきらりがドロップキック4連発でカバーもカウント2。きらりがボディスラムを狙うが、こらえた神姫楽がボディスラムでカバーもカウント2。神姫楽が逆エビ固め。神姫楽がミサロックで合体。咲蘭がカット。愛梨紗がきらりをコーナーに振るがコーナー2段目に飛び乗ったきらりがミサイルキックでカバーもカウント2。YuuRIと咲蘭が入り、愛梨紗にダブル619を決め、きらりがジャックナイフもカウント2。神姫楽とミクがYuuRIと咲蘭をドロップキックで場外に落とす。愛梨紗がきらりをファイヤーマンズキャリーもきらりが後方回転エビ固め。カウントは2。きらりがダイヤル固めからブリッジを決めて丸め込むもカウント2。きらりのエルボーをかわした愛梨紗がチンクラッシャー、河津落としでカバーもカウント2。愛梨紗がちあふる☆ほいっぷでカウント3を奪った。

第2試合


予定されていた2023年デビュー組3人によるトライアングル戦が芦田の欠場により、グリズリーvs古川の初シングルマッチが実現。試合はロックアップで組みにいくグリズリーだが、かわした古川がバックに回り、グリズリーをテイクダウンさせるとクロス式のレッグロックからフロントヘッドロックへ。ウエイトをかけて古川を押しつぶしたグリズリーだが、下からサイドに回ってグリズリーをうつ伏せにした古川が腕を巻きこんで絞め上げ。ロープに逃れたグリズリーに串刺しショルダーアタックを決めた古川がお神輿わっしょいを狙うが、グリズリーが抵抗する。「わっしょい怖い!わっしょい怖い!」とグリズリーを挑発する古川。動揺するグリズリーを3度目のトライでお神輿で担ぎ上げた古川はショルダーアタックでカバーもカウント2。グリズリーがカウンターの熊手パンチから、振り子から古川をマットに叩きつけ、ジャンピングボディプレス。カバーもカウント2。古川をコーナーに振ってグリズリーが飛び込むも、かわした古川がミドルキックからロープ際に飛び込んでのビックブーツ。倒れたグリズリーに羽根折り固め。完璧に決まるもグリズリーが必死にこらえる。根負けしたか、古川がロックを外す。エルボーの打ち合いから古川がビックブーツもグリズリーがキャッチして変形バックブリーカー。さらにバスターでカバーもカウント2。馬乗りのエルボーの打ち合いからグリズリーが飛び込みのラリアット。カバーもカウント2。グリズリーがダブルアーム・バスターでカウント3を奪い、同期対決を制した。

第3試合


キャリア10年でアメリカのいくつもの団体でベルトを数多く戴冠してきた実力派のブリタニー・ブレイク(=Brittany Blake)がアイス初参戦を果たした。試合はトトロvsブリタニーでスタート。ロックアップもウエイトが2倍以上違う2人だけに、ブリタニーが押してもトトロは微動だにしない。ヘッドロックからトトロがタックルでブリタニーをぶっ倒す。ロープに飛ぶトトロの前に仰向けに寝転がったブリタニーだが、トトロは慌てることなく、ブリタニーを踏みつけてフットスタンプ。さらにロープ際での物置攻撃を狙うが、これは櫻井がカット。ブリタニーと2人でトトロの上に乗って掟破りの物置攻撃。代わったYappyがブリタニーに雷電ドロップを決めカバーもカウント2。Yappyが変形キャメルクラッチを決め、これをトトロがアシスト。ブリタニーがカウンターの正面ドロップキックを決め、櫻井に交代。櫻井が串刺しエルボー。対角に振ろうとするがこれを切り返し、櫻井をコーナーに詰めたYappyが串刺しヒップアタック、串刺しラリアットでカバーもカウント2。Yappyがロープ際の開脚ヒップアタックを狙うが、かわした櫻井がYappyにフットスタンプ。櫻井のボディスラムをこらえたYappyがボディスラムでカバーもカウント2。代わったトトロが串刺しラリアット。トトロが櫻井、Yappyがブリタニーに同時に物置攻撃。トトロがファイヤーマンズキャリーも逃れた櫻井がエルボー連打。櫻井がコブラツイストからグランドコブラでカバーもカウント2。代わったブリタニーがタックル、ドロップキックもトトロが跳ね返す。ブリタニーが回転エビ固めを狙うが、こらえたトトロが仰向けのブリタニーを持ち上げて起こすもブリタニーがコルバタでトトロを吹っ飛ばし、起き上がったところに飛び込むもトトロがカウンターのエルボーを決め、ボディプレスでカバーもカウント2。代わったYappyが旋回式ボディプレスでカバーもカウント2。Yappyがドラゴンスリーパーからファイナルカッターでカバーもカウント2。ブリタニーがバックキックからロープに飛ぶも、Yappyが飛び込みラリアット、開脚ヒップアタック、ギロチンドロップでカバーもカウント2。トトロがYappyをおぶってのプレス。Yappyがカバーも櫻井がカット。アシストに入った櫻井がYappyにカウンターのビックブーツ。前のめりになったYappyの背中を利用してブリタニーがジャンプしての前方回転。コーナーを背にした櫻井の両足をキャッチさせると、Yappyの背中に櫻井がパワーボムの形でブリタニーを叩きつける。ブリタニーがカバーもカウント2。Yappyがカウンターのアックスボンバーでカバーもカウント2。Yappyがファイヤーマンズキャリー。櫻井がビックブーツでカット。ブリタニーが飛び込みのニーアタック。カバーもカウント2。ブリタニーがクロスボディもキャッチしたYappyが後方に叩きつける。カバーもカウント2。Yappyがウェイストランドでカバーもカウント2。Yappyがケンタッキーボムを狙うが逃れてバックに回り込んだブリタニーがYappyの腕を逆上がりし、さらに反対の腕に飛びつき、Yappyを前のめりに叩きつける。カバーもカウント2。ブリタニーがYappyの腰を狙ってダイビングフットスタンプ。前のめりに倒れたYappyの両足を抱えて絞め上げるBad Omen(=バッド・オーメン)でギブアップを奪った。

第4試合


先週の後楽園ホール大会でのリアルバースデーマッチとなったリボンタッグ戦に勝利したハム子が真白とのシングル&タッグ・チャンピオンチームとしてメインに登場。一方、海乃とタッグを組む勝も23日に30歳のバースデーを迎えたばかり。ハム子と勝のバースデーマッチと銘打たれた一戦は、ICE×∞王者として道場マッチに凱旋の真白vs海乃でスタート。真白が先制するが、海乃が首固め。カウントは2。真白が寝転んだまま、ビーナスクラッチを狙う。前回のシングルマッチ(=9月21日『1371』大会)ではこれがハマり真白が開始10秒で海乃を秒殺したが、さすがに今回が海乃がこらえ、上から真白を踏みつけて逃れる。代わったハム子と勝はタックルの打ち合いから、ロープに飛んだハム子を勝がスモールパッケージで丸め込むもカウントは2。勝がバックに回るもハム子がこらえる。勝がカウンターのタックルでカバーもカウント2。代わった海乃がハム子をロープにはりつけると、エプロンに立ってのチョップ連打。真白がその隣で勝をはりつけ、海乃がハム子、真白が勝の顔面に足を合わせて手荒いバースデーの祝福。ハム子が串刺しラリアット、真白が串刺しドロップキックを決め、ダブルのお・し・り・ダーッ!から海乃の両サイドに回って腕を決めると、2人でポーズ。ハム子が海乃をコーナーに詰めての腹ウォッシュ。これを真白がエプロンでアシスト。代わった真白がドロップキックからキーロック。ロープに逃れた海乃にハム子がはりつけボディアタック、真白がはりつけドロップキック。カバーもカウント2。真白が目突きも海乃がブリッジでかわし、そのままブリッジからリバースして起き上がって、逆に目突きを狙う。今度は真白がブリッジも起き上がれず潰れる。見かねた海乃が真白の腰を持ち上げてアシストする動きを見せるも、合わせて突き上げた真白の腹をパチーンと叩いてカバーもカウント1。海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、真白がこらえる。真白がバックドロップを狙うが、海乃がこらえて、逆にヘッドロックでグランドへ。ロープに逃れた真白に勝が絶対にくらいたくない技(=飛び込みニー)、海乃が飛び込みビックブーツ。カバーもカウント2。代わった勝が膝立ちの真白の顔面にストンピングを連打。起き上がった真白が前蹴りで勝をひざまずかせると、お返しの顔面ストンピングの連打。起き上がった勝がニーアタックから顔面フットスタンプ。勝が風車式バックブリーカーでカバーもカウント2。真白が丸め込みもカウント2。真白が低空ドロップキックでカバーもカウント2。代わったハム子がタックルもこらえた勝がニー、エルボー。ハム子がエルボーで反撃も勝がスタナーで切り返し、トラースキック、フットスタンプでカバーもカウント2。ハム子が往復ラリアットからロープに振ってのラリアットを狙うも、勝がカウンターのラリアット。カバーもカウント2。ハム子がボディアタックでカバーもカウント2。勝がドラゴンスリーパー、ランニングラリアットでカバーもカウント2。代わった海乃がドロップキック、エプロンに出ての側頭部への蹴りからカバーもカウント2。ロープに飛んだ海乃を真白がエプロンで蹴り。ハム子のラリアット、真白のドロップキックの合体攻撃はややタイミングがずれるも、ハム子がボディプレスでカバー。カウント2。ハム子がシャイニング腹ザードでカバーもカウント2。ハム子が海乃を肩口に抱え上げるも海乃が逃れ、勝がハイキック、海乃がDDT、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。勝がリバーススプラッシュ、海乃がドラゴンスプラッシュでカバーも真白がカット。ロープに飛んだ海乃の足をリング下の真白が払う。ハム子が腹アタック連打からバックフリップでカバーもカウント2。ハム子が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。アシストに入った真白が海乃にさかさましろを決め、続けてハム子がダイビングボディプレス。カウント3を奪い、チャンピオンタッグが勝利した。

試合後、マイクを手にしたハム子は「チャンピオンズ、勝ちましたーっ!真白が新チャンピオンになって初めての道場マッチ、今日、勝てて嬉しかったです。ありがとうございました。プロレス、楽しい!(涙声で)プロレスって本当に本当に楽しい!勝って、もっともっと嬉しい。でも、みんな今の状況のせいでプロレスを嫌いになることだけは、絶対に絶対になってほしくない。私たちはやれることを、みんなでやりましょう。やれることをひとつずつ、みんなでやっていきましょう。そのために、佐藤社長も動いてくれています。佐藤社長、ありがとうございます。(深々と頭を下げる)。アイスリボンを守るために…守るために!みんなでやるしかない!やるしかないから、みんなで頑張っていきたいって思います!早くもみんなが安心してプロレスができる環境に戻ってほしいなって思います。今日、参戦した選手。リングに上がってください。(選手が揃う)。私はどんな状況であってもプロレスでハッピーを続けていかなきゃいけない人だと思っています。自分はもっともっとプロレスでハッピーを続けていかなければなりません。孫もできて、孫も女の子です。3世代レスラーを目指していきたい!私はアイスリボンで3世代女子プロレスラーを目指していきたい!(泣きながら)だからアイスリボンをみんなで続けていきたい…みんなでひとつになって頑張っていきましょう。泣かない!最後は笑うぞ!あははははははは!みんな、せーの!あはははははは!」と語り、「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」でエンディングとなるが、ここでハム子と勝にバースデーケーキが贈られる。選手、観客に祝福を受けて、改めて豊富を聞かれたハム子は「42歳ですね。42歳か…42歳、頑張ってるな…(客席から「まだまだ」「若い」の声が飛ぶと)アハッ!若いよね!まだまだ、まだまだ私はおばあちゃんになってもプロレスラーでいる。頑張ります。孫が15歳になったら57歳。まだまだいけるんじゃないですか、私。還暦までプロレスラーでいることを誓います!」と語り、勝は「大変なときこそ、みんなで一丸になって前に進んでいきたいと思うので、これから30歳の年はもう刺激的で全力で走り抜けていきたいと思っています。アイスリボンの皆さんといっしょに。」と語り、最後はハム子と勝が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

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