190cmを超える元力士の双子タッグが無敵の王座V6!TARUも「もう俺がとやかく教えることもない」と太鼓判

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 8日、東京都・国立代々木競技場第二体育館にて全日本プロレス『#ajpwジャイアントシリーズ2023』が開催。“SAITO BROTHERS”斉藤ジュン&斉藤レイがG-INFINITY王座の6度目の防衛に成功した。

 GLEATのタッグ王座であるG-INFINITY王座を保持しているのは、全日本プロレスでVOODOO-MURDERSの一員として活躍する元力士の双子タッグ【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&レイ。
 今年6月に田村ハヤト&チェック島谷を圧倒的なパワーで倒してG-INFINITY王座を奪取し、防衛を重ねてGLEAT内で確固たる地位を確立。
 さらに、SAITO BROTHERSは地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』のレポーターに兄弟揃って抜擢されお茶の間を賑わせるなどリング内外で大人気。プロレス界をDOOMしつつある。

 この日は、石川修司&綾部蓮を相手に6度目の防衛戦を実施。
 ジュン(193cm)、レイ(192cm)、石川(195cm)、綾部(200cm)というヘビー級の大巨人たちが並び立つ全日本プロレスらしさが凝縮された試合となった。

 試合は序盤からVMのセコンドに付いた歳三の凶器攻撃でのアシストが光り、王者組のペースに。袋叩きにされた綾部だったが、レイにカウンターのランニングネックブリーカードロップを見舞って自力で生還。
 力を溜めていた石川が大暴れし、綾部とともに連携攻撃を畳み掛けて一気に逆転。このまま勝負がつくかと思われたが、場外からTARUが石川に足払いをかけパウダー攻撃。石川に気を取られてしまった綾部の背後からレイがプッシュアップバーで殴りつけ、斉藤兄弟の斉藤いぎなりスマッシュ(※ダブルのチョークスラム)が炸裂。最後はレイのダイビング・ボディプレスからジュンのサイコブレイク(※コブラクラッチ式チョークスラム)が決まりカウント3。

 試合を終えたSAITO BROTHERSはハイテンションにV6を喜びつつ、ジュンは「今までで一番のヘビー級を返り討ちにした。だがそれよりも諏訪魔だ。こないだのあの勝負、決着がついてない」と次の照準を定める。


 9月2日の軽井沢大会ではUNタッグ王者である諏訪魔&田村男児とのダブルタイトル戦を行い、両者リングアウトで両組ともに防衛という不透明決着に終わった。
 UNタッグ王座を管理する天龍プロジェクトがリマッチの要望を出し、今月21日の天プロ新木場大会にて同王座のみをかけた再戦が決まっているためにSAITO BROTHERSは無敵の防衛ロードを歩んでいるとはいえ気が抜けない状況だ。

 勝ってすぐに兜の緒を締める2人を見たTARUは「もう俺がとやかく教えることもない。見たままや」と目を細め、成長を喜んだ。

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