「禁断の扉を開かせてもらう」DRAGON GATEを不穏退団した選手たちがGLEATへ続々上陸!
23日、東京都・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.& グレイト×全日本プロレス~Life is a Challenge~』が開催。元DRAGON GATEのSBK&TAKUMAがGLEATのリングを侵略しにやってきた。
GLEATは、2021年7月に田村潔司とNOAHの元親会社であるリデットエンターテインメントが旗揚げした団体。GLEATには令和のUWFを創ることを目的とする“LIDET UWF”と、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”、 総合格闘技の“GLEAT MMA”の3部門が存在。
DRAGON GATEを退団して#STRONGHEARTSとして世界を回ったCIMAらの加入に寄ってG PROが活気づき、新日本プロレスや全日本プロレスとの積極交流を経てプロレス界での地位を向上させ続けている。
この日のメインイベント後にT-Hawkが大会を締めようとしたところで突如照明が暗転。
会場スクリーンに警告音が鳴り響く中で会場スクリーンに「オレたちは侵略者だ オレたちは日本人だ 覚悟はいいか?」とメッセージが流れ、SBK&TAKUMAが登場。
2人はともに元DRAGON GATEの選手。
SBKは小舩賢登の名でデビューしSB KENToとしてヒールターン。オープン・ザ・ブレイブゲート王座やオープン・ザ・ツインゲート王座を戴冠するなど最前線で活躍し、昨年8月から無期限メキシコ遠征へ出発。
TAKUMAは藤原拓磨の名でデビューし、新人ながら将来を期待され昨年6月にメキシコ遠征へ。同年11月には一時帰国しDRAGON GATEの選手としてNOAHとの交流戦に出場していた。
メキシコでタッグを組んでDTU Nexoタッグ王座を戴冠するなど活躍を見せていた2人だが、今年6月にはDRAGON GATEより“重大な契約違反の疑い”があるとして所属契約を解除したことが発表。不穏な報せにファンがざわついていた中、2人がGLEATに現れるというサプライズに場内は割れんばかりの大歓声に包まれた。
マイクを取ったSBKが「俺とTAKUMAが今ここ!GLEATに立ってる。これが現実だぁ!そ・し・て!俺たちが侵略者だ!久しぶりだなあ、後楽園ホール。俺たちは今メキシコを拠点に色んなリングで闘ってる。俺たちの侵略を止めれるやつは、お前か!」とT-Hawkを突き飛ばすが、T-Hawkは即座にビンタを見舞って反撃。
あわや乱闘となるが、エル・リンダマンが仲裁に入り「お前らが世界中で暴れ回ってるって噂、そして素晴らしいレスラーだっていう噂、しっかりと俺の耳にも届いてるぞオイ。ようこそ!GLEATのリングへ!……っていう雰囲気でもなさそうだなあ、オイ!この際だからハッキリ言っとくぞ。お前らが世界中回ってきて歩いてきた道は、俺たち#STRONGHEARTSがとっくに歩んできた歴史なんだよ。お前らの言う刺激、一番の刺激はGLEATの特攻隊長、そしてザ・グレーテスト、このエル・リンダマンでお前ら文句無いだろ?!」とGLEATを代表して2人を迎撃することを表明。
SBK&TAKUMAがタッグマッチでの対戦を要求すると、田村ハヤトが名乗り。外敵駆除のため、犬猿の仲であるリンダマンと田村が呉越同舟タッグを組んで10月9日の後楽園ホール大会で迎撃することに。
これを了承したSBKだが、空席が目立つ観客席を見渡し「俺たちはメキシコで5,000人、10,000人、20,000人ってキャパで試合やってんだよ。こんな少ない会場で俺たちは試合なんてしてねーぞ?」と煽って大ブーイングを浴びる。そして、「とにかく10月9日、後楽園ホールで禁断の扉、開かせてもらうからな。ノス・ベモス。またな」と最近頻繁に開かれている禁断の扉を開け放つことを宣言。
バックステージではTAKUMAが「俺らがやってきた一年、お前らに見せつけてやるよ。そんな軽いもんじゃねえからな」と殺気立ち、SBKも「10・9、楽しみにしとけ。俺たちの一年、見してやるよ」と不敵な笑みを浮かべた。
昨年8月には突然DRAGON GATEからの退団が発表された石田凱士が現れたり、一昨年8月にDRAGON GATEで引退した吉野正人がコミッショナーとして就任したりと、なにかと“元DRAGON GATE”に縁があるGLEAT。引退直前にDRAGON GATEを退団したGammaがCIMAとの仲睦まじい姿を見せているなどリング外でも縁は深い。
メキシコ修業を経たSBK&TAKUMAが日本マットに帰還してどのような戦いを見せてくれるのか。 そして、今後誰が新たにこのリングへGLEATしにやって来るのか。疾走感あふれるGLEATから今後も目が離せない。