【試合詳細】7・22 飛鳥プロレス 児玉裕輔vs黒潮“イケメン”二郎 TAJIRI&木藤裕次&松田慶三vs木髙イサミ&UTAMARO&立花誠吾 大和ヒロシvs瀧澤晃頼 田中稔vs花見達也

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『一期一会~BEST of ASUKAトーナメント』
日程:2020年年7月22日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:123人(コロナ対応)

▼「BEST of ASUKA」トーナメント1回戦 Bブロック 15分1本勝負
○土肥こうじ(フリー)
9分35秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
●鈴木心(フリー)

▼「BEST of ASUKA」トーナメント1回戦 Aブロック 15分1本勝負
○田中稔(フリー)
9分57秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●花見達也(2AW)

▼女子タッグマッチ 20分1本勝負
真琴(フリー)/○茉莉(Beginning)
3分7秒 熨斗紙→片エビ固め
小林香萌(フリー)/●松井珠紗(Beginning)

▼「BEST of ASUKA」トーナメント1回戦 Bブロック 15分1本勝負
○大和ヒロシ(フリー)
10分6秒 ジャストX
●瀧澤晃頼(フリー)

▼プロレスキャリア20 over vs under20 20分1本勝負
TAJIRI(フリー)/木藤裕次(フリー)/●松田慶三(フリー)
6分28秒 ジャックナイフ固め
○木高イサミ(BASARA)/UTAMARO(フリー)/立花誠吾(フリー)

▼「BEST of ASUKA」トーナメント1回戦 Aブロック 15分1本勝負
○児玉裕輔(フリー)
12分38秒 横入り式エビ固め
●黒潮“イケメン”二郎(フリー)

飛鳥プロレス最強決定トーナメントで児玉がイケメンとの2度目のシングルで勝利!児玉、大和、稔、土肥ら元W-1勢が2回戦進出!イサミが立花を高評価し次回大会で対戦決定

第1試合


 所属していたW-1が活動休止し、フリーとなって、リングネームを土肥孝司から土肥こうじに改めて、心機一転の初戦に臨み、トーナメントBブロック1回戦で、若手の鈴木心と激突。

 鈴木もドロップキック、エルボーを連発して攻め立てたが、土肥は強烈なラリアット2連発から、垂直落下式ブレーンバスターで完全無欠の3カウントを奪った。

 土肥は「久しぶりに出て、テンション上がった。(第1試合で)その日の興行をつくる気でいった。(相手も)熱く来てくれて、気持ちよかった。ヘビーでエントリーしてるのはオレだけ。優勝しなければ、今後の活動に支障がある。グッドコンディションだし、夏に向けて、いろいろ挑戦していく。より一層精進したい」とコメント。

第2試合


 ジュニアのレジェンド、田中稔は2AWの気鋭・花見達也と対戦。
 花見のエルボー連打に手を焼き、あやうく場外に転落させられそうになったが、稔は冷静に対処。セカンドロープからのダイビング・フットスタンプはカウント2で返されたが、最上段からのダイビング・フットスタンプを決めて、ガッチリ3カウントを奪取した。

 準決勝進出を決めた稔は「勢いはあったけど、怖かったのはオーバー・ザ・トップロープだけ。DDTの『KING OF DDT』にもエントリーされて、同じ夏に飛鳥もDDTのトーナメントも優勝する。逆襲してやる。大逆襲のとっかかりにする。誰に対してかは言わないけど、なめんなよ」と両トーナメントでの制覇を誓った。

第3試合


 女子タッグマッチでは、真琴(元WNC)と茉莉がタッグを組み、小林香萌(元WNC)&松井珠紗組と対戦。
 試合は一進一退のめまぐるしい攻防となり、キャリアで劣る松井も、丸め込み連発で追い込んだが、最後は茉莉がバックフリップから熨斗紙で松井を制した。

第4試合


 大和ヒロシは、トーナメントBブロック1回戦で、瀧澤晃頼と対戦。

 ともにレスリング出身らしく、序盤の5分はじっくりとしたグラウンドでのレスリングの攻防が続いた。

 5分過ぎ、一気にスパートした大和は、新技の「罪と×(ばつ)」、ミサイルキック、ブレーンバスターなどで猛攻。瀧澤も粘ったが、大和が、両腕をクロスさせたフェースロック(ジャストX)で絞め上げてギブアップを奪った。

 準決勝は、ヘビー級の土肥こうじとの元W-1対決となるが、大和は「自粛期間はイメージトレーニング中心でやって、新技の罪と×、ジャストXも編み出した。10月に「チャクリキ」でグラップリングの試合があって、ずっとグラップリングの練習をしてます。それを視野に入れて、瀧澤選手もレスリング出身なんで、あえてレスリングで勝負しました。準決勝は土肥選手。罪と×がヘビーに決められるか厳しい。ヘビー用に、もう1個、新しい技を用意してます。8月はさらにペース上げて練習して、さらにパワーアップして見せられるように。去年はフリーになって、1年間でどれだけ試合できるか試して299試合やったけど限界かな。今年は結果を求めていきたい。タイトルだったり、トーナメント優勝だったりを獲っていきたい。フリー第二章です」とコメント。

第5試合


 セミファイナルでは、TAJIRI&木藤裕次&松田慶三の元IWAジャパントリオが、木高イサミ&UTAMARO &立花誠吾の異色チームと激突。

 試合は立花が孤軍奮闘する場面も多かったが、15分過ぎ、松田が狙ったラリアットをイサミが交わして、木藤に誤爆。すかさず、立花が松田を後ろに投げ捨てると、イサミがジャックナイフで固めて勝利。

 試合後、イサミは「出る団体で、ユニットつくったり、ベルトつくったりすることによって、我々は延命していかなきゃいけない。点と点を線と線にしていかないと。立花クン、いい選手だから、利用させてもらいます。次回(8・28新宿)、組むか闘うかしましょう」とアピール。

 メイン終了後、篠瀬代表は、8・28新宿でのイケメン&立花VSイサミ&Xを組むことをアナウンスした。

第6試合


 飛鳥プロレスの最強戦士を決める「BEST of ASUKA」トーナメントが開幕。Bブロック1回戦では、児玉裕輔が黒潮“イケメン”二郎を破り、8月28日(新宿FACE)の準決勝にコマを進めた。

 7・22新宿のメインに組まれた、児玉VSイケメンは、事実上の決勝戦ともいえた一戦。両者は、SMASH、WNC、WRESTLE-1と行動を共にしてきたが、シングルで対戦したのは1度だけで、極めてレアなカード。イケメンの「トーナメントに出るなら、1回戦で児玉選手と組んでほしい」との要望を団体側が汲んで、実現の運びになった。

 試合はお互いの力を確かめ合うかのように、ロックアップで始まった。イケメンが場外に落ちた児玉めがけて、ラ・ケブラーダを狙うも、1回戦では「オーバー・ザ・トップロープ」ルールが採用されているため、踏みとどまる。

 5分過ぎ、イケメンはパンチ連打、スワン式ドロップキック、アラビアンプレスなどで怒涛の攻めを見せるも、児玉が急所攻撃でピンチを脱出。それでも、イケメンは雪崩式フランケンシュタイナー、トラースキック、ムーサルトプレスを繰り出すも、カウント2でクリアされた。最後はレフェリーの死角を突いた児玉が急所打ちから、スクールボーイで丸め込む頭脳プレーで、3カウントを奪取し、まんまと1回戦を勝ち抜けた。

 児玉は「勝ったぞ! 長々としゃべるキャラじゃないので、一言だけ。こういう時期に、来てくれてありがとうございました」とあいさつ。

 そして、児玉から締めのマイクを託されたイケメンは「わざわざ歌舞伎町に足を踏み入れて、見に来てくれたみんな、心から感謝します。ありがとう! 篠瀬(三十七)代表、オレのギャラは高い方だけど、こんな大変なときに呼んでくれてありがとう」とマイク。

 準決勝では、ジュニアの実力者・田中稔との対戦が決まった児玉は「イケメンとは仲がよくて、10何年の付き合いになるけど、シングルは初めてじゃない?というくらいだった。トーナメントで勝ち上がりたかったんで、いろんなことをしてみました。田中稔選手は昔から知ってるレジェンドレスラー。リスペクトもしてる。ガッチリいって、勝ちたい。正々堂々と。(お互いにジュニアだが)小さい体から繰り出される珠玉の一戦にしたい。大日本でもトーナメントがあるし、一つ一つ勝ち上がって、総なめにして、大きい舞台をクリアしたい」と、稔に勝利しての優勝を視界に入れていた。

 有観客としては、昨年12月14日の東京・新木場1stRING大会以来、7カ月ぶりの興行となったが、篠瀬代表は「(コロナの)感染者が増えて、予約されていたチケットが半分くらいキャンセルになって、朝まで『クビくくるしかないか?』と思ってました。でも、フタを開けてみると、当日たくさんの方が来てくれた。コロナのなかで、来場してくれたお客さん、出てくれた選手、関係者がなんとか無事で成功と言っていい。やり続けていくしかない。トーナメント準決勝は、元WRESTLE-1の選手ばかりになって、興味深い」と総括していた。

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