191cm109kgの日本人ファイター・シビサイ頌真が1R快勝でヘビー級最強に向け驀進!対戦相手は「スダリオ剛とは大違い」と酷評
24日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.44』が開催。ABEMA PPVにて独占生中継された今大会の第2試合ではシビサイ頌真vsヤノス・チューカス戦が行われた。
シビサイは191cm109kgの日本人ヘビー級ファイターとして最前線を走る選手。前回の参戦は2022年9月25日の『RIZIN.38』であり、今回が丸1年ぶりのRIZIN参戦。
今大会で予定されていたスダリオ剛の試合が対戦相手のパスポートトラブルによって消滅したため、シビサイの試合が唯一のヘビー級マッチとなった。
1R、ゴングが鳴るとヤノスが前蹴りやジャブで牽制しつつ前に出る。シビサイは下がりながら捌いていき、足をパンパン叩いてローを要求する挑発。ヤノスが右ジャブをヒットさせるとシビサイがたたらを踏んで崩れる。
ヤノスが一気に詰めていくとシビサイはなんとか足を取りに行く。ヤノスが上からがぶって顔面をゴツゴツとアッパーで叩いていく。シビサイは下になりながら足を絡め取りに行くが、ヤノスも足を上から抑えつつパウンド連打。しかし、シビサイが下から右足にヒールフックを極めきるとヤノスが悲鳴を上げてタップアウト。
試合後にシビサイがマイクを取ると、「かなり殴られてしまって。やばいと思います。自分がずっと柔術でやってきた寝技信じられてよかった。もうなんか言いたいことが全部飛んだんで、これインスタフォローしてください。真面目な方フォローしてください。これからも星を追いかけ続けます。ありがとうございました」と実にシビサイらしいコメントで試合を締めた。
バックステージに戻ったヤノスは「本当に自分に対してがっかりしています、簡単なミスをして彼の試合展開にしてしまいました。正直、遅くて雑なイメージで逆に驚かされた。スダリオ選手とやった時は油断できない早くて強いパンチだったが、彼とは違ってそんなに迫力的なものがなくてでびっくりした。スダリオ選手とは大違いです」とシビサイを酷評しつつ「家に帰って練習に戻り、マネージャーと話してRIZINとの契約更新の話をしたいし、まだ証明したいこともある。お客さんの期待に応える能力もあると思うので、これからもそれに向けてやっていきたい」と継続参戦に向けて意欲。
一方のシビサイは「パンチが目の辺りに当たったんで、ちょっとぼやけちゃって、下の足が一本見えたのでそこにしがみつくような形で。あれが命綱だと思います。あそこで片足を取ったときにテイクダウンに行こうか寝技に引き込むかっていう選択だったんですけども、あそこで自分が下になって仕掛けられたのはいい判断だったかなという風に思っています。スタンドでパンチ一発も当てられてないんで課題が大きいですね」と薄氷の勝利であったことを振り返りつつ次戦への課題を述べた。