「俺の首が折れるまでやってみいや」天山広吉&真壁刀義&タイガーマスクが矜持をかけて王座挑戦も戴冠ならず!燃え盛るベテラン陣はリマッチ要求!

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 9日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『カンタン酢 Presents Road to DESTRUCTION』が開催。タイガーマスク&真壁刀義&天山広吉がNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦した。

 『G1 CLIMAX 33』決勝戦が行われていた13日の両国国技館大会。皆がメインイベントに熱い視線を注ぐ中、第3試合では棚橋弘至&石井智宏&エディ・キングストン&YOHvs真壁刀義&天山広吉&小島聡&タイガーマスクの8人タッグマッチが実施されていた。
 この日は全8試合中5試合が8人タッグマッチ、1試合が10人タッグマッチという大会構成であり、この第3試合は“前座”としてわずか9分37秒で終わった。
 試合後に真壁は「俺たちはよ、いつ獲ったっておかしくねえんだよ、この野郎。だから試合が毎回組まれねえんだ、俺たちはよテメー、キャリア何年だと思ってんだ、この野郎!ところがどっこいだよ。試合組まれるだろ?観客沸くじゃねえか、この野郎!それが全てなんだよ。俺たちはよ、価値があるんだよ!誰も追いつけねえ程の価値があるんだよ!」と怒りを爆発させる。

 これを受けたタイガーも、「若返り、大いにOK。それはどの世界にも若返りは必要だから。それは必要。全然何も思わない。でも俺たちみんな動ける。試合で動ける。お客さんも沸いてくれる。なんで俺たちはそんなに試合を少なくされなきゃいけないんだよ。地方行きゃ天山・小島、テンコジ、タイガーマスクを見たいっていうファンがたくさんいるんだよ。それを無視して、若返り若返り。定食を見たいファンも日本全国にいるんだよ。そのファンを置いてけぼりにするなって話だ。俺たちはただ単にキャリアを重ねてやってきたわけじゃない。ヤツらには持ってないものを持っている。会社もそれを忘れちゃ困る」と、“ベテラン軽視”の新日本への怒りをあらわにした。

 そして天山も年齢とともに衰えを感じてか「俺なんか落ちていく一方」と、らしくもない弱音を吐くように。しかしそんな天山に対して石井智宏が激怒。「そんな気持ちだったらリング降りろ!その腐った根性叩き直してやる!身体が思うように動かねえ?関係ねえ。気持ちがあればいいんだよ!」と天山に真っ向勝負を仕掛け、“あの頃”の天山を取り戻そうとしてきた。
 これを受け天山も「俺達の世代がまだ踏ん張っていかなきゃいけない。天山広吉はまだまだ死んではいない!これからですよ」と心に炎を取り戻した。

 この魂の叫びを受け、新日本はオカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏の持つNEVER無差別級6人タッグ王座にタイガーマスク&真壁刀義&天山広吉が挑戦する機会を用意。


 試合は石井と天山の真っ向からの打撃戦に始まり、劣勢の天山が袋叩きにされる状況に。オカダが挑発的に天山の頭を踏みつけると、怒れる猛牛がモンゴリアンチョップの猛連打。
 続くタイガーはソバット、スピンキック、水面蹴り、カンガルーキックと軽快なキックコンビネーションを見せていくが、オカダがフラップジャックでカウンターし今度はタイガーに集中砲火。しかし、タイガーも棚橋にドラゴン張り手からのドラゴンスクリューという意趣返しで意地を見せ、オカダには雪崩式アームドラッグを見舞って生還。
 代わる真壁は棚橋にテンカウントパンチからラリアット。石井のブレーンバスターを食らっても唸り声を上げて立ち上がりパワースラムを見舞う。
 再び天山と石井の対面となると、天山がニールキックからモンゴリアンチョップ。串刺しラリアットからブレーンバスターと躍動するも、オカダが救援に入り王者組が3人で合体DDT。さらに石井がラリアットを放っていくも、天山は倒されるたびに即座に立ち上がって雄叫び。そんな天山に呼応し、真壁&タイガーが救援。石井に対してタイガードライバー、キングコングニードロップが炸裂し、天山がアナコンダスラムで叩きつけるもカウントは2。
 天山はムーンサルト・プレスを宣言してコーナーに上がるも、オカダがカットし不発。最後は石井が天山を垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して試合を終わらせた。

 せっかくのチャンスをモノに出来ず気落ちしているかと思われたベテラン勢だが、心の炎は消えること無くむしろさらに燃え盛る。
 真壁は「バカ野郎!こんなんで終わりだと思うんじゃねえぞ、この野郎!もう一回やらせろ。リマッチだ!新日本よ!やらせろよ!俺、やりたくてしょうがねえんだよ。やりてえんだよ!」と早速リマッチを要求して咆哮。

 タイガーも「今最前線を行っている3人と今このキャリアでできたことに非常に嬉しく思うし、会社に対して感謝してます。ただ、俺たちは前から言ってる通り、俺たちを見たいっていうファンのために試合をする。それは変わらない。一人でもファンがいる限り、俺たちは闘います。天山、真壁、タイガーは絶対に折れない!」と決意を新たに。

 そして天山も「お客さんがああやって声かけて応援してくれる以上、俺にとっては一番力になるから。勝とうが負けようが、やっぱお客さんがあんだけ大きく天山コールを出してくれたらホンマ嬉しいし、やらなあかんっていうか、いつも以上に力が入るからね。俺の首なんかまだまだ折れてないから。折れるまでやってみいやって。まだまだ1回で挑戦終わりとか、そんなんちゃうぞ。俺らは別に痛いところもなんともない。俺も出ようと思えばいくらでも出れんねん。それ証明するためにね、今日は失敗したけど、次もう一回、もう一回ね、チャンス欲しいよね」と巻き返しのチャンスを懇願した。

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