「大臣とお話させていただき身が引き締まりました」“7代目タイガーマスク”武尊がこども家庭庁の応援サポーターに就任!
8日、"7代目タイガーマスク”武尊と"初代タイガーマスクの息子”佐山聖斗が『こども家庭庁』の小倉將信内閣府特命担当大臣を訪問した。
武尊はK-1を背負うキックボクサーとして活躍し、K-1 WORLD GP王座3階級制覇など歴史に名を刻んだ選手。2022年6月『THE MATCH』東京ドーム大会の那須川天心との試合は世界中から注目を浴びた。
この試合の翌週に、長年の酷使による身体のダメージやうつ病とパニック障害を告白して無期限療養を発表。当時保持していたK-1王座を返上し、同年11月にはK-1との期限満了に伴う契約解除および所属ジムのKRESTとの契約解除を発表した。
その後、ONE Championshipへの参戦やフランスでの再起戦に勝利し格闘家としての“第二章”をスタートさせたが、今年5月に"初代タイガーマスク”佐山サトルから“7代目タイガーマスク”に任命されると、「たくさんの子どもたちにパワーを与えられる選手でいたい」と児童養護施設出身者の自立支援を中心とする『7代目タイガーマスクプロジェクト』をスタートさせた。
この日武尊と聖斗は小倉大臣にプロジェクトの活動目的や、先日ベトナムの小学校や養護施設で行ってきた寄付・訪問内容などを報告。
小倉大臣は「私も児童養護施設でたくさんのこどもたちと接して、みんな色んな悩みを抱えながら日々生活しています。そんなこどもたちに夢を持ってもらうことが重要で、施設を卒業したあとの自立をサポートすることも重要だと思っています。行政だけでなく民間、武尊選手のように影響力のある方と一緒に活動することで相乗効果が生まれる。引き続き武尊選手にはプロジェクトを頑張っていただき、お互いに連携をとってやっていきたいです」と、こども家庭庁の政策である『こどもまんなかアクション』の一環である『こどもまんなか応援サポーター』に“7代目タイガーマスク”武尊を就任させることを提案した。
武尊もこれを快諾し、「これまでは個人で活動を続けてきて、どうしても活動の幅が限られていました。今回初めて行政の方とお話させていただき、行政の方たちと協力することでプロジェクトの幅が広がり、サポートできるこどもたちの数も増えると思いました。小倉大臣とお話させていただき身が引き締まりました。こども家庭庁の活動を参考にさせてもらいつつ、7代目タイガーマスクプロジェクトをさらに広げていきたいと思います」と今回の訪問をきっかけにプロジェクトをより発展させていきたいと思いを語った。
武尊は9月10日(日)に地元・鳥取の米子コンベンションセンター多目的ホールで開催される『GAINA魂』にて、第3代K-1スーパー・フェザー級王者の大雅とオープンワークアウトとして2分2Rのスパーリングを行うことが発表されている。この大会に鳥取県の児童養護施設のこどもたちを約60名招待する予定だ。