前口太尊の超パンチドランカーっぷりにSOGタッグ王者・和田拓也の怒り収まらず!10・1新宿での王座戦は大荒れ必至!?
ガンバレ☆プロレスが9月26日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「GIRI GIRI CHOP!2023」(10月1日、東京・新宿FACE)でのタイトルマッチ調印式及び記者会見を行った。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座(王者組は勝村周一朗&和田拓也)に挑む「変態パンチドランカーズ」の前口太尊(パートナーは佐藤光留)が超パンチドランカーっぷりを露呈し、和田の怒りが爆発した。
同王座は5月5日、東京・後楽園ホールでの初代王座決定トーナメント決勝戦を「変態パンチドランカーズ」が制して初代王座を戴冠。ところが、ベルト作製を依頼した米国の業者からの納品が遅れ、トロフィーで代用された。「変態パンチドランカーズ」は7月9日、東京・大田区総合体育館で勝村&和田の格闘コンビに敗れて王座から陥落し、ベルトを巻くことはできなかった。当のベルトは8月6日、東京・高島平区民館でお披露目され、第2代王者組が初めて腰に巻くことになった。今回、勝村組は2度目の防衛戦で、前王者組とのリターンマッチに臨む。
挑戦者組の光留は「今回タイトルマッチが決まりまして。もともと我々が初代王者だったんですけど、なんの因果かベルトが来ないまま、初代王者になり初防衛戦を終え、タイトルを失うという結果になりました。ベルトがない状態でタイトルが移動したことで、“ベルトを失った”ということも言えてない。これは『A・B・C』でいったらBまでしかやってないということなんです。我々が望むのはCまでやりたい。本番がやりたい。タイトルマッチが“疑似”で終わっていることがどうしても我慢できなくて、本番をやりたいと思い続けてました。今回は流れで本番を迎えるということなので、太尊と一緒にすごいいい本番をしたいと思います」とベルトがあってこその本番だと力説。
前口は「今回、初めてのプロレスのタイトルマッチということで、ゾクゾクと緊張が入り混じって、緊張のほうが先行しているんですけど。すごいチャンピオンたちと闘えて、そして歴史のあるすごいベルトなので挑戦できて光栄です。一生懸命頑張るのみです」と発言。キック出身の前口はパンチドランカーのため、かねて「昔のことは覚えてるが、最近のことは覚えてない」と公言しているが、それにしてもぶっ飛んだパンチドランカーっぷり。
これに対し、王者組の和田は「パンチドランカーが初めてのタイトルマッチだとか、本番がどうとか言ってるけど、ガンプロの前口太尊に対する甘さがどうなのかなという不満しかない」と怒りを隠せず。さらに、「勝ってもないのにタイトルなんて挑戦するものじゃないし。佐藤光留はもちろん認めますけど、太尊はこの間の川崎(8月26日、富士通スタジアム川崎での光留プロデュース興行)でも俺に獲られているわけだし、ちょっとガンプロが甘い。僕は不満しかない」と顔色を変えた。
勝村は「2代目王者になってからベルトが届いて、これは僕らのベルトになったんですけど。初代王者がこのベルトを巻きたかったという思いは分からなくもないので、記念にカメラの前で巻かせてあげてもいいんですけど。本チャンのタイトルマッチで、そう簡単に僕らが負けて譲ることはありません。しっかり勝って防衛して、初代チャンピオンの2人は結局、ベルトに縁がなかったという結末を見せようと思います」と冷静にコメント。
この後も、前口は初代王座に就いたことも、勝村組とタイトル戦で戦ったことも忘れてしまった状態での発言に終始。タイトルは5月にできたばかりだが、「伝統あるベルトなので、メチャメチャほしいです」と言い出す始末。
和田は「これだと試合もアレだけど、会見もできないし、話にならない。パンチドランカーで済まされちゃったら、何もできない。だったら全員パンチドランカーになればいい話だからね」、勝村は「都合のいいことだけ忘れられるのは、本人は幸せな生き方であるかと思うんですが、我々を巻き込まないでほしいですね」と不快感を露わに。
リターンマッチが組まれたことに関して、勝村は「大田区で挑戦して獲らせてもらったんですけど。試合自体は自分のなかでも激闘、熱い試合ができたので。勝敗にかかわらず、もう一回熱い試合ができるというワクワクはすごいあります」、和田は「この間の試合もホントにハードで。こんなこと言ってますけど、試合が始まったら、実力はあると思っているんで。パンチドランカーとか言ってないで、信念もってやればいいと思いますけど」と語った。
フォトセッションになると、和田が前口に突っかかり、前口も応戦しようとするも、周囲の制止で事なきを得た。